日々

穏やかな日々を

検診、早期発見に不可欠 受診率向上が課題

2016年09月30日 22時42分47秒 | 医療情報
検診、早期発見に不可欠 受診率向上が課題
2016年9月30日 (金)配信共同通信社

 がんは日本人の約2人に1人がかかる死因第1位の国民病だ。国立がん研究センターの推計では2016年に新たにがんと診断される人は100万人を超える。効果的な治療のためには早期発見が最も重要で、検診の適切な実施と受診率の向上ががん対策の要となっている。
 国は現在、がん検診の受診率50%を目標としているが、胃や肺、大腸、乳房、子宮頸(けい)部の各がんとも30~40%台にとどまっている。厚生労働省は、個人に受診を勧める取り組みが不十分と分析。職場を通じた検診の実態も把握しきれていないとして、受診率向上のための対策を検討中だ。
 一方、がん検診での診断に精度が伴わなければ問題も大きい。がんを見落とせば、治療の遅れにつながる。逆に、がんがないのに陽性と判定されれば、本人には不安などで大きな心理的負担となる上に、結果的に不要な検査をしたことにもなる。
 高齢者に対して進行の遅いがんの検診をすることは、過剰診断につながるとの指摘もある。国の指針で定められた以外の検診を実施する自治体は85%に上っており、検診の見直しや精度の向上が急務となっている。
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高齢者差別 周りが冷たかったら死にたくなるのです。

2016年09月30日 22時36分52秒 | 医療情報
高齢者、差別で寿命縮む WHO調査、平均7年半
2016年9月30日 (金)配信共同通信社

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は29日、年齢を理由に周囲の「否定的な態度」に直面した高齢者の寿命が、「肯定的な態度」に接した人と比べて平均7年半短くなる可能性があるとの調査結果を発表した。WHOは高齢者への差別が世界的に広がっており、健康を損なう原因にもなっていると警告した。
 WHOによると、57カ国の8万3千人超の幅広い世代に調査したところ、60%が高齢者は尊敬されていないと回答。高所得国ではこの傾向が最も顕著だった。
 差別されたり、疎外されたりした高齢者は人生が価値のないものだと感じ、うつ病や社会的孤立のリスクが高まるとした。
 WHOによると、世界で60歳以上の人口は現在約6億人。2025年までに倍増し、50年までに20億人に達する見通し。
 WHOは「メディアで描かれる高齢者は弱く依存的だというイメージや、会社の定年制などが差別の原因となってきた」と指摘。性差別や人種差別のように社会規範を変えることは可能だとして、高齢者差別をなくすキャンペーンを始めるとした。
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老化とは

2016年09月29日 19時34分36秒 | 私自身や健康
「老化とは絶望へのプロセスだね」
というメールが入った。
老化とは死へ坂道だから、相当な覚悟がいると思っている。
生への執着もないといけないし、
いつ、お迎えが来ても、いいというこの世への決別も決意して
ぶざまにならないように言い聞かせないといけないし
絶望なのか悟りなのか
メンCタルケアが必要と思う。/strong>
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揺らぐ高齢患者の受け皿 地域住民に動揺と不安

