■未曽有の被害をもたらした東日本大震災。あれから8年が経過し、国民からの復興税の投入もあり、被災地の復興は着実に進行しています。しかし、未だに大きな爪痕を残しているのが東電福島原発事故です。日本の東半分が壊滅する危機を起こしたにもかかわらず、東電の上から目線体質は、原発事故から8年経過した今では、完全に〝復旧〟してしまいました。電力契約を通じて毎日東電と関わり合いをもっているユーザーにとって、自宅施設に東電が取り付けている電力量計は自宅の一部ともいえます。その電力量計が、いつのまにかスマートメーターなるものにとって替えられ、火災や電磁波による財産や健康など健全で安全な生活を営む我々の権利を脅かしています。東電の体質改善のカンフル剤として、今度は4月1日付社長親展で再々々々質問書を簡易書留で郵送しました。これまでの経緯は次のとおりです。
↑書留・特定記録郵便物等受領証。↑
知らぬ間に、「従来型アナログメーター(電力計)」から、この「スマートメーター」に勝手に交換設置された当会会員は、2018年12月20日の東電からの不誠実な回答に対して同22日付で内容証明郵便を提出したのに続き、更に重ねて年も押し詰まった同27日付で同じく内容証明郵便で東電に対して「従来型アナログメーター(電力計)」に交換するように重ねて通告していたところ、東電から2019年1月10日付で交換拒否回答が届きました。
鉄面皮の東電に対して、当会会員に代位して当会が、同21日に公開要求・質問書を簡易書留で郵送したところ、同31日付で回答が送られてきました。そこにもやはり「顧客への真摯な対応」が明記されていませんでした。そのため、2月18日付で公開再質問状を簡易書留で東電の代表取締役社長あてに提出したところ、またしても出先の高崎支社名で2月27日付の返事が来ました。
利用者に対して上から目線の東電に対して当会は、3月4日に再々度、質問状を提出しました。東日本大震災による福島原発事故から8周年となる3月11日までの回答を要請していましたが、その3月8日付再々回答書が3月9日に届きました。その内容に納得ができないため、当会は、福島原発事故から8周年目の3月11日に、東電に対して再々々公開質問状を発出しました。その結果、3月15日付でまたもや担当事業部の名義で回答を返してきました。
しぶとく当会の公開質問をはぐらかし、責任者の氏名職位も明記されていない出先の担当部署名だけで、返事をよこす東電の尊大な態度には辟易されられます。しかし、これで引き下がっては思うつぼですので、今回は封筒の表に「親展」と赤字で大書して簡易書留で送付しました。内容は次のとおりです。
■スマートメーターから従来型電力量計への交換設置要求は、既に2018年10月15日付で当会会員が最初に東電に送った内容証明郵便でも明記してありますが、この時の交換要求書から数えて既に5ヶ月半が経過しました。しかし依然として、東電は一向に誠意ある対応を示そうとしません。
なお、スマートメーターを巡るこれまでの関連情報は次のブログ記事をご覧下さい。↓
○2019年1月13日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」・・・従来型電力量計への交換要求に対する東電の鉄面皮回答!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2860.html
〇2019年1月12日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」・・・スマートメーター火災原因として施工不良も加えられる!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2859.html
〇2019年1月6日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」・・・新年早々、スマートメーター火災の報道に接して思う事↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2854.html
〇2018年12月31日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」・・・売国奴企業・東電に対し「督促の交換要求書」を発出↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2851.html
○2018年12月25日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」・・・またまた届いたウソのつきっ放し文書↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2848.html
○2018年12月21日:各電力会社に対して「『アナログ型メーター(従来型電力量計=誘導形電力量計(表面計))(以下、「アナログメーター」という)』の確保要求」を通告いたしました。↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2846.html
○2018年12月17日:勝手にスマートメーターに交換した東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2844.html
○2018年12月6日:東電スマートメーター火災事故の隠蔽に加担した総務省消防庁の呆れた対応を一面トップで報じた東京新聞↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2837.html
○2018年12月1日:勝手に「スマートメーター」に交換された電力量計を従来型に戻してほしいとの再要請を東電がまたもや拒否↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2832.html
