日々

穏やかな日々を

森友学園の教育、野党が違法性指摘 首相も不適切と答弁

2017年02月28日 07時25分40秒 | 地域
森友学園の教育、野党が違法性指摘 首相も不適切と答弁
水沢健一、石原孝
2017年2月27日21時47分
【動画】森友学園が運営する幼稚園の運動会で、園児たちが「安倍首相がんばれ」と連呼

 国有地の売却の経緯をめぐり、国会で疑念が指摘されている学校法人「森友学園」(大阪市)が運営する幼稚園の教育内容について、野党が27日の衆院予算委員会で問題視した。朝日新聞が入手した映像には、園児が運動会の選手宣誓の際、「安倍首相がんばれ」などと連呼する様子が映っていた。野党は教育基本法が禁じる「政治的活動」にあたるなどと批判。安倍晋三首相も不適切との認識を示し、大阪府教育庁は文部科学省に同法に触れるかどうか確認している。
 森友学園が大阪市内で運営する幼稚園の2015年秋の運動会の映像によると、代表の園児4人が選手宣誓で、父母らに「褒めていただけるよう全力を尽くします」と声を上げた後、「日本を悪者として扱っている中国、韓国が心改め、歴史教科書でうそを教えないよう、お願いいたします。安倍首相がんばれ、安倍首相がんばれ。安保法制国会通過よかったです」と言っている。
 別の映像によると、その前年度に開かれた運動会でも、園児が「安倍首相がんばれ」などと宣誓。複数の保護者によると、園児らは職員らから指導を受け、練習していたという。
 27日の衆院予算委員会では、野党議員がこうした点を問題にした。
 「これは明らかに度を超えている」。民進党の大西健介氏は15年秋の宣誓の場面について、こう指摘した。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

医療を治安目的に使うな 識者談話

2017年02月27日 23時26分22秒 | 行政
医療を治安目的に使うな 識者談話
2017年2月27日 (月)配信共同通信社

 独協医大越谷病院の井原裕(いはら・ひろし)教授(精神医学)の話 検察が被告に完全責任能力ありと判断したことに違和感はない。指摘される自己愛性パーソナリティー障害は性格の偏りのようなものだ。事件は被告の優生思想に由来する可能性が高いとはいえ、危険思想自体は治療の対象ではない。例えば、危険思想ゆえにテロを起こしかねない過激派がいた場合、その思想は警備の対象ではあっても医療の対象ではない。しかし、今回の事件後の国の対策は、措置入院患者を一律に危険人物とみなして「安易な退院を許さない」方向に進んでいる。犯罪防止は刑事政策の課題。医療政策の課題ではなく、医療を治安目的に転用することは危険だ。国の対策は見直す必要がある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

検査強化で事故予防 75歳以上ドライバー 3月に改正道交法施行 高齢ドライバー認知症対策

2017年02月27日 23時21分56秒 | 
検査強化で事故予防 75歳以上ドライバー 3月に改正道交法施行 高齢ドライバー認知症対策
2017年2月27日 (月)配信共同通信社

