食べてみなきゃ分からない。
銀座から神田へ引っ越して一年。いろいろあるが、蕎麦屋さんが沢山あるのは嬉しい。なにせ銀座の蕎麦屋は、贔屓にしていた店が一店を残して全滅だったからだ。
先月のことだが近所の蕎麦屋で、ハマグリのゆず風味のお蕎麦を頂いた。さっぱりとした風味で、大盛で頼めば良かったかなと少し後悔したほどだ。まぁ腹八分目で良しとしよう。ハマグリは6月くらいから産卵期に入るので、産卵直後のハマグリは身が痩せ細り味が落ちると聞いたことがあるので直前の5月だからこその美味しさであったのかもしれない。
この記憶があったので今日の昼、繁華街を歩きながら昼食をどこでとろうかと思案中に「アサリの冷蕎麦」と書かれた看板を見つけた。気分は冷や麦だったのだが、先月の記憶があり試してみることにした。そこで入店して頼んでみる。
実はこの蕎麦屋さんは、たまに来るのだがいつも鴨南蛮蕎麦を頼んでいたので、初めての浮気である。決して不味い店ではない。しかし頼んだアサリの冷蕎麦は期待外れであった。アサリが煮しめてあるのだが、蕎麦との愛称がイマイチ。私の脳裏には深川めしが浮かんでいた。多分、こお煮しめたアサリはご飯のほうが相性が良い気がする。
そういえば銀座の松坂屋デパートが健在の頃、そのデパ地下で階段を降りた目の前のお弁当屋さんで売られていた深川めしは美味かった。そういえば神田界隈で深川めしを置いてある店、まだ見たことないな。今度探してみるか。そんな思いを抱きながら店を出た。
鴨南蛮は美味しい蕎麦屋さんなんですけどねェ。
食レポおいしそうです。
ヌマンタさんと松重豊さんが重なってしまいました。
オフィス街っていいですね。
私のところは工業地帯なので憧れますわ。