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DNAの傷、直接観察 量子研Gが新技術「がん治療研究に貢献」

2022年04月01日 16時19分33秒 | ガン

DNAの傷、直接観察 量子研Gが新技術「がん治療研究に貢献」

 2022年3月31日 (木)配信京都新聞
 

 放射線で細胞中のDNAに生じた損傷を一つ一つ直接観察する新たな技術を確立したと、京都府木津川市に研究拠点がある量子科学技術研究開発機構・量子生命科学研究所などのグループが発表した。観察により、傷の形態や修復されにくいタイプも判明した。修復エラーが原因とされる細胞のがん化や老化のメカニズム解明に役立つ成果という。

 従来の蛍光顕微鏡による観察では、数百の傷に集まる抗体の塊が見える程度だった。DNA損傷化学研究グループの中野敏彰主幹研究員らは、より微細に観察できる原子間力顕微鏡を活用。その上で、長いDNA上のわずかな損傷箇所を探し出す手法を検討した。

 DNAの塩基が欠損した部位に結合する物質「ARP」を用いて、それに磁気ビーズをくっつけ、磁力を用いて損傷のあるDNAの断片を「釣る」ように取り出す手法を開発。1カ所単位で損傷を見ることに成功した。

 傷の形態は大まかに四つに分類され、重粒子線による傷の修復の早さを形態別に調べたところ、DNAの2本鎖が切断された末端付近に塩基損傷が生じたタイプは、他に比べ極めて修復が難しく、致命的な傷となることが分かったという。

 中野主幹研究員は「がん細胞に、修復されにくい損傷を引き起こす条件の検討にも役立ち、より効果的ながん治療研究に貢献できる」とした。米科学誌電子版にこのほど掲載された。

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白血病と骨髄移植経験の看護師、実家を「がん患者の家」に改装

2022年03月24日 18時59分05秒 | ガン

白血病と骨髄移植経験の看護師、実家を「がん患者の家」に改装 無料で悩み相談、くつろぎの空間に

 2022年3月22日 (火)配信神戸新聞
 

 がん患者会「はまなすの会」の常設拠点「はまなすの家」が4月、兵庫県太子町米田にオープンする。骨髄移植を経験した看護師太田直美さん(60)が築約40年の実家を改装。全員がボランティアで運営し、利用は原則無料。会員以外でも不安や悩みを打ち明けられる場を目指す。(直江 純)

 太田さんは同県たつの市職員としてたつの市民病院や市健康福祉部に長年勤務。急性骨髄性白血病になり、骨髄移植は成功したが、体重が16キロ減ってペットボトルのふたを開けられないほど衰弱した。

 「看護師の私でさえ不安が大きかった。がんの悩みは誰にでも話せるものではない。西播磨にも患者会をつくりたい」と思い立った。2017年に会を結成して代表を務めている。

 月1回、医師らを講師に招く例会を続けてきたが、今春の定年退職を機に、空き家になった実家を常設拠点に活用する。クラウドファンディングで寄せられた約300万円に私財も加え、トイレを増やすなど改修した。

 脱毛した人向けの帽子を作る教室などを4月5日から開く。ソファをあちこちに置いてくつろげる空間にし、裏庭の菜園では土いじりも楽しめる。

 認知症支援の経験も豊富な太田さんは「がん患者だけでなく、高齢者の相談にも乗りたい」と意気込み、副代表で社会福祉士の清水敦子さん(61)と2人で、ほぼ毎日常駐するという。

 ランチ会などは実費が必要。闘病中の痛みに配慮した寝具も紹介(販売はしない)。午前9時~午後5時。土日祝も開放(平日を含め月数回不定休あり)。はまなすの家TEL079・277・2764

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バレーの藤井直伸選手が胃がん

2022年03月01日 08時22分40秒 | ガン

バレーの藤井直伸選手が胃がん 東京五輪代表セッター

 

