入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’19年「秋」(1)

2019年09月02日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

   メスグロヒョウモンチョウ(入笠)         Photo by Kaku氏

 きょうも曇天。ほとんど夏らしい夏に出会えずに8月が終わる。思い出すと、梅雨が明けたと思ったら台風が来て、その影響が長引き、鬱陶しい雨降りばかりで今年の夏は晴天の記憶があまりない。
 オオカミや山犬に近いと言われている川上犬のHALも明らかに雨を嫌うが、牛は山を下りるまでは好むと好まざるとにかかわらず4か月の間、雨には耐えるしかない。雨の勢いがあまり激しくなると牛も草を食むのを中止して、あまり役に立ちそうにもない木の下に避難するから、雨降りを歓迎しているとは思えない。そういう天気の日は、あの窺うような目でみつめられて、困ったものだ。その牛たちがここで過ごすのも、残り1ヶ月と少々になった。(8月31日記)

 一昨日上に泊まった夜、退屈しのぎにPCでニュースを見ていた。そしたら、英国の野党が商業捕鯨の反対表明に続き、なんと競馬のムチの使用や海老やカニの生きたまま茹でることにまで異議を唱え、フォアグラの輸入禁止も実現しようとしているということだった。
「動物の権利を確保できるよう、包括的な法整備を進めていく」と張り切るが、牛や豚、ニワトリなどの家畜に対してはどうなのか、それについては一言もなかった。是非とも見解を聞きたいものだ。
 フォアグラもそうだが、家畜は全く人間の都合だけで太らされたり、自由を奪われたり、短い一生しか与えられない例ばかりだ。そのことには目を塞ぎ、こういうことを平気で言う。やたらクジラ、クジラと、クジラは動物愛護の象徴のように扱われているが、大洋を自由に泳ぎ、長生きもできるのにもかかわらず、何故この哺乳類のことになると頭に血の昇る人が多いのか、正直よく分からない。
 
 人が「動物の権利」などを云々できるようになるまでには、それよりも以前に、人間の方がもっともっと進歩成長しなければならないと思うが、無理だろうか。もしかしたらあの人たちはそれは不可能と諦めて、時期尚早と思えるあんな発言をするのかも知れない。


 営業案内 「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」およびその(2)です。下線部をクリックしてご覧の上、どうぞご利用ください。


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