2016年09月29日 06時45分55秒 | 
揺らぐ高齢患者の受け皿 地域住民に動揺と不安
2016年9月28日 (水)配信共同通信社

 入院中だった80代の男性患者2人が相次いで殺害された横浜市の大口病院は、主に高齢者対象の医療機関として地域に根ざしてきた。終末期の患者の受け入れに積極的で、寝たきりや容体悪化で介護が難しくなった高齢者の受け皿という側面を持ち、住民からは事件の影響で地域の医療体制が揺らぐことを心配する声も上がっている。
 大口病院は病床数85で、高齢者向けの内科や整形外科、リハビリ科などを専門にしている。ホームページでは「在宅療養の継続困難時には入院し、在宅可能になったら退院を繰り返しながら最後まで療養を支える」などと特徴を紹介する。
 高橋洋一(たかはし・よういち)院長も事件発覚後の取材で「この病院は終末期の方が転院してきて、亡くなる方が多い」と説明。約3年前に90代の母親が入院し、数カ月後に亡くした近所の商店主の男性(71)は「寝たきりの老人を最後に受け入れてくれる病院。特別養護老人ホームがなかなか空かないのでありがたかった」と話す。
 この男性によると、入院患者の多くは寝たきりや歩行困難な高齢者。100人以上が入居待ちをする特養に比べればスムーズに入院でき、費用も割安だったという。
 脳梗塞で母親(93)が入院しているという女性(55)も「看護師やヘルパーがたくさんいて活気がある。院長も電話で症状を細かく報告してくれる」と信頼を寄せる。
 こうした中、殺害された2人の死因は、点滴に界面活性剤を混入されたことによる中毒死と判明。犯人は病院内の状況に詳しい人物と想像される状況に、入院患者やその家族には「転院も考えなければ」「ニュースを見て心配になった」と動揺や不安が広がる。
 病院の外来は10月1日まで休診が決まっている。兄が入院中という男性(66)は「この地域の人は、具合が悪くなったら大口病院をあてにしている。立ちゆかなくなったら困るので、早く事件が解決して元通りになってほしい」と願った。
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中毒死の病院4階、7月以降48人死亡 「やや多い」

2016年09月29日 06時44分13秒 | 
中毒死の病院4階、7月以降48人死亡 「やや多い」
2016年9月28日 (水)配信朝日新聞

 入院患者2人が相次いで中毒死した横浜市神奈川区の大口病院では、院内で点滴に消毒液が混入された疑いが強まっており、病院関係者に動揺が広がっている。関係者によると、事件が起きた4階では7月から48人が死亡していたといい、「やや多い」(高橋洋一院長)という。病院内の安全はどう守ればいいのか。現場の悩みは深い。

 入院患者には重症の高齢者が多い大口病院の病床数は85。関係者によると、4階は最大で35人を受け入れられる。4階では7月1日以降、9月20日までに48人が死亡。8月下旬には1日で5人、9月初めには1日で4人が亡くなったという。27日に取材に応じた高橋院長は「やや多い。特に土日に多かった」と語った。
 遺体はすでに火葬されており、検証は難しいが、2人のほかにも事件に巻き込まれた人がいる可能性について、高橋院長は「まったくわからないが、可能性はあると思う」。当初は院内感染を疑ったが確認できず、その後は「(重症者を受け入れる)病院の性格から、亡くなる人が多いと考えた」という。
 今回の事件では、ほかの医療機関での異物混入は確認されておらず、神奈川県警は院内で点滴に消毒液が混入された可能性が高いとみている。高橋院長は「内部の関係者ということも否定できない」と語った。
 職員はストレスを抱えている様子だといい、この日、職員を集めて病院の現状などについて説明した。担当医を伴って遺族への訪問も始めたが、西川惣蔵さん(88)の遺族には面会を断られたという。(天野彩、桜井健至)
■薬品どう保管? 悩む現場
 厚生労働省は、病棟内での医薬品の管理について、事故防止や品質の確保を考えて「必要最低限にとどめる」としている。麻薬や向精神薬などは保管場所の施錠を求めているが、点滴薬や、成分に界面活性剤を含む消毒薬は施錠まで必要としていない。
 帝京大学病院の坂本哲也病院長は「薬の取り違えなどを防ぐための医療事故対策は、犯罪を想定していない。事件の影響で、すべての薬品の管理を厳しくせよとなれば、現場は混乱するのではないか」と話す。
 多くの病院では、点滴薬はナースステーションの人目のつかない場所に保管するように努めている。それは、点滴薬に記載された患者の氏名をほかの人に見られないようにするプライバシー保護の観点からで、犯罪対策ではないという。
 関東地方にある大規模病院の院長は「保管場所を施錠してしまうと、鍵を持っている特定の人しか開けられなくなる。患者の急変時に、迅速な対応ができなくなる恐れがある」と指摘する。埼玉県内の病院長は「界面活性剤は小規模な病院でも大量に使っており、いちいち鍵をかけて管理するのは現実的ではない」と当惑する。
 日本病院薬剤師会で医療安全対策を担当する土屋文人副会長は「どんなに管理を厳しくしても抜け道はあり、完全な対策はない。ただ、限界がある中で、どうすれば犯罪の抑止力になるのか、議論を続けていくことが必要だろう」と語る。
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横浜・入院患者死亡、警察にトラブル相談 横浜市にもメール通報

