市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

群馬県内35市町村議会の無質問議員率で堂々3位、12市議会でダントツの安中市議会が示す民度

2011-02-15 21:44:00 | オンブズマン活動
■先月、平成23年1月22日付の上毛新聞の一面に、昨年4月から12月の期間に開催された群馬県内の市町村議会の一般質問で、一度も質問しなかった議員が35%もいるとの報道がありました。

 次に、県内各自治体の無質問議員率ランキングをみると、神流町議会と南牧村議会がそれぞれ60%で同率1位、続いて安中市議会が57.1%で堂々の3位になりました。続いて無質問議員率の多い順に、館林市議会の54.5%、富岡市議会54.2%、中之条町議会53.8%、沼田市議会51.9%とランクインしています。

 つまり、我らが安中市議会は、群馬県内の12市議会では、ダントツの1位となったわけです。これでは恥ずかしくて、来る4月17日告示、4月24日投票の市議会選挙では、無質問の市議は再度立候補などできないはずですが、本人らはすこしもそんなことは意に介していない様子です。
■多額の税金を取られ、その税金がタゴ51億円横領事件の尻拭いに使われたり、平均年収が700万円をはるかに超える恵まれた市職員の給与に毎月消えていく上に、年間一人当たり800万円近い高額の報酬を払わされている安中市民の納税者としては、踏んだり蹴ったりです。

せめて市民代表の議員の方々には、相応の仕事をしてもらいたいものですが、きちんと自分でテーマを探し出し自分できちんと調査してから市側に質問するまっとうな議員はもとより、市役所職員にちゃっかりと想定問答を書かせて市側に八百長的質問をする手抜き議員も含めてもなお、いちおう一般質問している市議会議員が10人中6人に満たないという体たらくですから、呆れてしまいます。

我々市民の血税を効率的に使うためには、こういう怠慢議員には、来る4月の選挙には出馬しないで欲しいものです。もし、それでも立候補するのであれば、市民の力で落選させましょう。とはいっても、候補者が事前調整されてしまえば、こうした怠慢議員が再び席を占めることになりかねず、やはり自主的に出馬を辞退していただくことが必要です。

