B&B 事情

2009-03-13 13:14:11 | 海外旅行
 B&B(Bed and Breakfast)と呼ばれる宿はイギリス系の国々に沢山あります、日本のペンションを街中に置いて夕食無し、朝食付きバージョンをイメージすればおおまかな雰囲気は掴めると思います。 値段が手頃なそれを選んだ場合、個人の住宅の一部の部屋を客室として提供しているのが大半の様です。

 

 [ 左:カナダの農村地帯のB&B ]  [右:UKの街中のB&B ] の建物外観


 ホテルやモーテルもピンから桐まであるように、B&Bでも値段は様々。しかし安い所しか泊まった事が無いから、これからの話もその経験の範囲でしか無い事を断っておきます。

 車で走っていて、「XX B&B」の看板を掲げ、”Vacancy”の表示を出している家に、飛込みで宿泊したことも有りますし、観光地にあるインフォメーションセンターで紹介して貰ったこともあります。また、日本からWebで探して予約した事もあります。 値段的にはホテルよりは安く、安めのモーテルよりは高い程度の宿に泊まりました。

 宿の雰囲気はオーナーの人柄や家族によって随分違いが出てきます。 家全体がいかにも裕福そうで、客として来てくれる人との交流を楽しんでいるみたいな宿。 部屋がとても清潔に保たれている宿。 干した洗濯物を取り込んで、たたんでベッドの上に置いてくれる親切な小母さんがいた宿。 「明日はガールスカウトの子供達が泊まりに来てくれるのよ!」とその子供達に食べさせる、クッキー作りを楽しんでいたおばさん。 中には家族に精神未発達の若者をかかえて、大変だろうなと感じてしまう宿もありました。 ここら辺の宿のオーナーとの関係が密になりやすいB&Bは、旅の目的によっては疎ましく感じる人がいるかもしれませんね。 また、宿の形態も長期滞在者向けに共同キッチンを備えている所もありましたし、結構な部屋数で運営している、ホテルのような雰囲気も宿もありました。



   [ 左:共同キッチンのあった宿 ]           [ 右:綺麗な居間のあるお宅 ]


 僕の泊まったB&Bは英語圏の国々ですので、意思疎通の基本は英語です。 けれど、ロンドン郊外で一週間ほど世話になったB&Bの小母さんはイタリア出身だそうですが、泊り客に応じて、英語、フランス語、イタリア語を話し、客はロシア、ドイツなど随分色々の人が利用していましたよ、大したものです。
 B&Bの中には日本出身の奥さんがやっている宿もあり、そこは当然「日本語OK」が売りだったりする訳ですが、それを選ぶかどうかは旅の目的に合わせて決めることでしょう。

 朝の食事ですが、基本はパンと一皿の料理、そしてジュースかコーヒーあるいは紅茶の類の飲み物です。

 どんな材料のパンが欲しいか?パンはこんがり焼くか? 
 豆は食べるか?
 卵は焼くか?茹でるか?
 トマトは焼くか?
 ベーコンは食べるか? ソーセージにするか?
 飲み物は何が欲しいか?

などと細かく聞いてくるお宅もあれば、 「はい、どうぞ」とお決まりの一式をテーブルの上に出してくれる場合もありました。


   [ 左:食卓の様子 ]                  [ 右: 食事の内容 ]

 種々のシリアルを棚に並べ、お好きなものをドーゾ!!と提供している、お宅もありました。

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