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穏やかな日々を

「5ミリの鶴を折れ」「米粒大の寿司握れ」…研修医採用に「小さな」難関

2016年05月31日 23時44分48秒 | 
「5ミリの鶴を折れ」「米粒大の寿司握れ」…研修医採用に「小さな」難関
2016年5月30日 (月)配信読売新聞

 「5ミリの鶴を折れ」「米粒大の 寿司すし を握れ」――。ユニークな研修医の採用試験をPRした倉敷中央病院(岡山県倉敷市)の動画が、インターネットで話題となっている。先月21日に公開した英語版の閲覧数は、85万件に上っている。

 動画は約3分で、昨年7月に都内の就活イベントで行った実技の模擬試験の様子を、同病院が撮影した。鶴、寿司のほか、13のパーツに分かれた全長3・5センチの玉虫の標本を組み立てる課題に、ピンセットなどを使って参加者が取り組んでいる。

 同病院は昨年から、採用試験で、筆記と面接に加えて、実技を実施。本番の試験では鶴が出題された。手術で求められる手先の器用さではなく、困難な状況への対応力を見るのが目的で、出来栄えよりも、取り組む姿勢を評価したという。
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爆報!THE フライデー「ステージ4の妻を救ったのは医師に尋ねた?という質問!」【5月27日放送】

2016年05月31日 23時29分43秒 | 
爆報!THE フライデー「ステージ4の妻を救ったのは医師に尋ねた?という質問!」【5月27日放送】
テレビ 2016年5月30日 (月)配信Live on TV

2016年05月27日(金) 19時00分~19時56分/TBS

 1985年、NHKの朝ドラ「澪つくし」で主演を務めた川野太郎(ヒロインは沢口靖子)。最高視聴率55.3%を記録しその後も大河ドラマや昼ドラに出演し主婦に人気の名俳優となった。そしてテレビ朝日「スーパーモーニング」のキャスターに抜擢された。プライベートでは1991年に珠美さんと結婚し2人の子宝に恵まれ幸せな生活を送っている。しかし、突然妻のステージ4のがんを告白した。2009年7月、珠美さんは体調が優れず病院で精密検査を受けたところステージ4の子宮頸がんと診断され、がん専門の病院へ店員が必要となり医師に紹介状を書いてもらう事になった。紹介される病院は自宅近くや医師同士の交流がある病院が多い。そこで川野がある質問を投げかけた事で運命を左右した。

 がん専門の病院へ紹介するという医師に対し川野太郎は「もし先生が治療を受けるとしたらどの病院ですか?」と質問した。必ず医師が勧める病院に行く必要はなくリクエストした転院先を書いてもらう事ができる。川野はその事を理解してなかったが妻を救いたい中で出た質問だった。川野の聞き方は月600万人が利用する「医者がすすめる専門病院」と同じで今注目される病院の選び方だった。そして、病院を紹介してもらった珠美さんは最先端の治療を受けステージ4まで進行していたがんは全て消滅した。妻の病気を機に苦手な仕事にも挑戦するようになった。長男・雄平くんは父の背中を追い、長女・櫻子さんは大学進学を目指し猛勉強中。これからも家族4人で頑張っていくという。

 テリー伊藤は川野太郎について「川野さんって本当に奥さんを愛しているんだな。奥さんを愛しているからとっさに言える。かっこいいね!」とコメント。
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MERS感染、15分で診断…横浜市大など開発

2016年05月31日 23時25分38秒 | 医療情報
MERS感染、15分で診断…横浜市大など開発
2016年5月30日 (月)配信読売新聞

 中東や韓国で流行し、600人以上の死亡が報告されている中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスについて、横浜市立大学などの研究チームは、感染の有無を約15分で判断できる検出器を開発したと発表した。

 唾液などを数滴、試験紙に染みこませるだけの簡便さが特徴。2020年の東京五輪開催などで観光客の増加が予想される中、試薬メーカーと協力しながら実用化を目指す。

 MERS診断で一般的に行われる遺伝子検出は、結果が出るまで2~3時間かかるが、この検出器では準備時間を含めても15分程度しかかからない。陽性の場合、5分程度で試験紙に赤い線が2本現れる。手のひらサイズで、持ち運びが容易という利点もある
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MERS感染、15分で診断…横浜市大など開発

