中央の空き地に”本格”を建てるつもりが挫折(本人の弁)左の小屋らしきは、夏場ここで涼み、
まどろむのだと(自慢の風呂と貯蔵庫はPHでは見えないが、左手前にある)
一昨日、奇人の会の山奥氏の山荘を紹介すると予告しておきながら、昨日は所要のため果たせず。遅ればせながら、本日のこの佳き日に(ホント)、いまや仙境に入りつつある山奥氏と氏の隠れ家を少し公開。
ジャーン!山奥いつもいる氏登場(胸にはどこぞかで釣り上げた大物の写真をぶらさげている)
氏はさる大手ゼネコンで長年禄を食んだのち、神奈川の山と海を捨て、芝平の山奥に降臨したとか。あの偉人のように、「おのが精神の世界に遊び、孤独をたのしんで、(略)片時として倦むことがな」い、という暮らしだそうだ。そのくせ、海釣りが趣味のようで時折、徒歩3時間半かけて山を下り、中央線のどこぞかの駅から海へ出かけていく。スキーや山もウルサイらしく、本人は「アジアのザイラー」だと、古い時代の話をする。また、酒呑(しゅてん)の人ににかかれば、ツキノワグマなんて「ネコのようなものだ」と言ってくれるのだが、サテ。
肉を燻製する専用の小屋で鹿肉は貴重な食料
山奥氏自慢の「芝平浴場」貯蔵庫とともに別棟にある
雪に閉じ込められた長い冬が終わった。いまごろ山奥氏は安堵して、大物釣りでも夢想しながら釣竿の制作に余念がなかろう。暖かい春の光は人を陽気にし、誇大な夢が人の胸を膨らます。クク。
今日は朝早くから長野県総合射撃場で有害鳥獣捕獲に関する講習会。意外と早く終わったので遠回りして帰る。
高台に登れば、伊那の谷は春の息吹に溢れ、少し靄のかかった大きな空と雪を被った中アの山並みが、いつもよりこの盆地を広く深く見せている。蛇行を繰り返しながら遠く遠州灘へと流れていく天竜川のつくった雄大な景色だ。桜の花もようやくそこかしこで目に付くようになった。と言っても、「天下一」とかの高遠の桜の見ごろは、まだ幾日か先になる。CHIさん、感謝。見てます。見てます。