■では、いったいどの市議が無質問だったのでしょうか。当会では安中市の市議会のホームページから、定例会一般質問の質問者をピックアップしてみました。平成19年6月定例会から平成22年9月定例会までの通算14回に及ぶ定例会の一般質問者は次のとおりです。
○平成19年6月定例会一般質問
    武者 葉子 議員
    上原富士雄 議員
    櫻井ひろ江 議員
    小宮ふみ子 議員
    中里  稔 議員
    金井 久男 議員
    山口  覚 議員
    吉岡 完司 議員
    今井 敏博 議員
    川崎 文雄 議員
    高橋 由信 議員
○平成19年9月定例会一般質問
    川崎 文雄 議員
    中島 徳造 議員
    小宮ふみ子 議員
    柳沢 吉保 議員
    齊藤 盛久 議員
    中里  稔 議員
    櫻井ひろ江 議員
    上原富士雄 議員
    今井 敏博 議員
    山口  覚 議員
    金井 久男 議員
○平成19年12月定例会一般質問
    吉岡 完司 議員
    上原富士雄 議員
    櫻井ひろ江 議員
    大野 貞義 議員
    中里  稔 議員
    小宮ふみ子 議員
    奥原 賢一 議員
    金井 久男 議員
    高橋 由信 議員
    山口  覚 議員
    今井 敏博 議員
    武者 葉子 議員
    川崎 文雄 議
○平成20年3月定例会一般質問
    櫻井ひろ江 議員
    山口  覚 議員
    中島 徳造 議員
    武者 葉子 議員
    中里  稔 議員
    金井 久男 議員
    高橋 由信 議員
    小宮ふみ子 議員
    川崎 文雄 議員
    上原富士雄 議員
    今井 敏博 議員
○平成20年6月定例会一般質問
    川崎 文雄 議員
    小宮ふみ子 議員
    櫻井ひろ江 議員
    山口  覚 議員
    今井 敏博 議員
    上原富士雄 議員
    武者 葉子 議員
    金井 久男 議員
    中里  稔 議員
○平成20年9月定例会一般質問
    中里  稔 議員
    櫻井ひろ江 議員
    中島 徳造 議員
    武者 葉子 議員
    小宮ふみ子 議員
    高橋 由信 議員
    上原富士雄 議員
    金井 久男 議員
    齊藤 盛久 議員
    山口  覚 議員
    川崎 文雄 議員
    今井 敏博 議員
○平成20年12月定例会一般質問
    武者 葉子 議員
    今井 敏博 議員
    中里  稔 議員
    櫻井ひろ江 議員
    山口  覚 議員
    小宮ふみ子 議員
    川崎 文雄 議員
    金井 久男 議員
○平成21年3月定例会一般質問
    川崎 文雄 議員
    上原富士雄 議員
    櫻井ひろ江 議員
    大野 貞義 議員
    山口  覚 議員
    今井 敏博 議員
    金井 久男 議員
    中里  稔 議員
    小宮ふみ子 議員
○平成21年6月定例会一般質問
    上原富士雄 議員
    武者 葉子 議員
    小宮ふみ子 議員
    山口  覚 議員
    今井 敏博 議員
    吉岡 完司 議員
    高橋 由信 議員
    川崎 文雄 議員
    金井 久男 議員
    櫻井ひろ江 議員
○平成21年9月定例会一般質問
    上原富士雄 議員
    中島 徳造 議員
    川崎 文雄 議員
    山口  覚 議員
    今井 敏博 議員
    櫻井ひろ江 議員
    金井 久男 議員
    武者 葉子 議員
    小宮ふみ子 議員
○平成21年12月定例会一般質問
    櫻井ひろ江 議員
    小宮ふみ子 議員
    今井 敏博 議員
    山口  覚 議員
    新井 孝昭 議員
    川崎 文雄 議員
    武者 葉子 議員
    金井 久男 議員
○平成22年3月定例会一般質問
    高橋 由信 議員
    川崎 文雄 議員
    齊藤 盛久 議員
    吉岡 完司 議員
    上原富士雄 議員
    櫻井ひろ江 議員
    山口  覚 議員
    武者 葉子 議員
    金井 久男 議員
    小宮ふみ子 議員
    今井 敏博 議員
○平成22年6月定例会一般質問
    今井 敏博 議員
    櫻井ひろ江 議員
    武者 葉子 議員
    金井 久男 議員
    上原富士雄 議員
    山口  覚 議員
    小宮ふみ子 議員
    柳沢 吉保 議員
    川崎 文雄 議員
○平成22年9月定例会一般質問
    山口  覚 議員
    武者 葉子 議員
    吉岡 完司 議員
    川崎 文雄 議員
    小宮ふみ子 議員
    上原富士雄 議員
    金井 久男 議員
    中島 徳造 議員
    櫻井ひろ江 議員
※注:平成22年12月定例会一般質問
    川崎 文雄 議員
    上原富士雄 議員
    武者 葉子 議員
    伊藤  清 議員
    金井 久男 議員
    今井 敏博 議員
    山口  覚 議員
    小宮ふみ子 議員
    櫻井ひろ江 議員
※注:平成23年3月定例会一般質問予定者(実際は震災口実に自粛で中止)
    櫻井ひろ江 議員
    新井 孝昭 議員
    伊藤  清 議員
    中島 徳造 議員
    金井 久男 議員
    小宮ふみ子 議員
    武者 葉子 議員
    川崎 文雄 議員
    上原富士雄 議員
    今井 敏博 議員
    山口  覚 議員

