市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

安中市土地開発公社に係る岡田市長宛公開質問状の回答先送り

2009-02-22 04:43:00 | 土地開発公社51億円横領事件

■2月17日(火)午後6時50分から岩野谷地区で地区別懇談会が開催されたのを機会に、当会事務局長は、安中市土地開発公社理事長で、かつて元職員のタゴの書いた決算報告書を監査したこともある岡田市長に対して、同公社が、群馬銀行との和解で毎年支払い続けている103年ローンや、同公社が元職員のタゴに対して、損害賠償請求訴訟を提起して勝訴したにも関わらず、まだ1500万円程度しか、回収できていない問題や、「同公社は安中市とは別法人なので、市には被害がない」なとと主張して、当会が提起した住民訴訟に勝訴した岡田市長に対して、タゴやその取り巻き連中、そして元公社の歴代役員や関係した市職員らへの賠償請求、さらに、タゴが偽造した稚拙な書類にいとも簡単に騙された群馬銀行の責任の所在の明確化と、再度、和解条項の見直しに向けた交渉を求めるべく、次のような公開質問状を、地区別懇談会の最後に、直接岡田市長(=公社理事長)に手渡しました。

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【安中市土地開発公社に係る公開質問状】
平成21年2月17日
〒379-0192安中市安中一丁目23-13
安中市長 岡田義弘様
安中市土地開発公社理事長 岡田義弘様
    公開質問人:〒379-0114安中市野殿980番地 小川 賢
安中市土地開発公社に係る公開質問状
 このことについて、次の質問にお答え下さるようお願い申し上げます。なお、期限は2月20日(金)必着でお願いします。
1.公社が被った損失の責任は、歴代の公社役員や職員にあると考えられます。なぜ、そうした人たちへの責任の所在追及を行なわないのですか。
2.群馬銀行との和解条項を、さらに10年間継続するということですが、市民には事件の経緯が分かりません。公社にも落ち度があり、その責任は上記1項で追及されるべきと考えますが、群銀の責任についてももっと、市民にあきらかにして、あらためて、群銀との裁判を視野に入れた行動をとるつもりはおありですか。
3.元職員は、すでに仮出所したとの情報もあるようですが、公式には、いつ刑期を終えるのでしょうか。
4.元職員の出所を機会に、元職員およびその関係者らへの損害賠償請求をどのように行う予定ですか。
5.公社の損失は、市とは別法人である公社に解決の責任があると思いますが、元職員が正規な手続きを踏まずに購入したりした土地を、なぜ買い取ろうとしているのですか。
6.元職員から絵画や骨董品をもらった安中市の関係者はたくさんいたようですが、彼らに返還を求めましたか。   以上
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■2月20日(金)必着で回答を求めていましたところ、次の内容の連絡が、昨日2月20日(金)午後5時20分に安中市役所(FAX:027-381-7018)からFAX送信されてきました。

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【土地開発公社からの連絡】
平成21年2月20日
安中市野殿980番地 小川賢 様
   安中市土地開発公社 理事長 岡田義弘(公印)
安中市土地開発公社に係る公開質問状について
 たいへんお世話になっております。
 さて平成21年2月18日付安中市土地開発公社に係る公開質問状回答の件ですが、2月20日(金)必着とありまが、安中市土地開発公社として、回答内容の検討・決裁等時間が必要なため、2月20日までには回答出来ません。大変申し訳ございませんが、早急に回答書を送付するようにいたしますのでよろしくお願いいたします。
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 これによりますと、回答に時間がかかっているようですが、そのうち回答書をいただけるようです。市民の痛みには敏感なはずの岡田市長(公社理事長兼務)が、タゴの莫大な負の遺産だけは例外だ、とばかりに、市民の痛みもいとわずに、タゴやその取り巻き連中の豪遊のツケを、平気で市民に押し付けようとするつもりなのかどうか、近日中に示されるはずのその方針に注目したいと思います。

【ひらく会事務局】


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