てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

紅葉めぐり

2006-11-13 20:18:29 | レジャー
岡山県東部地区の紅葉めぐりをしてきました。何処も暖冬の所為か、紅葉はイマイチでした。

■備前市三石

深谷の滝

深谷の滝

1956年小津安二郎作品『早春』の舞台となった煙突

1956年小津安二郎作品『早春』の舞台となった煙突

■備前市閑谷

閑谷学校

閑谷学校

閑谷学校

閑谷学校

閑谷学校

■備前市大内

大滝山福生寺

大滝山福生寺

大滝山福生寺

大滝山福生寺
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一件落着?

2006-11-13 09:35:52 | 暮らしと生活
 9日の公会堂窓ガラス損壊事件だが、性懲りもなく翌日も再発した。しかも前日の仮補修のダンボール紙をはがして石を投げ込み、新たに北側の窓が無残にも2枚割られていた。その上外壁に泥を投げつた跡まである。急遽付けたセンサーライトは全く用をなしていなかった。

 手口が段々にエスカレートして、次は玄関の大きな一枚ガラスに及ぶことが懸念される。関係者が集まって善後策として、防犯監視カメラの設置や張り込みを話し合う中で、2回目の犯行が起きたと思われる頃、「もう止められい(止めなさい)!」と必死で制止する女性の声を聞いた人が現れた。どうやら犯人はやはり“あの彼”のようだ。

 朝8時半、出張中の新幹線の中より、町内会長からの連絡が入った。「犯人は町内の人のようだから、町内ホームページの伝言板ニュースをはずした方がよかろう」とのこと。
 そうこうする内に、警察のパトロール強化で騒ぎが大きくなったのを察知してか、犯人の母親から“自首”してきた。警察の調べに対し本人は犯行を否認しているが、母親が「弁償するから穏便に」と申し出ているようだ。

 これまで被害に遭った近所の人の話を総合すると、犯行の動機は《騒音と臭い》に端を発していると推定される。公会堂工事はほぼ終わったものの、下水道工事はまだまだ続く。これが導引となって再犯の不安の念にさいなまれることになる。犯人が判明して安堵したものの、この先が思いやられる。


2回目の窓ガラスの損壊

仮補修をはがして重ねて石を投げ込む

無残にも割られた東側と北側(右)の窓
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錦秋の九州路~湯布院・別府~

2006-11-12 10:34:17 | レジャー
◎11月8日(水)晴れ…<別府~八幡浜フェリー>→松山道→高松道→(瀬戸大橋)→瀬戸中央道→山陽道(340㎞走行)


宿“七色の風”と月

金鱗湖から流れ出る大分川の紅葉

■壮麗な由布岳、湯煙けぶる別府 
 今朝は明け方に元職場のK専務が夢枕に立たれた。どうやら社長就任祝賀会(実際に12月に昇格される)の席のようだ。新社長が私に声を掛けてくださるのだが、内容は定かに覚えない。何を示唆していたのだろうか?

 5時20分起床、早朝の露天風呂から満天の星を眺める。北斗七星のひしゃくで、あたかも由布岳の頂を潤しているが如くにこうこうと輝く。また南天にはオリオン座のペテルギュースを挟んで、おおいぬ座のシリウスと満月が対極点に並んで燦然と輝く様に、しばしうっとりと見惚れた。
 この後、夜が明けてから再度露天風呂に入る。泉質はナトリウム塩化物泉で無味、無臭。効能は慢性皮膚病、筋肉痛、運動麻痺、冷え性、疲労回復…などに効果があるという。壮麗な由布岳を一望し、心身ともにリフレッシュできて至福のひと時だった。


朝風呂で至福のひと時

 由布岳は東峰と西峰2つのピークからなり、標高は1584m(東峰)。円錐形の形をしていることから豊後富士と呼ばれ、九州一の美峰である。独立峰のために風が強く、冬期は霧氷の名所として知られている。
 古来より信仰の対象として崇められ、『古事記』や『豊後風土記』にもその名が登場する。昨年、朝のテレビ小説”風のハルカ”のロケ地になった所。