 高齢ドライバーによる重大事故が相次ぐ中、75歳以上の運転免許保有者に対し、認知機能検査を強化する改正道交法が3月12日に施行される。3年ごとの免許更新時に受ける検査で「認知症の恐れ」と判断されると、医師による診断を義務化。逆走など18項目の違反を犯した場合にも自動的に臨時検査が課せられる。
 2025年には「団塊の世代」が75歳以上となり、高齢ドライバーの大幅増も予想されている。検査強化で、大事故につながる恐れがある症状の進行を早期に把握し、被害を防ぐ狙いがある。
 警察庁によると、15年に発生した75歳以上の死亡事故のうち、約3割はハンドルなどの操作ミスが原因だった。11~15年に起きたブレーキとアクセルの踏み間違えによる死亡事故も半数近くは75歳以上で、加齢による判断の遅れや記憶力の低下といった認知機能の衰えが事故の要因となっている実態がある。
 現行の制度でも、75歳以上は3年ごとの免許更新時に認知機能検査を受けている。しかし、認知症の恐れがある「第1分類」との結果が出ても、一定の違反をしなければ、医師の診断は必要ない。このため、次の検査までの間に著しく認知機能が低下しても、車の運転を続けることになり、重大事故を起こす危険性が指摘されていた。
 新制度では、第1分類の75歳以上は必ず医師の診察を受け、認知症と診断されれば免許の取り消しか、停止となる。逆走のほか、信号無視や一時不停止など重大事故につながる18項目の違反をした場合も、臨時検査が課せられる。
 15年に医師の診察を受けたのは4027人で、うち1472人が免許取り消しなどとなった。試算によると、新制度の導入後は約5万人が診察を受け、免許取り消しなどは約1万5千人で、いずれも10倍以上になると見込まれている。
 死亡事故件数は05年の6165件から15年の3585件まで減少した一方、75歳以上は横ばいが続き、全体に占める割合は右肩上がり。05年末に236万人だった75歳以上の免許保有者も、15年末に477万人、18年末には532万人に増えるとみられ、対策は急務となっている。
 ※認知症
 脳の神経細胞が死んだり働きが悪くなったりすることで、物忘れや妄想、徘徊(はいかい)などの症状が出て日常生活に支障がある状態。厚生労働省によると、2025年に65歳以上の患者は675万~730万人(約5人に1人)に増えると推計される。政府は15年1月、「本人の意思を尊重し、住み慣れた地域で暮らし続ける社会の実現を目指す」とした認知症対策の国家戦略を策定した。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

居酒屋、例外なく禁煙に 子どもや訪日客に配慮 厚労省の受動喫煙対策

2017年02月27日 23時19分53秒 | タバコ
居酒屋、例外なく禁煙に 子どもや訪日客に配慮 厚労省の受動喫煙対策
2017年2月27日 (月)配信共同通信社

 他人のたばこの煙を吸わされる受動喫煙の防止強化策を進める厚生労働省が、全国の居酒屋や焼き鳥屋などを原則禁煙とする方針を固めたことが25日分かった。一時は例外を認める案も検討したが、家族連れや訪日観光客らの利用が想定され、禁煙がふさわしいと判断した。
 厚労省は、受動喫煙対策を盛り込んだ健康増進法改正案の今国会提出を目指しているが、自民党内には反対意見もあり、調整に時間がかかる可能性もある。
 厚労省は、東京五輪・パラリンピックに向けて受動喫煙対策を強化するため、飲食店に喫煙室の設置を認めた上で建物内を原則禁煙とする方針だった。しかし飲食業界などが強く反発、自民党からも反対が相次いだため、小規模な30平方メートル以下のバーやスナックは例外として喫煙を認める案が浮上。これに加え、小規模の居酒屋や焼き鳥屋も例外扱いにするか検討していた。
 厚労省は「未成年が利用する場所は受動喫煙防止を徹底する」という方針を固め、食事を提供することがある居酒屋や焼き鳥屋は例外を認めないことにした。専用の設備があるたばこを吸うためだけの喫煙室の設置は可能とする。バーやスナックなどに関しては、例外とする条件にさまざまな意見が寄せられたため、さらに調整する。
 ラーメン屋やそば屋、すし屋、レストランなどは当初の案のまま禁煙とする。飲食店などの施設の管理者には喫煙の可否の場所を掲示する義務や、禁止場所で喫煙する人を制止する義務を課し、違反した喫煙者や管理者には罰則を適用する構えだ。
 医療機関や学校は敷地内を禁煙とするほか、バスやタクシーは全面禁煙。駅や空港、バスターミナルなどは建物内を原則禁煙とし喫煙室の設置を認める。
 ※受動喫煙
 たばこの煙にはニコチンなどの有害な化学物質が含まれ、現行の健康増進法では「室内かそれに準ずる環境で、他人のたばこの煙を吸わされること」と定義。病院や官公庁施設、飲食店など人が集まる施設の管理者に受動喫煙防止に必要な措置を講じるよう求めているが、罰則のない努力義務にとどまっている。世界保健機関(WHO)によると、公共の場で屋内全面禁煙を法制化している国は約50カ国ある。WHOと国際オリンピック委員会(IOC)は「たばこのない五輪」を目指すことで合意している。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飲食店禁煙、着地見えず 厚労省案に自民反発 「表層深層」受動喫煙対策

2017年02月27日 23時15分36秒 | タバコ
飲食店禁煙、着地見えず 厚労省案に自民反発 「表層深層」受動喫煙対策
2017年2月27日 (月)配信共同通信社

