市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

岡田市長の半期に一度の後援会報で見る面談相手の分析

2011-07-18 22:37:00 | 困ったちゃん岡田義弘・元市政
■7月1日(金)に恒例の岡田市長の後援会報が市内全世帯に新聞折込で配布されました。相変わらず「愛郷無限」「善政競争」「絶対ウソのない」「死に物狂い」「庶民感覚」「庶民代表」「キャンドル精神」などという空虚な言葉が羅列されていて、今回は6ページ構成となっています。そのうち大半を占める「市長の一日」から、今回は、岡田市長の面談相手について分析してみました。

 岡田市長の今年最初のイベント参加は、元旦の早起会からでした。これは、岡田市長が以前から参加しているもので、実践倫理宏生会が毎日午前5時から6時まで日本各地にある会場で開いている早起会と呼ばれる集会です。そこでは「朝の誓」を全員で唱和しています。

 この「朝の誓」には5項目あり、内容は、
①今日一日 三つの恩を忘れず 喜んで進んではたらきます
②今日一日 人の悪をいわず 己の善を語りません
③今日一日 気付いたことは 身がるに直ぐ行います
④今日一日 腹を立てず 不足の思いをいたしません
⑤今日一日 三つの無駄を排し 新しく大地に生き貫きます
これは同会の上廣・初代会長が示した同会の根本理念で、これを唱和し、「今日一日」新たな心で決意し、誓いを実践する事が重要とされています。

 岡田市長は、新年に際して、これらを唱えたものと見られます。なお、朝起会の関係者は、日中にも市長室にやってきます。4月11日(月)には午前10時半に来ました。

 この会は、政治的には、公式には自由民主党の支持を表明していませんが、国会議員や自治体首長・議員等の政治家で会の賛同者には自由民主党系(保守系無所属含む)が大半を占めています。おそらく、岡田市長もそのような関係で、票集めにもなることから、参加を勧められたのかもしれません。

■さて、この半年間を見ると、個人で6回も安中市長室を訪れた人物がいます。「細矢」と称するその人物は、1月19日(水)14:20、2月10日(木)15:30、3月29日(火)16:30、5月23日(月)12:50、6月3日(金)15:00 、6月20日(月)09:00と、毎月1階のペースで市長室に顔を出しています。ネットで調べると、高崎市在住の細矢和男氏のようです。同氏は元榛名町議会議員で、83歳と高齢ながら現役コンサルタントです。

 続いて、2番目に多く市長室を訪れたのが、安中市観光協会の濱口徹夫氏です。同氏は2月14日(月)08:00、2月22日(火)13:00、3月31日(木)08:00、4月11日(月)09:30、4月26日(火)08:00の5回にわたり、市長室を訪れて岡田市長と面談しています。これほど頻繁に市長室を訪れるようになったのも気がかりです。もしかしたら、当会が現在問題提起している観光協会の不正経理問題と何か関係があるかもしれません。

■企業としては、地元企業から全国規模の大手企業までさまざまな人物が市長室に面会にやってきました。

 主なところでは、ホンダ電設㈱(安中市大竹:設備工事業)1月11日(火)10:00、群馬バス㈱大島義一郎社長1月11日(火)13:30、東邦亜鉛㈱手島達也社長(東京都中央区)1月12日(水)11:00、㈱金沢化成・秋葉正道常務取締役(社長室長)(松井田町二軒在家:エンプラ製造業、年商13億円(平成17年)、資本金6千万円)3月28日(月)13:00、藤田エンジニアリング㈱佐藤氏(高崎市飯塚町:空調・衛生工事・電気工事等の建設工事業、資本金10億円)1月15日(火)11:30と3月29日(火)15:30と6月14日(火)14:00の3回、㈲トータルワークサービス増田明男社長(安中市磯部:人材派遣業,ビル管理業)1月28日(金)09:00、㈱エイ・シー・シー高見澤啓二社長(高崎市大八木町:特殊産業廃棄物・産廃・一般廃棄物の収集運搬、資本金1千万円)1月14日(金)16:30、2月9日(水)09:00の2回、㈱NTT東日本五十嵐群馬支店長の恒例の新年挨拶1月18日(火)13:15とそれに答礼する形での1月28日(金)10:30の同社群馬支店への訪問。それからタゴ事件関連では、㈱群馬銀行から安中支店長が3月15日(火)16:05に震災見舞いで市長室を訪問、タゴ事件当時の安中支店長であり現在は群馬県信用組合にいる松井誠理事長6月3日(金)13:00。旧かんら信金のしののめ信金には新年会に出席1月27日(木)16:00、アルミ缶回収メーカーの㈱エンビプロジャパン圓子雄社長㈱(東京都北品川:リサイクル業)2月1日(火)15:00、ダイワハウス㈱群馬支店長2月4日(金)10:00があります。なお、毎回恒例となっている共和化工㈱吉村社長(東京都品川区西五反田:水処理施設・堆肥化事業、資本金4億円、年商98億円(平成19年))は今期は挨拶に来ませんでした。

■それから最近やたらと目につくのは週末に「研究とトーク」という集会に参加して、行政情報の収集に努めていることです。

 これらのイベント内容については、ほとんどが未確認ですが、唯一確認できたのは、「防犯研修会 YUKA トーク&ミニコンサート」と題したイベントが2月11日(金)14:00に市内で開かれたことです。これは太田市出身のシンガーソングライターを安心安全まちづくりネットワークが招いて行ったもので、岡田市長と伊藤安中警察署長が顔を出しています。

 この時の様子は、3月25日(金)18:00から群テレの「ニュースジャスト6」の「YUKAのニュースな気分♪」で報じられました。

■興味深いのは、岡田市長と東電との関係です。岡田市長は、東電安中支店の中古建物を買い取って谷津庁舎に転用したり、かつては、東邦亜鉛安中製錬所付近の東電の送電線の製錬所構内への移設に絡むなど、これまでも東電関係者からの訪問は割合頻繁でした。

 岡田市長の市長の一日を見ると、3月10日(木)17:30TEPCOふれあいコンサートとあります。なんと、東日本大震災とそれによる大津波が発生し、東電の福島原発が深刻なダメージを受けた歴史的な日の前日です。コンサートに顔を出した岡田市長はまさかその翌日から震災対策に追われるとは思いもよらなかったことでしょう。

 なお、震災から2カ月後の5月16日(日15:30東電副支社長ほかが来庁しています。安中市からも被災地に職員を派遣していることから、おそらく震災と原発事故に関しての挨拶或は説明だと思われます。

 このほか、㈱ラック(LUC)内田社長(安中市原市:運輸業)2月23日(水)13:00と4月15日(金)15:00の2回、岡田市長が昔から世話になっている日刊スポーツ事業㈱の関係者との面談4月8日(金)17:00、東日本高速道路㈱佐久所長4月22日(金)15:00、アイ・アール・エム㈱柴崎勝治社長(安中市郷原:製造業?)5月6日(金)15:00と6月3日(金)16:00の2回、なお柴崎勝治氏は株式会社群成舎(高崎市上並榎町:廃棄物処理・水処理・清掃業)の代表取締でもあります。

■こうしてみると、岡田市長に好んで面談を申し込む人物や法人は、岡田市長と関連の深そうなところばかりのようです。

 とくに法人においては、廃棄物を取り扱う企業が目立つのが気になるところです。

【ひらく会情報部】


※ちなみに、平成23年7月1日付の「岡田義弘後援会報」第157号の全文は次の通りです。

**********
No.157号〔よい風〕  平成23年7月1日(金)
(1)「絶対ウソのない」行政をめざし死力尽す!!
(2)至宝・妙義山を活かそう!!
(3)多彩で尽きぬアイディアと政策は新生安中市らしく!!
(4)税金の無駄遣いを断つ!!
Y.O 新時代のニューライト
後援会報
OKADA A MAN YOU CAN TRUST
岡田義弘後援会 季刊誌編集部
安中市安中4272番地
TEL 027-382-7798
FAX 027-382-2061

安中市長 岡田義弘

 私の手を見てほしい。
女性らしさのかけらもない黒くて皮が厚く太い指。
農業をする前は、こんな手はしていなかった。
 市民は議員年金の掛金を税金100%負担は信じられません。
市民との距離は催実に広がった。
極度の格差社会です。議会でしっかり働く姿を見せていただきたい。
公正な市政を切望します。
    市内某女性市民より

■暑中お見舞い中し上げます
行動力と政策力 市政は市民生活そのものです

安中市民と共に 大震災に被災された皆様ヘ
 東日本大震災は、未曽有の大災害となりました。
亡くなられた方、そのご家族に心から悼の誠を捧げますとともに、被災された皆様に対しても安中市民と其に御見舞い申し上げます。
同時に一日も早い復興を願うのはもちろん、できることは何でも支援は惜しみません。
また、福島原電からの放射線に対する不安もあり、大変な苦境の中にあります。
一方山口教授は『新党をつくる覚悟もないのに野党の出した不信任案に賛同するなど、政党政治家の資格がないことを公言するようなものである。理念はある意味で単純である。目の前にある災害、放射能汚染という不条理に取り組み、不幸を少しでも除去することだけで十分である。被災地の声に少しでも応える、原発事故について情報公開を徹底するという二つのことだけを考えて行動すればよい。人間、忙しく働いていれば、邪心は起こらないものだ』・・・と北大教授山口二郎氏の談です。
 さて、今わが国は未曽有の国難の中にあって、いま、何をすべきなのか。
政治並びに議員の方々には被災地の思いをしっかりと受け止め、復興に向けて着実に歩き出せるように国を導いていただきたい・:と祈る気持ちでいっぱいです。
 他方、自分に不利なことでも危急にはきちっと言い、できることを地道にやることです。それが、できなければ、目本の民主主義に未来はありません。
大山鳴動してネズミー匹。「管政権を倒したら、こんな体制で、こう政治を変える」というビジョンも、希望が持てるような復興策を、代案も示せていないからです
批判するだけなら誰でもできます。
私岡田は「絶対嘘のない」行政をめざし死に物狂いで二十四時間フルタイムの気持ちで取り組んでいます。
「庶民改革」で新生安中市行政の「透明性」「行政のスピード感」を証明するため、極限までキャンドル精神で、職責をかけて最高の仕事をするため死力を尽くします。今後とも変わらざるご指導ご鞭捷を賜りますようお願い申しあげます。
貴家皆様方の御健勝をお祈り申し上げ暑中のご挨拶といたします。
 平成二十三年盛夏
          安中市長(庶民代表) 岡 田 義 弘

■政策報告
◎市民皆様と行政を繋ぐ政策を実行!!
 歯をくいしばって 身を粉にして耐えがんばっている 市民の皆様が安心できる 新生安中市をつくります。
○保育園児第3子から保育料の無料化を実施   平成18年4月から
○市長の通勤手当を廃止            平成18年5月から
○市長(公用)車(3000cc売却)廃止   平成18年5月から
○保健予防対策・個人検診導入実施       平成18年6月から
○市役所内に手話通訳者配置を実施       平成18年フ月から
○市内全小・中学校の全教室に扇風機を完備   平成18年8月から
○市長交際(350万円)費公開        平成18年10月から
○夜間小児救急診療所開設           平成18年10月から
 ・場  所:公立碓氷病院
 ・診療日時:毎週水・木曜日
  午後7時30分~午後10時30分
○市民課窓口サービスを午後6時まで延長実施  平成18年10月から
○幼稚園児第3子から保育料の無料化を実施   平成19年1月から
○指定ゴミ袋一枚大20円を10円に、小14円を5円に値下げ実施 平成19年4月から
○水道使用一時中止した場合、基本料金徴収することを廃止 平成19年2月から
○障害者控除対象者認定書の発行を実施     平成19年2月から
○中学卒業まで入院費無料化実施        平成19年4月から
○幼稚園・保育園へ同一世帯二人一緒入園の場合、保育料50%免除実施 平成19年4月から
○健康大学開校(市役所内)          平成19年6月から
○市内全小・中学校へAED(半自動除細動器)配置 平成19年7月から
○住宅新築に道路後退用地寄付者へ面積に応じて報奨金交付 平成19年10月から
○特定行政庁(市役所内・建築確認申請可)設置 平成19年10月から
○小学三年生まで通院医療費無料化を実施    平成20年4月から
○妊婦さんの検診六回までの助成実施(十二市中最高の措置) 平成20年4月から
○不妊治療費の助成実施    平成20年4月から
○緊急雇用・経済対策を決定即実施       平成21年1月から
○出産育児一時金を三五万円から三八万円に増額実施 平成21年1月から
○妊婦さんの検診14回までの助成実施     平成21年2月から
○「高齢者等配食サービス」を週三日から五日に拡充実施 平成21年4月から
○一般住宅耐震診断(1000円のみ)実施   平成21年4月から
○一〇〇歳からの高齢者医療費無料化(全国初)実施 平成21年4月から
○小学六年生まで通院医療費無料化を実施    平成21年4月から
○地区公会堂(住民センター)建設補助金80万円を300万円に増額実施 平成21年4月から
○「高齢者等配食サービス」を週三日から五日に拡充実施 平成21年4月から
○全国唯一建築確認申請手数料(万一~二・七倍)引き上げ凍結 平成21年7月から
○中学卒業まで通院医療費無料化実施      平成21年10月から
○太陽光発電装置最大(1kw7万円)20万円補助実施(11月から売電は24円から48円に) 平成21年11月から
○県下唯一新型インフルエンザワクチン接種費1人1回1千円全市民皆様へ補助 平成21年11月から
○安中小学校舎改築事業            平成21年2月完成
○北中(細野)体育館大規模改修事業      平成21年2月完成
○九十九小体育館大規模改修事業        平成21年2月完成
○安中二中体育館改築事業           平成22年2月完成
○秋間小体育館改築事業            平成22年2月完成
○南中(西横野)体育館大規模改修事業     平成22年2月完成
○安中榛名駅前交流広場整備事業        平成22年3月完成
○子育て応援特別手当一万八千円支給実施    平成22年2月
○消費生活センター新築事業          平成23年3月完成
○子宮頚ガン予防ワクチン接種促事業全額助成  平成23年3月実施
○小児肺炎球菌ワクチン、ヒフワクチン接種事業全額助成 平成23年3月実施
○成人用肺炎球菌ワクチン接種事業1,000円助成 平成23年3月実施
○めがね橋駐車場完備大型車4台普通車22台  平成23年4月供用開始
○経営サポート資金利子ゼロ実施        平成23年6月
○一般住宅耐震工事費助成制度創設工事費1/3、50万円限度額  平成23年4月から