由布岳と倉木山(右)

 朝一で湯布院の観光名所金鱗湖を訪ね、静かな湖畔をゆっくりと散策した。湖畔の真っ赤に色づいた紅葉は見ごろで、まさに一幅の絵のようだった。今回のテーマ“錦秋の九州路”を冠するに値する景色だった。


金鱗湖

金鱗湖から流れ出る大分川の紅葉

金鱗湖辺の紅葉の下で

 隣接して湯布院民芸村がある。安心院の士族屋敷、両替屋、酒蔵などを移築して昭和54年に開村。古陶磁、民具などを展示する他、陶器、ガラス、竹工芸などの工程を見学できる。


金鱗湖に隣接する湯布院民芸村

 湯布院ICから大分自動車道に乗り、別府ICまでは距離にして23.9㎞、30分ほどで湯煙けぶる別府に着く。
 別府温泉では地獄めぐり(八カ所の地獄あり)のうち、鬼石・海・血の池の三地獄をまわる。なかでも最大の海地獄は、コバルトブルーの色をしていて、地獄というのがふさわしくないほどの美しさだった。ここでの楽しみにしていた名物の温泉たまご(5個300円)の美味しさは、味が濃厚で格別だった。


別府海地獄

別府血の池地獄

 別府港からは宇和島運輸フェリーで八幡浜まで2時間40分かかる。長距離ドライブで疲れた身には格好の休息タイムである。

 
宇和海2景

 昨日の夕方から点きだしたセルシオのエンジン系統の警告マークが気掛かりで、八幡浜に上陸後速やかに修理工場へ。丁寧なおじさんが対応してくれ「関係まわりを見たが異常は見当たらない。運転していてエンジンの不調を感じなかったら大丈夫。帰宅してからディーラーへ持ち込みセンサーを取り替えるといい。どうか良いご旅行を!」と見送ってくれ、ひと安堵すると同時に人情溢れる最後の温かい一言にジーンときた。この旅の締めくくりにふさわしいワンシーンだった。


伊予灘SAから見た松山の夜景

 午後8時半に無事我が家に帰着した。道中Uの体調を気にしながらも、つつがなく3日間日程を終えホッとした。Uの奥さんが家のかみさんに「(病気のこともあり)このような旅行はもう出来ないかも知れない。いい旅をさせてもらった」としみじみ洩らした。こちらこそお陰でいい旅をさせていただいた。
 これまでU夫婦との旅行は、昭和62年1月徳島、平成6年5月松山に次いで3回目となり、更に良い思い出が加わった。今回の旅行を機に、Uが自信をつけて正真正銘復調し、これからも折を見て4回、5回と続けたいと切に願う。
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錦秋の九州路~島原・阿蘇~

2006-11-11 13:52:49 | レジャー
◎11月7日(火)晴れ…<島原~熊本フェリー>→阿蘇→大分道→湯布院(170㎞走行)


島原湾の朝焼け

■雲仙・普賢岳、島原
 温泉地を旅した時には、1泊で2~3度湯に浸り疲れを癒すのを常としている。当旅館の露天風呂からは島原湾が眺望できる。紺碧の海、四季折々の風情を楽しみながら露天風呂ならではの醍醐味。雲の切れ間から綺麗な朝焼けが拝めた。


     ざぼん風呂とサイダー泉風呂(右)

 この時期にはざぼんを浮かべた風呂が用意されている。一角にはサイダー泉露天風呂がある。天然100%の炭酸泉で、入浴すると全身に小さな気泡が付き、心地良い。

 懸念された普賢岳だが、昨日のニュースを窺わせる気配もなく、青空にくっきりと雄姿を見せている。(11日付の長崎新聞によると、落雷に伴う山火事はほぼ鎮火し人的被害などはなかったとある)


雲仙・普賢岳

 雲仙の最高峰普賢岳は1990年に200年振りに噴火し、山下の島原市や南島原市に多大な災害をあたえた。このとき吹出した溶岩の山は普賢岳より標高が高くなり「平成新山」と命名された。
 現在ではバーチャルに自然のパワーと火山災害を体験できる展示館「雲仙岳災害記念館」があるのだが、あまりにも生々しくて、心臓病を抱えるUの身体に障ってはとの配慮からパスする。