2016年05月31日 23時25分38秒 | 医療情報
MERS感染、15分で診断…横浜市大など開発
2016年5月30日 (月)配信読売新聞

 中東や韓国で流行し、600人以上の死亡が報告されている中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスについて、横浜市立大学などの研究チームは、感染の有無を約15分で判断できる検出器を開発したと発表した。

 唾液などを数滴、試験紙に染みこませるだけの簡便さが特徴。2020年の東京五輪開催などで観光客の増加が予想される中、試薬メーカーと協力しながら実用化を目指す。

 MERS診断で一般的に行われる遺伝子検出は、結果が出るまで2~3時間かかるが、この検出器では準備時間を含めても15分程度しかかからない。陽性の場合、5分程度で試験紙に赤い線が2本現れる。手のひらサイズで、持ち運びが容易という利点もある
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診断ミス、ブルガダ症候群で突然死…遺族に6000万円支払い

2016年05月31日 22時49分00秒 | 地域
診断ミス、ブルガダ症候群で突然死…遺族に6000万円支払い
2016年5月31日 (火)配信読売新聞

 高岡市民病院は30日、記者会見を開き、診断ミスで富山県高岡市内の男性(当時50歳)が突然死するのを防げなかったとして、遺族に賠償金6000万円を支払うと発表した。男性は2014年7月に受診し、約1か月半後に死亡した。

 死因はブルガダ症候群だった。

 市民病院によると、男性は14年7月、意識を失ったことや頭の重さを訴えて受診した。市民病院は、精密検査で中枢神経系の病気と診断し、経過観察していた。ところが、男性は同年8月、心停止になり、救急搬送された別の病院で死亡した。

 遺族側から昨年5月、損害賠償請求されたことを受け、市民病院では院内の医療安全小委員会などで当時の対応を検証した。

 その結果、診察時の男性の心電図に特有の波形があり、ブルガダ症候群と診断できていた可能性が判明。ブルガダ症候群の中でも発作のリスクが高いと診断し、植え込み型除細動器を手術で取りつける治療をしていれば、男性の突然死を防げたという。

 市役所で記者会見した遠山一喜病院長は「亡くなられた方やご遺族の心情を考えると心が痛む。今後は体制を強化し、安全安心な医療を心がけ、地域のみなさんに信頼される病院としていく」と謝罪した。

<ブルガダ症候群>  心室細動が起きて心臓が働かなくなり、突然死につながる病気。心電図に特徴的な波形が現れる。この波形がある100人のうち心停止発作を起こすのは2年に1人程度とされる。はっきりした原因は分かっていない。1992年に報告した医師の名前から名付けられた
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手術中出火、患者重傷 レーザーメス使用 東京医科大

2016年05月31日 22時42分26秒 | 
手術中出火、患者重傷 レーザーメス使用 東京医科大
2016年5月31日 (火)配信毎日新聞社

 東京医科大学病院(東京都新宿区)の手術室で今年4月、手術中の患者に掛けられていた布に火がつき、患者が大やけどを負う事故が起きていたことが分かった。当時、レーザーメスを使用しており、警視庁新宿署は業務上過失傷害容疑で医師から事情を聴くなど捜査を進めている。

 同署や関係者などによると、4月15日午前10時半ごろ、同病院5階の手術室で、産科・婦人科の医師が30代の女性患者の手術を行っていたところ、女性に掛けていた手術用の布(ドレープ)に火がついた。医師は生理食塩水で消したが、女性は腕や足などにやけどを負った。女性は重傷で今も入院中だが、命に別条はないという。

 この手術で医師は、レーザーメスを使用していた。レーザーメスと出火との関係は判明していないが、同署は医師による誤使用や機器の不具合などを視野に入れて原因の解明を進めている。

 同病院は患者側に謝罪。東京都や厚生労働省関東信越厚生局に事故を報告し、第三者による調査委員会を設けて原因の調査を始めている。

 同病院経営企画・広報室は「調査結果が出た段階で、経緯を公表する方向で準備を進める」としている。

 レーザーメスは人工の光であるレーザーを利用する医療機器で、熱の作用により止血をしながら切開することができる。電気メスに比べて切開がスムーズにできるなどの利点があるとされ、皮膚科や外科など幅広い分野で使われている。