2016年09月29日 06時41分10秒 | 
横浜・入院患者死亡、警察にトラブル相談 横浜市にもメール通報
2016年9月24日 (土)配信毎日新聞社

 横浜市神奈川区の大口病院に入院中の八巻信雄さん(88)が点滴に異物を混入されて殺害されたとされる事件で、約2カ月前に同病院に関するトラブルを訴えるメールが横浜市に届いていたことが24日、市への取材で分かった。同様の相談が神奈川県警神奈川署の窓口にもあり、捜査本部が事件との関連について調べている。
 横浜市によると、7月5日に健康福祉局監査課に「看護師のエプロンが切り裂かれた事案と患者のカルテが紛失した事案が発生した」というメールが届いた。また、8月12日には「病棟で漂白剤らしきものが飲み物に混入し、それを飲んだ看護師の唇がただれた」というメールも届いた。
 いずれも同一人物からのメールとみられ、監査課は医療安全課に転送。医療安全課は送信者とメールで連絡を取った上で、年1回、医療法に基づいて実施する9月2日の定期的な検査の際に病院に事実確認をした。病院側がエプロンが切り裂かれたり飲み物に漂白剤が混入されたりしたトラブルがあったことを認めたため、口頭で注意を促し、再発の防止を求めた。
 しかし、市はトラブルの日時や誰が関係したかという詳細な中身まで踏み込んで聞き取りをしていなかったという。一連の対応について、市医療安全課は「適切に対応した。ただし、事件が起きてしまったので、できるだけ速やかに臨時の立ち入り検査をすることも検討したい」とした。
 捜査関係者によると、2通目のメールが市に届いた時期と前後して、今年8月に県警神奈川署の一般窓口にメールとは別の病院関係者から「病院の職員間で嫌がらせがある」という趣旨の相談が寄せられていた。職員が飲んでいたペットボトルの飲料に異物が混入されるなどのトラブルを訴えたとみられる。 八巻さんの長男(56)は弁護士を通じ、「突然このような事態に巻き込まれて、心の中が混乱し、何も整理できていません。今後は、警察の捜査の進展を待ちたいと思います」とのコメントを出した。【国本愛、水戸健一】
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点滴10袋前後のシールに穴 中毒死2人以外の名前も 無差別に界面剤混入か

2016年09月29日 06時30分25秒 | 
点滴10袋前後のシールに穴 中毒死2人以外の名前も 無差別に界面剤混入か
2016年9月28日 (水)配信共同通信社

 横浜市神奈川区の大口病院で点滴を受けた男性入院患者2人が中毒死した連続殺人事件で、4階のナースステーションにあった未使用点滴袋約50袋のうち10袋前後で、ゴム栓に封をするため貼られたシールに穴が開いていたことが27日、捜査関係者への取材で分かった。中毒死した2人以外の名前が書かれたものもあり、神奈川署特別捜査本部は無差別に界面活性剤を混入させたとみている。
 シールの穴は栓の縁付近にあり、特捜本部は、何者かが栓の中央部ではなく縁付近に注射針を刺し、痕跡を目立たないようにして発覚を免れようとしたとみている。中身の鑑定も進め、界面剤成分の有無を調べている。
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子どもの難病、疾患追加へ 厚労省委員会

2016年09月29日 06時24分50秒 | 行政
子どもの難病、疾患追加へ 厚労省委員会
2016年9月28日 (水)配信共同通信社

 厚生労働省の専門委員会は28日、子どもの難病として医療費の助成を受けられる「小児慢性特定疾病」に、色素失調症など14の病気を新たに追加することで合意した。正式決定後、来年度から助成を始める見通し。
 小児慢性特定疾病は、生命に関わる慢性の病気で、長期間高額な医療費がかかることなどが指定の要件。2014年にそれまでの514疾病からの拡大が決まり、現在はダウン症や先天性風疹症候群など704疾病、約15万人が対象となっている。
 今回は、指定の要件を満たすとして日本小児科学会が要望した疾病などが対象とされた。現行の704疾病を細分化し、708疾病とすることも決めた。
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社会で防げ子供の薬の誤飲 包装見直しの検討始まる 効果的な啓発課題に 「医療新世紀」

