久々に料理本を買ってみた。
気に入ったのは、どの献立も一人分であることだ。これなら人が増えても人数分を増やすだけで材料計算が出来る。これはとても便利だ。また、料理の材料が少なく、しかも手順がシンプル。これはありがたい。
ここ数年、料理本を買うことはなかった。十冊以上買っており、料理の時だけでなく、暇な時に読むのが楽しいのが料理本。でも、最近は忙しく、手間のかかる料理は滅多にしない。ついつい作り馴れた料理ばかり作っていた。
でも、表題の本に書かれた献立は、どれも簡単で、しかも美味しそう。これは作らずにはいられない。
たまに、男は台所に立つものではないとか、女房にまかせればいいなんて事、言う人もいる。別に強要する気はないが、料理の楽しみを知らないなんて、人生における楽しみを損ねていると思う。
イライラしている時、台所に立って無心にキャベツの千切りをしていれば、不思議と心が安らぐ。涙を流しながら、玉ねぎを刻んで、バターで丁寧に炒め、コンソメで煮込んで作るスープが出来上がれば、さっきまでの苛立ちは消えているぞ。
食事って、食べるだけでなく、作る楽しみもある。その楽しみに、また新たな献立が加わって、はらぺこヌマンタは大変に幸せです。