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ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

アメリカ式自由

2016-05-26 13:15:00 | 社会・政治・一般

厚かましいにも程がある。

最近、PCが危なくて仕方がない。原因はマイクロソフト社の横暴にある。以前から、WINDOWS10への無料ヴァージョンアップを奨めてはいたが、ここに至り、自動的に、しかも勝手に10へとヴァージョンアップするように細工している。

既に報道されていますが、ウィンドウズ・アップ・ゲイトの場面が出たら、要注意です。右上の×マークを押すと、勝手にヴァージョンアップ始めますから。

これって、詐欺的だと思いますよ。

実のところ、事務所で使っているPCは3年前のものであり、現在はwin7を使っており、その安定性には十分満足している。10へとヴァージョンアップの予定はない。

これはオフィスなどの周辺ソフトとの整合性も大事だが、なにより少し古いPCなので、10を十分快適に使えるだけのスペックはないのが実情である。

ところがだ、最近になってPCが勝手にwin10へとヴァージョンアップしようとするではないか。スタッフの一人が使っているPCは、いつのまにwin10にされてしまい、そのヴァージョンダウンにえらく時間を取られてしまった。

その間、仕事が出来ないので、業務妨害だと声を大にして言いたい。翌日、メンテをお願いしている某O商会のに来てもらい、全PCのチェックをしてもらった。まったくもって、迷惑な話である。

win10のヴァージョンアップが無償であるのは分かっている。しかし、使っているPCが、それに見合う性能かどうかは別問題だ。第一、オフィスを始めとした関連ソフトとの整合性の問題もある。

それら、個別のユーザーの事情を無視して、勝手にヴァージョンアップを強いるマイクロソフト社の姿勢には疑問を呈せざるを得ない。

ビジネスは可能な限り自由であるべきだが、商売の基本は売り手と買い手の合意にこそある。そこを無視して勝手に売りつけよう(無償だとしても)とは、強者の傲慢であり、これぞアメリカ式自由なのかと唾棄したくなる。

世の中、タダより高いものはないと私は考えている。マイクロソフト社が無償で、ウィンドウズのヴァージョンアップを進めているのには、相応の理由があると思う。

私はなにも、マイクロソフト社の製品すべてを否定している訳ではない。だが、何を使い、何を使わないかの判断は自分で下す。押し付けがましいサービスなんて、真っ平ごめんである。

コメント
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