初産前喫煙、乳癌1.2倍 【米国癌協会】
初潮前の喫煙はさらに危険
2013年3月14日 米国学会短信 カテゴリ: 呼吸器疾患・産婦人科疾患・癌
米国癌協会(ACS)は2月28日、喫煙による乳癌のリスクに関する解析結果を紹介した。Journal of the National Cancer Institute誌オンライン版に掲載している。
ACSが行うCancer Prevention Study II(CPS-II)の大規模試験から女性7万3388人のデータ解析を行ったところ、13年以上の追跡調査で確認された3721件の浸潤性乳癌において、喫煙者の乳癌リスクは24%、過去に喫煙していた者では13%、非喫煙者に比べて高かった。
浸潤性乳癌のリスクは喫煙開始年齢が低いほど高く、非喫煙者に比べ、初経前に吸い始めた者は61%、初経後に吸い始めた者でも第1子出産までに11年以上の喫煙歴がある女性は45%リスクが高かった。他8件の試験結果と併せても、喫煙開始年齢が低い女性は12%、第1子出産前から吸っている女性では21%リスクが増加することが分かった。
同学会は、第1子出産までは乳房組織が十分発達しておらず、乳房組織はたばこの悪影響により敏感であることがリスクの高さと関連しているとし、若い女性の喫煙習慣に注意を促している。
初潮前の喫煙はさらに危険
2013年3月14日 米国学会短信 カテゴリ: 呼吸器疾患・産婦人科疾患・癌
米国癌協会(ACS)は2月28日、喫煙による乳癌のリスクに関する解析結果を紹介した。Journal of the National Cancer Institute誌オンライン版に掲載している。
ACSが行うCancer Prevention Study II(CPS-II)の大規模試験から女性7万3388人のデータ解析を行ったところ、13年以上の追跡調査で確認された3721件の浸潤性乳癌において、喫煙者の乳癌リスクは24%、過去に喫煙していた者では13%、非喫煙者に比べて高かった。
浸潤性乳癌のリスクは喫煙開始年齢が低いほど高く、非喫煙者に比べ、初経前に吸い始めた者は61%、初経後に吸い始めた者でも第1子出産までに11年以上の喫煙歴がある女性は45%リスクが高かった。他8件の試験結果と併せても、喫煙開始年齢が低い女性は12%、第1子出産前から吸っている女性では21%リスクが増加することが分かった。
同学会は、第1子出産までは乳房組織が十分発達しておらず、乳房組織はたばこの悪影響により敏感であることがリスクの高さと関連しているとし、若い女性の喫煙習慣に注意を促している。