四十三年かけて読了

 

気が付いたから良かったものの・・。踏みつけられたら、お陀仏じゃないか。

この時季、カタツムリと雨蛙は、紫陽花の葉っぱの上ってえのが相場だろう。

 

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匂いを嗅ぎもしないチビ。

チビの目には、どう映っているんだろう。生き物だよ。動いてるんだよ。

 

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ずいぶん先から、ボク等、監視されていたようだね。

この路地は確かにキミの縄張りだけど、通らせてもらうよ。

 

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キミには、とても犬には見えないかもしれないけど、これでも犬なんだ。

最近、食い物に少し卑しいところがあるけど、根はとってもいい奴さ。

 

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今朝、「ドン松」を読了。四十三年かけて、ようやく、猫と犬の物語が完結した。

ハチャメチャに展開したストーリーが、どう収束していくんだろうと思っていたら・・・

それはないぜ、ひさし様。「十一ぴきのねこ」の時もそう。笑顔で終わらせてくれよ。

大文豪へ敬意を表してのことかも知んないけど、終わり方まで一緒にしなくたって・・・

 

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二つの小説読み終えて思ったけど、ボクはキミに対して少し無礼だったかもね。

反省してるよ。キミやキミの仲間たちに、もっと敬意を払うことにするよ。