肥満原因のがん年50万人 WHO、女性高リスク
共同通信社 2014年11月28日(金) 配信
【ロンドン共同】世界保健機関(WHO)の専門組織、国際がん研究機関(本部フランス・リヨン、IARC)は27日までに、過体重や肥満が原因でがんを発症する人が世界で年間約50万人に上るとの研究結果を英医学誌ランセット・オンコロジーに発表した。男性より女性の発症リスクが高いという。
IARCは「肥満ががん発症の主要なリスク要因になっている」と警告。発展途上国の経済成長に伴い、肥満が世界的に深刻な問題となる中、対策を急ぐよう各国に促した。
IARCによると、2012年の新たながん発症者の推定3・6%(約48万1千人)が過体重や肥満が原因だった。全体に対する肥満由来のがんの割合は、女性が男性より3倍近く高かった。
肥満は食道や大腸、腎臓などのがんのリスク要因とされている。
IARCは「例えば閉経後の乳がんなどの10%は健康的な体重を保つことで発症を防ぐことができる」と指摘、肥満対策の重要性を強調した。
共同通信社 2014年11月28日(金) 配信
【ロンドン共同】世界保健機関(WHO)の専門組織、国際がん研究機関(本部フランス・リヨン、IARC)は27日までに、過体重や肥満が原因でがんを発症する人が世界で年間約50万人に上るとの研究結果を英医学誌ランセット・オンコロジーに発表した。男性より女性の発症リスクが高いという。
IARCは「肥満ががん発症の主要なリスク要因になっている」と警告。発展途上国の経済成長に伴い、肥満が世界的に深刻な問題となる中、対策を急ぐよう各国に促した。
IARCによると、2012年の新たながん発症者の推定3・6%(約48万1千人)が過体重や肥満が原因だった。全体に対する肥満由来のがんの割合は、女性が男性より3倍近く高かった。
肥満は食道や大腸、腎臓などのがんのリスク要因とされている。
IARCは「例えば閉経後の乳がんなどの10%は健康的な体重を保つことで発症を防ぐことができる」と指摘、肥満対策の重要性を強調した。