ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

てるてる坊主

2006-05-07 13:38:23 | 社会・政治・一般
明日は楽しみなハイキング。でも空はどんより曇り空。今にも降り出しそう。窓から空を見つめる子供の眼差しからも、今にも涙がこぼれそう。

そんな時、母親が作ってくれた「てるてる坊主」。母親と一緒に明日天気にしておくれ、と唄いながら明日の準備をする。すやすや眠りに付いた子供を優しげに見つめながら、母親は忙しい。天気予報を調べ、雨の場合に備えて準備をする。連絡網を確認して、雨天中止の場合の用意もしておく。

「てるてる坊主」に雨を止ます力があるなんて思わないけれど、子供がそれで安心するなら、それでよし。親には現実的な対応が必要だけれど、子供には子供の世界がある。

毎年のことですが、メーデーやら憲法記念日やらが続くGWになると、新聞をはじめメディアが喧しい。朝日新聞は、新聞のかなりの部分を割いて、必死の思いで「憲法改悪反対」「靖国参拝反対」の思想を読者に広めようと紙面作りに工夫をこらしています。

いつも思うのですが、てるてる坊主(憲法9条)をぶら下げておけば、明日は晴天(日本は平和)になると思っているのでしょうか。

私は親が子供と一緒に「てるてる坊主」を掲げて、明日の晴天を祈ることを否定する気はありません。でも、大人ならば子供の為に他にすることがあるはずです。それは情報収集(スパイ行為も含む)であり、集団的防衛システム(日米安保)であり、軍事力の示威(自衛隊)など、朝日新聞をはじめとする平和原理主義のお方々が否定的なものばかりです。

戦後半世紀、日本は戦争に協力こそしてますが、戦地になることなく平和を満喫しています。ありがたいことだと思います。ですが、憲法9条は無関係だと思いますよ。あんなもの、日本に対して害意を持つ人たちには無関係です。いくら戦争を否定しても、戦争は日本の存在を見逃してはくれません。

親が子供と一緒に「てるてる坊主」を掲げて祈るのはいいでしょう。でも、親には親としてするべきことが他にもあるはずです。親までも一緒になって「てるてる坊主」にすがり付いてる様は、無様であり、無責任であると思わざる得ません。
コメント
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