ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

渋滞の名所

2013-09-27 12:19:00 | 日記

緊張が緩んだ時こそが危ない。

東名高速を走るとき、なるべく避けたいと思っているのが午後の神奈川西部を走ることだ。具体的には上り(東京方面)の大井松田から町田にかけての部分である。

走り慣れている人なら分かると思うが、週末の渋滞発生の名所である。渋滞の原因としては、緩やかな登りなので自然にスピードが落ちる上に、大和トンネルに入ると暗いので自然とアクセルを緩める。この相乗効果で自然渋滞の起きやすい場所とされている。

だが、それだけではないと思う。静岡側から箱根外縁部を回り込み、幾つものトンネルを抜ける御殿場~大井松田間は気が抜けず、最後のトンネルを抜けて関東平野に入るとホッとするドライバーは少なくないと思う。ここから秦野中井までは緩やかな下りで、数か所大きなカーブがあるほかは三車線ある走りやすい区間である。

それだけに気が抜けるのではないかと思っている。私自身が過去、この区間で軽い居眠り運転の経験がある。大阪からの帰路で明け方であったのだが、山間部を抜けて、広くて走りやすい区間にはいって緊張が緩んだことが原因だった。

実際、先日走った時もこの区間だけで追突事故を3件見かけた。いずれも軽微な事故ではあったが、警察の検分等もあり渋滞が発生していた。事故現場を横目で見ながら走り去ったが、正直少しウンザリしている。

事故を直接見た訳ではないが、率直に言って車間距離を十分取れば避けられた事故に思えてならない。いつも高速道路を走ると思うのだが、なぜに車間距離を詰めたがる。100キロ近いスピードで走っているにもかかわらず、すぐ後ろにくっ付いてくる。

時速100キロで走る車が完全に止まるには、100メートルの距離が必要となる。さりとて混んでいる道路で、それだけの車間距離は取りづらい。気にしている私とて、せいぜい30メートル程度にとどめている。これでも少し危ないと思っている。

それなのに、わずか5メートル足らず後ろに付けるドライバーの気がしれぬ。これではもし前の車が急にブレーキをかけたら、ぶつかるのを避けることはかなり困難だ。だからこそ、追突事故は頻発するのだろう。

東名だと、トンネルとカーブが続く山間部では緊張感があるのか、さすがに皆車間距離をある程度とる。しかし、平野部に抜けると気が緩むのだろうか、途端にスピードを上げて、車間距離を詰めたがる。あげくに追突事故を起こしているのだから、ある程度自業自得だと思っている。

狭い日本、そんなに急いでどこへ行く。事故は緊張感が抜けた時にこそ起こりやすい。つくづくそう思います。

コメント
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