バレーボール男子で昨夏の東京五輪代表のセッター藤井直伸選手(30)=東レ=が27日、自身のインスタグラムで「胃がんのステージ4」であることを公表した。目の不調を訴えてVリーグの試合で欠場が続いており、検査で判明した。

 目の不調は「がんが脳の方にも転移していることが影響しているみたい」という。「前を向いてこの病気に打ち勝つという強い意志を持っている」とつづった。脳の放射線治療が終了し、抗がん剤の治療に入るという。

 藤井選手はバレーボールの元女子日本代表セッターの佐藤美弥さんと昨年結婚した。

閲覧を続けるには、ノアドット株式会社が「プライバシーポ

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乳がん検診啓発作品で謝罪 対がん協会、SNS疑問視

2022年02月22日 20時58分17秒 | ガン

乳がん検診啓発作品で謝罪 対がん協会、SNS疑問視

 2022年2月22日 (火)配信共同通信社
 

 がんの予防や知識の普及に取り組む民間団体「日本対がん協会」は21日、乳がん検診の受診を呼び掛ける「ピンクリボンデザイン大賞」で入選した作品を巡り疑問視する意見が寄せられているとして、謝罪のコメントをホームページに掲載した。「お気持ちを傷つけてしまった患者さんやご家族の皆さまにおわびを申し上げます」とした。

 この賞は、乳がんを早期発見する大切さを伝えるためにキャッチコピーやポスターを一般から募集。コピーライターやアートディレクターらが審査員を務め、毎年、複数の作品が選ばれる。協会は、問題が指摘されたのがどの作品かは明らかにしていない。

 これまでに入選した作品のデザインや表現に対しては、会員制交流サイト(SNS)で「どういう気持ちでがんの告知を受けたか分かっていない」「配慮に欠けている」といった意見が上がっていた。

 協会は、選考の責任は協会にあるとした上で「偏った価値観に基づいて作品が選ばれているとのご批判もいただきました。ご意見を真摯(しんし)に受け止め、より良い啓発活動の在り方を探ってまいります」とした。

 賞は厚生労働省や日本医師会、日本乳癌学会などが後援している。

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佐野史郎さん、がん公表

2021年12月15日 23時44分36秒 | ガン

佐野史郎さん、がん公表

 2021年12月13日 (月)配信共同通信社
 

 俳優の佐野史郎(さの・しろう)さん(66)が10日、テレビ朝日系「徹子の部屋」で、がんの一種である多発性骨髄腫を患っていると、明らかにした。化学療法を受けているという。佐野さんは5月、入院のため、出演していたTBS系の連続ドラマ「リコカツ」を途中降板すると発表していた。

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がんの細胞膜を「硬くする」操作により、転移を抑制できる可能性

2021年10月21日 22時36分51秒 | ガン

がんの細胞膜を「硬くする」操作により、転移を抑制できる可能性

神戸大ほか、研究成果は、「Nature Communications」に掲載

QLifePro 医療ニュース2021年10月19日 (火)配信 

正常細胞と比べ、がん細胞の細胞膜が柔らかいことを確認

 神戸大学は10月13日、がん細胞の細胞膜が正常細胞と比較して柔らかいこと、また、細胞膜を硬く操作することにより、マウスモデルにおいて浸潤・転移を抑制できることを発見したと発表した。この研究は、同大バイオシグナル総合研究センターの辻田和也講師、伊藤俊樹教授、東京薬科大学の佐藤礼子講師、深見希代子名誉教授らの研究グループによるもの。研究成果は、「Nature Communications」に掲載されている。

 がん細胞は、悪性度が増すと、アメーバのように細胞形態を変幻自在に変えながら運動できるようになり、原発巣から離れて遠隔転移を引き起こす。近年の研究により、このような細胞形態の大きな変化と運動性は、細胞自体の物理的な性質により制御されることが明らかになってきた。

 実際に、がん細胞は正常細胞と比較して「柔らかい」ことが報告されており、細胞の物理的性質の変化とがん化の関係性が注目されている。しかしながら、がん化と関係する細胞の物理特性については不明だった。

