三次のクラスター、新たに3人感染 合計29人に
2020年4月13日 (月)配信中国新聞
三次市の「デイサービスセンター水明園」などで発生した新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)で、広島県は12日夜、このデイサービスセンターを利用している市内の80代の女性2人と男性1人が新たに感染していたと発表した。市内で確認された感染者は計29人になった。県のウイルス検査の対象は250人以上に上り、まだ半数以上が未実施のため、感染者はさらに増える恐れがある。
県によると、新たに感染した3人は軽症か無症状という。感染者29人(居住地非公表の1人を含む)のうち、現在は症状が比較的重い人を中心に10人近くが感染症指定医療機関などに入院している。そのほかの感染者も医療機関との調整ができれば、入院してもらうという。
ウイルス検査の対象は、デイサービスセンター水明園と市内の訪問サービス事業所3カ所を合わせ、利用者計163人、スタッフ計42人と、感染者の家族ら計50人以上。まだ150人以上の検査ができておらず、数日中の実施を目指す。
4事業所はいずれも休業している。介護サービスが滞ることについて、県の田中剛健康福祉局長は「これ以上感染を広げないために、2週間(利用者や家族に)耐えていただきたい」と話した。
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