■数々の問題行動で長野高専とその関係者らに著しい損害とモラル崩壊をもたらした、同校の文科省天下り前校長・石原祐志氏。ところが、たった3年間の天下り在職にそぐわぬその凄まじく不名誉な負の実績にも関わらず、彼の跡を継いだ土居新校長ら長野高専幹部は、有無を言わさず同氏への名誉教授称号授与を強行してしまいました。
長野高専校長を辞した石原氏は、理研の名ばかり窓際部長との兼職で、経産省所管の産業技術総合研究所(AIST)にある事業体の役員に就いており、その役員紹介ページ上で誇らしく「長野高専名誉教授」の肩書を掲載していることが調査で分かりました。しかし、その掲載日と実際の称号授与検討過程の辻褄がどうも合わず、同氏が授与内定もしないうちから勝手に同校名誉教授を名乗っていた、換言すれば詐称していた疑惑が浮上したため、長野高専と産総研(AIST)の両者に質問状・問い合わせ文書を送付していました。
しかし、両者から同日に届いた回答FAXは、真っ向から矛盾する内容であり、眩暈すら覚えるほどの常軌を逸したものでした。そのため、当会では9月30日、杜撰な回答を寄こした産総研に対して抗議を行い、再調査を要請していました。経緯は以下の記事をご覧ください。
○2019年9月19日:【出張!オンブズマン】謎に包まれた名誉教授称号授与事実に関し長野高専に公開質問!しかし意外な展開に…↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3033.html
○2019年9月27日:【出張!オンブズマン】長野高専石原前校長への名誉教授授与問題…同校と産総研から驚愕の相互矛盾FAX!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3038.html
■ところが、「楽観視はできないにしてもこれで流石に多少はマトモな調査・回答を行うだろう」と考えていたその矢先、たった3日後にFAXが1枚だけ送られてきました。
*****10/3産総研からの回答*****ZIP ⇒ 20190927y.zip
市民オンブズマン群馬
代表 小川 賢 様
「抗議及び再調査要請状」に対する回答について
令和元年10月3日
産業技術総合研究所
コンプライアンス推進本部
貴団体より9月30日付けのFAXにてご送付いただきました「抗議及び再調査要請状」において要請されている3点(再調査及び回答)について、下記のとおり回答いたします。
記
【1】 添付の長野高専の公式回答と、貴法人9月27日付回答にかかる「調査結果」の間の矛盾についてご説明ください。
(回答1)
弊所は、今般、貴団体からのご指摘を踏まえ、直接、長野高専に問い合わせを行い、石原祐志氏への名誉教授称号の発令日が平成31年4月1日付けであることを確認いたしました。貴団体への長野高専からの回答との矛盾については、当方として回答する立場にありません。
【2】 文書日付上の話ではなく、現実の時系列上の話として、貴法人が当該称号の掲載を行った段階で、石原祐志氏が現実に名誉教授称号を授与されていたのかどうかについてご回答ください。
(回答2)
弊所は、今般、貴団体からのご指摘を踏まえ、直接、長野高専に問い合わせを行い、石原祐志氏への名誉教授称号の発令日が平成31年4月1日付けであることを確認いたしました。
【3】 掲載時点において、貴法人職員が実際に名誉教授称号記を確認するなどして、ファクトチェックを行ったのかどうかについてご回答ください。
(回答3)
弊所外の人材の経歴を掲載する場合は、基本的に、ご本人からの申告に基づいて手続きを行っております。
以上
**********
■というわけで、もはや日本語がまったく通じていないことがわかります。「現実の時系列上の話をしろ」と要請した質問2に対して、「4月1日付けであることを確認いたしました」などという回答になっていない回答をコピペして返してきたことに至っては、悪意すら感じられます。
というわけで、産総研が単に無能だからというよりは、むしろ明白に意図して、このように本件を封じ込めたいという力が働いている気がします。他省庁から補填に回されただけの3流役人とはいえ、やはり仮にも「貴賓」の「役員様」なので手が出せないということでしょうか。コンプライアンス推進室の権限や意識がこの有様では、産総研の一般部署の研究不正やハラスメントへの自浄能力など想像を絶するほど悲惨なものであるに違いありません。
一方で、長野高専もあくまで「4月1日付」を頑として言い張り続けるなど、当会相手と産総研相手で二枚舌を駆使していることがわかります。