■以上の結果を、議員番号順にまとめてみました。

1 大野 貞義(民主・社民クラブ)××○××××○××××××  2回(14位)
2 金井 久男(日本共産党)   ○○○○○○○○○○○○○○ 14回(1位)
3 櫻井ひろ江(日本共産党)   ○○○○○○○○○○○○○○ 14回(1位)
4 山口  寛(日本共産党)   ○○○○○○○○○○○○○○ 14回(1位)
5 吉岡 完司(新政会)     ○×○×××××○××○×○  5回(11位)
6 今井 敏博(安政の会)    ○○○○○○○○○○○○○× 13回(6位)
7 武者 葉子(公明党)     ○×○○○○×○○○○○○○ 12回(7位)
8 上原富士雄(公明党)     ○○○○○○×○○○×○○○ 12回(7位)
9 小宮ふみ子(民主・社民クラブ)○○○○○○○○○○○○○○ 14回(1位)
10 中里  稔(民主・社民クラブ)○○○○○○○○××××××  8回(9位)
11 川崎 文雄(民主・社民クラブ)○○○○○○○○○○○○○○ 14回(1位)
12 奥原 賢一(新政会)     ××○×××××××××××  1回(16位)
13 齊藤 盛久(新政会)     ×○×××○×××○××○×  4回(13位)
14 中島 徳造(新政会)     ×○×○×○×××○×××○  5回(11位)
15 上原 和明(新政会)     ××××××××××××××  0回
16 柳沢 吉保(新政会)     ×○××××××××××○×  2回(14位)
17 新井 孝昭(安政の会)    ××××××××××○×××  1回(16位)
18 田中 伸一(安政の会)    ××××××××××××××  0回
19 土屋  弘(無所属)     ××××××××××××××  0回
20 高橋 由信(フォレスト)   ○×○○×○××○○×○**  7回(10位)
21 佐藤 宰司(創政会)     ××××××××××××××  0回
22 中山 澄夫(新政会)     ××××××××××××××  0回
23 遠間 徹也(新政会)     ××××××××××××××  0回
24 横山  登(新政会)     ××××××××××××××  0回
25 瀧本 夏代(創政会)     ××××××××××××××  0回
26 廣瀬  晃(安政の会)    ××××××××××××××  0回
27 柳沢 健一(創政会)     ××××××××××××××  0回
28 伊藤  清(安政の会)    ××××××××××××××  0回
(*)なお、20番の高橋由信市議は、平成22年4月の市長選出馬のため同年3月末で市議を辞職。今年4月の市議選に再出馬の話も取りざたされる。

 上表からお分かりのように、無質問議員は、上原和明(新政会)、田中伸一(安政の会)、土屋弘(無所属)、佐藤宰司(創政会)、中山澄夫(新政会)、遠間徹也(新政会)、横山登(新政会)、瀧本夏代(創政会)、廣瀬晃(安政の会)、柳沢健一(創政会)、伊藤清(安政の会)の11人です。中には、期間中、議長を務めた市議もいますが、安中市議会の場合議長の任期は1年なので、言い訳にはなりません。(注:伊藤清市議は、その後昨年12月市議会で一般質問をした)


■では、なぜこういう公金を食い物にするだけの怠慢議員がはびこるのでしょうか。その理由のひとつが、破格の議員報酬にあると思われます。

 安中市の「議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例」http://www.city.annaka.gunma.jp/reiki_int/reiki_honbun/r3540127001.html によれば、議員の報酬は次のとおりです。
 議長 月額 430,000円
 副議長 月額 380,000円
 議員(常任委員長及び議会運営委員長) 月額 362,000円
 議員 月額 360,000円

 また、期末手当の額は、「前項の基準日現在(同項後段に規定する議員にあっては、辞職又は死亡の日現在)において受けるべき議員報酬の月額とその額に100分の20の割合を乗じて得た額を合算した額に、6月に支給する場合においては100分の192.5、12月に支給する場合においては100分の197.5を乗じて得た額に、基準日前6月以内におけるその者の在職期間に応じて、次に掲げる割合を乗じて得た額とする。」として、在職期間に応じて次の係数が使用されます。
(1)在職期間が6月以上の場合 100分の100
(2)在職期間が3月以上6月未満の場合 100分の60
(3)在職期間が3月未満の場合 100分の20
(平20条例30・平21条例31・平22条例13・一部改正)

