
雪でも降ってきそうな空模様だ。もしそうなったとしても驚くことはない。きょうは13日、いつごろから雪が降るかと問われると、大体11月の半ばと応えることにしていて、しかも今年はすでに10月の25日に初雪が降っている。
正午の気温は10度とそれほど低いわけではないが、しかし、どうせ降るなら氷雨よりか雪の方を待ちたい。悪天であればきょうは作業を中止するつもりで、ならば雪の降るのを眺めながら過ごしたいという単純な理由でしかないが、天にはそのくらいのことを望んでもいいだろう。この1年、随分と天気には気を揉まされ続け、それがここへきて少し変わってきたぞと、お天道さまの評価を変えつつあるのだから。
今の時季を「晩秋」と呼ぶのか、それとも「初冬」と呼ぶべきか、迷う。迷うが、それでも単に感覚的な理由に過ぎないがこの呟きでは後者を選んでいる。「長い秋」を望んでいたはずなのに、なぜそうなのか・・・、よく分からない。
強いて言えば、一つは、先っ走りの癖、というか傾向がある。そして二つには、諦めが早いという、そんな軽い性格が影響しているのかもと考えるのだが、さてこれが正しい自己分析と言えるだろうか。
四季のうちでは秋が一番歓迎したい季節だと思っている。この季節が長ければ長いほど有難く、快適で、他の季節などなくてもいいとまでは言わないが、今の半分でも構わないと、はなはだ勝手ながら個人的には思うくらいだ。子供のころは夏と冬だったから、年齢の影響もやはりあるのだろう。
そうであるにもかかわらず、秋を追いやり冬に鞍替えした先述の理由をもう少し言うと、この時季の日毎に忍び寄る終末の兆し、儚さ、哀れ、侘しさといった思いを、いつまでも引きづるくらいならスパッと断ち切ってしまいたいと、そういう気持ち、願望があるのではないかとも考えている。ただし、折角の秋に対しては感謝と、見限りの早さについては済まない気もしている。
雨が激しく降ってきた。雪にはなりそうもなく、この雨も長続きせずに明日にはまた好天が戻ってくるようだ。(11月13日記)
本日はこの辺で。