2016年09月28日 11時59分42秒 | 行政
社会で防げ子供の薬の誤飲 包装見直しの検討始まる 効果的な啓発課題に 「医療新世紀」
2016年9月27日 (火)配信共同通信社

 乳幼児の医薬品誤飲事故が後を絶たない。予防の基本は保護者が注意することだが、従来のような啓発だけでは限界があるとして、子どもが開封しにくい工夫をした「チャイルドレジスタンス(CR)」と呼ばれる包装容器導入に向け、関係団体が検討を始めた。専門家は「誤飲の実態を広く知らせ、社会全体で防ごうとの意識を今から育てるべきだ」と指摘する。

▽減らない事故
 「中毒110番」で誤飲の相談を全国から受ける日本中毒情報センターには、子ども(5歳以下)の医薬品誤飲の情報が年に8千件以上寄せられる。医師が処方する医療用医薬品の誤飲が増加傾向。何でも口に運び、大人のまねもする1~2歳の事故が7割程度を占め、降圧剤や向精神薬の誤飲では少量でも重症化の事例がある。
 厚生労働省などは「医薬品は子どもの手が届かない所に保管を」などの注意喚起を繰り返してきたが、誤飲は減っていない。2011年には東京都が、子ども向け水薬で、ふたを押し下げながら回さないと開かないといった仕様のCR容器の普及を求める提言をまとめた。だが目立った進展にはつながらなかった。
 昨年12月、消費者庁の消費者安全調査委員会がCR包装容器導入の本格的な検討を厚労省に求める報告書を公表し、事態は動いた。同委は医薬品を封入する包装シートの見本を使って開封実験まで行い、子どもは開けにくいが高齢者には使用困難でない包装容器を実現できる可能性はあると結論付けた。
 ▽意義を知れば
 子どもの誤飲防止策を研究してきた国立成育医療研究センター(東京)の石川洋一(いしかわ・よういち)薬剤部長は「CR包装容器の製造自体は難しくないが、保護者はもちろん社会全体がCRは必要だと認識しないと普及は難しい」と話す。
 理由の一つは、大人でも慣れるまでは多少の開けにくさなどを感じることだ。石川さんは、CR包装の薬が登場しても「使いにくい」などと不評で、その後につながらなかった例を幾つも見ている。一方で、東京都の保護者調査ではCR支持者が大半。「誤飲が多発しており、事故を防ぐ目的の容器だと知れば、使ってもいいと考える人が多い」と石川さんは話す。
 CRはコスト増にもなる。厚労省研究班の代表として薬の包装容器の見直し策を検討した土屋文人(つちや・ふみと)・日本病院薬剤師会副会長(国際医療福祉大特任教授)は、薬の製造段階で包装を変えるほかに「薬局での調剤の機会を活用する道も考えられる」と指摘する。
 例えば、家に乳幼児がいるなど必要な人だけに、薬の包装シートにCR化シートを貼るなど「個別に安全策をプラスする方法は、費用負担の面からも理解を得やすいのでは」と土屋さんは言う。
 ▽具体的な情報を
 製薬会社でつくる日本製薬団体連合会は、厚労省の要請を受け、安全性委員会でこの問題の検討を8月に開始。同委の千葉昌人(ちば・まさと)副委員長は「検討がある程度進んだ段階で、薬剤師会などの専門家団体と連携し、対策を考えていきたい」と話す。
 何らかの見直しが行われるまでは家庭での対策が重要。だがその啓発にも課題がある。
 親向けに子どもの病気の啓発活動をしている「知ろう小児医療守ろう子ども達の会」の阿真京子(あま・きょうこ)代表(42)は「『注意しよう』などの漠然としたメッセージでは親の心に響かない」と指摘する。
 どういう状況で誤飲が起きたか、防げたのはどんな場合か。具体的で詳細な情報が有効だ。阿真さんによると、誤飲した子どもの親は自責の念が強く「親同士が集まる場でも体験を積極的には語らない」。共有されにくい情報をいかに集め、効果的に伝えるかが問われている。(共同=吉本明美)
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白い巨塔の中に犯人はまだいる。点滴に泡、看護師気づく 活性剤の作用か 横浜・入院患者死亡