 2020年の東京五輪・パラリンピックに向け受動喫煙対策を強化するため、厚生労働省が全国の居酒屋や焼き鳥屋などの飲食店を原則禁煙とする方針を固めた。ただ厚労省の強化案にはこれまで、たばこ産業や飲食業界の危機感を背景とする自民党内から強い反対があり、着地点は見えていない。受動喫煙の影響による死者は国内で年間1万5千人と推計される中、専門家は「健康被害を防ぐ視点が置き去りになっている」と指摘する。
 ▽選挙危ない
 「分煙大国を目指すべきだ」「50年以上吸っているが元気だ」。自民党本部で2月に2回にわたって開かれた会合には愛煙家の議員らが集結。厚労省が目指す健康増進法の改正案への異論が噴出した。意見の9割が反対で、中には「法案が通ったら次の選挙が危ない」と本音を漏らす議員も。
 大きな焦点となっているのが、飲食店やホテルなどのサービス業への対応だ。厚労省の案は当初、多数の人が集まる建物内を原則禁煙と定め、喫煙室の設置は認めた上で違反には罰則を適用するという内容だった。
 ところが「商売が成り立たない」と業界が猛反発。厚労省は30平方メートル以下の小規模なスナックやバーは喫煙を認める修正案を検討したが、反対は収まらず、床面積などの条件を調整している。一方で、一時は例外も検討した居酒屋や焼き鳥屋などは禁煙とする方針だ。
 ▽最低レベル
 厚労省は昨年の「たばこ白書」で、受動喫煙によって肺がんや心筋梗塞、脳卒中、乳幼児突然死症候群などのリスクが「確実に高まる」とした。
 世界保健機関(WHO)のたばこ規制枠組み条約は、法律で公共の場を禁煙とするよう求めているが、日本の対策には罰則規定がなく国際的に「最低レベル」と評価されたまま。五輪開催が決まった東京都も、受動喫煙防止の条例化を目指したが都議会や業界団体の反対で頓挫した。
 塩崎恭久厚労相のもとには、厚労省案の後退を恐れるがんの患者団体や医療関係者が連日のように訪れ、禁煙の徹底を訴える。塩崎氏も「吸わない人の健康をどう守るかということが大事だ」と懸命にアピールする。
 九州看護福祉大(熊本県)の川俣幹雄(かわまた・みきお)教授らは2月中旬、インターネットで約1万人を対象に受動喫煙対策に関する意識調査を実施。例外のない原則禁煙とする案を73%が支持する結果となった。
 飲食店が禁煙となった場合に「利用が減る」との回答は13%だったのに対し、むしろ「増える」と答えたのは42%、「変わらない」も39%だった。たばこ白書は、海外では飲食店の禁煙化で減収などの影響は認められなかったと結論付けているが、同じ傾向が裏付けられた。
 ▽献金
 たばこ規制を訴える医師らでつくる日本禁煙学会は、自民党議員への献金に着目。政治資金収支報告書を調べ、10~15年にたばこ業界から献金を受けた同党の国会議員が計約140人いるとホームページで公開した。
 たばこ対策に詳しい産業医大の大和浩(やまと・ひろし)教授は「受動喫煙の被害は明らかなのに、反対する議員は献金を受けているか愛煙家のどちらかだろう」と指摘。「飲食店従業員の健康を守るためにも、例外や分煙は認められない」と強調する。
 塩崎厚労相は「近年の五輪開催国には、全て罰則付きの受動喫煙対策がある。改正法案を今国会に提出する準備を進めたい」と話すが、見通しは不透明だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福島原発賠償費、電気代での負担額は 1世帯あたり試算

2017年02月27日 10時36分25秒 | 行政
福島原発賠償費、電気代での負担額は 1世帯あたり試算
朝日新聞デジタル 2/27(月) 0:30配信

 東京電力福島第一原発事故の損害賠償費用は、原発を持つ東電以外の電力会社も一部を負担している。家庭の電気料金でまかなっている7社について、朝日新聞が取材を元に国の家計調査を当てはめて試算したところ、1世帯(2人以上)あたり年約587~1484円を負担している概算となった。家庭の負担額は料金内訳が書かれた検針票には示されておらず、利用者の目には届かない。
 国の試算で、賠償費用は7・9兆円にのぼる。うち5・5兆円分について、東電の負担に加え、他の電力会社も「一般負担金」として、原発の出力などに応じて負担している。
 7社は東京、北海道、東北、中部、関西、四国、九州の各電力。朝日新聞の試算では、家庭向けの電気料金で回収している一般負担金は1キロワット時で約0・11~0・26円だった。
 関電と中部電が取材に対し、家庭向けの1キロワット時の概算を出していることを明らかにした。この方法を元に朝日新聞が他社分も試算。全社がこの試算の考え方に誤りがないことを認めている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