■市長の一日
1月
1日(土)05:00早起き会元朝式
2日(日)09:45仕事始め式(恵みの湯)
3日(月)14:00岡田義弘後後会新年互礼会
    18:00安中中曽根後援会新年会
4日(火)08:00仕事始め式(碓氷川クリーンセンター)
    09:00仕事始め式(305・306会議室)
    10:00仕事始め式(谷津庁舎)
    10:30賀詞交歓会(並木苑)
    14:00安中市交通指導隊初点検
    15:00仕事始め式(松井田庁舎 大会議室)
    16:00原市地区新年祝賀会
    17:00仕事始め式(公立碓氷病院)
    18:00秋間地区区長会新年祝賀会
5日(水)08:00安中消防署通常点検
    09:00新春梯子乗り安全祈願祭
    09:35安中建設協会長ほか来庁
    09:50臨時議会開催依頼
    10:15早起き会役員来庁
    10:15大手様ほか来庁
        消防局長ほか来庁
    11:00新春交流会
    12:30上毛新聞主催 新年交歓会
    13:00新春梯子乗り
    14:30会計検査院所長ほか来庁
    15:00教育長報告打合せ
    15:30職員課打合せ
    16:00社協事務局長来庁
6日(木)08:30教育部打合せ
    09:00のどの荘 伊藤施設長様来庁
    09:25市民部打合せ
    09:35国保年金課打合せ
    11:00磯部地区賀詞交歓会
    11:45県西部県民局長来庁
    14:30~17:00RSC取締役 情報化時代のネット研究とトーク
    18:00東横野地区新年互礼会
7日(金)08:30財務部打合せ
    09:00NHK放送局カワイ様来庁
    10:00屋敷様来庁
    10:30総務部打合せ
    11:00建築住宅課打合せ
    13:00故上原まさ様葬儀
    15:00後閑地区新年賀詞交歓会
    16:40財政課打合せ
    17:30安中電気組合新年交流会
    18:00板鼻地区新年互礼会
    18:30みやま会新春会
8日(土)17:00TJR東労組高崎地方本部旗開き
    18:00河井家通夜
9日(日)09:30成人式(文化センターホール)
    11:00第11回ろうばいまつり
    11:30故中島様告別式
    13:00柄沢たかお後後会賀詞交歓会
10日(月)13:00血税を納める市民と血税を預り代執行する行政信頼構築研究とトーク
11日(火)08:00部長連絡会議
    08:30財政課打合せ
    09:00緑化組合 小板橋様ほか来庁
    10:00ホンダ電設様来庁
    11:00黛様ほか来庁
    11:30総務部打合せ
    13:30群馬バス 社長ほか来庁
    14:10県土整備部長来庁
    14:30上下水道部打合せ
    15:00~17:30企業経済対話
12日(水)08:30教育部打合せ
    09:00保健福祉部打合せ
    10:00地域福祉計画策定委員会
    10:30防衛省石原様ほか来庁
    11:00東邦亜鉛社長ほか来庁
    13:00市民部打合せ
    13:20100歳慶祝訪問
13日(木)08:05柳沢様来庁
    08:30~10:50市民部打合せ
    11:00職員課打合せ
    11:30契約検査課打合せ‘
    11:55上原様来庁
    14:30~17:00今後建設行政分析と診断
    17:00管工事協同組合・浄化槽協会年始会
14日(金)09:30碓氷関所保存会 佐藤様来庁
    10:00JR上信越工事事務所長来斤
    11:00総務市民合同打合せ
    13:30五十貝恭一様来庁
    15:30徳増様来庁
    16:30エイ・シー・シー群馬 高見澤様来庁
    18:30安中地協「2011年 新年のつどい」
15日(土)12:00新春地域人権連交流会
    18:30安中青年会議所新年会
    18:30国際交流協会(2011年ニューイヤーパーティー)
16日(日)12:00聴覚障害者協会新年交歓会
    13:00峠のまち新春コンサート
17日(月)08:00部長連絡公議
    09:00上下水道部報告協議打合せ
    10:00職員課打合せ
    11:00子ども課打合せ
    15:30工務課打合せ
    16:30都市整備課打合せ
    17:30記者クラブ懇談会
18日(火)08:30建設部打合せ
    09:50100歳慶祝訪問
    10:40子ども課打合せ
    11:00伏田様来庁
    11:30松井田グラウンドゴルフ協会会長ほか来庁
    11:55山縣様来庁
    13:15NTT群馬支店 五十嵐支店長様来庁
    14:00岩野谷各種団体長新年会
    15:00教育部打合せ
    15:30職員課打合せ
    16:00滝本様来庁
    16:30佐藤様来庁
    18:00市商工会新年互礼会
    18:30松井田町地域安全対策懇談会
19日(水)08:20建築住宅課往宅管理係打合せ
    09:00桜井はつとし様来庁
    10:00地域活性化協議会
    13:30消防郷原分署ポンプ車披露
    14:30細矢様来庁
    15:00財務部打合せ
    16:30庁内連絡会議
    18:00私立幼稚園協会新春懇談会
    18:30松井田商工会青年部新年金
    18:30碓氷安中ライオンズクラブ新年会
20日(木)09:00臨時議会
    10:10臨時議会等開催依頼
    11:00市老人クラブ連合会新年会
    14:00佐藤じつお様来庁
    16:00建築業組合松井田支部新年会
    17:30保護司会・更生保護女性合新年会
    18:00環自連新年会
21日(金)10:00安中警察署感謝状贈呈式
    11:00広域消防局来庁
    12:00県区長自治会長連合会例会懇親会
    13:30岩丸様来庁
    14:00財政課報告打合せ
    18:00碓氷地区労センター旗開き
    18:30臼井地区区長新年会
22日(土)10:00市長対話の日
    13:00第88回群馬県義太夫大会
    15:00磯部文流会新年会
    18:00宅安中支部新年会
23日(日)18:00建築業組合連合会安中支部新年会
    19:00県家畜商協同組合支部新年会
24日(月)08:00部長連絡会議
    08:30河村忠様ほか来庁
    09:00職員課打合せ
    10:00市民部打合せ
    11:00民生委員児童委員退任式
    14:30現地調査実施
    16:30茂木県土整備部長ほか来庁
25日(火)08:10健康課報告打合せ
    10:00関東信越厚生局 指導監査来庁
    10:50伊藤様来庁
    11:30藤田エンジニアリング 佐藤様来庁
    13:30秋間梅林観光協会新年会
    17:30安全運転管理者協議会新年会
    17:30法人会松井田波区会新年交欽会
    19:00岩野谷芸能クラブ新年会
26日(水)08:30契約検査課打合せ
    09:00市民部打合せ
    10:30定例記者発表
    13:30元区長会代表理事会
    13:30~17:00新年度予算査定
    17:30安中交通安全協会新年互礼会
27日(木)08:05岩井様来庁
    08:40市民部打合せ
    09:00~12:00新年度予算査定
    12:00東京新聞記者来庁
    14:00国保年全課打合せ
    15:00安心安全課打合せ
    16:00しののめ信用金庫新年会
    17:30松井田商工会新年祝賀会
28日(金)08:00財政課打合せ
    08:30市民部打合せ
    09:00トータルワークサービス増田様ほか来庁
    10:30 NTT東日本群馬支店訪問
    13:00企画課打合せ
    15:00上下水道部打合せ
    15:30総務部打合せ
    17:30婦人団体連絡協議会新年会
    19:00市消防隊新年会
29日(土)13:30市民健康公開講座とエレクトーンコンサート
    13:30~17:00北関東9条連総会・新年会
    18:00九十九地区新年懇親会
30日(日)08:30上毛かるた大会開会式
    12:00西毛茶道会新年会
    15:00安中鳶職組合新年会
    18:30子ども育成会連合会新年会
31日(月)08:00部長連絡会議
    08:35碓氷病院事務部打合せ
    08:50吉岡議員針谷区長様来庁
    09:00神奈川県秦野市 古谷市長様来庁
    09:40広域理事会
    13:00国保年金課打合せ
    13:30教育部打合せ
    14:00総務部打合せ
    16:00群馬県教育長面会
2月
1日(火)08:10産業部打合せ
    08:35企画課打合せ
    09:00若林様来庁
    11:00ザ・ニュースペーパー来庁
    11:30田中議長対話懇談
    13:00半田様来庁
    14:00議会事務局打合せ
    15:00エンビプコジャパン 圓子社長様来庁
    16:00観光協会 濱田様来庁
    19:00地区別懇談会
2日(水)08:30教育部打合せ
    09:00須藤様来庁
    10:00農村女性会議役員様ほか来庁
    11:10田中議長中島農委会長懇談
    13:00佐藤産業 宮坂様ほか来庁
    13:30中島農委会長打合せ
    16:00保健福祉部打合せ
    16:30磯部プリティガールズ来庁
    19:00地区別懇談会
3日(木)08:00保健福祉部打合せ
    08:30総務部打合せ
    09:00産業部打合せ
    11:00磯部温泉薬師節分会
    12:50市商工会青年部来庁
    13:00大竹様、黛様来庁
    14:00中島農委会長来庁
    14:30総務部建設部打合せ
    15:30西部県民局長来庁
    19:00地区別懇談会
4日(金)08:00総務部打合せ
    08:20産業部打合せ
    09:00安中警察署長様来庁
    10:00ダイワハウス群馬支店長様来庁
    10:30佐藤軽井沢町長来庁
    11:15市民部打合せ
    11:40桜井市議会議員来庁
    13:30県河川課来庁
    16:15高崎労動基準協会後援会
    18:00法人会安中地区会新年会
    19:00地区別懇談会
5日(土)12:00華道協会立春会
    14:00997兆円国債残高と国民生活研究とトーク
6日(日)08:45市民マラソン大会開会式
    11:30スプリングフェスティバル松井田いきいき郷土料理
    13:30八城人形浄瑠璃「城若座」
7日(月)08:00部長連絡会議
    09:00政策調整会議
    10:20教育部打合せ
    10:50県信用組合伊藤支店長ほか来庁
    11:15市民部打合せ
    11:40桜井松雄様来庁
    16:30農林課打合せ
    19:00地区別懇談会
8日(火)09:00補正予算査定
    11:00小寺弘之氏 県民葬
    14:30労働組合会議・懇談会
    16:00佐藤じつお様来庁
    16:30市民部打合せ
    16:55保健福祉部打合せ
    19:00地区別懇談会
9日(水)08:00総務部打合せ
    09:00 ACCぐんま 高見澤様来庁
    10:30財務部打合せ
    11:00斉藤様来庁
    13:00市民部打合せ
    13:30高崎税務署長ほか来庁
    19:00地区別懇談会
10日(木)08:00職員課打合せ
    09:00教育部打合せ
    09:30保健福祉部打合せ
    10:00中里上毛新聞記載面談
    11:00市民部打合せ
    13:00企画課打合せ
    13:30上下水道部打合せ
    15:00若鳶会長ほか役員来庁
    15:30細矢様来庁
    16:00市民部報告打合せ
    16:30総務部打合せ
    18:30邦和会新年会
    19:00地区別懇談会
11日(金)14:00防犯研修会 YUKA トーク&ミニコンサート
12日(土)09:30スプリングフェスティバル安中会場
    12:30うすいの歴史を残す会新年会
    15:00小菅正夫講演会
    16:00小渕後援会新年互礼会
13日(日)08:30原市少年野球・少女ソフトチーム駅伝競走大会
    09:00少年少女スポーツドッジボール大会
14日(月)08:00部長連絡会議
    08:30浜口観光協会局長来庁
    09:30100歳慶祝訪問
    11:30市民部打合せ
    13:50中曽根家弔問
    15:00都市整備課打合せ
    15:30職員課打合せ
    19:00地区別懇談会
    22:00市消防団第12分団訪問
15日(火)08:00橋本様来庁
    09:30臨時議会
    10:20議会全員協議会
    11:00人事案件内示
    13:30新年度予算記者発表
    17:00市民部打合せ
    19:00地区別懇談会
16日(水)09:00広域予算議会
    14:30公立保育所(園)あり方検討委員会
    15:10今井様来庁面談
    16:00体育協会表彰式
17日(木)09:40100歳慶祝訪問
    10:30財務部打合せ
    14:00上下水道部・市民部打合せ
    14:40建設部打合せ
    16:00職員組合要求書提出
    19:00地区別懇談会
18日(金)08:15安全安心課報告打合せ
    10:00家族経営協定調印式
    13:00飯沼勲様来庁
    14:30五十貝恭一様ほか来庁
    15:15文書法規係打合せ
    16:00大河原様来庁
    18:30建築土会安中支部新年会
    19:00安中碓氷ユネスコ協会新年会
    19:00地区別懇談会
19日(土)10:00龍生派高崎支部いけばな展
    13:30国政・市政を考える会新年互礼会
    18:00消防団ボーリング大会
20日(日)13:20政治と市民生活影響研究とトーク
21日(月)08:00総務部打合せ
    08:00部長連絡会議
    08:40全協開催依頼
    09:00のどの荘 伊藤施設長様来庁
    10:00安政の会・創政会・公明党・無所属の会 議案説明
    13:00新政会 議案説明
    13:20裁判(東京高裁)
    19:00地区別懇談会
22日(火)08:00総務部報告打合せ
    09:00~12:00政策調整会議
    13:00浜口観光協会局長来庁
    13:20上下水道部打合せ
    14:00国保運営協議会
    14:30上下水道部打合せ
    15:00職員課打合せ
    16:30教育部打合せ
    16:30市民部打合せ
    17:30行政懇談会
    19:00地区別懇談会
23日(水)08:00財務部打合せ
    11:00職員諜打合せ
    13:00㈱ラック社長内田様来庁
    16:00職員表彰式
    17:00教育長打合せ
    17:20建設部打合せ
24日(木)09:00武井竹仙様、臼井地区区長ほか来庁
    10:00伊藤議員、築瀬地区区長代理様来庁
    13:30観光協会常任理事会
    14:00磯部 猿谷区長様ほか来庁
    18:00安政遠足実行委員会総会
25日(金)08:00上下水道部工務課報告
    10:00青少年問題協議会
    11:30松井田支所産業建設課打合せ
    13:00財政課打合せ
    14:30都市整備課打合せ
26日(土)09:30老人クラブ連合会芸能発表大会
    14:00市子連ジュニアリーダー養成研修会
    15:00倫理経営講演会
27日(日)09:30安中二葉幼稚園音楽会
    10:00秋間梅林開花祭
    14:00今後の政治と国際研究とトーク
28日(月)08:00部長連絡会議
    08:20教育部打合せ
    08:40財務部打合せ
    09:00市議会定例会開会
    14:10神宮家弔問
    15:00石井家弔問
    15:50職員課打合せ
    16:40建設部打合せ
3月
1日(火)08:40安中土木事務所打合せ
    09:30安中総合学園高校卒業式
    13:15100歳慶祝訪問
    14:30総務部建設部合同報告打合せ
    15:30松井田町児童生徒作品展
    17:30安中総合学園高校定時制課程卒業式
2日(水)08:00職員課打合せ
    08:25都市整備課打合せ
    09:00施政方針
    13:00市職員 神宮家実母葬儀
    14:00議会全員協議会
    15:30安中警察署長来庁
    16:00企画課報告打合せ
    16:20安全安心課打合せ
    17:30庁内連結会議
    17:30自性寺焼、春の工房展
3日(木)08:30中里上毛新聞記者面談
    10:00原市保育園落成式
    11:00自衛隊入隊予定者壮行激励会
    14:00遺族の会安中支部役員来庁
    15:00産業部打合せ
    16:00九十九学童クラブ 神戸様来庁
    16:50安中青年会議所役員来庁
    18:00市職員石井家通夜
4日(金)09:00~15:50予算審査特別委員会
    16:00農林課報告打合せ
    16:10職員課打合せ
    16:20山□様来庁
    17:00企画課打合せ
5日(土)14:00既成政党と地域政党研究とトーク
6日(日)09:30早春フェスティバル 舞台発表式典
    09:30安・松カラオケ愛好会発表会
    13:00西横野地区生涯学習のつどい
7日(月)08:00部長連続会議
    08:15火災見舞
    09:00~14:00予算審査特別委員会
    15:00真木病院訪問面談
    16:00社会福祉協議会局長来庁
    16:30五十貝様ほか来庁
8日(火)08:40安全安心課報告打合せ
    10:00伊藤様来庁(建設部面談)同席
    13:30上下水道部打合せ
    14:10清水様来庁面談
    15:00職員課打合せ
    15:40都市整備課打合せ
    16:20中島様来庁面談
9日(水)08:30市民春季グラウンドゴルフ大会開会式
    09:00総務常任委員会
    09:30土地開発公社役員会
    10:05柳沢様来庁面談
    13:20職員課対話打合せ
    14:30市環境審議会
    16:00職員組合回答
10日(木)09:00市民文教常任委員会
    10:40職員課報告打合せ
    11:10中島様来庁面談
    13:00安中警察署長来庁
    13:30上下水道部打合せ
    15:00都市整備課打合せ
    17:00建設部打合せ
    17:30TEPCOふれあいコンサート
11日(金)09:40中学校卒業式
    12:00副知事ほか訪問面談
    14:50総務部打合せ
    15:30安全安心課打合せ
    15:50終日 地震災害対策本部設置
12日(土)終日地震災害対策本部
13日(日)終日地震災害対策
    10:00上後閑小学校開校式
14日(月)終日地震災害対策
    08:00部長連絡会議
    08:30地震津波犠牲者へ全職員黙とう
    08:40谷口様面談来庁
    09:00福祉民生常任委員会
    10:00全員協議会
    11:15地震災害対策連絡会議
    12:30財務部報告打合せ
    15:15総務部打合せ
    16:20市民部報告打合せ
    17:00都市整備課打合せ
15日(火)終日地震災害対策
    07:50市民部総務部打合せ
    08:10上下道部協議打合せ
    08:40下水道課打合せ
    09:00経済建設常任委員会
    10:30議会全員協議会
    13:00答弁調整会議
    13:30区長会地震災害対策会議
    16:05群銀安中支店長震災見舞来庁
    16:25商工観光課打合せ
    16:50財務部打合せ
    17:10都市整備課打合せ
16日(水)終日地震災害対策
    07:50上下水道部打合せ
    08:10財務部打合せ
    09:00~11:50震災対策会議
    10:45高崎市等広域消防局長来庁
    12:10建築住宅課打合せ
    12:30第2回定例議会開催依頼
    13:00一般質問
    15:00震災対策伴う全員協議会
    17:15商工観光課打合せ
17日(木)終日地震災害対策
    08:00総務部打合せ
    08:10上下水道部打合せ
    08:30公平委員辞令交付式
    08:40柳沢様来庁
    08:55田中市議会議長面談
    09:15東京新聞記者面談
    10:00一般質問
    10:30震災対策打合せ(総務・市民部)
    13:00震災対策会議
    13:30安中磯部土地改良区第45回総代会
    14:00中島農委会長面談
    14:30安藤監査委員面談
    15:00中沢教育長ほか面談
    15:30職員課打合せ
    16:00安全安心課打合せ
    16:30商工観光課打合せ
18日(金)終日地震対策
    08:30市民部震災対策打合せ
    10:00健康大学閉校式
    11:00磯部幼稚園卒園式
    13:00教育部信越線不通対策打合せ
    13:30震災対策会議
    17:10市民部打合せ
    21:55保健福祉部打合せ
19日(土)終日地震災害対策
    07:10震災救助対策市民部打合せ
20日(日)終日地震災害対策
21日(月)終日地震災害対策
22日(火)終日地震災害対策
    07:50小板橋様来庁
    08:00部長連絡会議
    08:30財政課打合せ
    10:00平成23年第1回市議会定例会閉会
    13:00議会全員協議会
    14:00藪塚様来庁
    14:30~17:00震災対策会議
    17:05企画・職員両課打合せ
23日(水)終日地震警戒
    08:10建設部総務部打合せ
    09:00国際交流協会 山縣様来庁
    10:00磯部原市線やなせ大橋安全祈願
    11:00職員打合せ
    13:00震災対策会議
    14:00~16:00職員内示
    16:10都市整備課打合せ
24日(木)終日地震警戒
    08:30企画課打合せ
    09:40小学校卒業式
    11:50都市整備課打合せ
    13:30県・市町村連絡会議
    16:00環境審議会会長ほか来庁
    16:30総務部打合せ
    17:00遠丸団地訪問
25日(金)終日地震警戒
    08:30上下水道部決裁
    09:30岩野谷保育園卒園式
    10:30忠僕元助供養祭
    12:40海外移住家族会役員来庁
    13:00専決 市長査定
    15:00矢野会長清水副会長老連役員来庁
    15:20上下水道部打合せ
    15:30土地開発公社理事会
    16:30災害に関する会議
26日(土)終日地震警戒
    11:00小規模多機能型居宅介護施設「古ケ谷」開所式
    13:00ミュージカル劇団アラムニー第11回公演
    13:30西毛農民連定期総会
    19:00はやぶさ中子ども会育成会総会
27日(日)終日地震警戒
    09:00岩野谷地区グラウンドゴルフ大会
    11:00小規模多機能ホーム「ゆうゆう」開所式
    13:30ミュージカル劇団アラムニー第11回公演
28日(月)終日地震警戒
    08:00部長連絡会議
    09:00トータルワークサービス増田様ほか来庁
    09:45原市保育園卒園式
    11:10滝本家弔問
    11:40島崎家弔問
    13:00金沢化成 秋葉様
    13:30古沢様ほか来庁
    14:00関根様来庁
    15:00柿澤様来庁
    17:00産業部報告打合せ
29日(火)終日地震警戒
    08:00職員課打合せ
    08:15教育部打合せ
    10:00萩原工業㈱様地震災害義援金来庁
    11:10川崎様面談来庁
    13:00消防局 局次長及び通信司令課長来庁
    13:30財政課打合せ
    14:00安中市地域公共交通会議
    15:00半田様来庁
    15:30藤田エンジニアリング 佐藤様来庁
    16:30細矢様来庁
30日(水)終日地震警戒
    08:10産業部サンプリング検査報告
    09:30横野平土地改良区役員様来庁
    10:30交流記念財団 上原理事長様来庁
    11:00建設業組合様来庁
    11:25西部県民局行政事務所長来庁
    11:55加藤様来庁
    13:00島崎家告別式
    14:30職員課打合せ
    15:00清水勉様来庁
    15:30高崎 田嶋様来庁
    16:00財政課打合せ
    16:30碓氷安中ガス協会訪問
31日(木)終日地震警戒
    08:00観光協会 濱口様来庁
    08:20教育部打合せ
    09:00市職員退職者辞令交付式
    10:00農業委員 原様来庁