2016年09月28日 01時01分31秒 | 
事実は小説より奇なり・・・・・・・・・・・・・・・・・

点滴に泡、看護師気づく 活性剤の作用か 横浜・入院患者死亡
その他 2016年9月25日 (日)配信朝日新聞

 横浜市神奈川区の大口病院で、点滴に異物が混入されて入院患者が死亡した事件で、点滴袋の中身が泡立っているのに看護師が気付き、病院が神奈川県警に通報したことがわかった。遺体と点滴から成分が検出された界面活性剤の作用とみられる。袋に目立った穴や傷はなく、県警は混入の方法について調べている。
 県警によると、20日未明に亡くなった八巻(やまき)信雄さん(88)を司法解剖した結果、死因は界面活性剤による中毒死だった。
 界面活性剤は物質を泡立てたり、汚れを落としたりする効果があり、洗剤や漂白剤、医薬品などに広く使われている。毒性のないものもあるが、混入されていたのは、中毒症状を引き起こす種類だったという。
 点滴は医師の指示で薬剤師が用意し、看護師が施す仕組み。院内の薬剤部に保管され、必要に応じて各階のナースステーションに運ばれた後、原則として24時間以内に使うことになっていた。ステーションでは机の上や洗面台の横などに一時置かれていた。複数の在庫が残されており、県警は他にも異物が混入された点滴がないか調べる。
 宿直の女性看護師が八巻さんに栄養剤の点滴を施したのは19日午後10時ごろ。約6時間後に八巻さんの脈拍低下を知らせるアラームが鳴って看護師が異常に気づいた。死亡確認後、点滴の泡立ちに看護師が気づき、「おかしい」と指摘。病院が県警に通報したという。
 院内では18日以降、八巻さんの他に、入院していた80代の男性2人と90代の女性1人が死亡。男性2人は点滴を受けていた。八巻さんと同部屋の人もいたという。県警はこの3人の遺体も司法解剖をして調べている。
 (飯塚直人、奥田薫子)
 ■春から院内トラブル
 「お亡くなりになられた八巻さん、ご遺族には重ねて哀悼の意を表します。病院としては、一日も早い真相究明を願っています」。24日に会見した大口病院の高橋洋一院長は硬い表情で頭を下げた。
 病院の説明によると、事件当時は4階の17人の入院患者に対し、当直の看護師2人が対応していた。20日午前4時ごろ、看護師が八巻さんの心拍数低下にアラームで気づいた。その約1時間前、心拍数や血圧を確認した際には異常はなく、おむつの交換もしていたという。
 院内では4月、4階にあるナースステーションで看護師の服が切り裂かれ、6月にはカルテ数枚が抜き取られてなくなる問題が発覚。カルテはその後、見つかったが、いずれも警察に届けていなかったという。
 8月には4階で勤務する看護師のペットボトル飲料に異物が混入。注射針を刺したような穴があいており、別の職員が口に含むと漂白剤のようなにおいがした。病院はこの問題でも成分を調べるなどしなかったという。
 高橋院長は「病院関係者しか触れることができないところで起きた事件なので、院内で処理しようと考えていた」と話した。
 (天野彩、照屋健)
 ■「告発」市に相次ぐ
 横浜市には、こうした院内のトラブルに関する「告発」が、事情を知る人物から実名のメールで寄せられていた。
 市医療安全課によると、市監査課に7月5日、服の切り裂きとカルテの紛失について、8月12日には飲料への異物の混入についてそれぞれ通報があった。同26日にも職員の人事やシフトなど勤務態勢についてのメールがあったという。
 市は9月2日、病院に対して年に一度の定期立ち入り検査を実施した際、こうした事実を確認。再発防止を求め、警察に相談するように伝えたという。
 事件が起きた20日には、同じ人物から「点滴に漂白剤らしきものが入っていた。今回は警察に通報するようです」という内容のメールがあったという。
 市医療安全課の浜哲夫課長は「事件が起きるまでの対応について、感度が悪かったという指摘があれば仕方がない。ただ、看護師の飲料への異物混入といった情報では、患者の安全が脅かされるとは判断していなかった」と話す。
 (桜井健至、大森浩司)
 ■「穏やかな人」 亡くなった八巻さん
 亡くなった八巻さんの自宅近くに住む女性(87)は、老人会で同じコーラス部に所属。事件を知り、「まさか」と驚いた。女性によると、八巻さんは岩手県出身で、一緒に東北の民謡を歌った。大工だったという八巻さんは、上棟式の時に歌う歌を披露したこともあったという。
 老人会の旅行にもよく参加。「穏やかで、いつも帽子をかぶり、おしゃれだった」と女性は振り返る。コーラス部の男性(72)は「足が悪くなっても練習には熱心に参加していた。普段は寡黙だったが、歌っているときは楽しそうだった」と話した。
 (前田朱莉亜、太田泉生)
 ■事件の経緯(いずれも9月)
<14日> 八巻信雄さんが大口病院に入院
<19日午後10時ごろ> 30代の女性看護師が栄養補給のため八巻さんに点滴を実施
<20日午前3時ごろ> 看護師が八巻さんの脈拍と血圧を調べ、異常がないことを確認
<午前4時ごろ> 看護師がアラームで八巻さんの心拍数低下に気づく
<午前4時55分> 八巻さんの死亡確認。点滴が泡立っていることに看護師が気づく
<午前10時43分> 病院が「亡くなった方の点滴に異物が混入された可能性がある」と神奈川県警神奈川署に通報
<21日> 司法解剖で八巻さんの体内から異物を検出
<23日> 県警が点滴への異物混入による殺人事件と断定し、神奈川署に特別捜査本部を設置
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首相が所信表明演説 頑張ってください

