電車予報(車両運用の話)-5

《前回の続きです》

~ 中央線電車予報士になろう(4) ~

今回は翌日の電車の予報の話で、やっと本題に入れます。
引き続き25H運用を例題にして進めます。前日に1925Hが20:28に豊田に入庫します。使われていた編成を仮に20と書かれたプラカードをさげた編成(以降「H20」編成と呼びます)だったとします。このH20編成は翌日は豊田から出庫するしかありませんので、特別な事情が無い限りは豊田始発の電車に充当されるのが普通です。したがって、他の車庫や駅から出庫する運用に就くことはあまりありません。では、H20編成は翌日も25Hで運転されるのでしょうか。25Hはどこから出庫するか時刻表をさかのぼって調べてみると青梅を5:19に出庫することがわかります。このことからも、25Hに使われる編成は毎日入れ替わり立ち代り別の編成が使われていることがわかります。実際に追跡調査をしてみると、前日25Hに使用された編成は、翌日27Hに使われている場合が多く27Hは豊田始発の運用になっています。そして順に29H→31H→33H…、と運用されていきます。したがって、明日の25Hに充当される編成は今日の23Hで、あさってならば21Hに充当されている編成をチェックできれば予測が可能となるのです。

《続く》
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