ヌマンタの書斎

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ロシア人YouTuber

2021-08-24 11:57:00 | パソコン・インターネット

多分、私はスパイ小説を読み過ぎなのだと思う。

数年前だが、アメリカでロシア人セレブがスパイ疑惑でFBIに逮捕された事件があった。冷戦時代からアメリカでもソ連でも、互いにスパイを送り込んでいたから、特段驚くことではない。

強いて特徴的だったのは、このアンナ・チャップマンという英国籍のロシア人女性がSNSなどで広く顔を知られた有名人であったことぐらいだろう。

ソ連崩壊後、KGBのスパイが出した回顧録によると、日本はスパイ天国であり、情報が取り易い国の一つとして高く評価されていた。ただ、その情報に貴重なものがあまりないことが難点であったらしい。

冷戦時の日本は、アメリカの兵站補給基地の扱いであったから、米軍施設の情報ぐらいしか貴重なものはなかったのだろう。しかし、経済面では成長を続ける日本は、次第に軍事技術でもアメリカに貢献するようになってきた。

そうなると、諜報活動を重んじるロシアからスパイが日本にやってくるのは当然だと思っている。当然に日本政府もそのことを自覚しており、紆余曲折はあったものの、ある程度実効性のあるスパイ防止法が施行されるようになった。

とはいえ、ようやくソフト面での国防の強化が、少しだけ進展した程度なのが国際的評価だと思う。実際、コリアやシナの産業スパイが横行して、日本の技術を奪っていく現実に対する抑止策としては、あまりに不十分だ。

このような現状なので、今も日本は世界各国のスパイが堂々と暗躍していると考えて間違いない。

私がYouTubeを頻繁に視聴するようになって、もしかしてこの人、スパイかしらんと疑ったのが、ロシア人YouTubeの草分けとして知られているAshiyaさんである。現在は、あしやとして番組をアップしているのですが、登録者数が25万人という人気ぶり。

そんな彼女を私が疑ったのは、その番組内で以前、日本大使館で仕事をしていた経験があると語ったことが契機でした。ソ連時代、日本大使館を始め世界各国の在ソ連大使館で雇用した現地スタッフであるソ連人は、皆大なり小なりスパイの役割を負わされていることは常識でした。

これは当人の意志とは無関係に、ソ連の公安機関、諜報機関からの強制であり、それを承知で現地スタッフを使っていたのです。ただAshiyaはソ連邦崩壊後の生まれであり、いくら現大統領がKGB出身だからといって誰もがスパイな訳はない。

まさかねと思いつつ、それにしても日本語上手いと感心していました。実際、彼女の日本語能力はかなり高く、趣味が日本語の駄洒落というレベルです。旧ソ連時代から、ロシアはモスクワ郊外に日本研究所を設けるほど研究熱心だったので、その成果なのかとも思っていました。

ちなみにAshiyaさん、平昌五輪の時の日本側マスコミ向けに、ロシアのザキトワ選手の通訳もしています。またNHKの番組に登場したり、はたまたモデル活動、券\活動の経験の他、日本で外国語教師の経験もあります。その経験を活かしてのYouTubeの番組作りが人気の秘訣なのかもしれません。

そんな最中、Ashiyaさんは親孝行として、母親を日本に招待して各地を旅行した番組をアップしました。その中で、その母親が日本は初めてだとしつつも、他の国はけっこう旅行していると聞いてビックリ。

ソ連時代は、一般庶民は東欧ですら許可制であり、まして西欧諸国への旅行など、そうやすやす行けるはずはありません。認められたのは、スメ[ツ選手や件p、券\、学術など特殊な人たちだけ。このお母さん、何者なんだろう?

以来、注意していますが、現時点まで彼女がスパイらしき行動をしている証拠は一切ありません。故国ロシアを愛する気持ちは十分お持ちのようですが、Ashiyaさん当人はロシアで暮らすのは嫌だと断言しています。

その原因は酔っ払い。実はAshiyaさんはあまり飲酒を好みません。故国ロシアの酔っ払いは、日本とは比較にならないほどに暴力的で、それがどうしても許せないとのこと。遂には今年になって日本に帰化申請をしていることも明らかにしています。

どうもスパイ疑惑は、私の思い違いなのかもしれません。ただ、非常に興味深いのですが、日本語で番組製作をしている外国人YouTuberはけっこう居ますが、もしかしたら最大勢力なのがロシア人。しかも容姿端麗な美女が多い。

なんとも不思議です。


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