少し驚いた。
表題の映画は、コンピューター・ゲーム「バイオ・ハザード」シリーズのアニメにより映画化である。私はゲームを一作目しかやってないが、世界的な大ヒット人気ゲームであり、実写化されて人気映画となっている。
表題の映画は、この実写化とは異なり、非常にリアルなCGによるアニメ版である。映画とは直接リンクせず、むしろオリジナルのゲームに忠実な映画化であるらしい。
もっとも、この映画を観たのは、もっぱら時間潰しで、よく考えずに、予備知識もなく入場した。すぐに実写化ではなく、アニメ化だと気が付いたが、非常に良く出来たアニメ化であった。
私が驚いたと冒頭に書いたのは、その細緻でリアルなアニメ化のことではない。その戦闘シーンの描写である。
あのウジャウジャと湧いて出てくるグロテスクなゾンビたちとの大混戦の場面は、あり得ないほどリアルで滑らかで、出来過ぎの戦闘シーンであり、アニメと分かっていても、思わず手に汗握る大熱戦であった。
実写化映画のアクションシーンでも滅多にお目にかかれない迫力満点のものであり、本当に可能なのかと疑うほどの出来栄えには感心した。多分だけど、実際のこのゲームの愛好者たちが理想とするような戦闘なのだろうと想像しています。
なにせ、圧涛Iな多数のゾンビたちに拳銃一丁で立ち向かう。ゾンビの股を潜り、腕をとって振り回しながらのガン・アクション。噛みつかれたらお終いなのに、ギリギリでかわし、いなし、かいくぐり、ゾンビを唐キ。
きっと、ゲーム上でならば可能なアクションなのだろうと思う。あまり宣伝していない映画だと思うけど、最終上映時間であったにも関わらず、6割ほど席が埋まっていたから、多分ゲーム愛好者が集ってきたのだろう。
この映画、一般向けではないでしょう。でも、このゲームの愛好者なら見逃せない内容らしいです。しかし、まァ、マニアックな映画、観ちまったなァ~