市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

4月1日にゴミ焼却施設の所長に昇進した途端、死に追いやられた安中市職員の一体なぜ?(続報4)

2013-05-05 23:32:00 | 困ったちゃん岡田義弘・元市政

■連休の合間の5月1日の午後、しばらくぶりに安中市大谷地区にある違法手続のオンパレードで造られたサイボウ環境の管理型一般廃棄物最終処分場に行き、放射線量を計測しました。



 周辺及び場内をベラルーシのATOMTEX社製MKC-AT6130型線量計で計測した結果、地表から1mの高さの空間線量は概ね0.8~0.11μSv/hの範囲内にあることがわかりました。


 その後、ここに毎日平均10t程度焼却灰を搬入している安中市の碓氷川クリーンセンターに赴き、午後3時40分ごろ、搬出元での焼却灰の線量を測定を申し入れました。


 窓口にいた監理係の担当者は、奥の席にすわっている職員のかたのところへ行き、なにやら耳打ちをして、5分くらい話したあと、戻ってきて、「現場に案内します」といって、焼却炉の焼却灰と飛灰のピットではなく、ごみ焼却施設の建屋の裏手のゲートボール場との間にある焼却灰のストック倉庫に歩いて案内していただきました。


 この倉庫から週3回、サイボウのトラックが来て、ショベルローダーで灰を積み込んで、サイボウの処分場に搬出しているのだそうです。


 シャッターを開けてもらい、保管庫内の地上1mの空間線量を計測したところ0.11μSv/hでした。


 次に、ショベルローダーの奥に堆積してある焼却灰のうえにベラルーシATOMTEXの線量計とロシアSNIIP-AUNIS社のMKC-01CA1の両方の線量計を載せて、2か所ほど、計測しました。その結果、灰の表面の線量は概ね0.16~0.20μSv/hの範囲にあることが分かりました。やはり、依然として焼却灰の線量は周辺環境よりも高いことが分かります。



■さて、線量計の数値が静定するまでの数分間、管理係の担当者のかたに、先月初めに起きた所長の急死事件について、いくつか疑問点を聞いてみました。

 ところが、質問した途端、表情が硬くなり、口数が少なくなりました。当会は「緘口令でもしかれているのでしょうか」と訊ねましたが、担当職員は、表情をこわばらせて黙ったままでした。どうやら当会のブログを皆さんお読みになっているようです。

担当職員には権限がないのだろうと判断して、「後任の所長はまだ正式にきまっていないでしょうし、後任者は、当日の出来事の様子はしらないでしょうから、管理係長であれば、そのときの話を聞かせてもらえるでしょうか」と面談を打診してみました。

 ところが管理係の担当職員は、「実は新しい所長が今朝辞令が交付されて着任した」といい、身分を聞いたところ、前職は財務部契約検査課にいた職員であることがわかりました。

 あとで秘書課に確認したところ、次の人事であることが分かりました。
●平成22年4月1日付異動
【課長補佐級】
総務部契約検査課入札契約係課長補佐(上下水道部下水道課工務係課長補佐)白石久男
●平成23年4月1日付異動
【主幹級】
財務部契約検査課入札契約係主幹=昇格(財務部契約検査課入札契約係課長補佐)白石久男
●平成25年5月1日付異動
【課長級】
碓氷川クリーンセンター所長(=課長)=昇格(財務部契約検査課入札契約係主幹)白石久男

■ 「では、さっそく所長にかけあって、4月2日当時、所内でナンバー2として、前所長の捜索に采配をふるったかたに面会をしたいのですが」とお願いしたところ、「もうしわけないが、本庁の秘書課に依頼して確認をとってほしい」と言われました。

 さっそく、前の週の4月22日に面談したことのある秘書課広報係長に電話をしました。「今、クリーンセンターにおり、先日の面談の際に秘書課では不明点だった事項を関係者に直接ヒヤリングしようとしましたが、秘書課を通じてその旨申し入れてほしい、との指示を管理係から頂いたので、誰に面談可能なご指示ください」とお願いしたところ、秘書課係長は、一瞬電話口で驚いた様子でしたが、「ちょっと待って欲しい」と2分程度待たされました。