■これから試算しますと、年間の報酬+期末手当の合計は次のようになります。
 議長 年額 7,172,400円
 副議長 年額 6,338,400円
 議員(常任委員長及び議会運営委員長) 年額 6,038,160円
 議員 年額 6,004,800円
このほかに、委員会などさまざまな当て職があり、それらの手当や日当、旅費などが支給され、第二の報酬の言われる政務調査費も一人当たり年間12万円が支給されます。また、各委員会や会派で、しょっちゅう国内旅行の機会もあります。

 主な仕事は年4回の定例会で、それぞれ正味7日から13日ほど顔を出せばよいので、年間でも40日ぐらい顔を出していれば、これだけの報酬が得られるのです。1日当たり平均15万円以上となり、優秀なシステムエンジニア級の破格の待遇です。

 したがって、せめて一般質問ぐらいは、市民に向けて格好だけでもやることは当然の義務と思いますが、無質問議員が8人もいる安中市議会は、県内12市でワースト1、県内35市町村でもワースト3の不名誉な市議会となってしまいました。

■では、議員の報酬はどのような理由で決められるのでしょうか。いろいろな見方がありますが、中でも興味深いのが、市職員の給与との比較で平均的な数値に相当するという見方です。すなわち、市職員に比べて報酬が安すぎると、「職員にバカにされるのでは」という声を勘案したものです。一方、市職員に比べて報酬が高すぎると、「年間わずか40日しか顔を出していないのに」と市民から批判を浴びるからです。

 市の職員の給与は、「安中市職員の給与に関する条例」http://www.city.annaka.gunma.jp/reiki_int/reiki_honbun/r3540134001.html#j6_k2 に定められています。

 これによると、職員の給与は職務給と号給の組み合わせで実に多様に細分化されています。各職務給で一番低い号給で見てみましょう。

 職務1級1号給: 月額 135,600円
 職務2級1号給: 月額 185,800円
 職務3級1号給: 月額 222,000円
 職務4級1号給: 月額 261,900円
 職務5級1号給: 月額 289,200円
 職務6級1号給: 月額 320,600円
 職務7級1号給: 月額 366,200円

■次に各職務給で一番高い号給で見てみましょう。

 職務1級 93号給: 月額 243,700円
 職務2級125号給: 月額 309,200円
 職務3級113号給: 月額 356,400円
 職務4級 93号給: 月額 390,100円
 職務5級 85号給: 月額 402,500円
 職務6級 77号給: 月額 424,600円
 職務7級 61号給: 月額 458,400円

 これに6月と12月に期末手当が加算されます。これも条例で「期末手当の額は、期末手当基礎額に、6月に支給する場合においては100分の125、12月に支給する場合においては100分の135を乗じて得た額に、基準日以前6箇月以内の期間におけるその者の在職期間の区分に応じて、次の表に定める割合を乗じて得た額とする。
 在職期間       割合
 6ヶ月        100分の100
 5ヶ月以上6ヶ月未満 100分の80
 3ヶ月以上5ヶ月未満 100分の60
 3ヶ月未満      100分の30」
と定められています。

 これらを議員報酬の場合と同様に計算すると、年間の給与合計額は次のようになります。

 職務1級1号給: 年額 2,261,808円
 職務2級1号給: 年額 3,099,144円
 職務3級1号給: 年額 3,717,972円
 職務4級1号給: 年額 4,368,492円
 職務5級1号給: 年額 4,823,856円
 職務6級1号給: 年額 5,347,608円
 職務7級1号給: 年額 6,108,216円

 職務1級 93号給: 年額 4,064,916円
 職務2級125号給: 年額 5,157,456円
 職務3級113号給: 年額 5,944,752円
 職務4級 93号給: 年額 6,506,868円
 職務5級 85号給: 年額 6,713,700円
 職務6級 77号給: 年額 7,082,328円
 職務7級 61号給: 年額 7,646,112円