2016年09月27日 22時57分16秒 | 行政
憲法審の改正論議深化を TPP承認で攻防激化 生前退位、有識者議論 首相が所信表明演説
行政・政治 2016年9月27日 (火)配信共同通信社

 第192臨時国会が26日召集され、安倍晋三首相が衆参両院で所信表明演説を行った。憲法改正に関し、改憲案を国民に提示するのは「国会議員の責任」として、与野党を超えて衆参両院の憲法審査会で議論を深めるよう呼び掛けた。環太平洋連携協定(TPP)の早期発効に取り組む決意を表明。反対論が強まる米国での承認を後押しするため、11月8日に実施される米大統領選より前の10月中の衆院通過を目指し、採決強行も辞さない構えだ。野党は徹底抗戦する方針で、与野党攻防は激しさを増す見通しだ。
 演説で首相は、天皇陛下の生前退位を巡り、有識者会議で議論を進める考えを示した。北朝鮮の核・ミサイル開発に断固対応する方針も打ち出した。27日には衆院で所信表明に対する各党の代表質問が始まり、論戦が本格化する。
 首相は今国会を「アベノミクス加速国会」と銘打ち、デフレ脱却に向け、経済最優先で取り組む姿勢を鮮明にしている。経済対策を盛り込んだ2016年度第2次補正予算を10月中旬には成立させ、直ちにTPP承認案などの審議に入りたい考えだ。10月中に衆院を通過すれば、会期末の11月30日までの承認が可能となる。
 政権が掲げる「働き方改革」に関し、首相は演説で、正社員と非正規社員の賃金格差をなくす「同一労働同一賃金」の実現を約束。「不合理な待遇差を是正するため、新たなガイドラインを、年内を目途に策定する」と訴えた。
 外交については、12月のプーチン・ロシア大統領の訪日実現により、北方領土問題を含む平和条約交渉を「首脳同士のリーダーシップで前進させる」と意欲を見せた。
 日本の外交・安全保障の基軸は日米同盟で「これは不変の原則だ」と指摘。両国の強い信頼関係の下で「沖縄の基地負担軽減に全力を尽くす」と述べた。米軍専用施設「北部訓練場」(沖縄県東村、国頭村)の部分返還実現に向けた政府の取り組みに理解を求めた。
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机上の計算でできるだろうか、医師の過不足