○2018年11月21日:スマートメーター火災事故を隠蔽した東電のことを一面トップで報じた東京新聞のジャーナリズム精神↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2822.html
○2018年11月13日:勝手に「スマートメーター」に交換された電力量計を従来型に戻してほしいとの要請を拒否した東電に再度要求↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2812.html
○2018年10月24日:勝手に「スマートメーター」に交換した東電に元のアナログ型に戻すよう内容証明で要求するもナシの礫↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2792.html
○2019年1月26日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」・・・従来型電力量計へ交換拒否の東電に当会が公開質問!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2870.html
○2019年1月31日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」・・・東電と政府の都合だけの設置供用で百害あって一利無し↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2875.html
○2019年2月2日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」・・・従来型電力量計へ交換拒否の東電から当会に回答書到来!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2881.html
○2019年2月18日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」・・・従来型電力量計へ交換拒否の東電に当会が公開再質問!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2882.html
○2019年3月1日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」・・・従来型電力量計へ交換拒否の東電に再質問したらまたもや鉄面皮回答!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2891.html
○2019年3月4日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」・・・従来型電力量計への交換を拒否し続ける東電に再々質問!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2896.html
○2019年3月9日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」…従来型電力量計への交換拒否の‟鉄面皮”再々回答↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2902.html
○2019年3月11日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」…従来型電力量計への交換拒否の東電に再々々質問↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2903.html
○2019年3月18日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」…従来型電力量計交換拒否の東電からまたも“鉄面皮”再々々回答↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2909.html
●YouTube動画も併せてご覧ください。
⑴,「https://youtu.be/DKFJTv7MfcY」
「スマートメーター、こんなにヒドイ!!!!
How terrible a SmartMeter is!!」
⑵,「https://youtu.be/jWia4177v3E」
「スマートメーターとの電磁波比較、携帯電話」
スマートメーターの強力電波は、携帯電話、「スマートフォン」の比ではない。
*****公開再々々々質問状*****ZIP ⇒ 20190401dewxxx.zip
平成31年4月1日
<親展>
〒100-8560
東京都千代田区内幸町1丁目1番3号
東京電力パワーグリッド株式会社
代表取締役社長 金子 禎則 殿
公開質問者
住所:〒371-0801
群馬県前橋市文京町1の15の10
氏名:市民オンブズマン群馬
代表 小川 賢
公開再々々々質問状
件名:当会の「従来型(アナログ型)電力量計への交換要求書、並びに公開質問状」に対しての、「御社、平成31年3月15日付書面」について
当会は、直近では、平成31年3月11日付で、東京電力パワーグリッド株式会社(以下「東電本社」という。また、「本社、スマートメーター推進室、高崎支社」などを総じて「東電」という) 代表取締役社長 金子 禎則 殿宛に、「公開要求書および公開再々々質問状」を出状した。
これに対して東電は、平成31年3月15日付で、今回も、「東京電力パワーグリッド株式会社、スマートメーター推進室」と裏に記載された社用封筒にて、書面(以下「スマートメーター推進室」より送りつけられた書面を、「推進室書面」という)を郵送し、当会は、それを同年3月16日に受け取った。
