早朝、チビと見上げたうろこ雲に秋の風情を感じるなあ。
遠く立谷沢の山々に霧雲が垂れ込めている・・・、国道47号はダメだね。
なので霧の東は諦め、国道七号を北上、県境を越え秋田県金浦町の役場前。
町内に観光案内板が見つからず、頼みの役場に来てはみたけれど中に入る勇気はない。
勢至公園、白瀬南極探検記念館、白瀬矗の生家等は、以前訪ねたことがあるしねえ。
ボクの住む町にも同程度の港のある集落はあるけれど、金浦町の印象は全く異質。
人の姿は見えないけれど、町が妙に明るくて歴史の深さも感じて、ここが好きなんです。
18切符で降り立ち、勢至公園でカップ酒片手に一人花見に興じたことも何度かあります。
時間をつぶす適当な場所が見つからず、早々に予定通りの温泉施設「はまなす」へ。
にかほ市内にはたくさんの日帰り温泉があり、どこのお湯っ子も満足できます。
どこにしようかなと迷うような時は、ここに来ればまず間違いありません。
新型コロナの流行で、どこの温泉への訪問も控えていましたが、ここも四年ぶりです。
濃厚な温泉の香りと感触が懐かしいですねえ・・・、少し湯の温度が下がったかなあ。
かけ流しの温泉なので、床にはその成分が以前にも増して結晶化しています。
昔訪れた青森との県境近くにある大館市の矢立温泉赤湯を思い出しました。
赤湯の床は強烈!です。ほぼほぼ月面クレーターのジオラマのようでしたよ。
今日のタイムスケジュールは、昼時の混雑を避けた「ちどりの中華そば」に合わせたもの。
ここも二年ぶりです。なにせ、外食そのものも久し振りですから。
地元(といっても40キロ先ですが)にいて、ここ以外の中華そばは自ら食べません。
細目の縮れ麺の歯ごたえある食感と旨味・・・・、嗚呼、相変わらずウマい!!
スープの濃さは控えめでほんのり甘い。初めての人はきっと薄いなあと言うだろうな。
原材料の値上がりの影響でしょうね。二年前より50円高い一杯700円也。
鳥海山麓の田んぼの半分ほどは稲刈りを終えていました。
秋の深まりはここから急速に進み、一ヶ月もすれば冬の前触れが訪れることになります。
今年もバイクに乗れなかったなあという印象は、ここ何年も続いています。
やっと日常が戻りつつあるのに、ボクが年々出不精になっていちゃあ仕様がないな。