ヌマンタの書斎

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マイナ保険証と河野デジタル担当大臣

2024-08-27 09:24:08 | 社会・政治・一般

こいつ信用できない。

そう言わざるを得ないのが河野デジタル担当大臣である。もちろん、その背後にいて河野を操っている霞が関のエリート官僚様も同様である。

既に報じられているように今年の12月から従来の保険証に替わり、マイナ保険証が強要される。マイナンバーカード自体、まだ十分行き渡っている訳でもないのに、従来の紙の保険証が無効であるかのようなアピールが実に不愉快。

実は従来の紙の保険証が使えなくなる訳ではありません。まだ当分の間使えます。つまり河野大臣の説明は嘘です。いや一部本当なのでしょうけど、大事な部分を意図的に端折っている。これがこの人の本質なのでしょう。

ちなみに廃止されるのは新規もしくは更新の紙の保険証で、現在使用している紙の保険証は、資格証明書と同時提示すれば従来通り使えます。厚生労働省のポスターはもちろん、河野大臣の答弁でも、この点は一切触れていない。記者クラブでの質疑応答では記者もグルなのか、肝心なことは触れやしない。

印鑑廃止の時もそうでしたけど、この人分かっているのかいないのか不明ですが、やたらと強気で説明する。そのくせ、その説明が不十分であることが分かってしまうと逃げまくる。

私もこのマイナ保険証のゴリ押しは霞が関のエリート官僚様が犯人なのは分かっているが、河野太郎はどうもそれを知りつつ官僚のゴリ押しを正当化する。要するに国民<役所という認識でいる。多分、公僕という言葉を知らないのだろうと思う。

国民の生活よりも役所のスケジュールを優先して、それを疑うことのない操り人形としては優秀なのかもしれないが、こんな奴が総理大臣になるのは勘弁して欲しい。まぁエリート官僚様の操り人形としては有用なのだろうけど、現場知らずのエリート官僚の提示する政策がいかに不備が多いかを知る身としては、まったく信用できない。

なお、マイナンバーカードと免許証の統合を拒否した警察庁が、本人確認に紙の保険証を認めないと便乗しているのも実に不愉快だ。なんでこのちぐはぐな対応を批判する大手マスコミ様がいないのか、あたしゃ不思議で仕方ない。

政府を批判することがマスコミの使命だと考えている記者様は多いが、本当に政府が嫌がる批判はしないのがサラリーマン記者の限界なのだと思いますね。


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