その推進室書面は、今回も当会の求めている内容に対して、「全く回答の体を為していないもの」であり、当会の質問に対して、まさに「真摯に回答していない」。
この対応は、今までの高崎支社の回答そのものである。
つまり、東電の体質は、「消費者を欺く、欺瞞体質」そのものであると思われる。
改めて当会の公開質問を下記に示すので、当会の為した質問に対して、先ず、そして必ず、代表取締役社長名にて、逐一公式回答されよ。
1 東電の責任ある統一公式見解・回答かどうか、依然として判別不明確であること
当会は、「統一公式見解・回答」を、東電本社、代表取締役社長殿に対して、再三再四に亘り求めているにも拘らず、今回も回答を寄こした推進室書面の冒頭に於いて、
「・・・の質問状につきまして,東京電力パワーグリッド株式会社として,以下のとおり回答させていただきますので,・・・」と記載している。
しかしながら、全文を通して、当会が求めた「東電としての『統一公式見解・回答』」とは、明確な記載がない。
これでは、勝手に「推進室」が作成したものとも解される。
さらに、「推進室」の誰が作成して送付したのか、「責任者名」の記載もない。
つまり、責任の所在が判らないものである。
もし仮に、これが「東電本社の公式回答ならば、代表取締役社長名にて、容易に回答できる筈である」。
従って、改めて代表取締役社長名での、明確な回答を求める。
2 本推進室書面も、従来と同じ内容の繰り返しであること
またしても、「従来からの書面と同様な内容の繰り返し」であり、自己の電力会社側の一方的な都合や事情を、単に反復し「需要者(ユーザー)・消費者」(以下「消費者」という)に押し付ける内容そのもののみである。
本推進室書面からも、高崎支社のそれと何ら基本的な態度の変更はない「威圧的・高圧的」な態度そのものであり、社会的基盤事業を為し、その責任を担う企業としての認識は微塵もなく、鉄面皮にも程がある。
しかしながら、少なくとも本社推進室は、高崎支社の回答については承知しているようである。
なぜならば「なお,高崎支社が実施している一連の回答については,本社でも承知しております。」(本書面第3項、○これまでの高崎支社からの回答について)としているからだ。
であるならば、これまでの東電の高圧的に、自己の都合を国の施策だと標榜し、あたかも「虎の威を借る狐」の如く、消費者を無残にも踏みにじり、無理矢理に押し付ける東電主張に対して、既に当会は反論済みであり、決して理解し受け入れられるものではないことは言明済みである。
この当会の主張内容は、社会常識的にも普通の一般市民、消費者においても同様であると容易に推認される。
なぜならば、各新聞発表を初めとして、「通信機能付きデジタル電力量計(以下「スマートメーター」を「通信機能付きデジタル電力量計」という。なぜならば「スマート」などという単語は、電力会社が、大衆に向けた印象操作の為に勝手につけた名称だからだ。)」の欠陥に対して、或は、東電・各電力会社の横暴に対して、つまり、「通信機能付きデジタル電力量計」を、消費者の無承諾の儘に、その正体を知らない事を良い事に、勝手に交換設置していく所業に反対している消費者が、益々増加してきたことである。
抑々、「通信機能付きデジタル電力量計」の交換設置を消費者に対して、告知もせず無説明の儘に交換設置する行為自体が「信義則違反」である。
なお、この「通信機能付きデジタル電力量計」に反対した消費者に対して、「電気の供給をとめた」暴挙も伝え聞いている。
かかる行為は、「生存権の侵害」であり、決して許される行為ではない。
さらに、「健康面に関しての記述」において、当会前書面にても示したが、再び本書面においても、
「お客さまにご事情をお伺いのうえ,電磁波により人体に直接影響があるとの申し出をいただいた場合につきましては,スマートメーターの通信部(通信機能)を取り外す対応をさせていただいております。」
とある。
そもそも、東電など電力会社が、消費者の「電磁波により人体に直接影響があるとの申し出をいただいた場合」などとは、不遜極まりない。
消費者が、それぞれの理由で忌避し、その結論として「嫌」なのであるから、「従来型(アナログ型)電力量計」を求めているのである。
「電磁波による人体への影響」は大きい。
そして「プライバシー」に関わる問題、なども消費者の夫々の忌避理由としてある訳であるから、それを東電などが斟酌する事自体が間違っているのである。
現在でも、十二分に「従来型(アナログ型)電力量計」に交換使用対応できる状況下ではあるが、仮に、万歩譲って、「通信機能付きデジタル電力量計の「通信機能」を外すとしても、需要者・消費者保護の観点からも、東電の求める「電磁波により人体に直接影響があるとの申し出をいただいた場合」などとの必要性は全くない。
消費者が心理的に忌避すれば、十二分である。
嫌なものは、嫌なのである。
誠におこがましい、人、つまり消費者を軽んじた態度である。
東電は、消費者保護の観点が欠落しているものである。
3 東電は、当会の質問に一切答えていないこと
当会は、当会質問事項に対する東電からの回答を、再三再四に亘り、代表取締役社長 金子 禎則 殿から求めているのである。
つまり、当会の質問状の趣旨からも明白な通り、「東電本社から」というものは、「東電としての統一公式見解・回答」を意味しているのである。
ところが、東電は、本推進室書面においてもなお、自己都合の主張を繰り返すのみであり、当会の質問に一切答えていない。
以上の状況から、更なる「再々々々質問」を改めて次に示すので、「東京電力パワーグリッド株式会社としての正式な統一見解・回答(書)」を、明確に広く社会一般に示す為に、ここに強く求める。
【公開再々々々質問】
<質問1>
東京電力パワーグリッド株式会社は、基本的に、当初からの「従来型(アナログ型)電力量計」への交換要求をしている電力需要者・契約者を初めとして、全ての需要者・契約者について、つまり「お客さま」を「お客さま」として、誠実に考え認識した上で対応するのか、或は、しているのか?
