今夏の五輪・パラ再考を 英医学誌「安全でない」
2021年4月16日 (金)配信共同通信社
英医学誌BMJは14日、公式サイトで「今夏の五輪・パラリンピックを再考せよ」との論文を公開した。新型コロナウイルスの収束が見えない中での大会開催に「緊急事態として再考されなければならない」と訴えた。
掲載された内容によると、開催を確信する日本政府と国際オリンピック委員会(IOC)の姿勢に「利益とリスクについて透明性が欠けている。大勢が集まる国際的なイベントはまだ安心安全ではない」とした。日本のワクチン接種が遅れており、検査体制も足りないとし「政治的リーダーシップの欠如」と論じた。
安全第一の観点から「科学的、道徳的な必要性を無視して内政的、経済的な目的で大会を開催することは、世界の健康と人類の安全に日本が貢献することと矛盾している」と指摘した。(共同
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