    11:00退職職員感謝会
    13:30滝本家告別式
    15:00ニトリ訪問
    16:00職員課打合せ
    16:30下水道課報告打合せ
4月
1日(金)終日地震警戒
    08:00医療広域連合派遣職員辞令交付式
    08:20年度始訓辞(碓氷川クリーンセンター)
    09:00年度始訓辞・市職員辞令交付式
    10:00年度始訓辞(谷津庁舎)
    10:40原市第5区長寿会総会
    11:30田中栄様来庁
    13:00区長委嘱状交付式(市長室)
    13:30大平学長様ほか来庁
    13:45猿谷安中消防署長ほか来庁
    14:00交通指導員退任式及び任命式
    15:30年度始訓辞(松井田庁舎)
    16:30年度始訓辞(公立碓氷病院)
    17:00岩井選挙事務所開き
2日(土)終日地震警戒
    14:00地震とその対策研究とトーク
3日(日)旧終日地震警戒
    10:00人見ふる里祭り
    11:00白石正巳様元市議会議長一年忌法要
4日(月)終日地震警戒
    08:00部長連絡会議
    10:00介護相談員委嘱状交付式
    11:00財政課打合せ
    11:30建設部打合せ
    13:00管工事協同組合様来庁
    13:30上原草栄様ほか来庁
    14:00正田医師会長ほか来庁
    14:30県阿久沢林業課長ほか来庁
    15:30松井田高校 高橋校長様来庁
    16:00堀越社協局長来庁
    16:30上原西部県民局長来庁
5日(火)終日地震警戒
    08:30大久保区長様来庁
    09:20岩野谷保育園入園式
    10:30原市保育園入園式
    13:00仙石因幡守祭典
    14:00市民対話
    15:00安中造形美術協会春季展
    16:10建設部打合せ
    16:40都市整備課打合せ
    17:00上下水道部打合せ
6日(水)終日地震警戒
    07:50全国市長会関東支部役員会
    14:40財政部打合せ
    15:05総務部・議会事務局打合せ
    15:40建設部打合せ
    16:30信号機について安中警察署長要望訪問
    17:00産業部打合せ
7日(木)終日地震警戒
    08:00総務部職員課打合せ
    09:00保健福祉部打合せ
    10:30上毛新聞記者面談
    11:00財政部打合せ
    11:30保健福祉部打合せ
    13:30観光協会理事会
    15:30秘書行政課打合せ
    16:00安中警察署長ほか来庁
8日(金)終日地震警戒
    08:10総務部打合せ
    10:00ボランティアカンナの会総会
    11:00震災対策部長会議
    11:40防衛省所長高橋一行様ほか来庁
    12:40松井田高校入学式
    15:00安中総合学園定時制課程入学式
    16:00下水道課打合せ
    17:00日刊スポーツ 清水様来庁
    17:30市民部打合せ
9日(土)終日地震警戒
    10:00交通死亡事故非常事態宣言
    11:00石澤久夫展(21世紀堂)
    14:00自立支援審会委員委嘱式
10日(日)終日地震警戒
    14:00原発事故と今後の農業研究とトーク
11日(月)終日地震警戒
    08:00部長連絡会議
    08:30土地開発公社理事会
    09:00財務部打合せ
    09:30観光協会 濱口様来庁
    10:00婦人団体連 石井会長様ほか来庁
    10:30朝起会 小林様来庁
    11:00清水勉様来庁
    13:00~16:25上水課 事業箇所現地視察
    16:30部長会議
12日(火)終日地震警戒
    08:00総務部打合せ
    08:30市民部打合せ
    09:00神保様来庁
    10:00ベイシア様来庁
    13:00~18:00事業箇所現地視察
13日(水)終日地震警戒
    10:00松井田保護者の会連合会総会
    11:00新採用職員研修 市長講話
    13:00~16:40事業箇所現地視察
    16:50秘書行政課打合せ
    17:00上下水道部打合せ
14日(木)終日地震警戒
    09:00保健福祉部打合せ
    09:30被災地淑職員派道壮行
    11:30幼稚園父母の会連合会懇談
    12:10全協開催依頼
    14:00教育センター 清水様ほか来庁
    15:00町田時子皮工芸展
    17:30職員課打合せ
15日(金)終日地震警戒
    11:00林業改良普及協会役員会
    14:00森能力開発宮様ほか来庁
    14:20田沼健一様来庁
    15:00ラック 内田様来庁
    16:00上下水道部打合せ
16日(土)終日地震警戒
    10:00安中市子育連総会
    10:00松井田町グラウンドゴルフ大会総会
    13:00花岡家告別式
    17:00法人会発会式
    17:00松井田町子ども会育成協議会総会
    18:30松井田町子ども合育成会懇談会
17日(日)終日地震警戒
    09:30キャンペーンレディ審査会(202会議室)
    15:30やすらおか一雄出陣式
18日(月)終日地震警戒
    08:00部長連絡会議
    09:00磯部温泉組合様来庁
    10:30上下水道部打合せ
    13:00高林家告別式
    13:30安中市母子保健推進員総会・研修会
    14:30広域圈振興整備組合事務局来庁
19日(火)終日地震警戒
    10:00震災被災者面会
    14:00県簡易水道協会会計監査
    15:00柄沢事務所長ほか来庁
20日(水)終日地震警戒
    09:10保健福祉部打合せ
    11:00都市整備課打合せ
    13:30観光協会理事会
    16:00碓氷安中医師会長様来庁
    16:30東京新聞記者面談
21日(木)終日地震警戒
    08:30安中消防署員ほか辞令交付
    09:00市民部打合せ
    10:00県警 関谷統括官様ほか来庁
    11:00被災地派遣職員激励
    13:00財務局理財部長 岡木様来庁
    17:00市民部報告打合せ
22日(金)終日地震警戒
    08:00建設部打合せ
    08:15総務部打合せ
    09:00保健福祉部打合せ
    10:00小口番査委員会 委嘱式
    10:20上下水道部打合せ
    11:10~14:00総務部保健福祉部合同打合せ
    14:00半田様来庁
    15:00東日本高速道路㈱佐久所長様来庁
    16:00「峠のまち」Matsuida Cup会議
    16:20教育委員会打合せ
    17:17斎藤様来庁
23日(土)終日地震警戒
    10:00安中市学童クラブ連結協議会総会
    11;00県看護協会安中支部総会
24日(日)終日地震警戒
    16:00松井田猟友会懇談会
    21:00選挙開票所
25日(月)終日地震警戒
    08:00部長連絡会議
    08:30建設部打合せ
    08:45被災都市派遣報告
    11:00松井田支所保健福祉部報告
    11:15農林課打合せ
    11:30碓氷病院打合せ
    13:30食生活改善推遣員協議会総会
    14:40桐生市対話
    16:10館林市対話
26日(火)終日地震警戒
    08:30浜口局長来庁
    11:00碓氷川森林組合様来庁
    13:30市ボランティア連絡協議会総会
    15:00武井様来庁
    16:00教育部打合せ
    17:00柳沢様来庁
    17:30大河原様対話
27日(水)終日地震警戒本部
    08:30被災地派遣職員激励
    09:00市民部打合せ
    09:30総務部打合せ
    10:30田中家告別式
    13:30ミネベア 専務様ほか来庁
    14:00県土整備部長 笠森様ほか来庁
    15:00中島様来庁
    16:10観光現状と今後見通し対話
28日(木)地震警戒
    08:05総務部打合せ
    08:50市民部打合せ
    10:30市政モニター会議
    13:30市政モニター委嘱式
    16:00春の全国交通安全推進会議
    16:50塩原様来庁
    18:00碓氷地区労センターメーデー
    18:00松井田区長会総会・歓送迎会
29日(金)終日地震警戒
    06:30遭難者救援及び遭難救助訓練
    09:00県剣道連盟安中碓水剣遣大会
    10:30小規模多機能型居宅介護 瞳 開所式
30日(土)終日地震警戒
    10:00市長対話の日
5月
1日(日)終日地震警戒
    10:00安中警察署管内防犯抑止大会
2日(月)終日地震警戒
    08:00部長連絡会議
    08:25上下水道部打合せ
    09:00議会全員協議会
    09:40企画諜打合せ
    10:50建設部打合せ
    11:20総務建設合同打合せ
    13:30日赤関係者会議
    14:10介護高齢課打合せ
    15:00戸塚様・中島様来庁
    16:00災害派遣職員激励
    16:30庁内連絡会議
    17:15産業部打合せ
3日(火)終日地震警戒
    10:00東山道古代まつり
    10:00北村真様個展
4日(水)終日地震警戒
    11:00横田家告別式
    15:00震災復興財源研究とトーク
5日(木)終日地震警戒
    13:00原発代替エネルギー研究とトーク
    16:00市民ゴルフ大会表彰式
6日(金)終日地震警戒
    09:00人事案件内示
    09:40観光振興対策懇談
    11:00板鼻堰土地改良区 佐藤様来庁
    12:50上原有一理事長来庁
    14:00柳沢様来庁
    14:20財政課商工観光課合同打合せ
    15:00アイアールエム 柴崎社長様来庁
    18:00部課長会総会懇談会
7日(土)終日地震警戒
    15:00震災と骨太政治行動研究とトーク
8日(日)終日地震警戒
    10:00岩野谷地区敬老会
    13:30木内家告別式
    15:40安中の名産品即売会
9日(月)終日地震警戒
    08:00部長連絡会議
    09:00政策調整会議
    10:10原市地区子ども育成会長来庁
    10:50国保関係 会計検査員 名刺交換
    11:25秋間 大沢様来庁
    13:30関所保存会 佐藤会長様来庁
    14:40上下水道部打合せ
    15:00職員課打合せ
    15:30震災地支援職員派遣
10日(火)終日地震警戒
    10:00行政相談員 退任感謝状贈呈
    13:30安中地区区長会懇談会
    15:00安中 菅田様来庁
    15:30産業部打合せ
11日(水)終日地震警戒
    10:00安中文化会総会
    10:20交通安全街頭指導
    12:20塩原様はか来庁
    14:15教育部打合せ
    15:00観光協会理事会
    16:00観光協会総会
12日(木)終日地震警戒
    08:30職員課打合せ
    09:00震災地支援職員派遣
    09:30~16:00市長一日民児委員友愛訪問
    13:00元町議 茂本志四郎様葬儀
    16:00長岡消防団長様来庁
    17:00市民部打合せ
13日(金)終日地震警戒
    08:10上下水道部打合せ
    08:30財務部打合せ
    09:15平成の公代表者来庁
    09:30総務部打合せ
    11:00環境資源保全協会安中支部総会
    13:30文化協会松井田支部理事総会
    14:30市民部打合せ
    15:20教育長打合せ
    16:006月補正 市長査定
    18:00管工事組合・浄化槽協会総会
    18:30エルピーガス協会情報交換会
14日(土)終日地震警戒
    08:00原市少年野球大会開会式
    09:00歩く健康づくり大会
    10:00東横野地区敬老会
    10:00原市地区敬老会
    11:00バサー(エルピスあけぼの)
    13:30磯部交流会総会
    14:00碓水製糸農業協同組合総会
    14:30古道協会総会
    17:15安P連総会
    18:30校長会・安P連合同歓送迎会
15日(日)終日地震警戒
    10:00原市地区敬老会
    12:30ふれあいフェスティバル
16日(日)終日地震警戒
    08:00部長連絡会議
    08:30農林課事業箇所現地視察
    13:00区長会代表理事会
    14:00震災地支援職員派遣報旨
    15:00産業部打合せ
    15:30東電副支社長ほか来庁
    16:00矢野茂様来庁
    16:30財務部報告打合せ
    17:30区長会代表理事・理事懇談会
17日(火)終日地震警戒
    09:00臨時議会
    11:00議会全員協議会
    11:40監査委員辞令交付
    11:55固定資産評価委員辞令交付
    12:50桜井松雄様来庁
    13;30職員課打合せ
    14:00財務部打合せ
    15:00都市整備課打合せ
    16:10秘書行政課打合せ
18日(水)終日地震警戒
    08:30財務部打合せ
    09:20被災地派遣職員激励
    10:40奥原市議会議長面談
    11:00法人会安中地区会総会
    16:00全国市長会関東支部役員会
19日(木)終日地震警戒
    10:00全国市長会関東支部総会
    14:50総務部打合せ
    15:10産業部打合せ
    15:30土地開発公社理事会
    17:00法人会松井田地区会懇談会
    19:00体育協会総会
20日(金)終日地震警戒
    08:50教育委員 佐藤様辞令交付式
    09:20総務部打合せ
    09:30地域振興課打合せ
    10:00金田様来庁
    10:20原田勇様来庁
    11:00九十九地区区長様ほか来庁
    11:30建設部打合せ
    12:30大塚たかとし様来庁
    13:00上下水道部打合せ
    14:00市老連総会
    14:00市商工会総代会
    16:00悪湯前市老連会長来庁
    18:00保護区保護司会歓送迎会
    19:00安中碓氷ユネスコ協会懇談会
21日(土)終日地震警戒
    10:00後閑地区敬老会
    10:00秋間地区敬老会
    14:00磯部学童クラブの会総会
    19:00安中猟友会慰労会
22日(日)終日地震警戒
    10:00県地域人権連合会市協議会大会
    10:00板鼻地区敬老会
    12:30「何でも鑑定団」番組収録
    13:30碓氷関所保存会総会
    14:00心身障害児者父母の会総会
23日(月)終日地震警戒
    08:00部長連絡会議
    08:25契約検査課打合せ
    08:30教育部打合せ
    10:00桜井議員ほか来庁
    11:00臼倉支社長ほか来庁
    12:50細矢様来庁
    14:00県旅館ホテル組合青年部総会
    15:00企画課打合せ
    15:30庭野区長、佐藤議員来庁
    16:00派遣職員報告
    16:45四十七石像について懇談
    19:00県旅館ホテル組合青年部懇談会
24日(火)終日地震警戒
    08:00吉村様来庁
    08:30被災地派遣職員激励
    09:30交通安全母の会総会
    10:00全協開催依頼(議長室)
    10:30職員課打合せ
    11:30国土交通省 稲野所長来庁
    13:30区長会総会
    15:00松井田商工会総代会
    16:30板鼻堰 佐藤理事長様来庁
    17:00市民部打合せ
25日(水)終日地震警戒
    08:30農業委員委嘱状交付式
    08:55建設部打合せ
    09:30環境保健自治団体連合会総会
    10:00身体障害者連合会総会
    10:30~11:50記者発表
    13:00JA碓氷安中 中島組合長様来庁
    14:00安中市消防委員会
    15:30健康課打合せ
    15:45収納課報告打合せ
    16:00半田様来庁
    16:30土木課報告打合せ
    18:00松井田建設業組合総会
26日(木)終日地震警戒
    08:30上下水道部打合せ
    09:00前橋地方法務局局長様来庁
    09:20市民部打合せ
    09:45商工観光課観光係打合せ
    11:00市職員実父葬儀
    13:00碓氷安中農協通常総会
    13:30シルバー人材センター総会
    15:00安中食品衛生協会総会
    16:00利根川水系砂防期成同盟会
    16:30高崎労働基準協会総会
27日(金)終日地震警戒
    08:00教育部打合せ
    08:15上毛新聞 中里記者来庁
    08:30安中青年会議所 新井様ほか来庁
    09:00財政課打合せ
    10:00清風クラブ役員来庁
    10:30高崎市等広域消防局長ほか来庁
    11:00萩原様来庁
    11:30大河原谷津老連会長来庁
    13:30民生委員児童委員協議会総会
    16:00第1回市長会議
    17:30婦人団体連絡協議会総会
    18:30群馬県建築土会安中支部懇親会
28日(土)終日地震警戒
    09:00春季ソフトボール交流大会開会式
    10:00市長対話の日
    12:30拉致被害者チャリティコンサート
    13;30安中あけぼの会総会
29日(日)終日地震警戒
    09:00キャンペーンレディ感謝状授与式
    13:30安中文化会「詩と音楽のひと時を」
    14:30安中市発会式
30日(月)終日地震警戒
    07:40建築住宅課打合せ
    08:00部長連絡会議
    08:35教育部打合せ
    08:45松田支所打合せ
    08:45県総合表彰受賞贈呈
    11:30財務部打合せ
    12:30市民課報告打合せ
    13:30農業振興地域促進協議会
    14:00被災地派遣職員報告
    14:50小板橋ゆきお様ほか来庁
    15:30碓氷教育会総会
31日(火)終日地震警戒本部解除
    08:00上下水道部打合せ
    08:30市民部打合せ
    09:15市町村圏振興整備組合理事会
    11:20都市整備課(公社)打合せ
    13:30総務省担当者来庁
    14:00財務部打合せ
    15:00人権連協議会 桜井議長様来庁
    15:30里親の会総会
    16:00被災地派遣職員激励
    16:30岩野谷地区代表区長様来庁
    17:000契約検査課ほか打合せ
    17:50秘書行政課打合せ
6月
1日(水)09:00市議会定例会開会
    10:30議会全員協議会
    11:20市民部打合せ
    14:00財務部報告打合せ
    14:30安中保健福祉事務所長来庁
    15:00産業部打合せ
    16:00教育長面談
    16:30庁内連絡会議
    16:55谷津地区関係者来庁
2日(木)09:00優良指定給水装置工事表彰式
    10:00防犯協会理事会
    11:30県保健福祉部長ほか来庁
    13:00群馬テレビ番組収録
    15:30特別支援学級育成会総会
3日(金)09:00総務文教常任委員会
    10:30郷原 山口区長来庁
    10:55市社協新会長来庁
    11:05新島学園 市川学校長様来庁
    11:30安中二葉幼稚園児来庁
    13:00県信用組合 松井理事長様来庁
    13:30東京新聞記者面談
    15:00細矢様来庁
    16:00IRM柴崎勝治様来庁
    17:00総務部打合せ
4日(土)14:30防災マニュアル研究とトーク
    16:00上野ひろし国政報告会
5日(日)14:00災害対策と避難訓練研究とトーク
6日(月)08:10部長連絡会議
    09:00福祉民生常任委員会
    09:30教育部市民部松井田支所合同打合せ
    10:30高橋家弔問
    11:00上村区長・柳沢議員来庁
    11:30市民部打合せ
    14:00企画課・地域振興課打合せ
7日(火)08:00田中栄様来庁
    08:30商工観光課打合せ
    09:00経済建設常任委員会
    10:00上下水道部打合せ
    10:30契約検査課打合せ
    11:00被災地派遣職員激励
    11:30建築住宅課打合せ
    13:00答弁調整会議
    16:50産業部打合せ
    17:10市民部打合せ
    18:00高橋家通夜
8日(水)09:00一般質問
    12:309月議会開催依頼
    16:30古沢敏則様来庁
    18:00小板橋家通夜
9日(木)08:30都市整備課打合せ
    10:30熊の平殉難者慰霊
    14:30よい歯のコンクール表彰式
    15:10財務部打合せ
    19:00市行政会議
10日(金)08:00職員課打合せ
    08:30総務部打合せ
    08:45市民部打合せ
    09:00樺澤様ほか来庁
    10:00吉沢忠様久保庭正好様来庁
    10:30都市整備課打合せ
    11:30企画課打合せ
    13:30暴力排除推進協議会理事会
    14:00暴力排除推進協議会総会
    16:00被災地派遣職員報告
    16:45上下水道部打合せ
    17:00中島農業委員会長面談
    18:30安中松井田危険物安全協会懇談会
11日(土)11:00横浜市訪問
12日(日)08:00少女ソフトボール大会開会式
    10:00写真コンテスト表彰式
    19:30小日向地区のホタル鑑賞会
13日(月)08:00部長連絡会議
    09:00第2回市議会定例会
    10:00建設部打合せ
    16:00松井田代表区長 小坂様ほか来庁
    16:30総務財務市民部合同打合せ背
    18:00議会との懇談会
14日(火)08:00職員課報告
    11:00財務部打合せ
    13:30群銀専務 田村正明様来庁
    14:00エンジニアリング 佐藤様来庁
    15:00保健福祉部打合せ
    16:00被災地派遣職員報告
    16:30職員組合対話
15日(水)08:00板鼻グリーンネット 吉澤様来庁
    08:30島崎ふみあき様来庁
    09:00被災地派遣職員激励
    10:00民主・社民クラブ懇談会
    11:30財務部打合せ
    13:00原市 半田様来庁
    14:00「ダメ。ゼッタイ」運動安中地区推進連絡会議
    15:30財務課打合せ
    16:15NTT五十嵐支店長様ほか来庁
16日(木)08:10総務部打合せ
    08:40市民部打合せ
    09:00建設部打合せ
    09:30上毛新聞中里記者面談
    11:30群馬テレビ報道部来庁
    13:00野尻家告別式
    14:30中島農委会長来庁
    16:40総務部打合せ
17日(金)08:10総務・財務合同打合せ
    13:30産業部打合せ
    16:00夏の交通安全運動連絡会議
18日(土)13:30災害発生時の二重ローン救済研究とトーク
19日(日)10:45静山流「静塔会」発表会
20日(月)08:00部長連絡会議
    09:00細矢様来庁
    10:30被災地派遣職員激励
    11:00被災地派遣職員報告
    11:30職員課打合せ
    13:00半田様来庁
    15:00JA合併推進協議会設立総会
    18:00松井田商店連盟懇談会
21日(火)08:10建設部打合せ
    08:40企画課打合せ
    09:40特別支援学級合同大連動会
    10:00社会を明るくする運動推進委員会
    13:30記者発表
    15:30労働基準協会安中支部総会
    18:00職場警察連絡協議会懇談会
22日(水)10:00教育振興大会
    13:10碓氷川森林組合総会
23日(木)08:30契約検査課打合せ
    16:00職員組合交渉
24日(金)10:00安中市防災会議
    13:30自衛隊相談員委嘱状交付式
    16:00原市ソフトボールクラブ、磯部プリティガールズ選手来庁
    16:30叙勲受章者来庁
    18:30勤労者協議会総会
    14:00~19:30郷原ひかり「はたるまつり」
25日(土)13:30ミュージカル劇団アラムニー公演
    18:30山田好二様 県体育協会 スポーツ功労者賞受賞祈念祝賀会
26日(日)10:00日本空手道身学館新人戦大会
    17:00長岡消防団長様県総合表彰受賞祝賀会
27日(月)08:10部長連絡会議
    11:00志村よしゆき様来庁
    13:00上下水道部打合せ
    15:30被災地派遣職員激ひ励
    16:00被災地派遣職員報告
28日(火)09:00広域市町村圏振興整備組合臨時総会
    13:00県土木整備部長 笹盛様来庁
    14:00高等学校定時制教育振興会総会
29日(水)06:50民生委員児童委員県外研修
30日(木)    民生委員児童委員県外研修

