■当会が群馬高専に関わるきっかけともなった、同校電子情報工学科で甚大な被害を出したアカデミックハラスメント事件。多数の学生や教員が不登校化や精神科通いを余儀なくされ、進学を断念した学生、転職を余儀なくされた教員も出ました。事件について揉み消しと隠蔽を繰り返し、あげくに同校を大炎上させパニックまで起こした当時の西尾典眞学校長は、文科省に逃亡のうえ、追及が滞っているうちに退職金をたんまり抱えて消えていきました。アカハラを起こした張本人の雑賀洋平教授は、事件後も一切ろくな調査はなされず、処分を受けることなく群馬高専に居座っていましたが、2019年度に突如、古い同僚のツテで沼津高専に「人事交流」で逃亡していきました。こうした動向は当会のブログで長期にわたりご報告し続けているとおりです。
沼津に逃亡後は、沼津高専藤本校長に手厚く護られて「高専内ニート」状態にあった雑賀洋平氏についてその後の動向が注目されていました。その折、情報提供があり、2020年4月から雑賀洋平氏が群馬高専電子情報工学科教授に何事もなかったかのように復帰するだけでなく、同学科3年クラスの正担任を受け持つ予定になっている模様であることが判明しました。
↑令和2年度電子情報工学科3年次専門科目「電子情報工学実験演習」のシラバスのスクリーン・ショット画像。雑賀洋平の名前が筆頭にあることがわかる。通常筆頭は学年の正担任であることから、雑賀洋平が群馬高専J科新3年生を率いる可能性が極めて高いことがわかる。↑
↑同じく令和2年度電子情報工学科4年次専門科目「電磁気学Ⅱ」のシラバスのスクリーンショット画像。↑
↑同じく令和2年度電子情報工学科5年次専門科目「電磁気学Ⅲ」のシラバスのスクリーンショット画像。↑
本当に3J(電子情報工学科3年)の正担任に着任するとしたら、群馬高専は、甚大な被害を出したアカハラ問題が一切解決していないにも関わらず、17や8の多感な時期の少年少女達にそのような危険人物を深く関与させ、その運命を握らせることになります。群馬高専と山崎誠校長は正気なのでしょうか。
しかも、学科のクラス担任は基本的に進級にあわせて3年生から卒業までシフトして担当になるため、正担任ということは新3J生は卒業まで3年間緊密に関わり続けることになります。群馬高専、特に電子情報工学科生、特に新3年生の学生と保護者は、この非常事態について事前に知らされ、納得しているのでしょうか。
■情報提供と当会の独自調査によって、雑賀氏は令和2年度から以下の授業を担当することがわかりました。
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【令和2年度・J科の雑賀受け持ち予定】
3年
・電子情報工学実験実習 ZIP ⇒ 2020j3dqhwkigj.zip
4年
・電磁気学Ⅱ ZIP ⇒ 2020j4dcwuigj.zip
5年
・電磁気学Ⅲ ZIP ⇒ 2020j5dcwvigj.zip
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アカハラ事件が首尾よく風化し忘れ去られ、後援会も靴を舐めたのをいいことに、「アカハラなんかそもそも存在しなかったんだよ」という風情で、平然と雑賀洋平を3年生の担任に据え、これだけの科目を担当させるなど、あまりにもアカハラ被害者の方々や群馬高専の保護者・学生、当会を舐め腐っています。山崎誠校長はもはや教育者どころか人間ですらありません。
■そこで3月4日、緊急で群馬高専に事実確認と抗議を行うことにしました。
群馬高専総務課に電話をしたところ、午前中と午後1時頃の電話では村田課長補佐も尾内課長も会議中とのことで応対してもらえず、午後1時半にかけた3度目の電話で、ようやく村田課長補佐が出ました。名乗るとすぐに、「尾内がいるので繋ぎます」と回されました。尾内課長からの電話の音声の具合から、おそらく録音している様子がうかがえました。
まずは近況確認として、「新型肺炎対策で休校にしているのか」と訊くと、「今はちょうど試験の時期で学校が休みなので、休校措置は取らなくて済んでいる。しかしこのままいくと卒業式をどうするか、さらには新学期の入学式をどうするか、が悩みだ」とのこと。
次に、雑賀洋平の件の経過確認で、「雑賀研究室など入口ドアのガラス窓に目張りをしている件についてはどうなったのか」と訊いたところ、「現在機構本部に伺いを出している最中で、どのような回答を差し上げられるか調整中」とのこと。「単純な問題についてずいぶんと時間が経過しているではないか」というと、「誠に申し訳ない」と返すのみでした。
■こちらからは、「とにかく早く目張りを撤去すべきではないか、雑賀先生もまもなく沼津から戻るようだし」といって、本題に入りました。
