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天気:晴れ、気温:14度C(昼)
昨日の続きになるが、富士見町は多大な投資をして入笠山の東面にスキー場を開発した。当時としては最新のゴンドラを架け、人工雪だが都心からも近く人気も出た。冬季以外の利用客を最初から見込んでいたのかは知らないが、冬だけの営業ではスキー人口の減少にともない経営も困難となってきたのだろう、さらに湿原やお花畑を整備して、スキーシーズン以外の客の誘致にも邁進することになった。
今では、スキーに負けず劣らずの日本を代表するようなサイクリングコースやパラグライダーのスクールもある。
登山口まで車を利用していた登山者やハイカーも、当然ゴンドラの利用客にしない手はないと、まぁ誰でも考えようが、そこで環境とか駐車場とかの理由を付けて、富士見側からの一般車両の流入に制限をかけるようになったと、ある人が悔しそうな顔をして教えてくれた。
これが本当ならあっぱれ素晴らしい!の一語だ。経営不振が言われる多くのスキー場の、営業転換のまさにお手本・見本ではあるまいか(もちろん立地条件もあろうが)。
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と、言いたいところだが、車の流入制限をここまでされると、富士見町にとっては万歳かもしれないが、こっちはたまらない。事情のよくわからない人々は、もう牧場までは来なくなる。山小屋やキャンプ場の客も激減した。牛も人もこのままでは立ち行かなくなる。そしてこの美しい自然は、一体どうなってしまうのだろう。
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伊那側には、富士見とはまた違った中級山岳の良さがいっぱいある。しかし、ゴンドラの利用客の大半はそれらを知らない。たまに案内してあげると、みんな感動する。星空観測にも適地だ。テイ沢も、高座岩も、法華道も少しづつ知られるようになってきた。
折角隣り合わせた市と町で連絡協議会もある。両者が真剣に入笠の観光資源について、その将来についてもっといろいろ考え、話し合ってみてはどうだろうか。
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電気牧柵は7500ボルトで文句なし