 同病院のホームページによると、病床数は1015床。高度な医療を提供することで診療報酬の優遇が受けられる「特定機能病院」に指定されている。
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子どものベランダ転落注意 都内、5年間で114人

2016年05月31日 14時03分02秒 | 地域
子どものベランダ転落注意 都内、5年間で114人
2016年5月30日 (月)配信共同通信社

 東京都内のマンションなどのベランダや窓から転落し、救急搬送された5歳以下の子どもが2011~15年の約5年間で114人に上ることが30日、東京消防庁への取材で分かった。

 4月には大阪市の女児(6)がマンション43階から転落死し、5月24日には京都府舞鶴市でも1歳児が6階から転落死したとみられる事故があった。消費者庁は同種事故が多発しているとして注意を呼び掛けている。

 東京消防庁によると、114人中51人が重篤・重傷で、10階から転落した1人が死亡した。5階以上から落ちた事故はいずれも重篤・重傷。エアコンの室外機やソファなど、ベランダや窓際にあった物をよじ登ったとみられる事故が目立ち、干していた布団や、窓際の室内用ジャングルジムが原因とみられる事故もあった。

 消費者庁には10年12月以降の約5年間で、全国30の医療機関のネットワークから、12歳以下の子どもがけがをした同種事故の情報が60件以上寄せられている。

 昨年11月には神奈川県のマンション6階に住む5歳男児がベランダから転落し意識不明の重体に。1歳児が2階の窓近くのソファによじ登り、網戸を突き破って窓から転落して軽傷を負った事故や、2歳児が2階のベランダで柵の隙間をすり抜けたとみられる事故もあった。

 消費者庁は「ベランダや窓際で子どもが遊ばないように目を離さず、よじ登ることができそうな物を置かないで」と警告。子どもの手が届かない位置に窓の補助錠を付けることも有効とした。
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30キロ圏にヨウ素剤事前配布 松江市、18万9千人対象

2016年05月31日 12時00分53秒 | 地域
30キロ圏にヨウ素剤事前配布 松江市、18万9千人対象
2016年5月30日 (月)配信共同通信社

 島根県は27日、中国電力島根原発(松江市)の30キロ圏に住む松江市民の希望者に対し、事故時に甲状腺被ばくを抑える安定ヨウ素剤を9月から事前配布すると発表した。

 県によると、対象は3歳以上の約18万9千人。島根原発は全国で唯一、県庁所在地にある。

 原子力防災を担当する内閣府の担当者は「全国的にもあまり聞いたことがない」としている。

 県などは2015年度から5キロ圏に住む約1万人を対象に事前配布を始め、約7割に終えた。16年度は残り約3割と、希望する松江市の住民と5キロ圏で働く県民が対象。島根県の出雲市、雲南市、安来市の30キロ圏の住民には17年度以降に配布する。

 県は、30キロ圏の住民に対しては事故後必要に応じ配布するとしているが、希望すれば事前配布するとの計画を15年3月に策定。世帯に高齢者や障害者がいるなど、緊急時に速やかに受け取れない住民を対象に、事前配布の申請を受け付ける。



ばばんちも対象だね
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大田市は未だ庁舎内3階に喫煙ルームがあり

2016年05月30日 21時35分25秒 | 行政
大田市は未だ庁舎内3階に喫煙ルームがあり、さらに
ロビー内キャッシュコーナーの前に飲料自販機と
並んでタバコの自販機が設置されています。
しかも自販機には「大田市には、たばこ税が1億9900万円収められ、
暮らしに大きく役立っております。」の文字が。

その分、医療費が増えたりがん患者・COPD患者が増えたり、
また受動喫煙がなくならないことは触れられていません。
松江や出雲では考えられませんが、これが大田市の現状です…

あ~~~~
がん患者の増える原因
悲しい
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祈る

2016年05月30日 21時19分06秒 | 
君、死にたもうことなかれ。
三つ下の友が
大腸がんになった。

君、死にたもうことなかれ。

妹が泣いていた。
妹の友でもあった。

6月に手術だ
どうか、完治しますように。

祈る気持ちだ。

それにしても、恐ろしい細胞だと思う。

そうだ、なぜに、そんな細胞が生まれ出る。

「がんに勝て」とはもうよう言えなくなった。

ただひたすらにひたすらに
死なないでと。
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問われる説明責任 消費増税再延期