 すると、「あいにく、(田中)課長は、いま病院に出かけているため、確認が取れない」というので、「何時に戻られる予定でしょうか」ときくと、「今日戻るかどうかわからない。本人がいるときにまた依頼してほしい」とのことでしたので、「それでは、来週以降、あらためて要請したいので、そのときは、よろしくお願いします」と要請しました。

■当会では近々、日を改めて、秘書課にクリーンセンター関係者との直接面談を申し入れてみたいと考えております。質問事項は現在、吟味中ですが、これまでの疑問点をもとに次のような内容になると考えています。

1.平成25年4月2日当日の出来事について
(1)家族が連絡する前に捜索を開始したのかどうか?
(2)その場合、そのきっかけはどのようなものだったのか?
(3)その場合、何時から捜索に着手したのか?
(4)家族からの電話連絡に対して、何係の誰が対応したのか?
(5)捜索は、どのように行ったのか?
(6)ふたりひと組で何グループ化にわかれて手分けして行ったのか?
(7)捜索の対象場所としてこころあたりは何か所あったのか?
(8)誰が何時に所長を発見したのか?(第一発見者と時刻)
(9)警察に通報した時刻は何時何分だったのか?
(10)警察が現場に到着したのは何時何分だったのか?
(11)秘書課に通報した時刻は何時何分だったのか?
(12)秘書課には誰が電話をしたのか?
(13)秘書課を通じて誰に報告したのか?
(14)マスコミ等からこの件で直接クリーンセンターに問い合わせはあったのか?その場合、どのように対応したのか?
2.報道内容について
(1)東京新聞によると、所長の発見時刻が午前8時45分とあるが、間違いはないか?
(2)死亡の原因として、4月3日朝の新聞記事には、「自殺らしい」とか、「事件性は無い」などと報じているが、そうした死亡原因の理由について、事前に2日の時点で知り得ていたのか?それとも、新聞報道で初めて知ったのか?
3.所長の人事について
(1)4月1日の夕方、所長は何時頃まで事務所にいたのか。その日の夕方の行動について、なにか聞いていたか?
(2)3月22日に所長昇格の内示を受けてからなにか所長に変わった事はあったか?
(3)係長から所長に抜擢されたことについて、どのように受け止めたのか?意外と感じたのか、あるいは内部からの抜擢として当然の人事だと感じたか?
(4)係長時代に、月平均何時間残業をしていたのか?
(5)後任の所長が、5月1日付で着任したが、今回は内部からの抜擢ではなかったことについて、どう感じたか?
4.タクマとの関係について
(1)後も焼却施設は、現在24時間の連続運転をしているそうだが、2交替制か、それとも3交替制なのか?
(2)それぞれの当直の時間帯は何時から何時までなのか?
(3)どの時間帯を市職員が担当し、どの時間帯をタクマ・テクノスが担当しているのか?
(4)2基のゴミ焼却炉は交互に運転していると思われるが、どのような使い方をしているのか?
(5)平成10年4月から運転を続けていると思われるが、更新の計画はどのような予定と内容で考えているのか?


碓氷川熱帯植物園の管内にあるゴミ焼却システムのフロー図。

ゴミ焼却炉は准連続式(16時間)で90t/dだったが、現在は24時間連続運転で135t/dだという。しかし、ゴミの量は減っており、炉の負荷は実際には少ないという。

■また、秘書課に対しても、あらためて次の質問をしたいと考えています。

(1)4月2日の朝9時30分にFAXをマスコミに発信しなければならなかった理由は何か?
(2)その際、家族への配慮についてはどのように考慮していたのか?
(3)後任所長として、クリーンセンター内部からの抜擢人事ではなく、外部から人選した理由は何か?
(4)クリーンセンターにもこの事件について、緘口令あるいはその類の指示を秘書課から出しているか?
(5)後任の所長人事として、平成25年5月1日付で、総務部契約検査課入札契約係の白石久男・主幹に辞令が交付されたが、今回、クリーンセンターの内部から抜擢しなかった理由は何か?

【ひらく会情報部・公務員労働環境調査班】

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