<質問2>
本推進室書面の第4項
「○ スマートメーターの取替について
計量器検定有効期間満了に伴う取替工事につきましては,事前に通知のうえ実施させていただいております。」
ところが、実際は、消費者に対して「通信機能付きデジタル電力計」について、その実態を正しく告知もせず、交換設置の同意も得ず、無断勝手に「交換設置していく、或は、交換設置した」事実については、東電はどのように考えているのか?
現実問題として、殆どの消費者は、全く知らない内に「通信機能付きデジタル電力計」に交換設置されているのである。
従って、この一点の理由からでも、「従来型(アナログ型)電力量計」への交換要求があれば応ずるべきである。
<質問3>
今回の推進室書面は、「東京電力パワーグリッド株式会社、スマートメーター推進室の封筒」により受け取り、書面署名は「東京電力パワーグリッド株式会社、スマートメーター推進室」となっている。
改めてここに問う。
<質問3-1>
この東電スマートメーター推進室からの回答書面は、「東京電力パワーグリッド株式会社」としての「統一公式見解・回答」であるのか?
責任者である、代表取締役社長名での回答を求める。
<質問3-2>
東電本社は、高崎支社からの一連の回答内容を承知しているのか?
本推進室書面の第三項には、「なお,高崎支社が実施している一連の回答については,本社でも承知しております。」
とあるが、今までの高崎支社からの一連の回答は、「公式回答」であるのか。
<質問3-3>
当会は基本的に、東電本社の公式回答を求めているのに、何ゆえに、「統一公式見解・回答」とも明確に示さずに書面を寄こすのか?
その理由を、明確に述べることを求める。
<質問4>
当会は前々から「公開質問状」に次の通りに記載した。
「東電が自ら発した『真摯に対応をさせていただきます』との文言の解釈は、社会常識的にみて『従来型電力量計への交換設置』が該当すると考えられます。
しかしながら、東電は、只々書面を寄こすのみで、何らアクションをとって来ませんでした。
そこで質問です。東電の当該電力契約者へのご回答にある『真摯に対応をさせていただきます』と言うその対応とは、一体どういう事なのでしょうか?
ここに具体的な内容説明を求めます。」(該当箇所引用)。
この経緯を踏まえ、「真摯に対応」とは何か?