医師主導治験支援システム、本格稼働

2017年02月26日 18時55分49秒 | 医療情報
医師主導治験支援システム、本格稼働
富士通、国がんで安全性情報の迅速な収集・伝達可能に
化学工業日報2017年2月24日 (金)配信 投薬に関わる問題

 富士通の医師主導治験支援システムが、国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)で本格稼働を開始した。各治験施設で発生した重篤な有害事象などの安全性情報を関係者間で迅速に収集・伝達できるようになり、伝達事項の受領記録や質疑応答履歴、責任医師の判断結果などの一元管理が可能になる。安全性情報を含む約100種類の治験関連文書を電子保管し一覧化できるほか、電子署名による文書承認のワークフローをシステム上で実行できる。
 本格稼働を開始したのは、「FUJITSUライフサイエンスソリューション ティーエスクリニカル ディーディーワークス21」シリーズの治験薬の安全性情報の収集・伝達を管理する「エヌエスエーディーアール」と治験関連文書を管理する「ティーエムエフ」。
 治験業務では、各治験施設で発生した重篤な有害事象や、治験薬提供元の製薬会社からもたらされる海外の副作用情報などを迅速に収集して、治験を進める関係者に伝達することで、被験者の安全を確保する必要がある。
 国立がん研究センター東病院は「エヌエスエーディーアール」を導入することで、従来の文書・メール伝達による共有から、システム上で受領確認や質疑応答のやりとり、責任医師の判断にいたる一連の流れを管理できるようになる。
 治験では安全性情報を含めて100種類近くの文書を作成するが、「ティーエムエフ」の導入により、治験関連文書を電子保管し、自動で一覧化できる。従来は関係者の承認を得るために、プリントアウトした紙文書を回送していたが、ワークフローと電子署名が可能になる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

通院せずに眼科検査可能に

2017年02月26日 18時49分30秒 | 医療情報
通院せずに眼科検査可能に
窪田製薬米子会社、遠隔診断システム開発へ
化学工業日報2017年2月24日 (金)配信 眼科疾患その他

 窪田製薬ホールディングス(HD)の100%子会社の米アキュセラが、在宅眼科医療システムの開発に着手した。網膜の断面の構造を見ることができる光干渉断層計(OCT)を含む小型デバイスなどで構成、検査結果解析のためのソフトウエアやクラウドサービス機能などを搭載する予定。モバイルヘルスを含む在宅・遠隔医療分野での需要を見込み開発するもので、同社医療機器開発の第1弾となる見通し。
 今回開発に着手した「Patient Based Ophthalmology Suite(PBOS)」は、在宅眼科医療機器ソリューションの一つ。ウェット型加齢黄斑変性や糖尿病黄斑浮腫をはじめ、網膜血管新生による眼疾患の治療中および治療後の病変と経過のモニタリングを提供する予定。患者が通院しなくても網膜の解剖学的構造や視力の変化といった病変の経過を医師が遠隔で診断できるシステムを確立することで、個々の患者にあった眼科治療を実現し、治療の遅れによる視力低下を防ぐことを目的としている。
 PBOSは患者自身で検査を行うための超小型OCT機能を含む小型ハンドヘルドデバイスや、クラウドにデータをアップロードするためのネットワーク機能、検査結果を解析するソフトウエアのほか、医師および医療機関が解析されたデータにアクセスするクラウドサービスで構成される予定。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

疼痛治療剤リリカのOD錠承認

2017年02月26日 16時40分27秒 | 医療情報
疼痛治療剤リリカのOD錠承認
ファイザー、エーザイと共同プロモーション予定
化学工業日報2017年2月24日 (金)配信 内分泌・代謝疾患整形外科疾患脳神経外科疾患投薬に関わる問題その他

