久しぶりの象潟温泉「サン・ねむの木」。
「象潟建設労働者研修福祉サン・ねむの木」が正式名称の公共の宿です。
フロントの対応が素朴で、落ち着いた静か(過ぎる)な温泉です。
浴室は男女が定期的に入れ替わる。
冷鉱泉ですが、微かに硫黄臭のする当りの柔らかな湯。ボクは好きです。
ボイラー、換気扇、ブクブク等の雑音がないのがいい。
雑音のないところって、意外と少ないですよ。
一時間ほどはボクの貸切。浴室の窓からは雲に隠れた鳥海山。
浴槽の縁石を枕に洗い場で大の字。
すぐ隣にも道の駅が併設された日帰り温泉がある。
そこは、結構、人で混みあっていますが、ボクは断然ここ。
営業的評価は別なんでしょうけど。
大学三年の夏、帰省途中にこの砂浜で野宿したことがる。
虫はうるさいし、アベック(死語)も目障りだったけど、青い思い出です。
象潟の岩ガキは美味いと盛岡の居酒屋の女将さんに教えられたことがある。
ボクんとこだって美味いし、子供の頃は自ら潜って獲っていた。
帰路、国道7号の駐車場に秋田名物「ばばへらアイス」を見つけました。
「こんな寒い日に、ありがとうね。」オバサンが丁寧にこしらえてくれた。
立ち去るボクに、笑顔でお辞儀をしてくれたオバサン。
ばばへらアイスのオバサンに「徳」をみた。
オバサンの徳は温泉より効いた。