以上、重ねて、これら当会質問に対する、東電本社の責任者である、即ち代表取締役社長殿の「統一公式見解・回答」を求める。
なお、上記の質問に対する東電の回答を得た上で、あるいは得られなかったときに、記者会見や当会のホームページなどを通じて、回答の有無及び内容を明らかにし、広く電力需要者・消費者の皆様に広報する所存である。
鶏頭と雖も当会は、代表者名にて、「東電本社・代表取締役社長殿」宛に出状している。
そして今までの経緯より、東電御社は「統一公式見解・回答」の明言を意図的に避けて来た。
平成31年3月11日は、奇しくも「東電福島第1原発事故発生から8年の節目」を迎えた。
その事実を踏まえて、須らく、東電御社の真摯な対応、即ち、少なくとも日本国民誰でもが理解できる「真摯な公式回答」をここに求める。
平成31年4月8日(月曜日)までに必着で、書面にて東電本社・代表取締役社長・金子 禎則 殿より直接の公式回答を求める。
記
住所:〒371-0801
群馬県前橋市文京町1の15の10
氏名:市民オンブズマン群馬
代表 小川 賢
以 上
**********
■この日の11時40分に奇しくも新年号「令和」が発表され、いよいよ平成の年号を付した書面も残すところあと1か月となりました。平成で最大の災禍となった東日本大震災とともに発生した東電福島第一原発事故を早くも風化させようとしている東電としては、せめてスマートメーター問題くらいは誠意をもって平成の最後の月内で、真摯な回答をしてきてもよさそうなものです。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
↑書留・特定記録郵便物等受領証。↑
知らぬ間に、「従来型アナログメーター(電力計)」から、この「スマートメーター」に勝手に交換設置された当会会員は、2018年12月20日の東電からの不誠実な回答に対して同22日付で内容証明郵便を提出したのに続き、更に重ねて年も押し詰まった同27日付で同じく内容証明郵便で東電に対して「従来型アナログメーター(電力計)」に交換するように重ねて通告していたところ、東電から2019年1月10日付で交換拒否回答が届きました。
鉄面皮の東電に対して、当会会員に代位して当会が、同21日に公開要求・質問書を簡易書留で郵送したところ、同31日付で回答が送られてきました。そこにもやはり「顧客への真摯な対応」が明記されていませんでした。そのため、2月18日付で公開再質問状を簡易書留で東電の代表取締役社長あてに提出したところ、またしても出先の高崎支社名で2月27日付の返事が来ました。
利用者に対して上から目線の東電に対して当会は、3月4日に再々度、質問状を提出しました。東日本大震災による福島原発事故から8周年となる3月11日までの回答を要請していましたが、その3月8日付再々回答書が3月9日に届きました。その内容に納得ができないため、当会は、福島原発事故から8周年目の3月11日に、東電に対して再々々公開質問状を発出しました。その結果、3月15日付でまたもや担当事業部の名義で回答を返してきました。
しぶとく当会の公開質問をはぐらかし、責任者の氏名職位も明記されていない出先の担当部署名だけで、返事をよこす東電の尊大な態度には辟易されられます。しかし、これで引き下がっては思うつぼですので、今回は封筒の表に「親展」と赤字で大書して簡易書留で送付しました。内容は次のとおりです。
■スマートメーターから従来型電力量計への交換設置要求は、既に2018年10月15日付で当会会員が最初に東電に送った内容証明郵便でも明記してありますが、この時の交換要求書から数えて既に5ヶ月半が経過しました。しかし依然として、東電は一向に誠意ある対応を示そうとしません。
なお、スマートメーターを巡るこれまでの関連情報は次のブログ記事をご覧下さい。↓
○2019年1月13日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」・・・従来型電力量計への交換要求に対する東電の鉄面皮回答!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2860.html
〇2019年1月12日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」・・・スマートメーター火災原因として施工不良も加えられる!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2859.html
〇2019年1月6日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」・・・新年早々、スマートメーター火災の報道に接して思う事↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2854.html
〇2018年12月31日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」・・・売国奴企業・東電に対し「督促の交換要求書」を発出↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2851.html
○2018年12月25日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」・・・またまた届いたウソのつきっ放し文書↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2848.html
○2018年12月21日:各電力会社に対して「『アナログ型メーター(従来型電力量計=誘導形電力量計(表面計))(以下、「アナログメーター」という)』の確保要求」を通告いたしました。↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2846.html
○2018年12月17日:勝手にスマートメーターに交換した東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2844.html