雑賀が次年度から復帰するという情報が寄せられたが本当か、と尋ねると、それまで饒舌だったのがとたんに口調がかわり、「それはイエスともノーともお答えするわけにはいきません」とのこと。当会から、しかしいずれにしても来月新学期になれば公表することになるのだから、今からイエスと言ってもたんに1ヶ月程度のタイムラグにすぎないのでは、というと、「とにかくこの種の情報についてはノーコメント」と強弁するばかりでした。では、学校側として否定もされないのだから、オンブズマンとしては先行して公表しても問題ないよね、と念押ししましたが、「とにかくハイもイイエも言えません」の1点張りでした。
■その上で当会からは、「尾内さんがこられる前に起きた事件はご存知ですよね、あれだけの甚大な被害を生徒や教員にあたえた御仁が戻ってきて、しかも情報によれば、J科3年生の正規の担任になることが決まっているという。山崎校長や事務部長ら幹部はいったいどういうつもりなのか、17-18歳の多感な子どもたち相手に今度また事件が起きれば、取り返しがつかなくなることを承知しているのか」と質しました。
それに対して、尾内課長は「ご指摘の件は山崎校長にも伝えておきます」とのこと。そこで当会から、「本件は極めて重大事であり、近日中に直談判に貴校を訪問することも検討中だ」と申し上げると、「来られても返事は変わりません」と声が帰ってきました。
■このように、学生や保護者やアカハラ被害者のことなど微塵も顧みず、アカハラ事件が存在しなかったことを遂に既成事実とするため、なんとしてでも雑賀洋平の復帰と3年担任着任を強行したいようすがうかがえます。どうも、新3年生やその保護者にすらろくに内情が知らされていないようで、反対が起こらないように一切を伏せたまま、寸前になって伝えることで強行突破しようとしているようです。
本件については、早めに内部学生らにも伝達し、あわせて公表したほうが、新学期に何も知らされずに登校する学生諸君にもためになることと思われます。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
ご指摘のように、たしかに来月J科3年生となる皆さんは、西尾校長時代のすさまじいアカハラの実態は知らされていない人がまだかなりいるかもしれません。学生や保護者にとって担任を選んだり拒否したりする権限がないだけに、よけい気の毒です。
来月から雑賀が担当することになろうJ科諸君には、万一そのような環境におかれてしまったら、再びパワハラ、セクハラ、モラハラ、アカハラの被害発生を繰り返さないためにも、わずかな兆候でも構いませんので、当会に通報していただければ幸いです。
市民オンブズマン群馬事務局より
平素より本件にご注目くださり、また貴重なアドバイスをいただきありがとうございます。
雑賀洋平が本当に新年度から電子情報工学科3年の正担任に就くか、については、実際に4月になってみないと100%確実なことを知る術がありません。土壇場で変更する可能性も想定されるからです。
もし担任になった場合、ということで話をします。
卒業まで担任と関わらないということはほぼ不可能なので、基本的に有事の際は録音・録画、また日時や内容をしっかり記録したメモを取ることが基本になると考えられます。証拠を残すことが、事後対応を有利にする第一歩になります。しかし、担任となると、学生の個人情報を握り、更に各種証明書・調査書の発行、各種申請、様々な印鑑シーンで関わることになるので、敵に回すと面倒臭いのも事実です。
また、文科省も、高専機構も、群馬高専も、学科も、後援会も、これまで基本的に雑賀洋平のアカハラを黙認・助長してきた立場であり、なにか事件が起こったということになればこれまでの責任も問われるため、また徹底的に握りつぶす向きに動くかもしれません。
今後のアカハラ被害者にとって、頼れる味方がいないという事態が危惧されることは、大いに心配のタネです。
オンブズマンもあくまで第三者の立場からの調査追及しかできないため、アカハラ被害者本人に戦う気力がなく、泣き寝入りを決めると、基本的にはやらせ放題ということになります。
もっとも有効な手段は、アカハラ被害者本人が、証拠と弁護士を付けて法廷に訴え出ることになりますが、極めて敷居の高いものです。
担任される学生や保護者に「啓蒙」しようにも、伝える手段がないため、彼ら自身が主体的に情報収集していることを祈るほかありません。群馬高専後援会に何か言っても、一部幹部が握り潰すので、当事者には一切届かないのです。
雑賀の担任着任予定疑惑を報告してから既に20日あまり経過しており、年度末まで残り1週間程度になります。この間に彼らが当ブログに目を通してくれていること、そして新年度になってからパニックに陥らないことをただただ祈るばかりです。
市民オンブズマン群馬事務局より