細胞膜の硬い乳がん細胞が肺への転移能を消失、マウスで

 研究グループは今回、光ピンセットを用いて、細胞表面の膜を引っ張って解析。その結果、がん細胞の細胞膜が正常細胞と比較して柔らかいことを突き止めた。細胞膜の硬さは、細胞膜と膜直下にあるアクチン細胞骨格タンパク質との接着により制御される。今回の研究により、がん細胞では、この接着構造を維持するERMタンパク質が細胞膜から外れて、細胞膜が柔らかくなっていることがわかった。

 そこで、ERMタンパク質をがん細胞の細胞膜に強制的に付着させて、この接着構造を正常細胞のように回復させたところ、がん細胞の細胞膜が硬くなり、細胞形態の異常な変化や運動性が抑えられた。この膜が硬い乳がん細胞は、マウスモデルにおける肺への転移能を消失していたという。これらの結果から、細胞膜を硬く操作することで、がんの転移を抑制できる可能性が考えられた。

がん細胞の物理特性を標的とした新規がん治療開発につながる可能性

 細胞膜を硬くする化合物を見つけることで、がんの浸潤・転移に効果的な薬として利用できる可能性がある。今回の研究により、がん細胞の物理特性を標的とした新しいがん治療の開発につながる可能性が考えられると、研究グループは述べている。

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低用量アスピリンで大腸ポリープ再発抑制

2021年05月06日 22時50分19秒 | ガン

低用量アスピリンで大腸ポリープ再発抑制

 
 5mm以上の腫瘍の内視鏡的摘除が終了した家族性大腸腺腫症(FAP)の日本人患者104例を対象に、ポリープ再発に対する低用量アスピリンとメサラジンの効果を2×2要因計画デザインを用いた無作為化二重盲検プラセボ比較多施設共同試験で検討した(J-FAPP Study IV)。

 投与8カ月後、アスピリン非投与52例中26例(50%)、アスピリン投与50例中15例(30%)、メサラジン非投与50例中21例(42%)、メサラジン投与52例中20例(38%)に5mmのポリープが認められた。ポリープ再発に対する調整オッズ比は、アスピリン投与患者0.37(95%CI 0.16-0.86)、メサラジン投与患者0.87(同0.38-2.00)だった。よく見られた有害事象はグレード1-2の上部消化管症状で、アスピリン+メサラジン投与患者の12%、アスピリン+メサラジンプラセボ投与患者の4%、メサラジン+アスピリンプラセボ投与患者の4%に認められた。
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血液で乳がんを早期発見 シンプルで負担少ない検査法 鹿児島県内で臨床試験 国立がん研究センターなど

2021年04月21日 23時16分08秒 | ガン

血液で乳がんを早期発見 シンプルで負担少ない検査法 鹿児島県内で臨床試験 国立がん研究センターなど

 2021年4月19日 (月)配信南日本新聞
 

 国立がん研究センターなどは、血液から乳がんを早期発見する検査法の開発を目指し、鹿児島県内で臨床試験を始める。血液中の微少な物質「マイクロRNA」を測定する。関係者が15日、県庁で会見し「実用化すれば、簡便で体への負担が少ない検査法になる」として協力を呼び掛けた。

 通常の検診で使われるマンモグラフィーは痛みを伴い、放射線の被ばくも懸念される。日本の乳がん検診の受診率は約4割で、約7割の欧米より低く、より簡単で安全な検査法が求められている。

 がん研究センターを中心とするグループは、がんの発生を制御していると考えられる「マイクロRNA」に着目。1回の採血から早期にがんを見つけるシステムを開発してきた。がん細胞から血液に漏れ出る微量のマイクロRNAを検出し、がんの有無を調べることを目指している。

 臨床試験は5月から本格化し、対象は県民総合保健センター(鹿児島市)の乳がん検診を受ける40~69歳の女性。同意者には採血と同時にマンモグラフィー検査と超音波検査を受けてもらう。画像検査と結果を比較し、早期発見マーカーとしての性能を検証する。本年度中に北海道、福井、愛媛を含む4道県で計3000人を集める計画。