率直で明快な「善政競走」を盛んにして 誇る美の街新生安中市をつくります。
愛郷無限の庶民代表・安中市長 岡田よしひろ
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旭川観光協会の着服事件発覚で緊急点検が必要な安中市観光協会

2011-07-15 23:58:00 | 困ったちゃん岡田義弘・元市政

■7月14日、あの有名な旭川動物園で知られる旭川市の観光協会で着服事件が発覚しました。

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旭川観光協会 着服で謝罪
 旭川市の観光協会の事務局長だった男性が、事業費からあわせて200万円余りを着服した問題で、旭川観光協会は7月13日、記者会見を開いて謝罪しました。
 この問題は、旭川観光協会の48歳の元事務局長が、在職中の去年10月から先月にかけて、事業費から、あわせて207万円を着服していたもので、元事務局長は着服を認めて全額を弁償し先月28日に懲戒解雇されました。
 この問題で、旭川観光協会は7月13日、記者会見を開き、着服は元事務局長が経理担当者に対し「業者への支払いは自分がする」と言って通帳を預かって口座から金を引きだしていたことを明らかにしました。
 そのうえで、使い道について元事務局長は「何に使ったかわからない」とあいまいに答えているということです。
 旭川観光協会の重野健一専務理事は「市民の皆様にご迷惑をおかけした。 謙虚な気持ちで再発防止と真相究明に努めないといけない」と謝罪しました。旭川観光協会は着服した金の使い道について、さらに聞き取りをするとともに、今後、外部の専門家を入れた第三者委員会を設置して、他にも着服がないか調べることにしています。
(NHK北海道のニュース 07月13日 19時54分)
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事務局長が200万円着服 旭川観光協会
 社団法人旭川観光協会の事務局長の男性(48)が2010年度の事業費から約200万円を着服していたことが7月13日、わかった。男性は着服を認めて全額を返済し、6月28日付で懲戒解雇になったという。
 同協会によると、男性は昨年10月~11年6月、協会が事務局となり、実行委員会形式で担った三つの観光事業の費用を預けていた銀行口座から計18回、計約200万円を引き出した。3事業の予算は計約2500万円で、このうち計約1780万円は道や旭川市などからの補助金だった。
(2011年07月14日 朝日新聞)
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旭川観光協会の事務局長が事業費着服
 社団法人旭川観光協会(山崎博幸会長)の事務局長(48)が協会の事業費を着服し、6月28日付で懲戒解雇になっていたことが分かった。事業費の大半は旭川市や道などが支出した公金で、着服額は約200万円に上る。事務局長は着服を認めており、同協会は7月13日に臨時の理事会を開き、経緯を説明する。
 着服の情報を得た旭川市が同協会に照会し、明らかになった。それによると事務局長は昨年度、冬季に旭川市や富良野市など周辺市町に観光バスを運行する事業や、旭川市中心部を電飾で飾る事業など、三つの事業の総事業費計約2400万円の中から、約200万円を着服したという。
<北海道新聞7月13日朝刊掲載>
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■旭川観光協会のホームページを開くと、きちんと組織の代表者、設立年月日、設立目的、主な事業のほか、定款、役員や会員の一覧名簿、各年度の事業契約、予算案、事業報告、貸借対照表、正味財産、収支決算、そして財産目録に至るまできちんと公表されています。
http://www.asta.or.jp/about/index.html

 ちなみに平成22年度の役員一覧表には、事務局長の名前も掲載されています。
http://www.asta.or.jp/about/H22/22yakuin.pdf

 これをみると、会長は地元でクラブ、居酒屋、ビルテナント業を営む㈲プリンスグループの会長の山崎博幸氏が、2008年2月4日に開かれた選考委員会で、2007年10月22日に死去した稲村健蔵前会長の後継として新会長に選ばれ、理事会の了承を経て正式に会長に就任しています。また、前会長の稲村健蔵氏は、旭川観光協会設立時より会員として参加し、その後、専務理事、副会長、会長を歴任して、持ち前の行動力で旭川の観光事業の発展に貢献しています。

 現在、旭川は台湾、韓国などと国際チャーター便、国際定期便で結ばれ、外国人観光客でにぎわっていますが、旭川観光協会の会長が果たしてきた功績は大きいとされています。

■ところが、このようにしっかりした組織と見られていた旭川観光協会でされも、着服事件が発生したのでした。

 まず、越智修一・元事務局長は、経理担当者に対し「業者への支払いは自分がする」と言って通帳を預かっていたそうですか、おそらく長年にわたり、事務局長に君臨していたことがうかがえます。経理担当者が、通帳を渡すのを拒否できなかったことがそのことを示していると言えます。

 同協会の幹部は、元事務局長が着服した金の使い道について、さらに聞き取りをするとともに、今後、外部の専門家を入れた第三者委員会を設置して、元事務局長から返済を受けたという約200万円の着服金の他にも着服がないか調べることにしているそうですが、徹底的に自ら真相を追究する姿勢が問われます。ここはやはり外部の専門家による第3者委員会ではなく、一刻も早く警察に告訴すべきでしょう。なぜなら、事件関係者が多い場合、身内で処理しようとするためです。

■旭川観光協会を巡る汚職事件について、ネット上でいろいろな情報が飛び交っています。

 たとえば、「着服は元事務局長の単独行為ではなく、仲間がいる」のだとか、「市役所の観光課職員と癒着して酒盛り・国内外旅行三昧」していたとか、「中国人の不法滞在に手を貸して、事務局に雇い入れていた」などという真偽不明の情報です。

 さらに、「年収550万円、通勤手当50万円、車検代20万円、残業代∞、前職はクラフトブローカー、廃業の後に協会に拾われ、協会賛助会員の年会費全額が元事務局長の小遣いのようなもの」とか、「協会所有者と自家用車の区別があいまいで、燃料代も協会持ち?」などという書き込みも散見されます。

 元事務局長が周囲に対して「何に使ったかわからない」と口走っていることから、ほかにも相当余罪があると見られます。

■ところで、我が安中市の観光協会の実態はどうなのでしょうか。公私混同、旅行三昧、残業代付け放題・・・等の情報が飛び交っていますが、こうした情報が安中市の所有する情報にはないということで、野放図な管理状態となっているため、非常に危険な状況にあると言えるでしょう。

 しかも、それを監視する会長が市長の役目となりますが、旭川観光協会と比べると、もっとも異質な点は、会長を理事会で互選で決めることなく、いきなり岡田市長が会長に就任していることです。

 理事会でなにが話されているのか、議事録がないためさっぱりわかりませんが、現役の市長が観光協会の会長を兼務していること自体、異様です。

 その市長の威光を受けて、事務局長が次第に勝手な振る舞いをしているとなると、安中市観光協会も旭川観光協会の二の舞になるのではないか、と心配する市民の声も理解できます。

 なお、当会では、現在、情報開示された資料の分析作業を続けていますが、予定より時間がかっており、申し訳ありません。夏休み前には住民監査請求に持ち込みたいと考えております。

【ひらく会情報部】

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裁判で無敗を誇ってきた岡田市長が、フリマ裁判の控訴審で初めての土

2011-07-14 16:58:00 | 安中フリマ中止騒動
■安中市で15年間継続して開催され、北関東最大とまでいわれていたフリーマーケットin安中。そのフリマ主催者の未来塾と岡田義弘市長との間で、平成19年9月10日に市長室で開かれた意見交換会のやりとりを、岡田市長が平成19年12月広報紙で虚偽の内容を掲載して未来塾と未来塾代表のイメージダウンを図った事件(事件番号:平成20年(ワ)第49号)は、提訴から20ヶ月目の平成22年5月27日(木)に前橋地裁で判決が下されたました。その後、未来塾では直ちに控訴手続きをとり、以降、東京高裁で控訴審が続けられていましたが、このたび、7月13日に、東京高裁は、安中市に5万円の賠償を命じました。

 このことを報道した東京新聞の記事の内容を見てみましょう。


**********
安中市に賠償命令 フリマ訴訟で高裁
2011年7月14日
 安中市の広報誌に掲載された記事で名誉を傷つけられたとして、市民団体「地域づくり団体未来塾」側が市側に計8百万円の損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁の大竹たかし裁判長は7月13日、請求棄却の一審前橋地裁高崎支部判決を変更、五万円の支払いを命じた。
 判決によると、未来塾と市は2007年9月にフリーマーケット開催をめぐり市長室で意見交換、同年12月21日付の広報誌に内容が掲載された。
 大竹裁判長は、記事のうち、未来塾側が冒頭から「目を見て話をしろ」と怒鳴り、市側が「静かに話をしましょう」と応じた、との部分について「真実とは認められず、未来塾の社会的評価を低下させた」と指摘。名誉毀損(きそん)の程度などから認容額は5万円とした。
**********

■前橋地裁での一審の模様は、当会のブログで一部始終報告しておりますが、当時、判決を出した裁判長の松丸信一郎は、1994年に発生した松本サリン事件で、当時、松本簡易裁判所判事であった松丸は、長野県警の請求に対して第一通報者である河野義行宅の捜索令状を出して、世紀の太冤罪事件の発端を作った御仁でした。

 したがって、東京高裁は極めてリーズナブルな判決を下したわけですが、ことほどさように、群馬県の司法はねじ曲がっていることが浮き彫りにされました。

 今後、岡田市長が最高裁に上告するかどうかは、あと2週間経過してみないと分かりませんが、もし、上告をあきらめ、判決が確定した場合、安中市の公金から5万円が支出されることになり、しかもそれは岡田市長のウソの公文書が発端となったことから、公金の不当な支出に当たる可能性があります。

■当会では、この点について、きちんと住民監査請求をすることにしています。

 なお、当会が、タゴのお宝である絵画等6点についてのビジュアル情報について、岡田義弘・安中市土地開発公社が岡田義弘・安中市長に情報を開示しないため、安中市には当該情報が不存在だから、ということで、市民への開示を拒否した事件で、先日、当会が前橋地裁に提訴していた平成23年(行ウ)第10号公文書不公開処分取消請求事件は、7月20日(木)午前10時30分から前橋地裁の第21号法廷で初公判が開かれますが、このほど、くしくも7月13日に、安中市から答弁書が送られてきました。本件について争うつもりのようです。また、安中市は訴訟代理人として、市の顧問弁護士である渡辺明男氏を起用していることが判明しました。

【ひらく会事務局】


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注目の大沢不倫知事の釈明記者会見・・・「愛人関係」の「意味が分からない」で親族の心中やいかに

2011-07-14 12:43:00 | 県内の税金無駄使い実態
■昨日7月13日の午後、同日発売の週刊新潮の記事をめぐる内容で、大沢正明群馬県知事が臨時の記者会見を開きました。それを報じたTBSの画像報道です。
http://www.youtube.com/watch?v=Svaxt8wrpwQ
**********
 この記者会見で、「県民の皆様の信頼を傷・・・付けることになったことに対しまして深くお詫びを申し上げます」と険しい表情で陳謝する大沢正明知事。実は大沢知事は、今日発売の週刊誌で、50代の独身女性を知事公舎に宿泊させたと報じられたのです。
知事は会見で、この女性は大沢知事が運営する老人ホームの幹部職員で、宿泊の疑惑が持たれた今月8日は、業務報告のために知事公舎を訪れたと説明しました。
「迂闊にも、酒を飲んでしまいまして、いつの間にか相当酔って寝てしまったところでありまして、宿泊させた・・・ことは事実でございます」
大沢知事は女性を公舎に宿泊させたことを認めたうえで、その理由を“酒を飲んで眠ってしまったため”と説明しました。
当事者の大沢知事。女性は愛人なのか?と問われると「愛人ではございません」。
「論理的な問題があるんじゃないかな、と思うんですけれども」と女性記者に問われた大沢知事は、「・・思いますね」と答えました。
「奥様はなんとおっしゃっているのですか」
「まあ・・・誤解を招くことは許しがたい・・・そうに・・・強烈にお叱りを受けております」と消え入りそうな声で答えた。
大沢知事は、反省した上で、職務に邁進したいとして続投を表明しました。
**********