■というわけで、産総研の調査能力や自浄作用には一切の期待ができなくなったので、腰を据えての正攻法での追及に舵を切ることにしました。まずは、石原氏への名誉教授授与に関する時系列と事実関係を精査し証明するための情報収集のため、長野高専と産総研に対し情報開示請求をおこなうことにしました。10月8日に両関係先に提出した情報開示請求書の内容は以下のとおりです。
*****長野高専宛開示請求*****ZIP ⇒ 20191008lj.zip
法人文書開示請求書
令和元年10月8日
独立行政法人国立高等専門学校機構
長野工業高等専門学校 御中
氏名又は名称:(法人その他の団体にあってはその名称及び代表者の氏名)
市民オンブズマン群馬 代表 小川 賢
住所又は居所:(法人その他の団体にあっては主たる事務所等の所在地)
〒379-0114 群馬県安中市野殿980
TEL 090(5302)8312
連 絡 先:(連絡先が上記の本人以外の場合は,連絡担当者の住所・氏名・電話番号)
〒371-0801 群馬県前橋市文京町一丁目15-10
市民オンブズマン群馬事務局長 鈴木 庸
TEL:027-224-8567
独立行政法人等の保有する情報の公開に関する法律第4条第1項の規定に基づき,下記のとおり法人文書の開示を請求します。
記
1 請求する法人文書の名称等
(請求する法人文書が特定できるよう,法人文書の名称,請求する文書の内容等をできるだけ具体的に記載してください。)
貴学前校長の石原祐志氏に対して貴学がその名誉教授称号を授与したことに関し、貴学内部において、同氏への同称号授与にかかる検討及びその決定を行った過程に関する文書の一切(議事録等が想定される)、また実際の授与行為に関する文書の一切(授与方法等の調整に関して作成されたものも含む)の一切。なお、電子メールを含む。
【以下略】
*****産総研宛開示請求*****ZIP ⇒ 20191008ylj.zip
様式第1号①
法人文書開示請求書
令和元年10月8日
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 御中
氏名又は名称:(法人その他の団体にあってはその名称及び代表者の氏名)
市民オンブズマン群馬 代表 小川 賢(おがわ まさる)
住所又は居所:(法人その他の団体にあっては主たる事務所の所在地)
〒379-0114 群馬県安中市野殿980
TEL090(5302)8312
連 絡 先:(連絡先が上記の本人以外の場合は、連絡担当者の住所・氏名・電話番号)
〒371-0801 群馬県前橋市文京町一丁目15-10
同事務局長 鈴木 庸(すずき よう)
TEL:027(224)8567
独立行政法人等の保有する情報の公開に関する法律(平成13年法律第140号)第4条第1項の規定に基づき、下記のとおり法人文書の開示を請求します。
記
1 請求する法人文書の名称等
(請求する法人文書が特定できるよう、法人文書の名称、請求する文書の内容等をできるだけ具体的に記載してください。)
貴法人の「ヘルスケア・サービス効果計測コンソーシアム」の役員である石原祐志氏の経歴・肩書(長野高専名誉教授等)が、同コンソーシアムHPの役員紹介ページ(https://unit.aist.go.jp/waterfront/ebhw/officer.html)に掲載されていることに関し、次の情報。
(1)貴法人が石原氏からその経歴及び肩書にかかる申告を受けた際の文書あるいは申告があったことを示す文書(電子メール含む)。
(2)貴法人が上記HPの当該ページに初めて石原氏の経歴及び肩書を掲載した日時がわかる情報。
【以下略】
**********
■開示文書の受け取り方法に関してですが、産総研については、現時点で東京にある情報公開窓口での受領を予定しています。
長野高専についても、一応開示請求書では現地受け取りを指定しましたが、長野高専で受領するか、あるいは機構本部や群馬高専に回してもらうことが可能ならばそうしてもらうのか、予定が合わない場合郵送に切り替えてもらうかは、現在検討中です。
ひとまず、当会からの情報開示請求に対して、両関係先がどのような文書を開示してくるのか、あるいはどのような理由を付けて不開示としてくるのか、注視していくこととしています。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
長野高専校長を辞した石原氏は、理研の名ばかり窓際部長との兼職で、経産省所管の産業技術総合研究所(AIST)にある事業体の役員に就いており、その役員紹介ページ上で誇らしく「長野高専名誉教授」の肩書を掲載していることが調査で分かりました。しかし、その掲載日と実際の称号授与検討過程の辻褄がどうも合わず、同氏が授与内定もしないうちから勝手に同校名誉教授を名乗っていた、換言すれば詐称していた疑惑が浮上したため、長野高専と産総研(AIST)の両者に質問状・問い合わせ文書を送付していました。
