大牟田市の三池工業高で面白いオンライン授業があったそうです。
講師は「ユニークな科学研究などに贈られるイグ・ノーベル賞を受賞した北里大名誉教授馬渕清資さん」。「馬渕さんはバナナの皮が滑りやすいことを証明して2014年受賞。」「人工関節が摩耗してしまう課題について調べるうちに、摩擦を減らす〈滑り機能〉があるバナナに行き着いた」とのことです。
授業を受けた「同校2年の吉田哲史さん(17)は『発想の転換がそんなバナナ、という感じ。授業のおかげで物理でこけなくなりそう」だって。〜それにしても、ようこういった授業が生まれたものですね。
「物理を楽しく学んでもらおうと同校教諭が打診、実現した」そうです。〜良かったですね。大牟田から物理好きがたくさん生まれそうです。
(下:2024年2月10日 西日本新聞〈超短波〉欄―金田達依より)
「広島市の広島平和記念資料館(原爆資料館)で今月16日から、常設展示をウクライナ語で解説する音声ガイドの運用が始」まったそうです。
「翻訳を担当したのは、福岡で暮らす12人のウクライナ人留学生たち」だったそうです。
作業を担った12人の留学生は「被爆地の写真、被爆者が残した日記や当時の惨状を描いた『原爆の絵』···。作業を通して目にしたヒロシマの実相は、どこか故郷の今と重なった」そうです。「ロシアのウクライナ侵攻から間もなく2年。祖国が核の脅威にさらされる中、平和を願う気持ちがさらに強まった」そうで、「素朴なタッチなのに戦争の悲惨さを突きつける絵は、母国で子どもたちが描く作品に似ていた。悲しく、苦しい作業だった(カテリナ・マニコフスカヤさん 21)」「一方、マリヤ・コルネヴァさん(20)は翻訳作業を通して、母国の未来に希望を抱いた」そうです。「何もかもが破壊されても広島・長崎の街は復興した。故郷だってきっと立ち直れるはずー。『ウクライナ人に、日本のように諦めないことの大切さを知って欲しい』」と話されいます。
「前ロシア大統領は先月、ウクライナがロシア領内のミサイル発射装置壊滅を狙った場合は核兵器使用の理由になりうると警告した」そうです。〜こうした脅しは世界核戦争の口火になりかねません。
「『ヒロシマ、ナガサキを最後の被爆地に』。留学生たちの思いは、翻訳を聞く人々に必ず伝わるはずだ」と新聞では結ばれています。〜ウクライナや
ガザでの惨状に対しても、世界各地で戦争反対の声が挙げられています。
(下:2024年2月9日 西日本新聞―長田健吾「戦渦の故郷 重なるヒロシマ 留学生12人、被爆資料をウクライナ語翻訳 写真に涙 未来には希望」より)
「新幹線と飛行機を組み合わせ、生鮮品を海外へスピード輸出する取り組みをJR九州が始めた」そうです。「鉄道の客車に貨物を乗せて運ぶ〈貨客混載〉はJR各社が進めているが、飛行機とのセット輸送は初めて」とのことです。〜輸送コストが高くなるのでしょう?それだけのコストをかけられるブツとは?
ブリだそうです。「養殖ブリ生産量日本一を誇る東町漁協(鹿児島県長島町)のブランド鮮魚《鰤王(ブリおう)》が1月29日、出水駅(鹿児島県出水市)で九州新幹線に積み込まれた」そうです。「午前11時47分と午後0時44分発の2回に分け、計34箱」、箱には「当日の朝、東町漁港に水揚げされたブリが1〜2匹ずつ納められてる」そうです。「その日の夜に台北へ空輸。翌30日午前発の便で香港に運び、夕方には現地の店舗に届いた」そうです 「JR九州によると、新幹線を使うことで、トータルでかかる時間はほぼ半減する」とのことです。〜ホー!
JR九州が「新幹線の〈貨客混載〉を本格的に始めたのは21年5月、生鮮品のほか、輸血用血液、工場ラインの交換部品など、輸送のスピードが求められる貨物のほか、悪天候時の代替輸送としても活用され、取扱量は『右肩上がり』と」のことで、さらに「昨年12月以降、ブリのほか、鹿児島県産キンカンなどを香港、台湾に輸出」、「貨物需要を見極め、ベトナムやシンガポールなどへの輸出事業も検討すると」のことです。
「東町漁協は年に220万〜230万匹の養殖ブリを出荷。そのうち2割は海外に輸出しており、輸出は9割が欧米向け、1割が香港やタイなどのアジア向け」だそうです。「漁協の担当者は『日本人の魚離れはひとごとではない。より鮮度の良い状態で食べて頂き、海外への販路が広がることは喜ばしい』と話」されています。〜長島町漁協が養殖ブリ生産量日本一とは知りませんでした。「魚離れ」という問題ももあるんですね。
(下:2024年2月7日 朝日新聞―渕沢貴子「ブリ 新幹線+飛行機でGO JR九州海外ヘスピード輸出 鹿児島で朝どれ▶博多経由▶翌夕 香港に」より)
コロナ流行の兆しなのでしょうか?
「厚生労働省は2日、全国に約5千ある定点医療機関に1月22〜28日に報告された新型コロナウィルスの新規感染者数は計7万3607人で、1定点あたり14・93人(速報値)だったと発表した。前週(12・23人)の約1・22倍で、10週連続で増加した」とのことです。
「都道府県別の最多は福島23・94人で、愛知22・24人、茨城21・15人と続く」そうです。「東京11・27人、大阪8・88人、福岡11・46人」40都道府県で増加した」とのことです。
では、風邪インフルエンザは?
「季節性インフルエンザの新規感染者数は、1定点あたり19・20人で前週(17・72人)の約1・08倍」、「休校や学年・学級閉鎖は全国で計4666校で前週の2730校から1936校増えた」そうです。〜コロナもインフルも感染者数が増加しています。それにしても静かな増加です。病院では患者も医療関係者も見舞客もマスク着用となっていますが、世間ではマスク着用も自由のまま、これで良いのでしょうか?
(下:2024年2月3日 朝日新聞「コロナ感染者数10週連続の増加」より)