■この記者会見について、産経新聞は次のように報じています。

**********
酔いつぶれ「明日送っていくよ…」
群馬県知事、県公舎管理規則違反に「今後は慎まなければ」
 知事公舎に愛人を宿泊させたと週刊新潮で報じられた群馬県の大沢正明知事は7月13日の記者会見で女性との宿泊は認めたものの、愛人関係は真っ向から否定した。だが、週に1、2回しか使用しない公舎で、月に1度は公務外の私的理由で女性と面会。公舎管理規則に違反して「誠に申し訳ない」と反省するそぶりを見せた大沢知事だが、ほとんど利用しない公舎の廃止にまでは踏み込まなかった。(森本充)
 大沢知事は、東日本大震災や福島第1原発事故の対応を協議する全国知事会を7月12日に途中欠席して、“火消し”の緊急記者会見に臨んだ。神妙な面持ちで「県民のみなさまの信頼を傷つけることになり、深くおわびします」と頭を下げた。
 大沢知事によると、7月3日の知事選で再選を果たした後、初登庁した7月8日に女性を宿泊させた。自らが顧問を務める社会福祉法人の経理報告に同日夕に訪れた女性と、再選を祝して酒を飲み続けるうちに、酔いつぶれて「寝てしまった」という。
 大沢知事が目を覚ましたのは同日午後11時ごろ。女性が迷っていると、大沢知事が「明日送っていくよ」と女性に宿泊を促した。タクシーを呼ぶことも可能だったが、大沢知事は「女性とは家族ぐるみの付き合いで対応がルーズだった」と発言、“親密な関係”であることを自ら認めた。
 女性が、公舎に入る際に猛暑にもかかわらず、ダウンジャケットをかぶり周囲を気にするそぶりをみせていた点については、大沢知事は「私の立場をおもんばかったのだろう。2人で入ったから…」と述べ、女性の心情を思いやる場面もあった。
 宿泊は、あくまでも「この1回だけ」(大沢知事)というが、業務報告で毎月1度公舎で面会していた。法人施設で説明を受けない理由について、大沢知事は「私が寄るのもいかがなものかなと思って・・・」と説明するのがやっとだった。
 知事公舎を含む県公舎の管理規則では、「使用者は公舎を常に善良な管理者としての注意を持って使用する」とした上で、住居者の家族以外の同居や転貸など3項目の禁止事項を設けている。
 加えて「県公務の円滑運営」「県職員の居住」を設置目的に定義。公務と関係ない女性との宿泊は同規則に違反しているため、大沢知事は「今後は慎まなければならない」とうなだれた。
 だが、県管財課は「知事に直接確認していないが、報道の範囲では規則違反ではない」と主張している。
 大沢知事は5月11日の記者会見で「あれだけ広い公舎はいらない」と知事公舎の必要性を疑問視し、廃止を前提に近く第三者委員会を設置して存廃を議論する方針を示していた。
 ただ7月13日の記者会見では今後の活用について、「(委員会で)検討してもらいたい」と説明したものの、ユニットバスや高い塀を設置して住環境を整えてきたため「改修したばかりでもったいないけど…」と付け加える始末。未練をにじませていた。
(2011.7.13 22:15 産経新聞)
**********
「愛人ではない」 群馬県知事の会見要旨
 --愛人と会ったのか
 「愛人ではない」
 --女性を公舎に泊めたのか
 「彼女は月に1度、私が顧問を務める社会福祉法人の事業報告をしてくれた。彼女と打ち合わせしながら酒を飲んでしまい、酔って寝てしまった。車の運転ができず、結果的に宿泊させた」
 --週刊新潮の報道では、女性は40回以上宿泊したとあるが
 「意味が分からない」
 --女性との関係は
 「彼女は以前、県議会の嘱託職員をしていた。就職先を探しているという話を聞いて、うちの法人に招いた。十数年来の知人だ」
 --女性がダウンジャケットを着ていた理由は
 「私をおもんばかったのだろう。2人で入ったから…」
 --知事が寝たとき、女性はどうしていたのか
 「ソファにいたのでは。私が気付いたのが午後11時くらいで、『明日送っていくよ』となった」
 --タクシーを呼ぶこともできたはずだが
 「考えるべきだった。女性とは家族ぐるみの付き合いだったので、対応がルーズだった」
 --公舎で報告を受ける理由は
「以前は私が施設に寄っていたが、いかがなものかと思った」
 --知事公舎の存廃は
 「検討してもらいたい。改修したばかりでもったいないが…」
 --知事の処分は
 「そこまで考えていない。よく考えたい」
 --辞職の考えは
 「自分を戒め、県発展のため努力することが私の使命だ」
 --今後酒は控えるか
 「積極的に現場に出ていく。酒の席で真意が出る場合もある」
 --妻からは何と言われたか
 「『誤解を招くことは許し難い』と強烈にお叱りを受けた」
 --退職金を受け取るか
 「検討する」
(2011.7.13 21:30 産経新聞)
**********
「公舎への女性宿泊報道」受け、群馬県知事が会見 「妻から『許し難い』と叱責」
 群馬県の大沢正明知事(65)は7月13日、前橋市の知事公舎に女性を宿泊させたとする週刊新潮の報道を受けて記者会見。事実を認め「憶測を呼ぶ行動で県民に迷惑をかけた」と謝罪したが、辞職は否定した。知事は7月3日の知事選で再選を果たしたばかり。
 知事によると、女性は自らが顧問を務める社会福祉法人の経理を担当。月に1度、公舎で知事に事業報告をしていたが、今月8日にはソファで2人きりで飲酒、そのまま宿泊した。知事は妻から「許し難い」と叱責されたという。
 昨年から40回以上も女性を公舎に泊め、“愛人”関係にあると記事で指摘された点については「意味が分からない」と釈明した。
 知事が初当選した平成19年以降、公舎では浴室をユニットバスに改修したり塀を高くするなど、税金を使って住環境を整備。にもかかわらず知事は、妻のいる同県太田市の自宅から県庁に通い、公舎は週に1、2度しか使用していなかった。
(2011.7.13 19:03 産経新聞)
**********

■その他のマスコミもこの醜聞について報道しています。

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群馬知事、女性宿泊認めた!愛人?「意味が分からない」
 群馬県の大沢正明知事(65)は7月13日、前橋市の知事公舎に女性を宿泊させたとする週刊誌報道を受けて記者会見し、事実を認め「誤解や臆測を生む行動で県民に迷惑をかけ、申し訳ない」と陳謝した。減給など、自身への処分については「よく考えたい」としたが、辞職については否定した。
 知事によると、女性は知事が顧問を務める社会福祉法人の職員。7月8日、法人の事業報告のため公舎を訪れ、一緒に酒を飲むうちに知事は眠ってしまい、女性も泊まった。
 昨年から40回以上も女性を公舎に泊め、“愛人”関係にあると記事で指摘された点については「意味が分からない」と釈明。一方で、これまでも女性が月に1回、事業報告に公舎を訪れていたことは認めた。
 大沢知事は7月12、13日に秋田市で開かれた全国知事会議出席のため出張していたが、今回の報道対応で7月12日午後から途中欠席。「(知事会に)ご迷惑をかけるとの思いがあった」と理由を述べた。
 知事公舎をめぐっては、5月の記者会見で、週に1、2回程度しか使っておらず「あのような広い公舎はいらない」と発言していた。
 大沢知事は県議会議長などを経て、2007年に自民党公認で初当選。7月3日の知事選では無所属で再選された。
(2011.07.13 夕刊フジ)
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群馬県知事、公舎に女性泊める 陳謝するも辞職は否定
 群馬県の大沢正明知事(65)は7月13日、前橋市の知事公舎に女性を宿泊させたとする週刊誌報道を受けて記者会見し、事実を認め「誤解や臆測を生む行動で県民に迷惑をかけ、申し訳ない」と陳謝。自身への処分については「よく考えたい」としたが、辞職については否定した。
 知事によると、女性は知事が顧問を務める社会福祉法人の職員。8日、法人の事業報告のため公舎を訪れ、一緒に酒を飲むうちに知事は眠ってしまい、女性も泊まった。
 昨年から40回以上も女性を公舎に泊め、“愛人”関係にあると記事で指摘された点については「意味が分からない」と釈明。
2011/07/13 16:55 【共同通信】
**********

■このように、我らが群馬県の大沢知事は、いろいろ言い訳を繕っていましたが、声が小さくなり、間が節目がちになるなど、著しく動揺しているさまが映像から見て取れます。

 ここは男らしく認めたほうが、潔かったのではないかと思いますが、親族に平謝りして、なんとか最悪の事態は避けられたのでしょう。だから、しどろもどろであっても、愛人関係は認めませんでした。

■一方、週刊誌の報道記事によれば、「この女性は、大沢知事ともう十数年来の関係にある愛人です。彼が運営する社会福祉法人(明光会)の特養老人ホームで幹部を務めています」(元県議)だとされており、「彼女はいつも四季を問わず、フード付きの上着や帽子で顔を隠し、周りをキョロキョロ見回しながら、こそこそ入っていく。・・・昨年は私が気づいただけで、30回は泊まりに来ています」(隣接マンション住民)と報じられています。

 こうした事実はさておき、問題なのは、自分でも余り使っていないと認めている知事公舎に公金が投入されたことです。

■週刊誌の記事によれば、平成22年3月2日の県議会で、大沢知事は初当選後4ヵ月後から、元の副知事公舎を知事公舎として使っており、そのために改修費を1400万円以上かけ、とくに「高いフェンス」には500万円近くかけたとのことです。

 週刊誌は、この「高いフェンス」のことを、もともとあったブロック塀の上にさらに目隠しのため、木製のフェンスを設えたと記しています。

記事はさらに、「しかもこの公舎の改修費に関しては看過できない点がある。それは、公舎玄関のすぐ近くの中庭に、高さ数メートルの垣根までが設置されたことだ。これは明らかに、知事公舎を訪れる彼女の姿を、周囲のマンションの銃に印などの目からさえぎるための“施策”であろう」と指摘しています。

 さらに公私混同の疑いがかかるのは、施設内のバスルームだとしてます。「300万円近くもかけて、リフォームを行っているんですよ」(県政関係者)というもの。

■大沢知事の記者会見で一番明らかなウソは、「(宿泊は、あくまでも)この1回だけ」(大沢知事)という点です。週刊誌の記者は彼女とのインタビューで、彼女から「泊まるというよりも、説明をしているうちに、その朝の時間になってしまったというのはあると・・・」というコメントを得ているからです。

 また、大沢知事は、彼女との親密な関係を否定しましたが、記事によれば「彼女は独身。もとは前橋に本拠を置く地方銀行の行員だったといいます。事情があって退職した後、昭和の末頃に、ある古株県議のツテで、群馬県議会に嘱託職員として採用され、コピー取りやお茶汲みをしていたんです。そこに大沢さんが県議として当選されて入ってきて、彼女と知り合ったんですよ。ほどなく二人は男女の関係になってしまった。その後、彼が彼女に声をかけ、自分の施設で雇ったのです」(別の元県議)なんだとか。

■それはともかく、首をかしげたくなるのは、上記の新聞記事の中での、群馬県管財課のコメントです。知事公舎を含む県公舎の管理規則では、「使用者は公舎を常に善良な管理者としての注意を持って使用する」とした上で、住居者の家族以外の同居や転貸など3項目の禁止事項を設けており、「県公務の円滑運営」「県職員の居住」を設置目的に定義しているのに、大沢知事が公務と関係ない女性との宿泊をしても、県管財課は「知事に直接確認していないが、報道の範囲では規則違反ではない」と主張しているのです。

 明らかにコンプライアンスに抵触しているにもかかわらず、それを認めようとしない管財課の体質をほうっておくことは、今後のためにもよくありません。

 大沢知事にはきちんと無駄遣いの責任をとってもらい、管財課には、コンプライアンスの認識をもってもらうように、何らかの県民からの強い働きかけが必要だと思います。

【ひらく会情報部】

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国交省が書類改ざんしたがる「基本高水論争」から住民の健康に直結する「砒素論争」への軸足シフトを望む

2011-07-13 23:37:00 | 八ッ場ダム問題
■現在、八ッ場ダム問題は、市民団体と国との間で高水論争が続けられていますが、その難解な理論と、国交省の我田引水的な屁理屈により、ますます市民団体側が苦戦を強いられているのも事実です。そろそろ、八ッ場ダム計画が包含する真の問題点にも目を向けて、役人のペースに乱されない市民運動を展開する必要があります。
■「基本高水」については、昨年、馬淵国交大臣の記者会見などにより、利根川の治水計画の重要な数値(基本高水流量)の科学的根拠に疑問が投げかけられ、八ッ場ダムの検証作業に与える影響が注目されていましたが、結局、一般市民には何がなんだか分からない計算式を役人が持ち出して、結局、基本高水流量についての疑問はなにもなかったことにされ、再び八ッ場ダム建設に向けて、裁判所も、役所のいうなりになって、住民からの差止請求訴訟=住民訴訟を棄却させようと虎視眈々ともくろんでいます。

■これまでの八ッ場ダム問題にかかる住民訴訟では、もっぱら高水論争という土俵で勝負してきました。その影で見過ごされてきた真の問題があります。それは、砒素問題です。この問題に早くから着目して、事実の積み上げを粛々と行ってきた人物がいます。丸岩会を介した政・官・業という癒着問題でも積極的な取材により情報の精度の厚みを増していただき、当会の事務局長も親しくさせていただいているジャーナリストの高杉晋吾氏です。同氏がこれまで積み重ねてきた事実をもとに、同氏の分析を加えた主張には傾聴すべき価値があります。

■八ッ場ダム問題で首都圏各都県で行われている住民訴訟を有利に展開して、最終的に勝つために、高水論争一辺倒で役所のペースにはめられるのではなく、もっと分かりやすいテーマである砒素問題という土俵に、役所を導きいれて、住民主導のペースで裁判を行えるようにすることが、これからは重要になると思います。

■以下の文章は、高杉晋吾氏の了解を得て、ご紹介するものです。

第1章 25億人致死のヒ素ダム

1 流れこむヒ素の水

◎「酸性水」でいったんは断念――八ッ場ダム建設計画の過去
 利根川の支流、吾妻川(★あがつまがわ)中流部に位置する長野原(★ながのはら)町川原湯(★かわらゆ)付近において建設が進められている利水と治水を主目的とした八ッ場(★やんば)ダム。
 高さは131.0メートル、堤頂の長さは336メートル、総貯水量1億750万立米の超重量の鉄とコンクリートのダム本体。完成すれば、神奈川県以外の、関東1都5県の水がめとして9番目の役割を果たすことになる。1億1000万トンの水圧がかかる巨大構築物が我々の頭上に生まれることを想像していただきたい。
 だが、1952(昭和27)年当時、建設省は地質調査の結果、白根山(★しらねさん)から流出する酸性水によって、鉄も溶け、コンクリートも腐食するので、建設不可能と断念したという過去がある。
 ところがこの断念から15年経った1967(昭和42)年、建設省は突然、八ッ場ダム建設計画の再浮上を宣言した。
 なぜなら、1963(昭和28)年、吾妻川の酸性水を中和する工場やシステムができ、ダム建設が可能になったというのである。この中和システムというものが問題の核心なのである。

