最近気になったニュース四選。
1 ベーリング海のズワイガニが壊滅的減少
2 サハラ砂漠に大洪水
3 南アフリカで降雪
4 アメリカでの地下水枯渇
まず、1のベーリング海だが、これは海水温が上昇して亜寒帯並みになってズワイガニが耐えられずに大量死。わずかに残ったカニも海水温の上昇に伴い北上したマダイに食い荒らされて絶滅したと報じられている。
2のサハラ砂漠での洪水は、ほぼ二年分の雨が一気に降り注いだ結果らしく、ほぼ半世紀ぶりの異常気象らしい。ただ、サハラ砂漠の砂は風に乗って遠くアマゾン川流域にまで燐を運び、熱帯雨林の繁茂の一因となっている。サハラ砂漠の温暖化による緑地化は、この燐の空中散布の妨げになり、世界最大の酸素供給地であるアマゾン川流域の熱帯雨林に影響を与える可能性があるとの説がある。
そして3の南アフリカだが、元々アフリカでは比較的寒冷な地域ではあるが、降雪は滅多にない。当然ながら気候変動は、アフリカに大変動をもたらす可能性が高い。アフリカの人口増大問題とも絡み、21世紀の地球に大きな政治的な変動を与える可能性が危惧される。
実は4のアメリカの水不足の問題が、日本にとって非常に影響が大きい懸念事項。アメリカは北部のカナダ国境周辺の山岳地帯から湧き流れてきた地下水を長大な水路で、中部の農業地帯に流している。ここで生産される農作物は、輸出用が多く日本は長年のお得意様であった。
ズワイガニが食べられなくなっても餓死する日本人はいないと思うが、アメリカから輸入される農産物は日本人の食生活に多大な影響を与える。人間の食用だけでなく家畜の餌用の農産物もアメリカから輸入されるものが多い。安かったはずの鶏肉や卵の値上げには飼料用のトウモロコシの値上げが大きい。これが今以上に減らされれば、確実に日本の食料事情に大きな影響が出る。
やはり地球温暖化の影響が一番の要因だと思う。だが、ここで敢えて知っておいて欲しいことがある。現在の地球温暖化の原因がいわゆる温室効果ガス(二酸化炭素やメタンガス等)であるとは、完全には証明されていないことを。
これらの温室効果ガスが温暖化に影響を与えていることまでは否定しない。しかし、主たる原因であることは、科学的に証明されていないのです。今から1万年ほど前まで、地球は氷河期であり、大陸の大半は氷結していました。しかし温暖化により氷は解けて、現在の地球の姿となりました。その原因はなんでしょうか。マンモスなどの大型の哺乳類の排出する糞から出るメタンガスなのでしょうか。
まぁ多少は影響があったかもしれません。でも現代の科学は太陽からの放射熱の変化が原因だと考えております。地球の大気温度にもっとも影響を与えるのは、やはり太陽からの放射熱なのです。もちろん例外はありました。
有名なのは、巨大な火山活動による噴煙が大気圏上層部まで広がることによる寒冷化であり、小惑星が地球に衝突した時の大量の粉塵が大気圏を覆った場合ですね。これは原因がわりと明白なので分かり易い。しかし、太陽からの放射熱の変化は地上に痕跡を残しづらい。
実は今年の夏の観測で、太陽フレアの活動が活発化していることが公表されています。太陽フレアは巨大な磁気台風のようなもので、衛星軌道上の人工衛星に多大な被害を与える他、地上の電気施設にも影響を与えることで知られています。
では、太陽フレアは気象に影響を与えるでしょうか。最新の研究では、雲の発生量を7%前後左右するとのことです。当然ですが、雲が増えれば気温は下がるし、降雨量も変化する。まだ研究途上の分野なので、確定的とは言えません。しかし、そうなると大気圏の気温にも影響は出ても不思議ではない。
混乱すると思いますが、現代の科学で分かっているのはこの程度なのです。人類の経済活動により生じた大量の温室効果ガスが、どの程度大気温度に影響が出るのかさえ不確かなのが実情です。だからマスコミがたれ流すいい加減な情報に一喜一憂することは賢明ではないと思うのです。
特にEUが日本車排除を裏の目的とした半強制的なEV車普及など、環境問題を看板にした胡散臭い政策には要注意です。他人事ではありません。日本でも安価なシナ製太陽光パネルの導入で、山地が荒廃し土砂崩れで死者が出ていることを、よくよく銘記して欲しいと思います。
一番強いのは、家庭菜園でも良いから自分たちで作物を育てられる人だと思います。
会社の近所のお金持ちのお家は、庭が結構な広さの畑になっていて、そこで家族が食べるには十分すぎるほどの野菜や果物が育てられています。
コロナ禍でもビクともしない、これぞ本当の金持ちの姿だと思って畑を眺めています。
ちなみに太陽光パネル反対派です。