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今日の写真は、芝平は山室川の古い堰堤付近に咲き始めた枝垂桜で、今朝上ってくる途中に撮った。まだ少し早い。落葉松の芽吹きも、池の平付近まで進んできたと思っていたら、よく見ればここ入笠でも、日当たりの良い場所は芽吹きが始まっている。本格的なその季節もあとわずかだろう。
昨日の会議で、鹿の姿が減ったと言っておきながら、上に来たら大沢山と小入笠の下でそれぞれ数頭を目撃した。そこで夕方帰り際に、囲い罠を仕掛けておいたら、今朝来ると4頭が入っていた。
ひと冬の間にどんなことがあったのかは知らないが、この4頭は異常なほど警戒心が強く、ちょっとした物音にも反応して忙しく飛び回っている。こういう姿をもし仲間の鹿が目にすれば、どういったことを考えるのだろうか。「しばらく捕獲はできなくなる」と言う人がいたが、そうでないこともあった。鹿でも、牛でも、犬でも、人と同じように個体の持つ個性というものがある。一概には言えない。10年ずっと鹿を見てきたが、彼ら彼女らはあまり多くを教えてはくれなかった。
ただ、鹿の頭数が減ったことは間違いないと思う。牧場内を見回っていても、かつてはまるで黒豆でもバラ撒いたかのようにいたる所にあった落し物が、明らかに減っている。
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