 眉山の麓を迂回してのびる観光道路「島原まゆやまロード」を通って、標高1486mの平成新山や火砕流、土石流の痕跡を正面から眺める。道路の中間点には平成新山展望園地がある。

 城下町の面影を色濃くとどめる武家屋敷では一般公開されている山本邸、篠塚邸、鳥田邸の3つを見学する。当時の武家生活の様子が偲ばれる。

 島原城は1618(元和4)年から松倉重政が当時の築城技術の粋を集め、7年の歳月を費やして築城したもの。明治維新により一度は廃城したが、人々の熱意により復元された。
 文化遺産島原城は「日本100名城」に認定されている。五層の白色総塗込みの天守閣が聳え立つ壮麗な名城である。三の丸の広大な御殿跡には小学校と高校があるのも珍しい。折りしも高校生が城の外周をランニングしているのに出くわした。


島原城と普賢岳

壮麗な姿の島原城

 新町のアーケード街の裏手にのびる新町通りは、別名「鯉の泳ぐまち」と呼ばれ水路を鯉が泳ぎ水の都、島原を代表する景観。ポケットパークも整備され憩いの場となっている。

 島原と熊本を結ぶ便は、九商フェリー(所要1時間)と熊本フェリー(所要30分)がある。島原港を12時20分に出航の高速艇オーシャンアロー(熊本フェリー)を利用、わずか30分で対岸の熊本に着くはずだったが、波が高く40分以上かかり、九商フェリーとあまり変わらないようなことになった。


超高速艇オーシャンアロー

 遅めの昼食を、ちょっと贅沢に熊本城のお膝元にある割烹「城見櫓」で。日本一の長塀を前に熊本城を望みながら郷土料理会席をいただく。お目当ては馬刺。口の中で上品なバターのように溶ける味わい深い霜降り馬刺だ。生け簀に泳ぐ天草直送の魚介を使った刺し身や天ぷら、天草大王、辛子れんこん、一文字ぐるぐる、田楽などが次々と出てきた。


熊本城の日本一の長塀

■壮大な大自然阿蘇
 阿蘇山は九州のほぼ真ん中にあり、「火の国」熊本のシンボル的な存在。世界最大級の大カルデラで、阿蘇外輪山に囲まれたカルデラの直径は南北28㎞(東京都23区程の大きさ)ある。外輪山麓を含めると、阿蘇郡は12町村、陥没で出来たカルデラの中だけでも7町村ある。
 この阿蘇山とは、あくまで俗称であり正式には阿蘇五岳という。阿蘇山という山は存在せず、現噴火口のある山は「阿蘇中岳」のこと。

 有史以来、幾度となく繰り返した爆発。阿蘇の火口は、まさに生きていることを実感させる。ガス発生による登山規制もあるが、運良くこの日は火口見学OK。
 しかし、「ぜん息、気管支炎、心臓が悪い人は疾患をお持ちの方は登山を禁止します」のアナウンスが絶えず流れる。Uの心臓への影響を心配して躊躇したが、本人は「大丈夫、是非とも傍で見たい」というから、恐る恐るの火口を間近で見学、火口底に貯まっているエメラルド色の水をガスの切れ間に見て納得し急いで下山した。
 活発な噴火活動を続ける阿蘇中岳。白い煙をあげる火口周辺は、溶岩の露出したダイナミックな山肌を望む風景が広がっている。


阿蘇中岳火口

阿蘇中岳の噴煙

 今日は予定通り順調に進み、午後6時半には宿舎「ゆふいん七色の風」に到着。七色の風は由布岳の山懐に抱かれた場所にあり、ロケーションは最高。飛騨高山の合掌造りを思わせるとんがり屋根の建物が目を引く。
 夕食メニューは、昨日以上に豊富でボリュームがあり、勿体ないが食べきれず4人とも残す。