 試験に携わる国立国際医療研究センターの下村昭彦医師は「血液検査で画像診断を受けた方がいいと分かれば、マンモグラフィーをためらう人にも検査を勧めやすくなる」と話した。

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キムリア150万円値下げ 3264万円、7月から 類似薬も同額で保険適用へ

2021年04月20日 22時58分18秒 | ガン

キムリア150万円値下げ 3264万円、7月から 類似薬も同額で保険適用へ

行政・政治 2021年4月13日 (火)配信共同通信社
 

 厚生労働省は12日、白血病など血液がんを点滴で治療する高額薬「キムリア」の公定価格(薬価)を約150万円引き下げ、3264万円とする方針を固めた。14日の中央社会保険医療協議会(中医協、厚労相の諮問機関)に提案し、了承されれば7月から新価格となる。

 また厚労省は、血液がん治療でキムリアと同等の効果が期待できるとして類似薬「イエスカルタ」も同じ3264万円で新たに保険適用する方針を決めた。了承されれば4月21日から適用される見通し。第一三共(東京)が製造販売する。利用患者数はピーク時に年間232人、販売額は年間79億円と見込む。

 キムリアは2019年5月に3349万円(現在は3411万円)で公的医療保険が適用された。高額薬の登場を受け、単価が高いもしくは市場規模が大きい医薬品は、費用対効果を踏まえて価格を見直す制度が19年度から始まり、キムリアは対象となっていた。今回の引き下げは、費用対効果の検証結果を受け実施する。

 イエスカルタはキムリアと同様、患者から採取した免疫細胞の遺伝子を改変し、がんへの攻撃力を高める治療法で、1度の投与で済む。

 公的医療保険では医療費の窓口負担は原則1~3割で、さらに月ごとに自己負担の上限を設ける「高額療養費制度」がある。これにより高額な薬も大部分が保険でカバーされる。

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大量飲酒 定義

2021年04月13日 19時22分08秒 | ガン

大量飲酒 定義

厚生労働省は「健康日本21」の中で、「節度ある適度な飲酒」と「多量飲酒」を明確に定義しています。 前者は、「1日平均20g程度の飲酒」であり、後者は「1日平均60gを超える飲酒」です。 ここでいう60gは、酒に含まれる純アルコール量で、だいたいビール中ビン3本、日本酒3合弱、25度焼酎300mlに相当します。

適切な飲酒量とは

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大量飲酒・喫煙が大きなリスクファクター ! 頭頸部がんの全体像

2021年04月13日 19時10分03秒 | ガン

大量飲酒・喫煙が大きなリスクファクター ! 頭頸部がんの全体像

2021年3月30日

※本コンテンツは、医師の方を対象とし、当医療機関についての理解を深めていただけるよう作成しているものであり、一般の方を対象とする宣伝・広告等を目的としたものではありません。
 

初めまして、国立がん研究センター中央病院 頭頸部外科の吉本 世一(よしもと せいいち)と申します。

本日は頭頸部がんについて、頭頸部が非専門の先生に向けて全体像についてご紹介いたします。
診療において、がんが疑われるときのチェックポイントなどや、患者さんとのコミュニケーションのポイントについてもご紹介しておりますので、是非最後までご覧ください。

頭頸部がんとは?