2016年09月27日 22時53分10秒 | 医療情報
医師の過不足、解消へ指標…地域事情加味し算出
行政・政治 2016年9月27日 (火)配信読売新聞

 医師偏在の実態を把握するため、厚生労働省は医師の過不足を地域比較できる指標を新たに導入することを決めた。
 国や都道府県が地域ごとの医師の偏りを的確にとらえ、有効な対策を検討するために活用する。厚労省は、早ければ2018年度の導入を目指す。
 指標は、各地域にいる医師数と患者数を基本に、地域の面積、山間地や離島の有無、特定の診療科だけを開設する病院の有無といった地域事情を加味して算出する。都道府県が生活圏ごとに指標を計算し、医師の過不足を明らかにする。都道府県や診療科ごとの算出もできるようにする。
 過不足が分かれば、若手医師の臨床研修先となる病院の定員を調整したり、医学部の地域枠卒で地元での勤務が求められている医師に不足地域での診療を要請したりすることが可能になる。この指標により、対策の効果を測ることもできる。
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しあわせは

2016年09月27日 22時42分20秒 | 

上を向いて 歩こう
涙が こぼれないように
思い出す春の日
一人ぽっちの夜
上を向いて歩こう
にじんだ星をかぞえて
思い出す夏の日
一人ぽっちの夜
幸せは

明日から作ろう
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精神診療指針の普及目指す 22施設が連携し講習 「医療新世紀」

2016年09月27日 22時37分52秒 | 医療情報
精神診療指針の普及目指す 22施設が連携し講習 「医療新世紀」
臨床 2016年9月27日 (火)配信共同通信社

 個々の医師や医療機関によって診療内容にばらつきが大きいと指摘されている精神科医療の現場に、科学的な根拠に基づく診療ガイドライン(指針)を普及させようと、大阪大など全国22の大学や病院が協力し、若手を中心とした精神科医への教育、講習を進めるプロジェクトを始めた。
 普及を目指すのは、代表的な精神疾患である統合失調症の薬物治療に関する指針と、うつ病の治療指針。
 プロジェクトをまとめる大阪大の橋本亮太(はしもと・りょうた)准教授(精神医学)によると、統合失調症への薬物治療では、効果が期待できる抗精神病薬を1種類だけ使う単剤療法が国際的に推奨されている。しかし、国内では複数の薬が同時に処方される例が珍しくないことが過去の調査で示され、深刻な副作用を防ぐために是正が課題になっている。
 昨年9月に、日本神経精神薬理学会が国内外の研究成果を基に、単剤療法を推奨する薬物治療指針を発表した。プロジェクトではこれの普及を目指す。
 橋本准教授は「統合失調症の治療は、薬物だけでなく、心理社会的療法を組み合わせて行うべきだが、まずは科学的根拠に基づく指針が完成した薬物療法について、正しい知識を広めたい」と話している。
 うつ病については、日本うつ病学会が2012年にまとめ、今年改訂されたばかりの治療指針を講習に使用する。
 いずれの指針も、それぞれの学会のホームページから無料でダウンロードすることができる
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子供の砂糖取り過ぎに注意 「医療新世紀」

2016年09月27日 22時35分20秒 | 医療情報
子供の砂糖取り過ぎに注意 「医療新世紀」
臨床 2016年9月27日 (火)配信共同通信社

 2~18歳の子どもの食事では、味付けに使う砂糖を1日当たり25グラム未満にするべきだという勧告を、米国心臓協会(AHA)が発表した。25グラムは日本の調理用計量スプーンでは大さじ3杯弱。
 2歳未満の乳幼児は食材や飲み物に糖分を加えないことを推奨。2~18歳までは、砂糖を添加した甘い飲み物を週にコップ1杯(約230グラム)程度までにするよう勧めている。
 勧告は、この世代での砂糖を取り過ぎが肥満や高血圧などで心臓病の危険を高めると指摘。また、砂糖の添加の多い食事をしている子どもは、野菜や果物など心臓の健康に良い食べ物の摂取が少ない傾向があるとした。
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