しかし、両者から同日に届いた回答FAXは、真っ向から矛盾する内容であり、眩暈すら覚えるほどの常軌を逸したものでした。そのため、当会では9月30日、杜撰な回答を寄こした産総研に対して抗議を行い、再調査を要請していました。経緯は以下の記事をご覧ください。
○2019年9月19日:【出張!オンブズマン】謎に包まれた名誉教授称号授与事実に関し長野高専に公開質問!しかし意外な展開に…↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3033.html
○2019年9月27日:【出張!オンブズマン】長野高専石原前校長への名誉教授授与問題…同校と産総研から驚愕の相互矛盾FAX!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/3038.html
■ところが、「楽観視はできないにしてもこれで流石に多少はマトモな調査・回答を行うだろう」と考えていたその矢先、たった3日後にFAXが1枚だけ送られてきました。
*****10/3産総研からの回答*****ZIP ⇒ 20190927y.zip
市民オンブズマン群馬
代表 小川 賢 様
「抗議及び再調査要請状」に対する回答について
令和元年10月3日
産業技術総合研究所
コンプライアンス推進本部
貴団体より9月30日付けのFAXにてご送付いただきました「抗議及び再調査要請状」において要請されている3点(再調査及び回答)について、下記のとおり回答いたします。
記
【1】 添付の長野高専の公式回答と、貴法人9月27日付回答にかかる「調査結果」の間の矛盾についてご説明ください。
(回答1)
弊所は、今般、貴団体からのご指摘を踏まえ、直接、長野高専に問い合わせを行い、石原祐志氏への名誉教授称号の発令日が平成31年4月1日付けであることを確認いたしました。貴団体への長野高専からの回答との矛盾については、当方として回答する立場にありません。
【2】 文書日付上の話ではなく、現実の時系列上の話として、貴法人が当該称号の掲載を行った段階で、石原祐志氏が現実に名誉教授称号を授与されていたのかどうかについてご回答ください。
(回答2)
弊所は、今般、貴団体からのご指摘を踏まえ、直接、長野高専に問い合わせを行い、石原祐志氏への名誉教授称号の発令日が平成31年4月1日付けであることを確認いたしました。
【3】 掲載時点において、貴法人職員が実際に名誉教授称号記を確認するなどして、ファクトチェックを行ったのかどうかについてご回答ください。
(回答3)
弊所外の人材の経歴を掲載する場合は、基本的に、ご本人からの申告に基づいて手続きを行っております。
以上
**********
■というわけで、もはや日本語がまったく通じていないことがわかります。「現実の時系列上の話をしろ」と要請した質問2に対して、「4月1日付けであることを確認いたしました」などという回答になっていない回答をコピペして返してきたことに至っては、悪意すら感じられます。
というわけで、産総研が単に無能だからというよりは、むしろ明白に意図して、このように本件を封じ込めたいという力が働いている気がします。他省庁から補填に回されただけの3流役人とはいえ、やはり仮にも「貴賓」の「役員様」なので手が出せないということでしょうか。コンプライアンス推進室の権限や意識がこの有様では、産総研の一般部署の研究不正やハラスメントへの自浄能力など想像を絶するほど悲惨なものであるに違いありません。
一方で、長野高専もあくまで「4月1日付」を頑として言い張り続けるなど、当会相手と産総研相手で二枚舌を駆使していることがわかります。
■というわけで、産総研の調査能力や自浄作用には一切の期待ができなくなったので、腰を据えての正攻法での追及に舵を切ることにしました。まずは、石原氏への名誉教授授与に関する時系列と事実関係を精査し証明するための情報収集のため、長野高専と産総研に対し情報開示請求をおこなうことにしました。10月8日に両関係先に提出した情報開示請求書の内容は以下のとおりです。
*****長野高専宛開示請求*****ZIP ⇒ 20191008lj.zip
法人文書開示請求書
令和元年10月8日
独立行政法人国立高等専門学校機構
長野工業高等専門学校 御中
氏名又は名称:(法人その他の団体にあってはその名称及び代表者の氏名)
市民オンブズマン群馬 代表 小川 賢
住所又は居所:(法人その他の団体にあっては主たる事務所等の所在地)
〒379-0114 群馬県安中市野殿980
TEL 090(5302)8312
連 絡 先:(連絡先が上記の本人以外の場合は,連絡担当者の住所・氏名・電話番号)
〒371-0801 群馬県前橋市文京町一丁目15-10