■これを見ると、職務6級の最高クラスの給与と市議会議長の報酬がほぼ同じのように見えます。何もしなくても3期も務めれば市議会議長の椅子がころがりこむ市議会のほうがはるかに楽で、実入りがよいと思われるかもしれません。

 しかし、市職員の場合、給料のほかにも、給料調整額、初任給調整手当、地域手当、管理職手当、扶養手当、住居手当、通勤手当、単身赴任手当、特殊勤務手当、時間外手当、宿日直手当、管理職特別勤務手当があり、期末手当も実は給料に扶養手当と地域手当が加算されたものが期末手当基礎額になるというのです。

 給料調整額も給料の0.25倍を上限に加算が設定されており、初任給調整手当も同様に給料の0.20倍を上限に加算設定されています。地域手当は給料に管理職手当と扶養手当が加算された金額の0.1倍を上限に加算設定されており、管理職手当も給料の0.25倍まで設定されています。扶養手当は、配偶者が月額1.3万円、老人や子どもが一人当たり0.65万円なので、妻と両親と子ども2人だと月額3.6万円になります。通勤手当は距離により片道2km以上ならつき0.41万円ももらえます。10km以上は0.64万円、20km以上が1.03万円、30km以上が1.51万円、60km以上が2.45万円もらえるので、燃費のよいハイブリッド車による通勤だと、ガソリン代で半分が浮きます。単身赴任の場合は付き2.3万円がつきます。特殊勤務の場合も給料にプラスαが付きます。

 時間外労働をすれば、1時間当たり月額給料の0.4284%が加算され、さらに平日ではその1.15~1.25倍となり、休日や深夜になると1.25から1.5倍になります。また、管理職特別勤務手当として給料の0.15倍、月額として0.9万円を限度として加算してもらえる場合があります。

■こうしたもろもろの手当を勘案して加算して当会でモデル試算してみたところ次のように大幅にアップしました。

 職務1級1号給: 年額 2,261,808円 → 4,925,787円
 職務2級1号給: 年額 3,099,144円 → 6,428,887円
 職務3級1号給: 年額 3,717,972円 → 7,539,744円
 職務4級1号給: 年額 4,368,492円 → 8,707,491円
 職務5級1号給: 年額 4,823,856円 → 9,524,913円
 職務6級1号給: 年額 5,347,608円 → 10,465,100円
 職務7級1号給: 年額 6,108,216円 → 11,830,470円
 
 職務1級 93号給: 年額 4,064,916円 →  8,162,542円
 職務2級125号給: 年額 5,157,456円 → 10,123,760円
 職務3級113号給: 年額 5,944,752円 → 11,537,030円
 職務4級 93号給: 年額 6,506,868円 → 12,546,080円
 職務5級 85号給: 年額 6,713,700円 → 12,917,370円
 職務6級 77号給: 年額 7,082,328円 → 13,579,090円
 職務7級 61号給: 年額 7,646,112円 → 14,591,140円(市長を超える?)

 上記の数字はあくまでモデル試算ですが、職務6級になると、確実に年間賃金が1千万円を超えるという結果がでました。

■何もしない議員が年間700万円台を保証されるのも理不尽な話ですが、市の職員がこれほど高級だとは思いもよりませんでした。もし、上記の試算にやり方に間違いがあれば、どしどし指摘していただきたいのですが、これではまさに鹿児島県の阿久根前市長が指摘してきたように、官民格差が歴然です。しかも、官は民の納める税金で全て費用を賄っているのです。

 この「官高民低」の賃金問題については、安中市長がきちんと市民に実態を詳細に説明して、即刻是正策をとるべきでしょう。市議会は率先して是正勧告をすべきですが、自助努力は到底期待できそうにありません。

 当会は引き続き、この問題について今後もメスを入れてゆくことにします。

【ひらく会情報部】

コメント (1)
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