■11月14日に当会会員が、高崎市役所で平成26年度の政務活動費の調査を敢行しましたのでさっそく報告内容を見ていきましょう。
↑高崎市議会議長・後閑太一センセイが自分に出した政務活動費収支報告書修正届。↑
今回の調査の過程で、市議会議長でもある後閑太一議員の修正届がありました。そこでよくよく見ると、宛先が届け人と同じ議長の後閑太一になっていました。不謹慎かもしれませんが、ドロボーがドロボーを裁いているシーンが思い浮かんでしまいました。まさにブラックジョークのようで、調査に当たった当会会員のかたも思わず笑ってしまったそうです。
そこで後ろに控えていた高崎市職員にこの件を問うたところ、「そういう制度ですから」との返答に続き、「私もおかしいとは思う」とその職員も言っていたとか(!)。
そして、またしても血税が野放図に使われた現場は、例の「さくらホール」でした。
↑後閑太一センセイの政務活動費収支報告書(議員用)。↑
■この政務活動費としての費消時期は、請求書と領収書の日付によれば「平成26年10月5日」となっています。開催日は記入されておりませんので、いつ開催されたのかは不明ですが、仮に平成26年10月5日だとすると、その日は日曜日で友引でした。
↑後閑太一センセイの領収書等整理票(さくらホール櫻井式典(有))。↑
↑これも同様(さくらホール櫻井式典(有))。↑
「参加人数は430人」との記載はありますが、やはり本当に開催されたかどうか非常に疑わしいと言わざるを得ません。
旧榛名町選出議員が、高崎市剣崎にあるこの会場を用意するのも何か不自然です。
さくらホールには、榛名に「はるなさくら邸」というのがありますが、家族葬向けの施設でとても430人は入りません。だとすると、やはり剣崎の「さくらホール」で行われたのでしょうか?
「さくらホール」のHPを見ても大ホールや玄関にとても430人が入れるとは思えませんね。葬式の様に順々に流れるように429人が後閑センセイに拝礼でもしたのでしょうか?
〇さくらホール http://sakura-hall.jp/hall/
ちなみに、平成25年・27年に同様な催しは開催されていませんでした。
■後閑センセイのこの年の修正額は30万9千円です。我々平民市民が時給800円で働いた場合、2カ月も働かないと稼げない金額です。
センセイ自らこの不自然な経緯を説明する責任があると思いますが、修正さえ済ませてしまえば、「もう安心」とばかりに、喉元過ぎれば熱さを忘れてもらっては困りものですね。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】