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ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

歌丸師匠の笑点司会引退

2016-05-11 12:34:00 | 日記

笑点の初期メンバーの最後の一人、桂歌丸師匠が大喜利の司会から退くと報じられた。

ここ最近、司会の座を空けることがあるのは知っていたし、体調が芳しくないことも聞き及んでいた。しかし、その話撃ノ衰えを感じることはなかったが、そろそろ引き時かもしれないとも予想はしていた。

しかし、こうして報道などで、最後の司会を5月22日となると報じられると、やはり寂しいものである。私は特段落語のファンではないし、笑点にしたところで、毎回観るほどの熱心な視聴者でもない。

もっといえば、我が家のTVは、未だにアナログなので地上波は観れない。だが、日曜日の夕方は車を運転中の事が多く、そのため笑点はわりと観ている、いや、正確には聴いている番組の一つである。

運転中だから、TV画面を注視するわけにはいかないが、幸いにして笑点は聴いているだけでも十分楽しめる番組である。私が子供の頃から続いている数少ない番組であり、当初からのメンバーの最後の一人であった歌丸師匠がいなくなることは、やはり寂しいものである。

先代の司会だった五代目円楽が、まだ大喜利の座布団争いをやっていた頃、よく歌丸師匠と痴話喧嘩じみた掛け合いを観るのが好きであった。もう、あの頃のメンバーは歌丸師匠のみであった。

それだけ続けてきたこと自体、立派だし素晴らしい。まだまだやれると思うのだが、やはり五代目円楽師匠のようにはなりたくなかったのかもしれない。長く大喜利の司会を務めた五代目円楽師匠であるが、その亡くなる前のあたりの司会はボロボロであった。

名前は間違えるし、見当違いの科白が飛び出すこともあった。あれは老衰からくるものであったのだろうが、周りのフォローもあり、ドタバタしながらも司会を続けていた。

歌丸師匠は、それを目の前で見て、なんとかフォローしていたが、内心辛かったのではないかと思う。自分にも老衰の影がみえてきていることを自覚した時、同じ失態はするまいと思ったのではないか。

まだまだ出来ると思うのですが、歌丸師匠には晩節を汚したくない、そんな想いがあったのではないでしょうか。私にはそう思えてなりません。長い間、ご苦労さまでした。

コメント (4)
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