2016年05月29日 17時10分49秒 | 行政
問われる説明責任 消費増税再延期
2016年5月27日 (金)配信共同通信社

 【解説】議論を重ねた末に与野党が合意し法律に定めた消費税率10%への引き上げを、安倍晋三首相が再び延期する道を選んだ。国内外の景気が停滞していることは確かだが、首相が伊勢志摩サミットで訴えた「リーマン・ショック前に似た状況」とは程遠いとの見方が専門家の間では強い。大衆迎合や選挙を意識した安易な先送りなら許されず、首相は説明責任を厳しく問われている。

 消費税の扱いは、景気への影響にとどまらず、社会保障や国の財政、将来世代も含めた国民負担の在り方といった幅広い観点から論じられるべきテーマだ。増税で得た財源は社会保障の安定や拡充に充てる計画だった。延期のしわ寄せは社会保障の対象となる高齢者や子育て世帯に真っ先に及ぶ可能性がある。

 既に深刻な状況にある国の財政の再建はさらに遠のくことになる。前回延期時に「再び延期することはない」と約束した首相が前言を翻したことで増税実施への本気度を疑われ、日本国債の格下げを含め市場の信認低下を招く事態も予想される。

 熊本地震の被災地はなお厳しい状況に置かれており、消費低迷が続く家計にとって増税先送りの恩恵は大きい。ただ、増税を予定通りに実施できる経済環境を整えられなかった安倍政権の責任は重い。「アベノミクス」の限界を露呈したとも言え、政権への批判や経済政策の見直しを求める声が強まるのは必至だ。
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「長いお別れ」が第5回日本医療小説大賞を受賞

2016年05月29日 17時02分25秒 | 
「長いお別れ」が第5回日本医療小説大賞を受賞
2016年5月27日 (金)配信高橋直純(m3.com編集部)

 日本医師会が主催している「日本医療小説大賞」の第5回授賞式が5月26日に行われ、介護体験を描く小説『長いお別れ』で大賞を受賞した中島京子氏に、表彰状と副賞100万円が贈呈された。

 『長いお別れ』は認知症の父と母娘の10年間をユーモラスな筆致で描いた小説で、認知症を患っていた実父を亡くした中島氏の体験が織り込まれている。中島氏は「医療小説大賞にノミネートされてびっくりしたが、高齢者の医療と介護は現代を生きる私たち全てに切実で、等閑視し得ないことを認識することが重要だと思っている。この小説は父を介護している間に書き、私個人の体験と記憶に深く依拠している。認知症を患った父を介護した期間の中でお世話になった医療機関や介護職の方には感謝しかない。読者の皆様が自分の家族の物語として読んでくれている。この小説が日々、認知症患者と向き合っている方々に気付きやちょっとした笑いを提供できたらと思う」とスピーチした。


前列中央が中島氏

 審査員の一人、小説家の篠田節子氏は、「(小説内の登場人物のスタンスに)温度差があり、現実的には笑いごとではないが、温度差があることで小説では作品内に風が吹き、物語を上品な形でけん引している。小説本来の味わいがある」として、小説として優れていると紹介。一方で、審査の過程では本作品が「医療」小説かどうかが問題になったと明かした。「候補に挙げてきた医師会に聞いたところ、『高齢化社会を迎えた今、医療でもCureからCareの転換の必要性が認識されている。医師中心の治療から、看護・介護・福祉を含めてのアプローチが必要で、最先端を行く医療小説として読める』と言われたので受賞に決まった」と説明した。

 日本医師会の横倉義武会長は「認知症に暗いイメージをお持ちの方が多いが、この本を読んで明るい認知症患者のいる家庭を作ることで、日本全体も明るくなればと期待する」と話した。

 日本医療小説大賞は「国民の医療や医療制度に対する興味を喚起する小説を顕彰することで、医療関係者と国民とのより良い信頼関係の構築を図り、日本の医療に対する国民の理解と共感を得ること及び、わが国の活字文化の推進に寄与すること」を目的に、2012年に創設。第1回は、帚木蓬生氏の『蝿の帝国――軍医たちの黙示録』、第2回は該当作なし、第3回は、久坂部羊氏の『悪医』、第4回は上橋菜穂子氏の『鹿の王』が受賞している。第5回目の審査員は、養老孟司、篠田節子、久間十義の3氏。
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正常圧水頭症はどんな病気?