 ファイザー日本法人はこのほど、疼痛治療剤「リリカ カプセル」(一般名・プレガバリン)の剤形追加品として口腔内崩壊錠(OD錠)である「リリカOD錠25mg・同75mg・同150mg」の製造販売承認を取得したと発表した。リリカ カプセルと同様にエーザイと共同プロモーションを行う予定。
 リリカOD錠は、口腔内の唾液で速やかに崩壊して、高齢の患者でも服用しやすい。リリカの適応症の一つである神経障害性疼痛は、さまざまな原因により神経が圧迫して障害されることで生じる。
 代表的な疾患として帯状疱疹後神経痛や糖尿病性神経障害にともなう痛み、坐骨神経痛、脊髄損傷後疼痛などがある。これらの疾患には高齢患者も多く、OD錠の上市によって服用時の利便性向上が期待できる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

噴水の水で女児が会陰部外傷

2017年02月26日 16時38分49秒 | 医療情報
噴水の水で女児が会陰部外傷
日本小児科学会「性虐待との鑑別が必要」
日本小児科学会2017年2月16日 (木)配信 小児科疾患産婦人科疾患救急

 日本小児科学会はこのほど、女児の会陰部外傷が報告されているとして、噴水の水が直撃して流血したケースなど3つの事例をInjury Alert(傷害速報)で公表した。会陰部外傷は将来的に妊孕性へ影響を及ぼす可能性があるため、初期対応や傷害予防は特に重要とされる。同学会こどもの生活改善委員会では、会陰部外傷の患者は受傷の数日後に受診することも多いことから、性虐待との鑑別が必要だが、今回のような事例があることを小児科医は知っておくべきとしている。
 今回公表された事例は、4歳女児が公園の噴水をまたいでいたところ、水が噴出され外陰部を直撃、流血し止血困難のため救急搬送された。後腟円蓋からの動脈性出血を認めて止血。経過観察のうえ、出血を認めず全身状態も良好であることから退院となった。
 別の事例では、3歳の女児が浴室で遊んでいたところ手桶の柄の部分が陰部にぶつかり出血、近医小児科を受診し会陰部外傷と診断され、止血目的で産婦人科へ紹介となった。処女膜輪損傷、右小陰唇内側裂傷の診断で圧迫止血し経過観察入院。再出血がなく排泄に問題がないことを確認のうえ退院したという。このほかに、6歳女児が、プールでジャグジーからのジェット水流直撃により受傷した事例も報告されている。
 女児の会陰部外傷は、小児の陰部外傷では最多という。製品にまたがった状態で会陰部を受傷する「またがり外傷」が最も多く、原因となる製品では自転車や家具が多いという。また、処女膜損傷や腟外傷は、成人だけでなく小児においても性虐待を想起する所見だが、ジェット水流も原因となる。日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会は、噴水やジェット水流などは、最初に噴出する水圧を下げる必要があること、浴室内で使用される製品については、転倒してぶつかったときに刺さりにくい構造にしておく必要があると指摘している。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

庭わるさ

2017年02月26日 16時28分21秒 | 草花
今日は薄晴れ
庭の草退治
そして、アシュガを移植する。
日本名で西洋十二単とか
すごく繁殖がいいから
雑草畑のススキを生やさないための試作
別場所にはサクラソウの繁殖力と年中葉が枯れないかわいいのも移植する。
2時間楽しんだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「首刺され、口の中に血の味」 小金井刺傷・陳述全文