頭頸部がんとは  頭部・頸部に生じる上皮系悪性腫瘍の総称(脳・眼球・頸椎を除いた頭蓋底から鎖骨上まで)で、簡単に言うと耳鼻咽喉科で扱うがんのことです。
頭頸部がんの発生頻度は全がんの約3%と言われています。
*頭頸部悪性腫瘍全国登録 2017年初診症例より

頭頸部については病院によって扱う診療科が異なり、「どこに紹介したら良いかわからない」ということもあるかと思いますので、ご紹介いたします。

整理すると以下のような診療科が頭頸部がんを扱っています。

  • 大学病院や総合病院
    • 「耳鼻咽喉科・頭頸部外科」
      • 耳科 :神経耳科・平衡神経科などを含む
      • 鼻科 :アレルギー科などを含む
      • 喉頭科 :音声外科などを含む
      • 頭頸部外科 :頭頸部がんを扱う
  • がん専門病院
    • 「頭頸科」or「頭頸部外科」or「頭頸部腫瘍科」
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がん検診受けました

2021年04月01日 22時25分00秒 | ガン

検診を受けたクリニック、パチリ。

胆のうのポリープ、膵臓も診て頂く。

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胃ガン検診をす

2021年03月31日 18時04分05秒 | ガン

今日は、胃ガン検診に行きました。

ほどほどのシンドさで、無事終わりました。

胃ガンか否か、やや、疑わしき所あり、病理診断を、される。

結果は、1週間後。

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「平成の三四郎」古賀稔彦さん死去…バルセロナ五輪「金」

2021年03月28日 22時23分21秒 | ガン

「平成の三四郎」古賀稔彦さん死去…バルセロナ五輪「金」

2021年3月24日 (水)配信読売新聞
 

 1992年バルセロナ五輪の柔道男子71キロ級で金メダルを獲得した古賀稔彦(こが・としひこ)さんが24日、死去した。53歳だった。古賀さんが女子柔道部の総監督を務める環太平洋大(岡山市)が明らかにした。関係者によると、古賀さんは、がんの治療中だった。

 古賀さんはソウル、バルセロナ、アトランタ五輪に3大会連続で出場。日本選手団の主将を務めたバルセロナ五輪では、大会開幕直前に左膝靱帯損傷の大けがを負ったが、決勝でハンガリー選手を大接戦の末に破って優勝した。96年アトランタ五輪でも78キロ級で銀メダルを獲得した。

 世界選手権でも89、91、95年に優勝。小柄な体から切れ味鋭い技を繰り出し、鮮やかな背負い投げで「平成の三四郎」と呼ばれた。現役引退後は川崎市で「古賀塾」を開くなど柔道の普及に尽力していた。2004年アテネ、08年北京両五輪の柔道女子63キロ級で金メダルに輝いた谷本歩実さんも育てた。

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細胞内の鉄分減少で肝臓がん抑制 川崎医大・日野教授ら確認

2021年03月23日 00時00分12秒 | ガン

細胞内の鉄分減少で肝臓がん抑制 川崎医大・日野教授ら確認

2021年3月8日 (月)配信山陽新聞
 

 川崎医科大(倉敷市松島)の日野啓輔・肝胆膵(すい)内科学教授らのグループは、薬剤で細胞内の鉄分を減らすと特殊なタンパク質が増え、機能が衰えた小器官「ミトコンドリア」の分解を促し、肝臓がんの発生を抑制することをマウスによる研究で突き止めた。肝臓がんなどの新たな治療法の開発につながる成果という。

 ミトコンドリアは、細胞の働きに必要なエネルギーを作っているが、機能が低下すると遺伝子を損傷させ、がんなどの病気を引き起こすことがある。

 グループは、細胞内の鉄分を減らす薬剤「鉄キレート剤」が、衰えたミトコンドリアの排除を促すという他のグループの研究に着目した。肝臓がんにしたマウス12匹にこの薬剤を投与して16~30週後に分析。投与しなかった場合に比べ、がんの数が平均80%以上減り、直径も同60%以上小さくなる効果を確認した。

 詳しく調べたところ、いずれもタンパク質「ミトコンドリアフェリチン」が増え、衰えたミトコンドリアの分解を促進させていた。このタンパク質の発生を抑えるよう処置すると、がん抑制効果も消えたという。

 ミトコンドリアはあらゆる細胞に存在。日野教授は「肝臓がんだけでなく、他のがんにも応用できると考えており、研究を進めたい」としている。

 研究成果は昨年9月、欧州の科学誌電子版に掲載された。

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