○2018年12月6日:東電スマートメーター火災事故の隠蔽に加担した総務省消防庁の呆れた対応を一面トップで報じた東京新聞↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2837.html
○2018年12月1日:勝手に「スマートメーター」に交換された電力量計を従来型に戻してほしいとの再要請を東電がまたもや拒否↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2832.html
○2018年11月21日:スマートメーター火災事故を隠蔽した東電のことを一面トップで報じた東京新聞のジャーナリズム精神↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2822.html
○2018年11月13日:勝手に「スマートメーター」に交換された電力量計を従来型に戻してほしいとの要請を拒否した東電に再度要求↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2812.html
○2018年10月24日:勝手に「スマートメーター」に交換した東電に元のアナログ型に戻すよう内容証明で要求するもナシの礫↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2792.html
○2019年1月26日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」・・・従来型電力量計へ交換拒否の東電に当会が公開質問!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2870.html
○2019年1月31日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」・・・東電と政府の都合だけの設置供用で百害あって一利無し↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2875.html
○2019年2月2日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」・・・従来型電力量計へ交換拒否の東電から当会に回答書到来!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2881.html
○2019年2月18日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」・・・従来型電力量計へ交換拒否の東電に当会が公開再質問!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2882.html
○2019年3月1日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」・・・従来型電力量計へ交換拒否の東電に再質問したらまたもや鉄面皮回答!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2891.html
○2019年3月4日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」・・・従来型電力量計への交換を拒否し続ける東電に再々質問!↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2896.html
○2019年3月9日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」…従来型電力量計への交換拒否の‟鉄面皮”再々回答↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2902.html
○2019年3月11日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」…従来型電力量計への交換拒否の東電に再々々質問↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2903.html
○2019年3月18日:東電がつき続ける「スマートメーターのウソ」…従来型電力量計交換拒否の東電からまたも“鉄面皮”再々々回答↓
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2909.html
●YouTube動画も併せてご覧ください。
⑴,「https://youtu.be/DKFJTv7MfcY」
「スマートメーター、こんなにヒドイ!!!!
How terrible a SmartMeter is!!」
⑵,「https://youtu.be/jWia4177v3E」
「スマートメーターとの電磁波比較、携帯電話」
スマートメーターの強力電波は、携帯電話、「スマートフォン」の比ではない。
*****公開再々々々質問状*****ZIP ⇒ 20190401dewxxx.zip
平成31年4月1日
<親展>
〒100-8560
東京都千代田区内幸町1丁目1番3号
東京電力パワーグリッド株式会社
代表取締役社長 金子 禎則 殿
公開質問者
住所:〒371-0801
群馬県前橋市文京町1の15の10
氏名:市民オンブズマン群馬
代表 小川 賢
公開再々々々質問状
件名:当会の「従来型(アナログ型)電力量計への交換要求書、並びに公開質問状」に対しての、「御社、平成31年3月15日付書面」について
当会は、直近では、平成31年3月11日付で、東京電力パワーグリッド株式会社(以下「東電本社」という。また、「本社、スマートメーター推進室、高崎支社」などを総じて「東電」という) 代表取締役社長 金子 禎則 殿宛に、「公開要求書および公開再々々質問状」を出状した。
