まだ青き夕空に
するどい三日月
その上を一本の飛行機雲
それのみの空
ほか一片の雲なし
すきとおる空
どこまでも青し
秋の空は
かぎりなく美しく
浮ぶ月も限りなく美し
この青さの
大気の色は
人の世になし
なれど人の眼に刻まれて
人の世に存在し
仰ぐ人に残る
なにもかも忘れ
なにもかもうたかたの霞
存在のみ意識する
人の世のなにもかもがグレーで
闇の中
この空は消えず
この空のみを思い
日々の営みを行う
貧しきが故に善を行い
愚かであるが故に善を行い
悲しみの深いが故に善を行う
善といえるほどの善はできなかったが
おかげで悪に溺れることはなかった
そんな意味合いの事を昔の人が言っていた
善と言い切れる
輝く月を愛でて
善と尊ぶ青空に
生き切って
明日も無事でありますように
するどい三日月
その上を一本の飛行機雲
それのみの空
ほか一片の雲なし
すきとおる空
どこまでも青し
秋の空は
かぎりなく美しく
浮ぶ月も限りなく美し
この青さの
大気の色は
人の世になし
なれど人の眼に刻まれて
人の世に存在し
仰ぐ人に残る
なにもかも忘れ
なにもかもうたかたの霞
存在のみ意識する
人の世のなにもかもがグレーで
闇の中
この空は消えず
この空のみを思い
日々の営みを行う
貧しきが故に善を行い
愚かであるが故に善を行い
悲しみの深いが故に善を行う
善といえるほどの善はできなかったが
おかげで悪に溺れることはなかった
そんな意味合いの事を昔の人が言っていた
善と言い切れる
輝く月を愛でて
善と尊ぶ青空に
生き切って
明日も無事でありますように