2017年02月26日 09時13分03秒 | 
「首刺され、口の中に血の味」 小金井刺傷・陳述全文
2017年2月24日 (金)配信朝日新聞

 東京都小金井市で昨年5月、音楽活動をしていた冨田真由さん(21)が刺されて重傷を負った事件の裁判員裁判で、冨田さんが23日に読み上げた意見陳述書の全文は以下の通り。途中で岩埼(いわざき)友宏被告(28)が不規則発言を繰り返し退廷を命じられた後は、検察官が代読した。
     ◇
 犯人からのSNSへの書き込みは3年前の6月に始まりました。犯人がライブ会場に来て、「結婚してください」、「じゃあ、友達になってください」としつこく言ってきたあたりから、犯人の書き込みも意識するようになり、それからは、去年の5月21日に事件が起こるまで、不安や恐怖が無くなることは一度もありませんでした。特に、生き死にに関する書き込みが1日に何件もくるようになったことや、1月17日のライブ終了後にしつこく付きまとわれたことなどがきっかけで、さらに不安や恐怖を大きく感じるようになっていました。こういった犯人の姿は、ファンではなく完全にストーカーそのものでした。
     ◇
 5月21日、犯人に待ち伏せをされ、後を追いかけられて、最後には殺されそうになりました。犯人は、私に無視されたから刺したと言っているようですが、追いかけられている間、私は、「急いでいる」、「リハーサルがある」と言って、何度も断りました。しかし、犯人は、私のそういった言葉には全く耳をかさず、後をついてきました。私の事情は、犯人にとって、どうでもいいという感じでした。
     ◇
 意識を失って、次に病院で目が覚めたとき、すぐに何があったのかは理解できました。そして、それと同時に、事件の記憶がひとつひとつ蘇ってきました。刺されたところが一気に熱くなったこと、首を思いっきり刺されて口の中にも血の味が広がったこと、犯人が恐ろしい形相で私を刺してきたこと、刃物の形、床が血の海に見えたほど自分の身体からたくさんの血が流れ出ていたこと、そこに倒れたこと、犯人に対して足で抵抗しようともがいたことを、はっきりと覚えています。その恐怖は、今でも忘れ
ることができません。事件の後からは、今まで感じていたものよりも、はるかに大きい不安や恐怖を感じています。
     ◇
 入院中は、他の患者さんとすれ違うことも、病室にお医者さんや看護師さんが入ってくることも怖かったです。傷の処置のために使われているハサミは、見るたびに刺されるかもしれないとビクビクしていました。お見舞いに来てくれる人に対しても、私を殺しに来たんじゃないかと思い、その不安から気が休まることはありませんでした。退院した後も、そういった気持ちが変わることはありません。
     ◇
 事件の日から、本当に全てが変わってしまいました。家族と過ごしていた時間、友人と他愛もない話をして笑っていた時間、大学で大好きな勉強をすること、大好きな音楽やお芝居をすること。今まで大切に積み重ねてきたものや時間の全てが、一瞬で奪われてしまいました。普通に過ごしていたはずだった毎日を返してほしい。犯人の身勝手な行動のせいで失ったものは数えきれません。
 傷のない身体も失ったものの一つです。傷のない、元の身体を返してほしい。犯人は何ひとつ傷ついていないのに、私だけが身体にも心にもこんなに多くの傷を負って、これから先も痛みに耐えて生きていかなければならないと思うと、悔しいし、許せません。傷を保護するテープを毎日張り替えているため、毎日傷付けられた身体を見なければなりません。その度に、SNSで執拗な嫌がらせをされたことや事件の日のことが思い出されてしまい、何でこんなことになってしまったのかと何度も何度も苦しくなります。
 外出したくても、事件で刺されて殺されそうになったときの光景を思い出してしまい、ほとんど外出することができません。
 眠ろうとしているときも、事件の日のことが頭の中で何度もリピートされたり、眠れたとしても、犯人が夢に出てきて、また私を殺そうとしてくるので、すぐに目が覚めてしまい、ほとんど眠ることもできません。
     ◇
 今でも、毎日リハビリを続けていますが、思うように身体が動きません。大好きだった歌うことも、食べることも、口に麻痺が残っていて苦痛になっています。大好きだったギターも、ほとんど弾くことができません。視力が低下していたり、視野が狭くなっていたり、常に行動に制限が出ています。そのため、少し歩いたら物や人にぶつかりそうになります。右足の親指にも麻痺が残っていて、家の中でさえすぐにつまづいてしまいます。「どうして当たり前にできていたことができないの」と悔しくてたまりません。
 私の身体をこんなにめちゃくちゃにした犯人に腹立たしさを感じて、頭がおかしくなるんじゃないかと思うくらい悔しくて、毎日気がつけば泣いています。
     ◇
 犯人や犯人の家族からも、裁判の日まで謝罪の言葉は一切ありませんでした。裁判で、「申し訳ないとは思っています」という言葉は口にしたようですが、自分の罪を軽くするために言っているようにしか聞こえず、全く心に響きませんでした。私や私の家族が今日までどんなに苦しい気持ちで過ごしてきたのか、わかりますか。犯人も犯人を育てた両親も、犯人に関わるもの全てを許すことができません。
 犯人は、私の調書を法廷で読み上げてもらっている間、笑っていたようですが、こんな事件を起こしておいて、どうして笑うことができるのか、理解できません。全く反省していないんだと思いました。今、私が意見陳述をしている間も、きっと心の中では笑っていて、反省はひとつもしていないと思います。犯人はまた絶対に同じことをする。また犠牲になる人が絶対にいる。こんな人を野放しにしてはいけない。
 《岩埼被告が「じゃあ殺せよ!」と怒鳴り、阿部浩巳裁判長が「発言をやめなさい」と注意》
 絶対に許してはいけない。一方的に感情を抱き、思い通りにならなければ、人を殺そうとする人です。私を恨んで、今度こそ私を殺しに来るかもしれないし、
 《岩埼被告が「殺さない!」「殺すわけがないだろ!」と怒鳴り、阿部裁判長が退廷を命じる。以下、検察官が代読》
 私の家族や友人にも危害が加えられるかもしれません。
 もうこの世の中に出てきて欲しくない。今すぐに消えて欲しいです。それが叶わないならば、一生刑務所にいて欲しい。そうでないと、安心して生活できません。
     ◇
 いろいろな方に助けていただいた命なので、しっかりと生きていかなければいけないと思っています。しかし、生きていてよかったと思う気持ちと、傷だらけの自分の姿や麻痺の残った口を見て苦しくなる気持ちが毎日繰り返されます。
 傷ついているのは私だけではありません。家族も同じです。事件以降は、もう一生分くらい苦しんでいますが、その苦しみは今も続いています。犯人の身勝手な言葉や行動に、私も家族も毎日のように悩まされてきました。裁判官や裁判員の方々には、私や家族がどんな思いで過ごしてきたのか、私が今後、後遺症を抱えてどんな生活をしていかなければならないのか、ということも理解してもらいたいです。
     ◇
 今までの判決がこうだから、前例がないから、という理由では判断しないで下さい。
 今後同じような事件が二度と起きないように、私みたいに苦しむ人がいなくなるように、この事件で厳しい判決を出していただきたいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