これに対して東電は、平成31年3月15日付で、今回も、「東京電力パワーグリッド株式会社、スマートメーター推進室」と裏に記載された社用封筒にて、書面(以下「スマートメーター推進室」より送りつけられた書面を、「推進室書面」という)を郵送し、当会は、それを同年3月16日に受け取った。
その推進室書面は、今回も当会の求めている内容に対して、「全く回答の体を為していないもの」であり、当会の質問に対して、まさに「真摯に回答していない」。
この対応は、今までの高崎支社の回答そのものである。
つまり、東電の体質は、「消費者を欺く、欺瞞体質」そのものであると思われる。
改めて当会の公開質問を下記に示すので、当会の為した質問に対して、先ず、そして必ず、代表取締役社長名にて、逐一公式回答されよ。
1 東電の責任ある統一公式見解・回答かどうか、依然として判別不明確であること
当会は、「統一公式見解・回答」を、東電本社、代表取締役社長殿に対して、再三再四に亘り求めているにも拘らず、今回も回答を寄こした推進室書面の冒頭に於いて、
「・・・の質問状につきまして,東京電力パワーグリッド株式会社として,以下のとおり回答させていただきますので,・・・」と記載している。
しかしながら、全文を通して、当会が求めた「東電としての『統一公式見解・回答』」とは、明確な記載がない。
これでは、勝手に「推進室」が作成したものとも解される。
さらに、「推進室」の誰が作成して送付したのか、「責任者名」の記載もない。
つまり、責任の所在が判らないものである。
もし仮に、これが「東電本社の公式回答ならば、代表取締役社長名にて、容易に回答できる筈である」。
従って、改めて代表取締役社長名での、明確な回答を求める。
2 本推進室書面も、従来と同じ内容の繰り返しであること
またしても、「従来からの書面と同様な内容の繰り返し」であり、自己の電力会社側の一方的な都合や事情を、単に反復し「需要者(ユーザー)・消費者」(以下「消費者」という)に押し付ける内容そのもののみである。
本推進室書面からも、高崎支社のそれと何ら基本的な態度の変更はない「威圧的・高圧的」な態度そのものであり、社会的基盤事業を為し、その責任を担う企業としての認識は微塵もなく、鉄面皮にも程がある。
しかしながら、少なくとも本社推進室は、高崎支社の回答については承知しているようである。
なぜならば「なお,高崎支社が実施している一連の回答については,本社でも承知しております。」(本書面第3項、○これまでの高崎支社からの回答について)としているからだ。
であるならば、これまでの東電の高圧的に、自己の都合を国の施策だと標榜し、あたかも「虎の威を借る狐」の如く、消費者を無残にも踏みにじり、無理矢理に押し付ける東電主張に対して、既に当会は反論済みであり、決して理解し受け入れられるものではないことは言明済みである。
この当会の主張内容は、社会常識的にも普通の一般市民、消費者においても同様であると容易に推認される。
なぜならば、各新聞発表を初めとして、「通信機能付きデジタル電力量計(以下「スマートメーター」を「通信機能付きデジタル電力量計」という。なぜならば「スマート」などという単語は、電力会社が、大衆に向けた印象操作の為に勝手につけた名称だからだ。)」の欠陥に対して、或は、東電・各電力会社の横暴に対して、つまり、「通信機能付きデジタル電力量計」を、消費者の無承諾の儘に、その正体を知らない事を良い事に、勝手に交換設置していく所業に反対している消費者が、益々増加してきたことである。
抑々、「通信機能付きデジタル電力量計」の交換設置を消費者に対して、告知もせず無説明の儘に交換設置する行為自体が「信義則違反」である。
なお、この「通信機能付きデジタル電力量計」に反対した消費者に対して、「電気の供給をとめた」暴挙も伝え聞いている。
かかる行為は、「生存権の侵害」であり、決して許される行為ではない。
さらに、「健康面に関しての記述」において、当会前書面にても示したが、再び本書面においても、
「お客さまにご事情をお伺いのうえ,電磁波により人体に直接影響があるとの申し出をいただいた場合につきましては,スマートメーターの通信部(通信機能)を取り外す対応をさせていただいております。」
とある。
そもそも、東電など電力会社が、消費者の「電磁波により人体に直接影響があるとの申し出をいただいた場合」などとは、不遜極まりない。
消費者が、それぞれの理由で忌避し、その結論として「嫌」なのであるから、「従来型(アナログ型)電力量計」を求めているのである。
「電磁波による人体への影響」は大きい。
そして「プライバシー」に関わる問題、なども消費者の夫々の忌避理由としてある訳であるから、それを東電などが斟酌する事自体が間違っているのである。
現在でも、十二分に「従来型(アナログ型)電力量計」に交換使用対応できる状況下ではあるが、仮に、万歩譲って、「通信機能付きデジタル電力量計の「通信機能」を外すとしても、需要者・消費者保護の観点からも、東電の求める「電磁波により人体に直接影響があるとの申し出をいただいた場合」などとの必要性は全くない。
消費者が心理的に忌避すれば、十二分である。
嫌なものは、嫌なのである。
誠におこがましい、人、つまり消費者を軽んじた態度である。
東電は、消費者保護の観点が欠落しているものである。
3 東電は、当会の質問に一切答えていないこと
当会は、当会質問事項に対する東電からの回答を、再三再四に亘り、代表取締役社長 金子 禎則 殿から求めているのである。
つまり、当会の質問状の趣旨からも明白な通り、「東電本社から」というものは、「東電としての統一公式見解・回答」を意味しているのである。
ところが、東電は、本推進室書面においてもなお、自己都合の主張を繰り返すのみであり、当会の質問に一切答えていない。
以上の状況から、更なる「再々々々質問」を改めて次に示すので、「東京電力パワーグリッド株式会社としての正式な統一見解・回答(書)」を、明確に広く社会一般に示す為に、ここに強く求める。
【公開再々々々質問】
<質問1>
東京電力パワーグリッド株式会社は、基本的に、当初からの「従来型(アナログ型)電力量計」への交換要求をしている電力需要者・契約者を初めとして、全ての需要者・契約者について、つまり「お客さま」を「お客さま」として、誠実に考え認識した上で対応するのか、或は、しているのか?
