月のない夜
人生を思う
子どものときの思い出が
日々鮮明に思い出される
楽しい語らいがあったのか?
安らかな眠りがあったのか?
父母に心から大事にされたのか?
先生に心から大切にされたのか?
同時に
わが子を大切に思ってきたのか?
どの孫も同じように愛してきたのか?
黒か白で生きてきた
有るか無いかで生きてきた
0か1かで生きてきた
OKかNOTで生きてきた
あわただしかった・・・・・・・
いそがしかった。
悲しかった
寂しかった
嬉しかった
よろこんだ
辛かった
憎んだ
怒った
許した
花を生けたり
服を作ったり
肉を焼いたり
魚を焼いたり
父も母も他界して
夫も弟も他界して
初恋の人も
他界して
今孤独なのだろうか?
幸せなのだろうか?
若いとき一生懸命考えた
なぜ 結婚したの?
なぜ 夫は帰らないの?
なぜ 一人頑張らないといけないの?
いつも空は青かった
いつも雲は白かった
運動場には風が吹き
校舎には笑があった
信頼していた親友に
裏切られたと思ったり
信頼していた先生に
冷たくさよならを言われたり
明るい日向ぼっこの心地よさ
壁にもたれて
しんしんと落ちる雪
見上げると限りなく
ああ
今よ
なつかしい日々を思って
ああ
今の
このこだわりは
不要ではないのか?
憤ることは
過ぎし日にふさわしくなく
涙することは
感動の結果だと
明日
普通に
起き
普通に
仕事に
行けるように
過ぎし日の幼き思い出を
暖めて 眠ろう