(1) 品木ダム湖の色――堆積する中和生成物の汚泥
 私の乗った車は、利根川沿いのJR上越線の渋川から吾妻川沿いに入り、国道一四五号線を西に走る。中之条(★なかのじょう)町から長野原町に入り八ッ場ダム問題で沸きかえっている川原湯温泉を過ぎる。吾妻川とJR吾妻線の周囲は鉄道、道路、橋梁の付け替え工事で、若山牧水が「東の耶馬渓(★やばけい)」とうたった吾妻渓谷の自然の美しさは完全に破壊されてしまった。「耶馬渓」は、コンクリートの擁壁(★ようへき)に覆われ、橋梁、道路、鉄道、砂防ダム、移転集落などの工事で、わずかに自然の面影を残しながらも鉄筋コンクリートの人工構造物になり果てている。
 草津町への入口であるJR長野原草津口駅付近から、吾妻川にかかる須川橋を北に曲がり、白砂川(★しらすながわ)沿いに国道292号線に入る。
 30分ほど遡行(★そこう)すると「荷付き場」という地名の集落で292号線は草津に向けて東に曲がり、かなり急こう配の山道を極端に曲がりくねりながら西北西に向かう。
 やがて、車は292号線から分かれて、狭い道に入り、昔、品木(★しなき)という集落があった地域に向かって急坂を下りはじめる。標高は低いが険しい山に囲まれた昔の品木集落のあった小さな盆地である。そこが品木ダム湖である。
 山に囲まれた品木ダム湖が車の行き着く先だ。かつての品木集落はダム湖の底に沈んだ。
 車は、湖畔に出る直前に、西のほうから滝のように流れてくる湯川をまたぐ橋の上を渡った。湯川の水流は黄色く濁っている。激しい急こう配を濁水が滝のように流れている。
 湯川の流れの先に品木ダム湖が横たわっている。
 私は、品木ダム湖の湖畔に立った。
 品木ダム湖の色は異様な乳青色である。
 品木ダム湖は全体を見渡すと半月形をしている。半月の北端から大沢川、谷沢川が流れこみ、半月の東端から湯川が流入する。湯川が流入する付近の右岸に、品木ダムの管理棟があり、堤体の堰(★せき)がある。品木ダム湖には、中和工場から流れこんだ石灰と酸性水を混ぜた、どろどろの中和生成物が堆積して、湖面に黄灰色の洲が顔を出している。
「なんだ? この嫌な湖の色は?」
 晴れているが、北方の上信越高原国立公園から吹き下ろす冷たい風が湖を渡ってオーバーコート越しに冷気を浸透させてくる。
 湖面の乳青色は不気味である。南牧(★みなみまき)村(長野県佐久郡)から1日60トンの石灰を草津中和工場に運びこみ、湯川の酸性水と混ぜたあと、再び湯川からダム湖に流し込む。それが無限に繰り返されるのである。
 吾妻川を乳青色の中和生成物で埋め尽くすわけにはいかないので、国交省はダム湖を浚渫(★しゅんせつ)船で浚渫し、浚渫物はダム湖周辺の三つの処分場に埋めている。ダム湖に出る直前の山中に、白っぽい小さな工場風の建物が崖にへばりつくように立っている。この建物には「脱水工場」という看板がかかっている。ダム湖から浚渫した中和生成物の汚泥をコンベアで崖の斜面に運び上げ、この工場で脱水し、セメントで固めて処分場に埋めるのだ。
 浚渫船はダム湖の左辺の断崖の岸辺に停泊している。
 火山活動で出てくる果てしない酸性水を、一日も休まず石灰を投入して中和化する。無限につづく火山活動から排出され、一瞬もやむことがない酸性水に、人間の有限の力を振り絞って対抗する姿は愚かしい。しかも、人造のダム湖も処分場の大きさや容量もあまりに哀れではかない。当然費用にも、処分場の容量にも、溢れ返る中和生成物の処理先にも、すべて限界が付きまとって、何もかも行き詰まっているのが中和システムの現状である。

(2) どうなる? 無限に溜まる汚泥の山
 火山活動は無限につづく。中和する石灰も一日の休みもなく無限に投入される。すでにA・B二つの処分場は満杯になった。三つ目のC処分場もあと10年余で満杯になる。すると、無限に積み重ねられる中和生成物の行き先がなくなる。そこには恐ろしい結末が待っている。
 行き場を失った中和生成物の汚泥の山はどうなるのだろうか? 国交省は太平洋セメント熊谷工場などに依頼してセメントのリサイクルを頼み、リサイクルされたセメントを公共工事などに使おうと目論んでいる。「それは技術的には可能だ」という返事があったというが、その後まったく進展していない。それは当然だろう。
 たとえ、セメントをリサイクルできたとしても、最大の売り先である公共事業は、ダムも道路も橋梁もほとんどが予算を削減され、工事中止に追い込まれるという状態だから中和生成物の行き先がまったくない。ましてやヒ素混じりのセメントなどは売り先から振り向きもされない。このままでは行き先を失った汚泥を無限に積み上げていくしかない。風船に無限に空気を送りこめば破裂する。便秘している人間が無限に食いものを腹に詰めこめば腹がパンクする。これと同じことで、行き場を失ったヒ素混じりの汚泥の山は崩壊する運命にある。つまりこんな八ッ場ダム計画も中和システム計画も、最初から成り立たない計画だった、ということである。
 ヒ素混じりの汚泥の山が崩壊すれば、品木ダム湖が汚泥洪水を引き起こし、吾妻川、利根川、中川、江戸川、見沼代(★みぬまだい)用水、武蔵水路を通じて荒川に流れ込み、東京の上水道は使用不能になり、東京湾にヒ素混じりの中和生成物が堆積、東京湾の漁業は全滅するだろう。

(3) 首都圏を飲みこむ山からの津波
 私は、利根川下流水系の調査に取り掛かるまで、荒川水系は、利根川水系から独立した川だと思っていた。しかし実際は、利根川と荒川は同一水系としてきっちりと結ばれていたのでびっくりした。言ってみれば荒川は「半利根川」なのである。利根川は、埼玉県行田(★ぎょうだ)市の利根大堰から荒川河畔の吉見町に至る武蔵水路に結ばれていた。吉見町からの荒川の下流は、東京湾に至るまで60パーセント以上が利根川の水だ。私はそんなことを知らなかった。
 武蔵水路は、独立行政法人水資源機構によって1965(昭和40)年3月から、通水をはじめた。いまではこの水路施設は見る影もなく老朽化している。設計されたのは1960年前後だから耐震性もきわめて低い。私は、処々方々の橋や送水施設で、コンクリートに亀裂が入り、はげ落ち、ひび割れの中から鉄筋がむき出しになっているのを見た。この施設の役割には、東京や埼玉に飲料水を運ぶこと、大雨のときの洪水排除の使命がある。
 しかし、これら住民の安全のためにつけなければならない国交省の予算配分が八ッ場ダムの予算に持っていかれている。まことに下流住民の安全を無視して、鉄、コンクリート、ゼネコンなど財界の意向を国家予算配分の中心課題にしてきた政官財、自民党、公明党の露骨な考え方がわかる。
 こうした劣悪な状態のところに、吾妻郡長野原や品木ダムの処分場崩壊や、ダム崩壊によって起こったヒ素500トンの奔流が到達することなったとき、どういう悲惨な結果を招くのだろうか? 吾妻川、利根川、江戸川、中川、見沼代用水、武蔵水路、荒川、東京湾まで荒らしつくすヒ素奔流は、単なる妄想ではなく、歴史的に証明された事実である。
 1784(天明3)年、浅間山が大噴火し、北山麓の長野原に火砕流が噴流し、吾妻川が奔流となって利根川に至った。その奔流は人々の亡骸、家財道具、樹木、牛馬の死体などを江戸の葛飾、小岩などに到達させた。その奔流は東京湾にまで至るのである。
 いまでも小岩には慰霊碑が立っている。浅間山は噴火をつづけているし、吾妻川対岸の白根山の活動は現在でも非常に活発なのである。200年以上前の話ではないかという人もいるかもしれないが、地質や地球にとって200年という年月は一瞬でしかない。
 1963年、イタリアのバイオントダム地すべり事故で2000人の死者を出し、1889年、アメリカのペンシルバニア州で起きたサウスフォークダム事故はジョーンズタウンを全滅させ、2200人以上の死者を出した。ダムによる地すべり災害、ダム自体による地震、ダム崩壊による災害など、ダムは大きな災害を招く。私はこれらの歴史的事実を調査しているさなかに、さらに驚愕すべき事実に直面した。
 それが八ッ場ダムのヒ素問題なのである。

(4) ヒ素の真実――上智大・木川田喜一教授の研究
 私は2007(平成19)年12月、上智大学に木川田喜一博士を訪問した。
 木川田博士は「地下水技術」誌(2006年)の論文に大量のヒ素が草津の万代鉱(★ばんだいこう)源泉(品木ダムに流れこむ湯川の源泉。草津温泉で最大の湧出量を有する)から年間約50トン、10年間に500トン排出されているという論文を発表したのである。同誌には次のような表が発表されている。

 草津湯畑源泉  0.26トン/年
☆万代鉱源泉   49.00トン/年
 香草源泉3号泉 0.006トン/年
 香草源泉8号泉 0.030トン/年

 つまりこの10年間、万代鉱から毎年約50トンのヒ素が湧出し、湯川→中和工場→品木ダム→処分場へ10年間で、約500トンが堆積されている。この年間50トンにもおよぶ万代鉱のヒ素が、この10年来同じ排出量でつづいているという表を掲載している。
 ヒ素500トンの堆積。これは200ミリグラムが、体重50キロの成人一人を殺す致死量であることから計算してみた。すると、500トンのヒ素の致死量は25億人分に相当する。
 木川田博士は研究室で学生とともに忙しく動き回っていた。私は彼に、万代鉱から排出されるヒ素の検出までの経緯を聞きにきた。
「私たちは1960年代から白根山の調査をしてきました。草津湯畑源泉については一九六〇年代半ばから毎年分析値をとっています。この万代鉱源泉についても、湧出した直後から分析値を取っています。それ以外にも山頂近くにも源泉があり、これらの源泉の分析値をこの研究誌『地下水技術』の論文に出しました」
 私が四つの源泉のヒ素濃度について聞くと、木川田博士は「ヒ素濃度は各源泉ばらばらです。万代鉱以外の三つの源泉は、ヒ素濃度は薄まっています。万代鉱源泉だけは濃度がどんどん高まっていっています。1980年代半ばから10ppm(標準値は0.01ppm)ぐらい他の源泉より高い。そして急激に、ある年から増えた。これに興味を持ちました」と言った。
 私は「建設省(国交省)の酸性水対策では、ヒ素についてはどういう考え方だったんでしょうか?」と聞いた。むろん、建設省がダムを造るための酸性水対策しか考えず、住民の安全のためのヒ素対策などはまったく考えもしなかったのだろうと思ってそういう質問をしたのだ。
「建設省は最初、酸性水だけを問題にしたわけです。下流では農業ができませんし、公に言われるのは酸性水がコンクリートや金属を溶かしてしまう。橋もダムも造れない。だから五十数年前、群馬県が川を中和することにした。その後、建設省、国交省が、中性に近い水にして流すことにしました」
「酸性水対策のための中和だったわけですが、思いもかけずヒ素問題が出てきたというわけですね?」
「そうです。中和するということが今度は別の問題を引き起こすことになった。温泉に溶けていたヒ素は中和によって汚泥の濁りのほうに全部くっついてしまっている。つまりダムに溜まっている泥の中にヒ素が固定されているということです。分析の結果わかってきたわけです」
「先生たちが詳細な分析をし、年間約50トンのヒ素が蓄積されていた事実が確認されました。そのヒ素はダム湖や処分場に溜まるんですね」
「もともと草津の源泉から排出されるヒ素は年間50トンありますから、この50トンがすべてダムに入ると単純に考えてしまえば、品木ダムには年間50トンのヒ素が溜まっていくと考えられますね」
「ダムだけではなく処分場にも溜まるということですね?」
「そうですね。品木ダム湖の泥を浚渫してダム周辺の処分場に埋めているわけですから、ダム周辺の処分場には年間50トンのヒ素が、今後この中和処理をつづけるかぎり、溜まっていくと考えられます。この年間数十トンのヒ素が溜まりつづけるということが環境問題を考えて皆さんが一番心配されることだと思います。いまのところ私の見積もりではダムの外にも年間3トンくらいのヒ素が流出しています」
 なぜダムからヒ素が流出するのか? 具体的な説明はなかったが、品木ダム湖に蓄積されたヒ素は、ダムの漏水や、湖底面からの漏出などで、下流も汚染されるのであろうと思える。
 私は万代鉱から排出されるヒ素が中和工場、ダム湖、処分場を通過すると、どういう変化が生まれるのか、その危険性や毒性などの変化を知りたいと思った。中和システムの下流への影響が心配だからだ。

(5) 石灰とヒ素の蜜月――環境資源研究所所長の動揺
 私はヒ素が万代鉱から流出し、中和工場で石灰と混ぜられて、再び湯川に戻され、品木ダムに流入、そして処分場に埋められる経過の中で、ヒ素がどういう反応をし、それがどういう影響を社会に与えるのかを調べた。その結果は驚愕すべきものだった。
 私は、池袋に近い護国寺に環境資源研究所所長の村田徳治氏を訪ねた。
 彼は万代鉱から中和工場で湯川の水(湯)を石灰で中和し、品木ダムで浚渫し、セメントで固化し、処分場に埋めるという私の説明を聞いて愕然(★がくぜん)とした。
「ヒ素を処分場で処理すると重大な問題が生じますよ」
 と村田は言った。
 彼はこのプロセスでの重大な問題点を、こう説明した。
 ヒ素は、一般にヒ酸鉄という形となって、不溶性で水中に沈澱しているので、そのままでは危険性はない。しかし、中和工場で石灰と混ぜることから問題は発生する。
 通常、ヒ素が自然に流下しても溶けずに、溶出しない無害な形で沈澱する。
 しかし、この不溶性のヒ酸鉄として湯川を流れてきたヒ素はアルカリ性(pHの高い)雰囲気の中では加水分解して水溶性のヒ酸塩となる。
「あなたが言うように中和工場で石灰と混ぜる。すると酸性水は中和されるが、沈澱していたヒ素は水に溶けだすんですよ」
 私は一般的に有害なヒ素の恐ろしさだけを考えていた。しかし、石灰やセメントなどアルカリ性の物質に接触することによって沈澱していたヒ素が溶出することを知って驚愕した。
 すると中和工場や品木ダム湖からの中和生成物のセメント固化は、セメントでヒ素を固めてヒ素を出さないようにしていると思っていたのに、実際はまったく逆で、セメント固化をすることで外部に溶出させているということではないか!
「そうなんですか! アルカリ性の中ではヒ素は水に溶けるようになる。すると品木ダム湖で浚渫された中和生成物をセメントで固化するということは、セメントもアルカリ性だからますます危険ですね」
「そのとおりです。浚渫した中和生成物をセメントで固化すれば、ふつうは閉じこめたから大丈夫という気持ちになるが、逆です。ダム湖の中にヒ素が流れ出します。アルカリ性のセメントの中でヒ素は水に溶けるようになるからです」
 私は品木ダム湖の不気味な青さを思い出しぞっとした。
 自然の状態では、ヒ素はヒ酸鉄として河川などに沈澱して悪さはしない。だが、中和システムに入って石灰などのアルカリ性に触れると、沈澱状態が解けて溶出する。中和工場・品木ダム・処分場というプロセスをたどる中和システムは、通常ならば危険ではない「(溶出しない)ヒ素」を危険な「(溶出する)ヒ素」にしてしまうというのである。ヒ素と石灰、ヒ素とセメント、いずれも無害だったヒ素をアルカリ性物質が危険なものに変える。すると中和工場はヒ素の危険性を倍増するシステムなのか!?
「それで、その固化した中和生成物を処分場に入れているんですが、その影響はどうですか?」
 村田は苦い顔をして私を見て、首を左右に振った。
「処分場にヒ素を含有した物質を入れるというのは非常によくないですね。処分場に非常に多い微生物がヒ素にどういう影響を与えるか、わかりますか?」
 もちろん、私にはわからない。
「微生物はヒ素に危険な毒ガスを発生させる危険性がある」と村田は言った。
 これを聞いて私は不思議な思いに駆られた。中和システムというのは、酸性水の中和化に優れているという国交省の説明だ。だがダム推進を後押しする中和システムは、住民にとっては危険性倍増システムなのである。
 では中和工場や品木ダム湖、処分場などを管理する国交省品木ダム水質管理所とは何をするところなのだ。水質管理というから住民にとって、水質の安全をはかるところかと思っていたが、逆に危険を倍増する仕事をしているのではないか?

(6) 中和システムが毒性倍加
 村田は「そのとおりですよ」と言った。
「それじゃあ、中和システムというのはまるで改心しかけた悪党を無理やり牢屋に引き戻して、本物の悪党を仕立て上げる悪徳警官みたいじゃないですか?」
 村田は話しつづける。
「ヒ素を含む産業廃棄物としては、鉱滓(★こうさい)、汚泥等がありますが、排水処理汚泥はヒ酸鉄になっているものが多いから河川に沈澱して溶出しないんですよ。ところが、ヒ酸鉄はアルカリ性のセメントや石灰に入れるとpHが高いですから加水分解して水溶性のヒ酸塩を生成するんです。だから、アルカリ性を多量に含むセメントでヒ酸鉄を固化すると、せっかく不溶性になっていたヒ酸鉄が分解して、水溶性のヒ酸塩が溶出してくる」。
「ならば、中和工場や、ダム湖から脱水してセメント固化するってとんでもない話ですね」
「そうですね。ヒ酸塩を含む廃棄物をセメントで固化するのはまったくよくないですよ」
 村田の指摘は、まさにズバリ中和システムそのものについての指摘であった。
 私は、「では、中和生成物を処分場に埋めることの影響はどうですか?」と聞いた。
 村田は「高杉さん。ナポレオンの死の話を聞いたことはありませんか?」と言いはじめた。
「ナポレオンが死んだとき、彼の毛髪から高度のヒ素が検出されたんです」
 妙な話の展開にあっけにとられていると村田は言った。
「だから最初はナポレオンがヒ素で暗殺された、という話が興味本位も含めてもっぱらだった。ところがその後、ヒ素を用いた壁紙の顔料にカビが生えて、その影響で、微生物がヒ素に影響してアルシンガス(ヒ化水素)という毒ガスが発生し、ナポレオンはその結果中毒死したという説に変わったんです」
 村田は著書『廃棄物のやさしい化学』に「1933年チャレンジャーらによって細菌が亜ヒ酸を還元してトリメチルアルシン(有機ヒ素化合物)を生成することが発見されました」と書いている。
 具体的には「ヒ素系の顔料を塗った壁紙にカビが生え、にんにく臭がするトリメチルアルシンが発生、ヒ素中毒患者が発生した」というのである。だから村田は「微生物が多量に存在する埋め立て地にヒ素化合物を廃棄すること」の危険性に警鐘を鳴らしている。
 中和システムというものは、不溶性のヒ素をわざわざ溶出性のヒ素にして、しかもアルシンガスのような危険な毒ガスさえも生じさせかねないシステムなのである。

