「…父の遺影を横に並べた時、写真の母の微笑が大きくなった。あっ、と驚きながら、錯覚だ、と自分に言い聞かせる。きっと私自身の心の問題なのだろう。…」
その穂村弘さんの言葉を目にした時、驚いてそして変な活力がわいた。
穂村さんが驚いて→私も驚いて→で何処に向かったかというと
「なぜ私は私であるのか -神経科学が解き明かした意識の謎-」 アニル・セス著 岸本寛史訳 青土社 2022.4
という本を読んでみようという気になったのです。
この正月に知ることとなった本なのですが、何やら難しそう。
で終わるはずだったんですが 穂村さんの文章は その本を短く紹介してくれた人の言葉の先に ドアドアドア!のように展開していって 驚く驚く。
もうとにかく、読めるかどうかは置いといて まずは手にしてみるものなのではないか。
で 今 手にしているのです。
プロローグを読んだ。ん?なんか読めているような気がするではないか。続くだろうか。
穂村さん ありがと。勝手に関連を感じて勝手に勝手な方面へ進んでいるような気はするけれど。手の甲にシャーペンの先次々ツンツンと当てて あ これが冷点! って分かった時のような目覚めを ありがと。