(患者を生きる:3248)依存症 ギャンブル:5 情報編 自助グループ参加、有効

2017年02月26日 09時07分41秒 | 医療情報
(患者を生きる:3248)依存症 ギャンブル:5 情報編 自助グループ参加、有効
2017年2月24日 (金)配信朝日新聞

 ギャンブル依存症はパチンコや競馬、宝くじなどの賭け事にのめり込み、多額の借金を抱えてもやめられない状態になる。厚生労働省研究班の調査(2014年)では、日本での有病率は男性8・7%、女性が1・8%で、推定約536万人。ギャンブル依存症に特有な行動を示した項目で、一定数以上当てはまると診断される。
 通谷(とおりたに)メンタルクリニック(福岡県中間市)の森山成彬院長は、15年5月までの1年10カ月間にクリニックを受診したギャンブル依存症患者100人(男性88人、女性12人)の実態を調べた。
 平均開始年齢は男性が18・5歳、女性は28・4歳。費やした平均額は男性で1290万円、女性で680万円に上る。利用したのは「パチンコ・スロット」に絡むものが大半で98人。20人がアルコール依存を併発、8人がうつ状態だった。「全国に1万1千もパチンコ店があり、簡単に始められる環境が、膨大な数の患者を生み出している」と森山さんは話す。
 機能的磁気共鳴断層撮影(fMRI)で患者の脳を分析した京都大などの研究では、一般人の脳と比べ、日常の娯楽などへの反応が低下する半面、ギャンブルに関連した音や光には強く反応するよう変化していることが示された。森田展彰(もりたのぶあき)・筑波大准教授(精神医学)は「意志が弱いためにやめられないという偏見が根強いが、やめられないのは、脳の変化を引き起こしているためだ」と話す。
 治療では、一発逆転で取り戻せるといった思い込みやこだわりなどを見直していく認知行動療法が一般的に用いられる。ギャンブルから離れた生活がいいと段階的に実感できるよう導く。ただ、専門の医療機関が少ないのが課題だ。
 「ギャンブラーズ・アノニマス」を始めとする、自助グループへの参加も回復に有効とされる。依存症による借金や、うそなどで傷ついた家族向けに「ギャマノン」などの自助グループもある。森田さんは「患者は対人関係が苦手で、ギャンブルでストレスを埋める傾向がある。医療機関より敷居が低い自助グループで、仲間の経験に耳を傾け、自分が抱えるしんどさを話せる居場所にすることで、再発の防止につなげることができる」と話す。(錦光山雅子)
 ■ご意見・体験は、氏名と連絡先を明記のうえ、iryo-k@asahi.comへお寄せください。
     *
 「患者を生きる」は、有料の医療サイト・アピタル(http://www.asahi.com/apital/)で、まとめて読めます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トランプ氏「偽ニュースと戦う」 批判メディア閉め出し