(8) ヒ素の処理――北里大学山内博博士の提言
 北里大学大学院教授でヒ素問題の大家である山内博博士は私にこう言った。
「いま、電気製品の心臓部にあたるコンピュータ機器製造や、半導体製造などではガリウムヒ素を使っています。使い終わったIT製品の回収処理作業の段階で犠牲者が2名出ています。その作業中にアルシンガスが発生することがあるのです。約10年前にアルシンガス事故が発生しました。また、シェーレグリーンという顔料をカビとバクテリアで分解するとアルシンガスが発生します。20ppmほどのアルシンガスを吸うと即死します。ですからガリウムヒ素を扱う回収業者はびくびくしています」
 山内博士はさらに付け加えた。
「経済産業省はガリウムヒ素を含むレアメタルや希少金属の備蓄計画を立てているわけですが、こういう状態なのに回収段階の業者のヒ素扱いの教育計画はないですから、問題が発生する可能性がある。こうした段階で回収やリサイクルの業者は教育されていない。資金がないから、教育に時間を割けない。だから健康や環境にリスクが充満している。危険ですね」
 私は、中和システムというものは、改心した元囚人を、役人の成績を上げるために無理やり牢屋に入れて、本当の凶悪犯にする監獄システムのようだと思える。このように危険な中和システムの最終的処理を行なう処分場は、さぞや慎重の上に慎重を重ねた無害化処理を行なってくれているのだろうと、ふつうの常識では考える。
 さて、群馬県はどのような危険回避の対策を立てているのだろうか? それが知りたく、私は現地に行ってみた。
 それから国交省の品木ダム水質管理所に行き、どのような水質管理を行なっているのか尋ねた。
 次いで、群馬県が行なっているA・B・Cそれぞれの処分場が住民の安全をどのように厳格に考え、厳しい条件で許認可をしているのかを調べてみた。

2 公的不法投棄

(1) 頭上にそびえるB処分場
 私は、田中正造の足尾銅山鉱毒事件を思い浮かべた。あそこの山や谷にも鉱滓を捨てる処分場がダムのような形で谷や沢をうずたかく埋め、下から眺めると恐怖を感じるような光景である。そして、それらの堆積場は大雨や台風の折に、鉱滓の山が崩れて渡良瀬川や利根川に流れ出し、無数の魚を殺してきた。
 品木ダム湖周辺にも、こうした処分場がA・B・Cの3つ造られている。数十万トンの中和生成物の埋立処分場。湯川の品木ダムへの流入口、下から仰ぎ見ると品木ダム湖の西南端の直上に覆いかぶさるような急こう配で汚泥の山が築きあげられている。これは怖い光景だ。
 いずれも地震、豪雨などで崩壊する危険に満ち溢れている。渡良瀬川以上のことが品木ダムで起きる可能性がある。この処分場の崩壊、直下の湯川の流入口、汚泥が堆積して満杯の品木ダム湖、ダム堤体を突き崩して湯川、白砂川、さらに吾妻川、利根川を突進する汚泥の奔流。
 私は、品木ダム周辺のB処分場に行った。
 湯川の流入口から曲がりくねった急坂を上がる。その登り切ったあたりに、処分場の入口はあった。処分場の看板が立てられている。木立の入口から柵越しに、積み上げられた泥の山が見える。何度も通ってからのちにわかったことだが、このB処分場の現場は湯川が中和工場から流れてきて、品木ダム湖に流入する河口の左岸の崖の直上にある。
 私は、最初は、そういう地理的な関係がわからないままに、河口の裏側から処分場に上がったのだ。急な汚泥の坂をやっとこさっと登り、平坦な頂上の広場に出る。頂上は雑草が生い茂っており、汚泥は土で蓋をされている。だが処分場の右手は一気に急斜面となっており、その向こう側は、はるかに深い渓谷だ。
 何回か来て、渓谷の向こう側の山の斜面に見える建物が品木ダム湖から浚渫した汚泥の水を脱水する工場だとわかり、地図でこの処分場の位置を調べてみて、この処分場は湯川が品木ダム湖に流入する河口の左岸直上にあることがわかったのだ。再び湯川の品木ダム湖への流入口に立って、左岸の崖の上を眺めてみたとき、頭上の崖上に、土色をした汚泥の堆積が林の中から見えた。
 私はその位置関係を知って改めて戦慄を覚えた。ヒ素溜まりの埋立処分場の直下がドロドロの石灰で中和された湯川の水が激しく流れこんでくる河口だから、地震、噴火、洪水などの災害で急斜面の埋立処分場が崩れたら、この数十万トンの汚泥の山が直下の品木ダムの上流端を襲うのだ。
 行き場のない汚泥が積み上げられているA・B・C三つの処分場のうち、二つはすでに満杯だ。残るのはC処分場一つだけ。永遠に工場で投入される石灰。1日60トン。ダム湖に堆積し、浚渫され、処分場に投棄される。

(2) 廃棄物処理法違反か?
 廃棄物処理法では、後述するように、廃棄物が外部地域を汚染しないように、「安定型」「管理型」「処分型」の三つの型の処分場が決められている。
 品木ダムの処分場においてはそのうちの「管理型」でなければならない。ところが、品木ダムに所属するA・B・C三つの処分場は、表向きは「管理型処分場」と名乗っているが、実際は、管理型処分場で決められている条件を完全に無視している。つまり、この三つの処分場は「廃棄物処理法違反」である。ヒ素入り汚泥をただ掘っただけの素掘りの穴に不法投棄しているのだ。
 ここで、なぜ廃棄物処理法違反であるかということを理解いただくために、廃棄物処理法で決められた安定型処分場、管理型処分場、遮断型処分場について説明しておこう。
【安定型処分場】
入れても良い処分許可品目――ゴムくず、金属くず、ガラス、陶磁器くず、廃プラスチック、建設廃材。いわゆる安定五品目。
構造と外部浸出対策――下水汚染対策も浸出水対策も不要。素掘りの穴に埋めて覆土(★ふくど)する。
【管理型処分場】
入れても良い処分許可品目――汚泥、鉱滓、燃え殻(このうち、規制対象物が含まれ有害物質の溶出試験をしなければならないもの、煤塵)。これらの固形物で溶出試験の結果、判定基準を超えなかったもの。タールピッチ(紙くず、木屑、繊維くず・PCBが塗布されていないもの)。動植物の残済。動物の糞尿。動物の死体、他安定5品目。
構造と外部浸出対策――地下水汚染を防止するために、穴の底、側面、全面に1.5ミリくらいのゴムシート、樹脂シートを敷き、浸出水や雨水は処理施設で処理したあとに放流するように義務付けられている。
【遮断型処分場】
入れても良い許可品目――燃え殻、汚泥、鉱滓、煤塵中に含まれる有害物質が溶出試験の結果判定基準を超えたもの。
構造と外部浸出対策――水をさえぎり、地下水への汚染を防ぐ構造を持っている処分場、底と側面を厚さ10センチ以上のコンクリートで囲い屋根を付けること。
 つまり、中和生成物による汚泥は「管理型処分場」に入れなければならないことが条件なのである。私は品木ダムに造られた処分場を見て、この処分場が管理型処分場として許可されたということを聞いていたので非常に不思議に思った。
 繰り返しになるが、管理型処分場は廃棄物処理法によれば、樹脂のシートがサイドと底に敷かれ、排水処理施設が付いていなければならない。雨水などが浸透して、外部に漏れ出せば、内部の汚染水が地域を汚す。だから管理型処分場では環境基準以内に水質を浄化してからでなければ浸透水を外部には出さないようにしているのだ。ところがA・B・Cそれぞれの処分場ともに樹脂シートも排水処理施設もどこにも見当たらない。
「何だこれは? 完全に廃棄物処理法違反ではないか!」
 私は単純きわまるこの法律違反が群馬県という行政の許可によって堂々と行なわれていることに驚いた。いや、驚いたというのは当たらないかもしれない。
 じつは驚いてはいないのだ。あまりにぬけぬけと法律違反が行なわれていることに「やはりなあ!」と、いたって簡単に予感が当たったことのほうにびっくりしていた。

(3) 管理型と偽称――水質管理所職員の動揺
 私は、品木ダムの湖畔で処分場を見た翌日、品木ダムの水質を管理している草津町の国土交通省関東地方整備局品木ダム水質管理所に訪問した。
「1年間にダムに溜まる中和生成物の堆積量は5万立米くらいです」
 管理所の担当者は説明した。
「品木ダムができたので、下流に県営湯川発電所、県営広池(★ひろいけ)発電所もできました。また、強酸性の水が流れることがなくなり、魚が棲めない死の川だった吾妻川が蘇った。発電機器の金属が腐食することもなくなった。橋脚の金属も腐食がなくなったし、護岸整備の石積みが流れることもなくなった。農業にもよい影響が出るようになりました」
 担当者はパンフレットのとおりに都合のよい宣伝だけを私に話していた。私は職員に聞いた。
「中和生成物は、セメントで固化されたといいますが、粒子の状態では、雨などで流出したり、溶出して危険ではないのでしょうかね? よほど溶出対策がしっかりした処分場でなければねえ。どういう処分場に捨てるのですか?」
「処分場の形ですが、A・B・Cと三つある処分場はどれも安定型処分場ですが、管理型ということで群馬県から許可をもらっています。遮水シート、浄化施設などはありません。処分場の許可は管理型処分場として許可されていますが、遮水シートも浄水処理施設もありません。じつは安定型処分場です」
 担当者はいたってあけすけに語っている。自分が「廃棄物処理法違反」という犯罪事実を語っているという認識はまったくない。
 安定型処分場というのはただ地面に穴を掘って埋め、うずたかく積み上げるだけである。プラスチックなど、化学変化を起こさない安定した七品目を埋める。安定型品目であれば地下汚染もないから、側面・底面の樹脂シートも排水処理施設も不要だというのだ。
 しかし百歩譲ってたとえそれが安定型品目であっても、実際には非常に問題が多いのである。地熱などで化学変化を起こし、火災、有害ガスなどが発生した事例も多く、裁判沙汰になっている。だから安定型処分場というのは、そこらの林などに不良業者が行なう不法投棄と何の違いもない。品木ダム湖の処分場も、化学物質混じりの危険な汚泥を埋めるのに、不法投棄同然の、対策皆無の危険な埋立てを行なっているのだ。
 まったく理由がわからないのだが、この不法投棄を群馬県が認め許可している。言ってみれば公営不法投棄である。しかも形態は安定型処分場なのに、樹脂シートと排水処理施設が必要な管理型処分場として許可している。いたって無邪気に担当者は答えた。私は、あっさり答える職員にあっけに取られた。
「わからん話だね。汚泥を安定型処分場で処理している? 廃棄物処理法違反ですね? ましてや高濃度ヒ素まで検出されているのに?」
「うちの中和事業ではこういうことを説明して管理型処分場の許可を群馬県から得ていますので、それ以上はお答えできないんですけど」
「処分場の実態は安定型処分場なんだが、実際には汚泥を処理しているから管理型という許可条件であると? チンプンカンプンだ。それは国民に対する二重三重の詐欺行為だね」
「騙しているという気持ちではありません。実際の水の処理をどうしているかと言いますと、処分場の一番下の湖面と接している部分の土留めの擁壁にヒューム管を通して、そこから出てくる処分場の水の検査をしています」
「その検査結果はどうだったんですか?」
 担当者は黙って答えなかった。その検査も年に二回だという。年に二回? そんなことで国民の安全を守れるとでも思っているのだろうか。私はあきれ返った。
 こういう理解不能な説明が群馬県でもつづいた。

(4) 群馬県「特に意見なし」――環境森林局の言い訳
 私は、その足で前橋市の群馬県庁環境森林局廃棄物政策課を訪れた。
「品木ダムの浚渫物はフィルターにかけて処分場に捨てているということですが、許可条件は安定型処分場ですか? 管理型処分場ですか?」
「許可条件は管理型です」
「あの処分場は、実態は遮水シートも浄化設備もまったくない安定型ですが、管理型として許可されたとすれば、許可条件とはまったく違う処分場ができたのですか?」
「あの処分場に入っている廃棄物は、自然由来のものを中和して処分場に持っていっている。だから安定型でも差し支えない。構造は安定型です」
「実際の構造は安定型なのに、許可条件は管理型というのはわかりませんね。管理型というのは形式だけの問題ではない。処分場の許認可といえば形式だけの話ではない。国民の安全に責任を持つという具体的な話でしょう。国民を詭弁でごまかしている。管理型処分場は、遮水シートがあり、導水パイプと水質浄化施設がある。このようにしてさえも樹脂シートが破れ漏水は免れないんです。しかし、このようないい加減な安全対策さえもごまかしてやらないというのがあなた方の許可だ。これは社会の安全を無視した犯罪ですよ。許可条件と違う処分場を造れば廃棄物処理法違反だ。しかしこれは、法律違反かどうかもさることながら、国民の安全を群馬県も国交省もどのように考えているか、あるいはまったく考えていないのかという問題です」
「たしかに汚泥を安定型で処理するのは不可能です。しかし、この場合なぜ安定型でよいのかと言えば、湖に流れこむものが自然由来だからですよ。自然物を搬入しているんだから……」
「あなた、自分の言っていることがわかっているんですか? 汚泥を安定型で処理することが不可能だとあなたはおっしゃった。それなら汚泥を安定型で許可することができるはずがないでしょう?」
 私はもう一歩踏み込んだ。
「第一、自然由来というのは無理ですよ。中和工場で石灰原石→焼成→生石灰→水和→消石灰という幾段にもわたる工程を踏んで加工された中和生成物ですよ。これが自然由来の物であるはずがない。中和生成物に含まれるヒ素もまた自然物ではない。ともあれ、管理型処分場として許可されたものなのに、安定型処分場を造って処理するのはひどい話だ。強引すぎる。何か特別にそのような解釈ができる特別免除条項でもあるんですか?」
 担当者は黙りこんでしまった。黙りこむのが当たり前だ。私は群馬県の措置を詭弁だ、と言ったが、詭弁どころか、嘘なのである。これが嘘であることをのちに証拠で示そう。
 こういう無茶な許可をするということは群馬県が「国民の安全」などということを考えたことがなかったことを証明している。それよりもダムを強行するための仕組みとして酸性水対策だけを考えてきた。だから有害物質対策、ヒ素対策などは考えもしなかったのだろう。驚くべきことにこの危険な処分場設置について群馬県の関連各課長は、その設置の許可審議の過程で、意見を問われて、ほとんどが「意見なし」と答えている。
 以下は、1992(平成4)年に出されたB処分場に対する「産業廃棄物処理施設等事前協議書審査結果」である。関連課長らから次のような回答が出されている。
〈河川課長〉
 特に意見なし。(平成4年2月29日)
〈砂防課長〉
 特に意見なし。(平成4年3月5日)
〈用地課長〉
 開発区域内に建設省所轄の法定外公共物が存在する場合は、その処理について、草津町、中之条土木事務所、用地課と協議してください。(平成4年)
〈商工労働観光課長〉
 特に意見なし。(平成4年3月6日)
〈文化財保護課長〉
工事中に、万一、埋蔵文化財を発見した場合には、速やかに工事を中止し、六合村教育委員会へ届け出て、その指示に従うこと。
工事中に、県及び六合村教育委員会の職員が立入り調査を実施することもあるので、その時は協力すること。(平成4年3月2日)
〈治山課長〉
 地域森林計画民有林を伐採する場合には森林法第10条の届け出が必要となりますので、吾妻林業事務所と協議してください。(平成4年3月2日)
 私は、なんだか壊れたロボットを相手にしているような気分になってきた。これじゃあ国民や県民の安全どころの話ではない。

(5) 官僚ならではの解釈
 なぜ、こんな無審査としか言いようがない「審査」が行なわれたのだろうか? のちに大学の研究者によってヒ素まで検出されている処分場の認可が、すべて「意見なし」だ。国民に税金を払ってもらい、安全を守るために働いてもらっているはずなのに、「知ったことではない」とばかりに審査しないで許可。これでは国民はたまったものではない。
 以下、群馬県の処分場許認可の経過説明だが、わかりにくいので読者は後ページまで飛ばして読んでいただいてもかまわない。県の説明は詭弁をこねくり回し、しかもでたらめときているのだから読めという方が無理かもしれない。しかしあえて記録だけはしておこう。
 まず、1988(昭和63)年5月17日、品木ダム水質管理所長から最終処分場にかかわる実施計画書が出され、環境衛生課長から浚渫物について法的な取り扱い諮問があり、各課長に意見が求められた。それによれば取り扱い諮問は、
一、(浚渫物は)廃棄物処理法上の産業廃棄物である。
二、水処理不要物(一般廃棄物の最終処分および産業廃棄物の最終処分場にかかわる技術上の基準を定める法令第一条第一項五号本文但し書きに規定する廃棄物)と認める。
としており、「安定型最終処分場での埋め立てとなる」とした。
 ヒ素混じり汚泥である中和生成物が排水処理・浄化処理が不必要だというむちゃくちゃな解釈には恐れ入るほかはない。それならどんな毒物汚泥でも不法投棄同然の放置でよいという結論になる。ところが、この無茶な解釈から「安定型処分場で処理してよい」という結論が導き出された。
 単純に「汚泥は管理型で」という廃棄物処理法からいっても無茶苦茶な話である。
 群馬県は、次のような解釈を付け加えている。
「港湾河川の浚渫に伴って生じる土砂その他これに類するもの」は、廃棄物処理法の対象とならないものであるとする解釈がある。
本件浚渫物は場所的には上記に該当するが、厚生省(現・厚労省)は「人為が加わったものについては、土砂その他これに類するものには当たらない」としている。
分析結果を見ると、含有、溶出ともに環境汚染の問題はないと考えられ、産業廃棄物であるとしても、「土砂その他これに類するもの」に準じた取り扱いが妥当と考えられる。
周辺環境(国有林、水はダム上流部に位置)から埋め立て物による環境上の問題はないものと考えられる。
まず、で、解釈のねじ曲げがはじまる。
 品木ダム湖で浚渫した結果生じる中和生成物と、一般的な港湾河川の浚渫で生じる土砂とは一緒にならない。
 品木ダム湖で生じる中和生成物は万代鉱から排出された酸性水と、石灰工場で石灰原石→焼成→生石灰→水和→消石灰という幾段にもわたる工程を踏んで加工された中和生成物である。
 ヒ素混じりの中和生成物は、手を加えられていない港湾の土砂とはまったく違う。
 まったく違うものを同じものだとこじつけて解釈を加えるところに、ダムを推進するための群馬県の並々ならぬ「工夫」があるが、このこじつけはみじめなものである。まったく違うものを「同じだ」と無理やり珍解釈をでっちあげて正当化している。解釈で法を曲げることが正当化されるなら、法律はいらない。すでに述べたが、風船に無限に空気を送りこめば破裂する。便秘している人間が無限に食いものを腹に詰めこめば腹がパンクする。これと同じことで、行き場を失ったヒ素混じりの汚泥の山は崩壊する運命にある。
 ではこの解釈を自分でひっくり返すようなことを言っている。
 人為が加わったもの、つまり中和生成物は港湾で浚渫された土砂とは違う。
 だからどうなんだ? なんで自分が言ったことを逆転させるようなことを言うのか? 要するに、この文章は、何を言っているのかチンプンカンプンだ。言っている本人たちにも自分が言っていることがわからないだろう。
 になると、ますます奇怪至極な話になる。県は中和生成物を分析したらしい。その結果か、「環境汚染の問題はないと考えられた」としている。本当に環境の視点で分析したら、当然ヒ素その他の有害物質が発見されているはずである。それなのに「環境汚染の問題はない」としてしまった。
 これはなぜだろう? これは国民に説明する必要がある。さらに混迷を深めるのは、環境汚染の問題はないから、「産業廃棄物であるにしても、『土砂その他これに準じた取り扱い』が妥当だ」という完全にテレンパランなことを述べていることである。お役人さんはふつうの感覚、常識、言葉が通じない生き物なのか? こんなことなら群馬のお役人さんは詭弁学会でもつくって詭弁コンテストでもやったらどうか? 優勝間違いなしだ。
 ダム推進のためには、国民の安全などはどうでもよいのだろう。そういう解釈に基づいて、でたらめを並べ煙幕を張り、国民を欺いている。
 そして、こういう詭弁に対して、課長さんたちは「意見はございません」と答申したのだ。

