防寒対策をしてくるんだった。思いの外、日差しは弱く、空気も冷たい。
家を出て一時間ほど、コリ性の左肩が冷えてパンパン、悲鳴を上げている。
東由利町~雄物川町あたりまで行きたかったのですが・・、もう、無理。
象潟の市街地から鳥海山の方に向かい、久し振りの温泉を目指す。
海沿いから7キロほど、湯の台温泉「鶴泉荘」
「核戦争」と同じ韻・・・ちょっと物騒?
ブログ初登場ですから、少なくとも6年はご無沙汰。
見かけによらず、館内は小奇麗で落ちつきます。
地域の人たちの憩いの場。
クセのない単純硫黄泉の冷鉱泉。あんまり硫黄の香りはしませんが、いい肌触り。
冷えた身体を沈めたときは熱いと感じましたが、意外と温めの湯。
ゆっくりじっくり肩を癒していたら、上がってからもしばらく汗が引かない。
鳥海山を望む温泉の周囲は、初夏の高原の雰囲気が漂う。
いいロケーションですねえ~。もう少し足繁く来てみようかな。
もうひとつ楽しみにしていたことがあったのですが、これにはガッカリ。
温泉のすぐ前にある「湯の台食堂」の中華そばと煮込みが、もう食べられない。
温泉にも出前していたし繁盛していたのに・・・、おばちゃんの後継者がいなかったのかな。
ならばと、象潟の市街地に下りて、二年ぶりの「昇月」
今回は、昇月の代名詞?ワンタンメンをいただいた。
初めて食べたとき、正直、あっさりしたスープと柔らかい細麺に物足りなさがあった。
それを承知で改めて食してみると、スープと麺の「上品」な旨味が十分にわかった。
ご主人が修行したというあの「酒田の店」のワンタンメンとは別物。ボクは断然「昇月」!
昼を過ぎて日差しが暖かくなり、帰路の日本海は風もなくベタ凪。
透明感のある爽やかな空気のせいか、文字通りのコバルト・ブルー。
海の青、山の緑、沿道の花の色。この時季、目に飛び込んでくるのは原色。
梅雨入りが近いらしい。もっと外に出ていればよかったと少し後悔した。
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