てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

消防団の夜警

2005-12-29 21:38:42 | ビジネスと社会
 「火の用~心!(カチカチ)」「マッチ1本火事の元。こちらは中井消防団です」と、拍子木を打ち鳴らして大きな声で町内を巡回。
 昔ながらの歳末の風物詩-自衛消防団による夜警である。見回りの後は一杯やりながらの情報交換。同じ町内に住みつつも、日ごろの無沙汰の穴埋めをする絶好の機会となる。
 その内、岡山市消防高島分団から消防車が、「火災が多発しています。十分に注意しましょう。火の元栓、戸締りに気をつけましょう」と巡回して来て終わり。

 他に自衛消防団の出番は、正月の出初式と、毎月1回交代で町内の消火栓の点検がある。そして秋祭りの際の警備くらい。
 すわ!火災となれば年代モノの手押し消火ポンプで、いち早く現場に駆けつけはするものの、プロの消防隊の邪魔にならぬよう遠巻にして見守るだけ。私も現役の時に3度ばかし馳せ参じた経験がある。

 来年の公会堂建直しに際し“火の見櫓”もついに姿を消す。今や自衛消防団は前世紀の遺物か? いざ火事場で役立つ訳でもなし。夜警自体も形骸化してあまり実効があるようには思われぬ。私が中井消防団長を1年間務めた四半世紀ほど前に、自衛消防団のレーゾンデートル(存在理由)について皆に問うてはみたものの、イマイチ反応がなかった。
コメント
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