毎回、思うのだけど、アメ車って頑丈だ。
デカい、力強い、そしてタフ、それがアメ車だ。アメリカの男性が思い描く理想の男性像そのものではないかと思う。アメリカの女性がどう思っているのかは知らないが、この映画、既にシリーズ化して8作目なのだが、毎回大ヒットをかましているところからすると、やはり同じなのではないかと思う。
今回は、悪役も女性であり、これまた狡くて賢くて、スマートだ。これもまた、アメリカ人の思う強い女性像の一つなのだろう。もちろん、ヒロイン役の女性だって強いし、逞しいし、しなやかだ。案外と、男どもよりも強く思えることもある。
だが、この映画の見せ場は、デカくて速くて、タフな車のカーアクションだ。毎回、感心するほどに、車は派手に転び、吹っ飛び、ぶっ潰れる。前作では空を飛んでいたが、今回は原子力潜水艦とのバトルである。
もう、呆れてしまって笑うしかないではないか。
余計な理屈は置いといて、この手の映画は単純に楽しむに限る。飽きない二時間半を提供してくれること請け合いですぜ。