JR余目駅で羽越本線から陸羽西線へ乗り継ぐ。
大学時代のラグビー部の先輩が住む一関まで、久しぶりの「青春18きっぷ」旅です。
国道47号東雲橋。立谷沢川が最上川に合流する。
本日、東北全域が曇天雨模様。天気は期待できません。
新庄駅には、奥羽本線と東西の陸羽線が乗り入れる。
在来線の鈍行と並んで発車を待つのは、山形新幹線「つばさ」。
コン先輩んちで、この写真を見せたら、結構、ウケた。「これが、何で新幹線よ?!」
陸羽東・西線沿線には「奥の細道」所縁の旧跡が多く、それを冠する愛称がある。
最上川沿いを往く陸羽西線には、「奥の細道最上川ライン」。
瀬見、赤倉、鳴子など、名湯が続く東線は「奥の細道湯けむりライン」。
県境付近の雪に、ちょっと驚いたけど、12月も半ば。そりゃあ、降ります。
出発前からの予定通り、鳴子温泉で途中下車。
「ひとっ風呂」浴びていこうと思います。
鳴子は、二年ほど前、コン先輩からの帰りに ヤスと一緒に訪れて以来。
その時は「滝の湯」でしたが、今日は、駅から近い「早稲田桟敷湯」。
鳴子の情緒とはかけ離れたような、ちょっと、斬新な外観。
ボクが初めて体験した鳴子の湯。今回は二度目の訪問です。
道路から入口までのアプローチ。
見上げた「空」の切り取り感。斬新ですねえ。
先客が4人。無言のまま、湯に浸かっていましたが、間もなくしてボク一人。
ゆっくりしていこうと思いましたが、余りに物足りない湯の感触。
「温度調整のため加水」と、あります。「滝の湯」にしておけばよかった。
早稲田の刻印にこだわりを感じます。そこじゃないでしょう。入浴料も高いし。
湯に向かう道すがらでも、心奪われていた看板。何がDXなのか気になる。
温泉町に、このノスタルジーは貴重です。鳴子温泉建物遺産に決定。
車中には、リュック姿の、首から一眼レフをぶら下げた初老の男が、うようよ。
時間はあるが、金はない。結構、付き合いにくい人間が、「18きっぷ」でフラフラ。
あっ! ボクもそうだ。あんな風に見られてるんだろうか・・・。
7:40鶴岡駅を出発。4路線5列車を乗り継ぎ、14:32定刻通り、一ノ関駅に到着。
鳴子温泉での滞在時間が予定より短かったので、ひと電車早い到着となりました。
小雨ですが、少し風がある。コン先輩宅までの小一時間、歩くことにした。
これが、思いがけない、「じぇ、じぇ、じぇ~!!」につながろうとは。
旧国道4号沿いを南に歩く。大きな寺院が何軒も連なる。そして、大慈山祥雲寺。
一関藩主田村家の菩提寺。時間があれば、ちょっと寄ってみたい雰囲気。
山門前の案内図・・、「えぇ! ホントかよ!!」
マスコミによく登場する政治学者の話を聴いて、読み返そうと思った漱石の「三部作」。
そのとっかかりの「三四郎」をこの旅に携帯して、読み始めたばかり。
上京する「三四郎」が、汽車の中の乗客を観察する場面から始まる。これも偶然の面白さ。
コン先輩んちでの「宴」がお開きになった頃、酔っ払いオサムからの電話。
「なんで、Okaさんが、そこに居るんですかあ?!!」 これも偶然、たまたまだよ。
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