朝方雨が降っていたが、それも今は止んだ。爛漫の季節を迎えるための通過儀礼のようなもので、これでまた春は一歩か二歩進んだことだろう。 庭のボケが今年もまた白い花を咲かせた。この陋屋に果たして似つかわしいかどうかは分からないが、手入れもされていないのに毎年ちゃんと白い花を楽しませてくれる健気な花だ。
花といえば、もうあまり残ってはいないが、田舎で暮らし始めて50種以上の山野草を植えた。そのうちの幾種かは、この季節になると今も芽を出し、情の薄い者に、何事かを訴えているかのように見える。イカリソウ、ヒトリシズカ、ミヤコワスレ、八角連、ユキザサ・・・。
八角連
イカリソウ
下の写真は、すでに今年も登場した。その名の通り、わずかに融けた雪の間から白い花弁を覗かせる。「春咲クユキノシタ」と教えられていたが、疑義を呈す人がいて、図鑑やインターネットで調べたがはっきりしない。別に花の名前にこだわるわけではないが、そういう問題提起をした人がいることは、伝えておくべきだろう。そのうちD先生に聞いてみよう。
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