食べきれないほどの大ご馳走


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錦秋の九州路~長崎~

2006-11-10 11:25:18 | レジャー
◎11月6日(月)曇り…山陽道→中国道→<関門大橋>→九州道→長崎道(690㎞走行)

 親友U夫婦に誘われてわが夫婦と4人で、錦秋の九州路を11月6日から旅して来た。Uの名車セルシオを私のドライブテクニックを駆使して、2泊3日で約1,200㎞を完走した。


下関側から関門大橋を見る

■異国情緒漂う長崎
 旅行に先立ち、この夏に観た映画「解夏(げげ)」で描かれていた美しい風景描写が忘れられず、ぜひ一度訪れて見たいと念じていた長崎へ直行する。

 長崎ではグラバー園下の駐車場で、観光タクシーに乗り換える。
 先ずは出島へ。といっても中学の歴史で習った<鎖国時代唯一の開港場だった出島>は、現在の長崎には存在しなくて、出島跡地の石碑と1/15スケールの「ミニチュア出島」で再現されている。
 目下、出島を本格的に復元して観光地化する計画の元に開発が急ピッチで進められている。
 <南蛮貿易&出島時代に伝わった長崎ゆかりのもの>
 コーヒー、タバコ、ビール、てんぷら、すき焼き、
 テニス、ボーリング、ビリヤード、バトミントン、
 眼鏡、カメラ、オルガン、缶詰、そろばん、ペンキ、
 ボタン、国際電話、汽車、アスファルト、レンガ……
 当時長崎はとても刺激的な場所だったと思われる。改めて出島の歴史的重要性を感じさせる。


1/15スケールのミニチュア出島

 続いて、奇しくも今日の朝刊訃報、「長崎は今日も雨だった」でヒットした内山田洋さんを偲びつつ、舞台となった眼鏡橋へ。
 眼鏡橋は中心地・浜の町からちょっと歩いた先にある。中島川に架かる石橋群の中で第10番目になる。わが国最古の石造りアーチ橋で、下の写真のように水面に写る部分と合わせると眼鏡のように見えることから眼鏡橋という。観光長崎を代表する景色で、なかなか風情があり散策にはうってつけ。


水面に映える眼鏡橋

 西日本随一の文化財を誇る崇福寺には山門ならぬ“三門”があり、二階建ての楼門は竜宮門とも呼ばれる。扁額の「聖寿山」の文字は隠元禅師の筆。この前で写真を撮っただけ。

 最後にグラバー園に向い、園内をゆっくりと散策する。グラバー園は日本でも最も古い洋館が多く残る貴重な場所で、国の重要伝統的建造物保存地区になっている。四季を通じ様々な花が咲き誇る緑に囲まれた、 眼下に広がる長崎港を見下ろす絶景地。


グラバー園から長崎湾を望む

グラバー園から見た長崎市内



グラバー邸(右)と長崎湾

 夕刻、長崎を後にし今宵の宿泊地島原に向かうも、途中道に迷い「島原観光ホテル小涌園」に着いたのは、午後7時半。
 旅装を解いた所へ、テレビでは『普賢岳に赤い光 火山ガス噴出か』のニュースが流れる。明日に予定している雲仙普賢岳の観光は大丈夫なのだろうか?と不安が過ぎる。

 夕食は豪華メニューで、目ご馳走、腹がいっぱい。
 [先付]タコ柚子、[小鉢]鮭のカルパッチョ、[前菜]ハマチ雪焼、[汁物]鴨つくねの吸物 、[造り] 鯛、太刀魚、甘エビ、[煮物]島原名水ざる豆腐(湯豆腐)、 [揚物] 串揚げ天ぷら、野菜スティック(海老、貝柱、蛸、地魚めごち、長芋、うずらの玉子、チーズ、鴨つくねと深葱、栗、パプリカ、椎茸)、[調理長おすすめの一品]茄子みそチーズ焼き 、[箸洗い]島原名物六兵衛 、[オプション]あわびステーキと島原名物の具雑煮(具のたくさん入った雑煮)。


これにあわびステーキと具雑煮がつく
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