2017年02月26日 08時54分16秒 | 行政
トランプ氏「偽ニュースと戦う」 批判メディア閉め出し
ワシントン=五十嵐大介、杉山正
2017年2月26日05時01分
トランプ氏、メディアを選別
保守政治行動会議でスピーチするトランプ大統領=24日、メリーランド州オクソンヒル、ランハム裕子撮影

 トランプ米政権が24日、政権に批判的な報道機関を取材の場から閉め出し、好意的とみられるメディアだけを選んで取材に応じた。背景にはロシアとの疑惑をめぐる報道への反発がありそうだ。異例の事態に報道側は猛反発。政権側も対決姿勢を鮮明にしており、対立はさらに深まりそうだ。
特集:トランプ米大統領
 「我々は偽ニュースと戦っている。彼らは国民の敵だ」。トランプ氏は24日、保守派の集会で演説し、冒頭の10分間以上にわたり報道機関を批判した。
 「彼らは情報源の名前を書くべきだ」と話し、匿名の情報源に基づく記事を批判。「私以上に(言論の自由を規定する)憲法修正第1条を愛している人間はいない」としたうえで、「我々にも偽ニュースを強く批判する権利がある。何らかの対応を取る」と訴えた。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

(滋賀)緩和ケアは概念 ご近所のお医者さん 医事雑感

2017年02月26日 07時08分25秒 | 
(滋賀)緩和ケアは概念 ご近所のお医者さん 医事雑感
2017年2月22日 (水)配信毎日新聞社

 ◇見えずとも命支える 堀泰祐さん(県立成人病センター緩和ケアセンター長)
 緩和ケアと聞くと、ホスピスや緩和ケア病棟あるいは終末期医療をイメージする人が少なくないようです。先日も、ある患者さんから「緩和ケアを勧められて、死刑宣告を受けたように思った」と言われました。
 世界保健機関(WHO、2003年)の定義によれば、「緩和ケアとは、生命を脅かす疾患を持つ患者の心と身体の苦痛を緩和して、QOL(生命・生活の質)を改善すること」とされます。
 医療者ならずとも、人はみな苦しむ人を助けたいと思います。緩和ケアの根底にあるのは、病気で苦しむ人の力になりたいという気持ちです。
 がんなどの重篤な病気の患者さんの多くは、さまざまな苦痛を経験します。痛みや息苦しさなどの身体的苦痛に対しては、医療用麻薬などの薬剤やケアで緩和することができます。不安や抑うつなど、精神的な苦痛には心理的なサポートや薬剤が有効です。
 患者さんを支えるのは、医学や看護学の知識や技術を使った医療的な対応だけではありません。ソーシャルワーカーは、がんによって生じる社会的な問題に対応します。そして、何より愛する家族の存在は、病気に立ち向かう大きな力になります。緩和ケアは誰にでも実践できる、といっても過言ではありません。
 サン・テグジュペリの書いた「星の王子さま」の中に「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」という、私の大好きな言葉があります。
 私たちが生きてゆく上で本当に大切なのは、お金や財産など目に見える物ではありません。愛や信頼、希望や信仰というような目に見えない、心の中だけにある概念が、いのちを支えているのだと思います。
 緩和ケアというのも、ホスピスや緩和ケア病棟といった目に見えるものではありません。緩和ケアは一つの概念、考え方、アイデアであって、物ではないのです。
 人々の苦しみから目をそらすことなく向き合って、できる限りの援助を行うことが緩和ケアであると思います。そう考えると、緩和ケアは医療の根本ともいえるのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

投票ボタン

blogram投票ボタン