2016年05月26日 14時48分05秒 | 医療情報
【正常圧水頭症はどんな病気?】
正常圧水頭症とは、頭の中や脊髄の中を流れる髄液が脳の中心にある脳室に溜まり、周りの脳を圧迫することによって歩行障害、物忘れ、排尿が間に合わないなどが起こる病気のことをいい、年配の方に多くまられます。しかし、パーキンソン病のように手の震えがでることはありません。水頭症は、脳腫瘍やくも膜下出血などでも発症し、子供にもみられます。

【正常圧水頭症の症状】
正常圧水頭症の症状は、精神活動の低下、歩行障害、尿失禁が主なものとされています。また、原因不明の特発性のものでは、認知症のような物忘れ、集中力の低下などが起きます。歩行障害では、足を左右に大きく広げ、すり足のような小刻みな歩き方になります。また、トイレが近くなる頻尿や、我慢ができなくなり失禁するということも度々起こります。

【正常圧水頭症の原因】
正常圧水頭症という病気に関しては、確かな原因が分からない特発性の場合とある疾患によって二次的に発症してしまう症候性の二つのタイプがあります。脳室が脳脊髄液の流れが滞ることで肥大化してしまい、この病気を引き起こします。また、この病気を引き起こしてしまう疾患として考えられるのは、外傷性くも膜下出血や外傷性脳内出血と言ったものが考えられます。

【正常圧水頭症の検査と診断】
正常圧水頭症の検査方法は、初めにCT検査による断層写真で行います。結果から、正常脳の状態と比較して、髄液が溜まっていて、脳室が大きくなっていることが確認できた場合には、MRI検査でさらに詳しい状況を検査します。髄液溜まりが脳の中心部にあり、頭頂部が頭蓋骨側に圧迫されている状態ならば、脳に溜まった髄液を腰から少量抜くタップテストを行い、反応を調べます。

【正常圧水頭症の治療方法】
正常圧水頭症の治療法は、症状の原因となっている脳脊髄液の滞りを解消するために、流れを改善することを目的とした手術を行います。脳室から腹腔内にチューブを通して、脳脊髄液を脳室から外部に流す道をつくります。腰の部分から腹腔に流す方法もあり、患者によって使い分けます。この方法をシャント術と呼び、前者をV-Pシャント術、後者をL-Pシャント術と言います。
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「悪液質」とは

2016年05月26日 09時20分31秒 | 医療情報
緩和治療の最前線を紹介した前回に続き、がん患者の苦しみと向かい合いながら研究を進める向山雄人氏が、世界のがん研究最重点最大課題の一つと言われる「がん悪液質」について語った。

「悪液質」とは、cachexia(悪い状態)いう医学用語の訳語で、明治時代に訳されたまま現在も使われています。悪液質は心臓や呼吸器の慢性疾患など、がん以外の病気にも見られるので、私たちはがんを原因とするものを「がん悪液質(cancer cachexi)と呼んでいます。打撲や怪我など短期間で治る「急性炎症」と異なり、がんは治癒することがない「慢性炎症」とも呼ばれています。

すなわち、がん悪液質とは、がんの進行に伴い持続・増悪する慢性炎症状態が、脳神経系・内分泌系・代謝系・免疫系の異常を誘発して、「体と心の衰弱・消耗」と「がんの 急速な増大・転移」を引き起こし死に至らしめる「がんの本質的な病態像」と言えるでしょう。
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•がん悪液質による心と体のダメージ

2016年05月25日 10時51分00秒 | 医療情報
•がん悪液質による心と体のダメージ

がん悪液質が進行して、筋肉が委縮すると日常での活動力が低下してくる。呼吸するために必要な肋間筋が萎縮すれば換気は低下、咽頭、喉頭、食道周囲の筋肉が衰えれば嚥下障害や誤嚥を起こし、誤嚥性肺炎を起こし易くなる。また心臓や内臓の筋肉も衰える。さらに今までできたことできなくなり、身の回りのことが自分で出来なくなったり寝たきりになれば、身体的苦痛だけでなく、精神的苦痛やスピリチュアルペインが増悪する。こうしたことから、がん悪液質が進行した場合、心の治療やケアがより重要になる。


がん研究最重点課題の一つ、「がん悪液質」を克服できれば「天寿がん」も夢ではなくなる
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