(6) 「酸性水は人工物」――横田元副知事の動かぬ証言
「自然由来である」という群馬県の話を私は「嘘だ」と断定する。私は自分が嘘だと断定した責任上、証拠を示す。証拠は群馬県の最高幹部の証言である。
 横田博忠という人物は、1978(昭和53)年9月に群馬県の副知事になり、四年間副知事の職にあって1982(昭和57)年に退職した。彼は八ッ場ダムの実現のために、1957(昭和32)年から白根山系から流出する酸性水の調査団の係長であり中心人物であった。
 彼は自分の群馬県での業績を記録した『野帳』という分厚い著作を上毛新聞社出版局から1987年に出版している。その中で「吾妻川水質改善の思い出」という章に次のように書いている。そこに「酸性水は天然由来だ」と強弁する群馬県の主張が半分嘘だという証拠が描かれているのだ。
(「毒水即ち水質改善を要する河川水はどこが源か」という問いに対して)白根山を水源とする大沢川、谷沢川などの中に鉱山、精錬所などから排出される酸性水が混じり合っており、また万座温泉、草津温泉からの排出水もあり、天然と人工の両酸性水といえよう
 品木中和システムを造るための調査団の中心人物であり、群馬県の副知事であった人物の証言である。彼が「酸性水は天然と人工の両酸性水だ」と証言しているのだ。
 群馬県の担当者は私に「酸性水は自然由来だ」と言った。その主張は酸性水は自然由来であり、人工ではないのだから、安定型処分場に入れてもよいのだ、という主張である。しかし、自然由来ではない人工物が入っていれば管理型処分場での処分でなければならない。ほかならぬ自分たちの最高幹部が、「完全な自然由来」を否定しているのだ。群馬県の「自然由来説」を最高幹部が否定した。群馬県が県民の安全を無視し、八ッ場ダム推進を至上目的として、いかにでたらめな許可をしているかを横田証言が証明したのである。
 人工の酸性水を含んだ中和生成物の汚泥は、管理型処分場でしか処分できない。
 これを安定型処分場で不法投棄と同然のごみ捨てをしている事実は動かしがたい。
 このB処分場については三陽測量が地質測量を行なった。
 この地質調査によれば「所見=調査地は、基盤岩の溶結凝灰岩の上を嬬恋軽石層およびローム層が30~50メートルの厚さで覆っている。溶結凝灰岩は、一般に多孔であるために透水性が高く、風化が進み砂状化・粘土化するので、このことを考慮して設計する必要がある」と書かれていている。つまり三陽測量の指摘は「透水性の高い地質」「これらを防ぐ設計上の考慮が必要である」ということだ。
 国交省はこの指摘を完全に無視し、「透水性の高い地質の箇所を選んで、樹脂シートもつけず、浄水施設もつけない処分場を建設」した。おまけに「地質から考えて設計上の考慮」をしなければならないのに、ことさらに逆のこと=管理型を偽称する安定型処分場の建設を行なった。つまりヒ素を大量に含む汚泥が透水性の高い地質を浸透し、地下水を汚染していることは間違いがない。
 あらためて言う。
 これは、国民県民の安全をはかるべき官僚自らが、国民県民の安全を無視し、欺いた犯罪行為なのである。

3 東電を抱きこむ擬似中和システム

(1) 中和化できない中和システム
 当然のことに、こういう群馬県の嘘で固めた認可によって造られた処分場を含む中和システムは、吾妻川を中和していない。横田は、すべての酸性河川を中和しなかったと証言し、その理由を『野帳』(前出)でこう述べている。
すべての酸性水を中和すればよいのは山々であるが、下流の利水地点(発電用水の取水口、かんがい用水の取入口、河川工作物の設置個所等々)においてpH4~4.5になるようにすることにして、酸性水の占める割合の最も大きい湯川水系の3河川を対象とした。残余の河川については経済的理由などにより手をつけなかった。
これは担当者による正直な告白証言である。
 全部の酸性河川を中和しなければ吾妻川の中性化はできない、と横田は言っているのである。だが、お金の都合で白砂川の支流である湯川、大沢川、谷沢川だけの酸性対策をした、というのである。
 これを言い換えると「吾妻川の中性化のためにはすべての支流の酸性河川の中和化をしなければ吾妻川を死の川から蘇らせることはできない」「しかしそんなことをするお金がないから、吾妻川の中和化はあきらめた」ということである。八ッ場ダム、中和システムの国民への安全は、お金の都合で無視されたのである。
 横田は「湯川、谷沢川、大沢川を中性化すれば発電用取水口、かんがい用水取入口、河川工作物の設置個所が弱酸性化するようにすれば、吾妻川の達成する」ような書き方をしているが、国交省の最近の調査でさえも、吾妻川水系の河川は次のような酸性度を示している。
河川名     pH    測定年月日
万座川     2.5    平成20年2月6日
今井川     4.5   
赤 川     5.5   
遅沢川     2.63  
白砂川     6.2    平成20年3月5日
大沢川     2.9    平成19年12月19日
谷沢川     3.4    平成20年3月12日
湯 川     2.1    平成20年3月12日
 中和されているのは、中和工場の下流の湯川、品木ダム湖、品木ダム湖下流の湯川、白砂川までである。その他の河川は酸性のままである。このように品木の中和システムは酸性水対策として、ほとんど役に立っていないのである。
 では、現在多くの人々が八ッ場ダムサイトで見る吾妻川の橋梁や鉄道工事、道路工事、砂防ダムなどの工事が鉄やコンクリートを多用しながら進行している事実をどう考えたらよいのだろうか?
 中和工場が役に立っていないのなら、現在ダム周辺工事として幾多の橋梁や道路、鉄道などが建設されている事実をどう解釈したらよいのか?
 吾妻川に鉄とコンクリートを使って建設をしたら、鉄は溶け、コンクリートは腐食し、構築物は崩壊してしまうではないか?

(2) 無傷な構築物のカラクリ――電力会社のおかげ!?
 そういう疑問は当然であろう。じつは、周辺工事の鉄橋や擁壁など河川構築物が崩壊しないカラクリがある。吾妻川周辺の住民を数十年にわたって騙しつづけた虚構を読者のみなさんにお見せしなければならない。
 現状の吾妻川の水は東電の発電のために多くを取られている。東電に取水されていない段階では吾妻川には53立米/毎秒(日量にすると457万9200トン、月量約1億4000万トン)の水量が流れていた。しかし、東電は吾妻川に10カ所の水力発電所を持っている。
 上流から、西窪(★さいくぼ)、今井、羽根尾(★はねお)、大津、川中、松谷、原町、箱島、金井、渋川の各発電所である。その取水量は23立米/毎秒(日量にすると198万7200トン、月量約5961万トン)である。現在、八ッ場ダム建設予定地付近の吾妻川が岩石だらけの涸れ川になっているのは当然である。25万トンの超巨大タンカーが日に8隻、月にして240隻ずつ、毎日吾妻川に殺到して吾妻川から水を採取している勘定になる。吾妻川からじつに43.4パーセントもの水が東電に取水されているのである。

(3) 戻される酸性水――漁業関係者の心配事
 草津の中和システムとは吾妻川の支流さえも東電の導水管がなければ中和できないほとんど無用な代物なのである。では草津の観光スポットと化した中和工場で観光客は何を見せられているのだろうか?
 この酸性水はすでに触れたように、東電が導水管で取水して吾妻川には酸性水を流していないのだから、かろうじて吾妻川本流は中性を保っているのである。この実態を誰よりも知っているのは地元漁協や釣り人である。
 1994(平成6)年5月18日の上毛新聞は東電に水を取られすぎて河川が枯渇しているという住民の声に応えて、東電が1994年5月19日から河川に魚が棲める程度の水を戻すという措置を取る、ということを報道した。
 同紙はその措置に対する地元漁協関係者の声を伝えている。
 漁協関係者は言う。「吾妻川に酸性でない良い水を流してくれるならおおいに歓迎するが、上流の西窪、今井あたりは特に酸性が強いから不安が大きい」「吾妻川の酸による独特の黄色い石のはじまりは嬬恋村の万座川合流地点から下流なのです。万座川をはじめとして他の酸性河川にも中和工場を造らなければ本当には改善されない」と。
 同紙はつづける。
 当時、下流の漁協は「水が足りない川を水が潤沢な川にするために東電の水を吾妻川に戻す、という措置をとれば吾妻川に酸性水が戻るから魚が死ぬ」と危惧していた。「八ッ場ダムができたらダム湖に魚が死ぬような酸性水が溜まって、さらに水質が悪化し、高くなる水を飲まされる。こういうことを下流の人たちにぜひ知っておいてもらいたい」と。
 この漁民の訴えこそが中和工場の真実を衝くものであろう。

(4) 「死の川」への逆戻り――ダム建設後の未来像
「その酸性水を東電が水道管に入れているのならば、東電の導水管を腐食させるのではないか?」
 そういう疑問が読者には浮かぶだろう。私もそのような質問をかなり受けた。その答えはこうだ。
 導水管のトンネル内部はコンクリートの打ちっぱなしではない。エポタールというエポキシ樹脂でトンネル内が塗装されている。鉄管も同じだ。発電所のタービン水車はステンレスである。だからこそ東電発電所の導水管も酸性水に耐えているのだ。
 東電は吾妻川の発電所を結ぶ導水管の概念図を作成し、その中で次のように書いている。
 強酸性河川の、万座川、遅沢川、並びに酸性河川の今井川、赤川、白砂川の水は東京電力の水力発電所で取水し、吾妻川には殆ど放流しないで東京電力水路と一部県営発電所水路を経由して群馬県庁まで流下させています。(ただし、発電所の点検補修作業などの際に吾妻川へ放流することもあります。)
 このため吾妻川は、長野原町の一部区間を除いて中性水になっています。
 この文章は、裏読みすれば「吾妻川の水質を中性化しているのは、ほとんど東電の導水管のおかげだ」と読むことができる。しかし、八ッ場ダムができてダム湖に水を溜めるためには、東電の導水管に大量に採取していた酸性水を吾妻川に放流しなければならない。すると導水管の酸性水が放流され、吾妻川は酸性水による死の川になる。当然、鉄は溶け、コンクリートは腐食する。
 酸性水によってダム堤体のコンクリートも鉄も腐食し、八ッ場ダムは崩壊に向けてやむことのない死の行進をはじめるのである。首都圏は1784(天明3)年の浅間山の大爆発以来の大きな危険にさらされ、八ッ場ダムの恐怖におびえつつ生きていくことになる。
 以上、私が描いた吾妻川が死の川に逆戻りするという予測は、まだ起きていない未来の、傍証による予測だから推測の域を出ていない。しかし、私の予測が間違っていないことを立証する証拠がある。それは、2005(平成17)年11月11日の阪東(★ばんどう)漁協(渋川市)、吾妻漁協(中之条町)による東電に対する漁業補償事件である。

(5) 実証された「死の川」――東電漁業補償事件
 2005年11月12日の朝日新聞の記事。
 吾妻川で今年、アユが不漁だったのは東京電力群馬支店による工事が原因だとして、地元漁協などが、支店に調査を申し入れていた問題で、支店は11日、阪東漁協(渋川市)に対して具体的な補償額を提示した。吾妻漁協(中之条町)にもすでに金額を提示しており、合わせて600~700万円程度になるものとみられる。支店は「工事との因果関係ははっきりしないが、地元との信頼関係を重視した」と話している。不漁の原因とみられているのは、吾妻・東村の「箱島発電所」の工事。昨年(2004年)9月から2005年7月にかけて発電機を交換した。工事中は導水管の中を流れている水を止めなければ工事ができない。そこで通常は導水管の中を流れている酸性度の高い水が、工事期間そのまま下流に流された。その結果、アユが大量に死んだ。これは東電のせいだと両漁協が補償を東電に求めた。この根拠を求めるために両漁協は県水産試験場に調査を依頼し、2005年10月までに中間報告が出そろった。
 東電群馬支店によると、「川の酸性度が高くなり、これに伴って餌となる藻の付着や、アユの生育状況が悪かった」という内容だという。東電群馬支店ではこの報告を受けて、「工事と不漁との明確な因果関係はわからないが、可能性はあると判断した」という。東電も東電箱島発電所の工事の際の導水管からの放流と不漁の可能性を認めている。
 以上、朝日新聞の記事などを含めて東電の導水管が果たしている役割を私なりにまとめてみると、
 吾妻川の酸性度が低い状態になっているのは、東電が酸性水を取水し、導水管に流して利根川までバイパス的に送っているからであり、国交省が言うような中和工場や品木ダムなど、中和システムによる中性化が効果を発揮しているからではない。東電が箱島発電所の工事を行なった際、導水管の水を吾妻川に放水した結果、吾妻川に酸性水が流れこみアユが死んだことはそのことを立証している。中和工場が中和の役割を果たしているなら、東電の導水管から酸性水が放流されたことなど関係ないはずである。
この事実は八ッ場ダムが完成し、東電が吾妻川の水を返還したとたんに吾妻川は死の川に逆戻りすることを意味している。

(6) 八ッ場ダム完成と崩壊――酸性水で溶けるコンクリート
 私は、これらの事実を証明する証拠である群馬県水産試験場の調査報告書を、前橋市敷島公園の付近の現地まで行き入手した。
 阪東漁協と吾妻漁協からの、「吾妻川の東電発電所群の工事によって導水管から排出された酸性度の高い水によってアユが死に、その期間魚が釣れず損害を被った件について、アユの不漁は東電工事による酸性水の排出が原因かどうか」という調査の依頼に対する水産試験場の報告書である。
 調査は主に小野上温泉センター(JR吾妻線小野上温泉駅南口付近、吾妻川沿岸)、名久田川(★なくたがわ)合流点(JR吾妻線中之条駅東500メートル、吾妻川右岸の名久田川との合流点)、原町運動公園など3カ所を中心に採取した水で行なわれた。
 調査地点から採取した東電導水管からの放流水と、ふつうの井戸水から採取した水に、水産試験場で飼育していたアユをそれぞれ10尾ずつ入れて生存への影響を調べるという試験である。
 原町運動公園前の吾妻川から採水した東電導水管から放流された水で試験した結果、アユは48時間後には10尾が全部死亡した。井戸水に入れたアユはまったく死亡しなかった。
 調査結果は、pHと濁度(★だくど)が魚の生存に重大な影響を与えており、東電導水管の中の酸性水は魚にとって死の水であるという結論となった。
 吾妻漁協の調査地点の結果も同じである。
 この調査結果を受けて東電は阪東漁協、吾妻漁協に対する補償を行なったのである。
 八ッ場ダムができた場合、東電が水利権を返して導水管の水を吾妻川に戻したら、アユが死ぬという程度の話では収まらない。酸性水によってダムの鉄は溶け、コンクリートが腐食するのだ。そして「ダムは崩壊する」という危険をこの調査結果は物語っている。
 以上をまとめてみると、このまま八ッ場ダム建設を推進するならば、品木ダムが崩壊し、八ッ場ダムも崩壊し、ヒ素洪水が発生し、吾妻郡、関東地方に取り返しのつかない被害を及ぼす、ということである。
 国は八ッ場ダム建設の最大の狙いを、「首都圏の水不足解消」「渇水の危機対応」「洪水対策」などと言っているが、「首都圏に水不足はない」し「渇水の危機もない」。カスリーン台風などという60年前の災害は戦争による山林皆伐時代の出来事で、植林が完成した現代の問題ではまったくないのである。
 そして第二章で詳述するが、ダム本体が建設される地盤はとんでもない脆弱地盤と地質である。酸性水と脆弱な地盤、これらの二つの要素が入り混じり、倒壊に至る危険ダム、それが八ッ場ダムなのである。

【この項続く】

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