暑さに負けた。
実は当初、8月に現在空き家となっている実家に転居するつもりであった。5月の連休は体調悪くて断念したので、少しづつ準備をしてからの引っ越し計画であったが、7月に始まった猛暑が壁となった。
あまりに暑すぎて、まず私の本性でもあるナマケグマが出てきて片付けをさぼり出した。せっかくの休日も暑さを言い訳にして、ゴロゴロと怠けるばかり。体内の結石を排出せねばと、せっせと水をがぶ飲みしていたのだが、腹いっぱい水を飲むとお腹が重くて眠くなる。
タプタプいってるお腹に手を当てながら寝ころび、汗をかいたら結石は出てくれないよと言い訳しながら連日ナマケグマの本性丸出して寝ころぶ。おかげで夏バテこそしなかったが、夏太りする有様である。
これではイカンと最近は夕方、軽くジョギングしてストレッチに励むよにしている。ただし涼しいことが要件なので、せいぜい週1日が限度である。汗を流して体重減ってヨシヨシなのだが、肝心の引越がお留守である。
意外というか、予想したよりも体力は落ちていた。日常生活では手術後の一時を除けば、ほとんど体力の衰えは感じなかった。しかし、ほんの短時間でもゆっくりとジョギングしただけで疲労度が格段に違う。
だから走るのは10分程度に留めて、柔軟とストレッチに重点を置いている。これだけでも、いや、これだけなのにものすごく疲れる。帰宅してシャワーを浴びると、30分は横にならないと夕食の支度に取り掛かれない有様だ。
これでは夕食後に引っ越しのための片付けなんて不可能。
で、挫折感を抱えているかというとそうでもないのがナマケグマのいいところ。これ幸いと家の片隅に山をなしている未読の本の踏破に取りかかる。これなら寝っころがりながら出来るしね。
そんな訳で、この夏はけっこう本が読めた。それは嬉しいのだが、肝心の引越はまたも先延ばしである。どうも仕事でないと私は怠けがちである。ゴロゴロ、ゴロン。
まァ、これはこれで幸せなんですけどね。