市民オンブズマン群馬事務局長 鈴木 庸
TEL:027-224-8567
独立行政法人等の保有する情報の公開に関する法律第4条第1項の規定に基づき,下記のとおり法人文書の開示を請求します。
記
1 請求する法人文書の名称等
(請求する法人文書が特定できるよう,法人文書の名称,請求する文書の内容等をできるだけ具体的に記載してください。)
貴学前校長の石原祐志氏に対して貴学がその名誉教授称号を授与したことに関し、貴学内部において、同氏への同称号授与にかかる検討及びその決定を行った過程に関する文書の一切(議事録等が想定される)、また実際の授与行為に関する文書の一切(授与方法等の調整に関して作成されたものも含む)の一切。なお、電子メールを含む。
【以下略】
*****産総研宛開示請求*****ZIP ⇒ 20191008ylj.zip
様式第1号①
法人文書開示請求書
令和元年10月8日
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 御中
氏名又は名称:(法人その他の団体にあってはその名称及び代表者の氏名)
市民オンブズマン群馬 代表 小川 賢(おがわ まさる)
住所又は居所:(法人その他の団体にあっては主たる事務所の所在地)
〒379-0114 群馬県安中市野殿980
TEL090(5302)8312
連 絡 先:(連絡先が上記の本人以外の場合は、連絡担当者の住所・氏名・電話番号)
〒371-0801 群馬県前橋市文京町一丁目15-10
同事務局長 鈴木 庸(すずき よう)
TEL:027(224)8567
独立行政法人等の保有する情報の公開に関する法律(平成13年法律第140号)第4条第1項の規定に基づき、下記のとおり法人文書の開示を請求します。
記
1 請求する法人文書の名称等
(請求する法人文書が特定できるよう、法人文書の名称、請求する文書の内容等をできるだけ具体的に記載してください。)
貴法人の「ヘルスケア・サービス効果計測コンソーシアム」の役員である石原祐志氏の経歴・肩書(長野高専名誉教授等)が、同コンソーシアムHPの役員紹介ページ(https://unit.aist.go.jp/waterfront/ebhw/officer.html)に掲載されていることに関し、次の情報。
(1)貴法人が石原氏からその経歴及び肩書にかかる申告を受けた際の文書あるいは申告があったことを示す文書(電子メール含む)。
(2)貴法人が上記HPの当該ページに初めて石原氏の経歴及び肩書を掲載した日時がわかる情報。
【以下略】
**********
■開示文書の受け取り方法に関してですが、産総研については、現時点で東京にある情報公開窓口での受領を予定しています。
長野高専についても、一応開示請求書では現地受け取りを指定しましたが、長野高専で受領するか、あるいは機構本部や群馬高専に回してもらうことが可能ならばそうしてもらうのか、予定が合わない場合郵送に切り替えてもらうかは、現在検討中です。
ひとまず、当会からの情報開示請求に対して、両関係先がどのような文書を開示してくるのか、あるいはどのような理由を付けて不開示としてくるのか、注視していくこととしています。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
本件にご注目いただき感謝申し上げます。
現在両機関と文書開示への調整に入っておりますが、素直に文書を開示してくるのか、それとも無茶苦茶な屁理屈で不開示としてくるのか、あるいはそもそもどのような文書が存在し、あるいは存在しないのか、まったく見通しがつきません。
文書開示がなされ次第、本件についてはまたご報告し、次の手を検討してまいる所存です。
引き続き本件推移にご注目いただければ幸いです。
市民オンブズマン群馬事務局より
石原の天下りの息の根を止める為に徹底的に追求して正義の鉄槌を
授与証が石原氏の手元に来てから名誉教授を名乗るのが常識。
授与証が来る前に名乗るのはもってのほか。
こんな些細なところからモラル崩壊は起こって大問題に発展する事が多い。
事実なら軽犯罪法違反でも、詐欺でも、殺人でも、どれも犯罪なのは変わりない。
石原氏が公僕なら尚更許してはいけない。
軽犯罪法違反であっても犯罪者は即刻逮捕されるべきである。
平素より本問題について多大な関心と問題意識を抱いてくださり感謝申し上げます。
石原氏と長野高専に関する問題については現在多角的に調査・追及を継続しております。
ただし、調査項目がかなり多岐にわたってきたので、一度方針や経緯の整理を行うかもしれません。
皆様の憤りと期待を糧に、少しでも建設的な追及を進められればと感じております。
引き続き本問題へのご注目、ご支援をよろしくお願いいたします。
市民オンブズマン群馬事務局より