“○ カルロス・フエンテス 1928-2012
何か読んでみたくなりました。”
「老いぼれグリンゴ * 」 Gringo viejo カルロス・フエンテス 1985 **
敷衍手酢。メキシコ革命。君君、どんな変換なんですか!の世界である。
(あ、メキシコ革命はメキシコ革命なのですが。私の知識が ここでも追いついていない。。。)
フエンテスという人の作品を初めて読むのに ここからでよかったのかはわからぬ。
映画化もされている。その一点で読み始めたのだった。
途中に出てくる「波濤を越えて」という曲の音源に行ってみると、
「この曲か」という聞き覚えのあるものだった。
そのまま 私は今、サイレント映画上映会場にいるような気分に落ちていき
スクリーン上では 突貫小僧あたりが半ズボンのポケットに手ぇ突っ込んでふてくされているような
そんな甘いめまいに酔った。
*
他の邦題名に 「私が愛したグリンゴ」。
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世界文学全集 2-08 (池澤夏樹=個人編集) 河出書房新社 2009
チャトウィン 芹沢真理子 訳/フエンテス 安藤哲行 訳