<質問2>
本推進室書面の第4項
「○ スマートメーターの取替について
計量器検定有効期間満了に伴う取替工事につきましては,事前に通知のうえ実施させていただいております。」
ところが、実際は、消費者に対して「通信機能付きデジタル電力計」について、その実態を正しく告知もせず、交換設置の同意も得ず、無断勝手に「交換設置していく、或は、交換設置した」事実については、東電はどのように考えているのか?
現実問題として、殆どの消費者は、全く知らない内に「通信機能付きデジタル電力計」に交換設置されているのである。
従って、この一点の理由からでも、「従来型(アナログ型)電力量計」への交換要求があれば応ずるべきである。
<質問3>
今回の推進室書面は、「東京電力パワーグリッド株式会社、スマートメーター推進室の封筒」により受け取り、書面署名は「東京電力パワーグリッド株式会社、スマートメーター推進室」となっている。
改めてここに問う。
<質問3-1>
この東電スマートメーター推進室からの回答書面は、「東京電力パワーグリッド株式会社」としての「統一公式見解・回答」であるのか?
責任者である、代表取締役社長名での回答を求める。
<質問3-2>
東電本社は、高崎支社からの一連の回答内容を承知しているのか?
本推進室書面の第三項には、「なお,高崎支社が実施している一連の回答については,本社でも承知しております。」
とあるが、今までの高崎支社からの一連の回答は、「公式回答」であるのか。
<質問3-3>
当会は基本的に、東電本社の公式回答を求めているのに、何ゆえに、「統一公式見解・回答」とも明確に示さずに書面を寄こすのか?
その理由を、明確に述べることを求める。
<質問4>
当会は前々から「公開質問状」に次の通りに記載した。
「東電が自ら発した『真摯に対応をさせていただきます』との文言の解釈は、社会常識的にみて『従来型電力量計への交換設置』が該当すると考えられます。
しかしながら、東電は、只々書面を寄こすのみで、何らアクションをとって来ませんでした。
そこで質問です。東電の当該電力契約者へのご回答にある『真摯に対応をさせていただきます』と言うその対応とは、一体どういう事なのでしょうか?
ここに具体的な内容説明を求めます。」(該当箇所引用)。
この経緯を踏まえ、「真摯に対応」とは何か?
以上、重ねて、これら当会質問に対する、東電本社の責任者である、即ち代表取締役社長殿の「統一公式見解・回答」を求める。
なお、上記の質問に対する東電の回答を得た上で、あるいは得られなかったときに、記者会見や当会のホームページなどを通じて、回答の有無及び内容を明らかにし、広く電力需要者・消費者の皆様に広報する所存である。
鶏頭と雖も当会は、代表者名にて、「東電本社・代表取締役社長殿」宛に出状している。
そして今までの経緯より、東電御社は「統一公式見解・回答」の明言を意図的に避けて来た。
平成31年3月11日は、奇しくも「東電福島第1原発事故発生から8年の節目」を迎えた。
その事実を踏まえて、須らく、東電御社の真摯な対応、即ち、少なくとも日本国民誰でもが理解できる「真摯な公式回答」をここに求める。
平成31年4月8日(月曜日)までに必着で、書面にて東電本社・代表取締役社長・金子 禎則 殿より直接の公式回答を求める。
記
住所:〒371-0801
群馬県前橋市文京町1の15の10
氏名:市民オンブズマン群馬
代表 小川 賢
以 上
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■この日の11時40分に奇しくも新年号「令和」が発表され、いよいよ平成の年号を付した書面も残すところあと1か月となりました。平成で最大の災禍となった東日本大震災とともに発生した東電福島第一原発事故を早くも風化させようとしている東電としては、せめてスマートメーター問題くらいは誠意をもって平成の最後の月内で、真摯な回答をしてきてもよさそうなものです。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
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