ヤナバの山荘生活の中で、周辺樹木の伐採作業は色々と頭や身体を使った面白い作業になります。 今年の夏に伐ろうとしている樹は何本かあるのですが、いづれも2階建ての山荘の屋根の高さを越えて成長しています。 最初のターゲットにしている樹は建物のすぐ南側にあって、道路から山荘へ引き込んでいる電力線と建物の方向に幹を傾けて成長していますす。 それを根本から何もしないで切り倒したら、 間違いなく電線や建物に被害を及ぼす危険性が大きいです。 心の片隅には「他人の山荘を傷つける、そんな危険性を犯して樹を伐らなくても」の気持ちは有りますよ。 でもそれが上手く行った時には、仕事で新設計の装置が上手く動作して、客先に無事に納入出来た時の様な満足感が心の中にあふれるのです。
それで昨日の午前中は伐採準備として上部支点と下部支点を想定してロープを張る作業をやってました。
本当は上部支点はもっと高い位置に置きたかったのですがはしごを掛けての作業で、ここが限界でした。 何故もっと高い位置に支点を置きたかったかと言うと、支点より上部に在る、枝や葉の茂りの重量が、根本の切断点から支点までの幹の重さより軽ければ、 上部支点で支えられて何も問題は生じませんが、 もしも上部の方が重ければ、枝の先の方が電線や建物に倒れ込む事が考えられますから。
そんな上部倒れこみの回避策として、根本に近い付近にもロープを巻き付けて下部支点とし、他の樹の幹や近くの他の樹の根(図には表示していません)とを結びつけました。 これで、例え上部支点より上側が重いために、上部が倒れこもうとしても、 現状の幹の傾斜を保持してくれる(建物に被害は出ない)だろうと想定しての事です。
根本の切断作業はオーナーのショージ君の到着を待って始めますが、 その結果は午後にでも報告しましょう。
***** 作業終了後 追記 *****
ショージ君は9時頃に山荘へ到着した。 お茶で一服しながら、伐採作業の手順についてあれこれ話し合いました。 作業着に着替えてから外に出て、伐採対象の確認、 家屋や電線への被害防止の為に張ったロープの状況確認などを行った結果、より安全を確保するために、車に積んであると言う、ロープを上部支点付近ににもう一本追加することにしました。
ところで張り渡したロープの状況を示す図は昨夜の内に描いて置いたものですが、 床についてからも、「上部支点はもっと高い位置に移動した方が望ましい」そんな考えが頭の中を渦巻いて、なかなか寝付けなかったものですから、 今朝は朝飯前の一仕事で、当初取り付け位置より2m近く高い位置(写真がそれです)に移動して置きました。
チェンソーを使って樹に切り込みを入れる作業はショージ君がやってくれました。 写真の中に見える赤い色のロープは下部支点に張ったロープです。
屋外に出て盛り塩して切り倒し作業の安全祈願をしたのが9時45分、そして樹全体を完全に横倒し状態にするまでおよそ1時間の作業となりました。 一番最初、根本に近い位置でV時形の切り込みを入れ行き、樹の上部が倒れこみ始めてからは、 張って置いたロープを徐々にゆるめたり、別のロープで倒したい方向に引っ張ったり、そんな作業も必要でした。 枝は何方にも伸びているために、 枝の一部が電線に接触しそうなので、まだロープに引っ張られたままの立ち姿を見せている樹の幹を根本に近い方から1mほどの長さで徐々に切り詰めていく方法(ショージ君が表現する”ダルマ落とし”手法)を3回ほど繰り返しました結果、 どうやら安全に横倒し出来る状態になり、 完全に横に寝かせる事ができたのです。
「いやー 200%の達成感です」 作業を終えて冷たいヤナバの水道水で乾杯しましたよ
2番めの伐採目標はもっと幹が太くて、 今回使ったロープでは強度的に心もとないので、日をあらためて、 家からロープを持って来て、 それから伐ることにしました。
それで昨日の午前中は伐採準備として上部支点と下部支点を想定してロープを張る作業をやってました。
本当は上部支点はもっと高い位置に置きたかったのですがはしごを掛けての作業で、ここが限界でした。 何故もっと高い位置に支点を置きたかったかと言うと、支点より上部に在る、枝や葉の茂りの重量が、根本の切断点から支点までの幹の重さより軽ければ、 上部支点で支えられて何も問題は生じませんが、 もしも上部の方が重ければ、枝の先の方が電線や建物に倒れ込む事が考えられますから。
そんな上部倒れこみの回避策として、根本に近い付近にもロープを巻き付けて下部支点とし、他の樹の幹や近くの他の樹の根(図には表示していません)とを結びつけました。 これで、例え上部支点より上側が重いために、上部が倒れこもうとしても、 現状の幹の傾斜を保持してくれる(建物に被害は出ない)だろうと想定しての事です。
根本の切断作業はオーナーのショージ君の到着を待って始めますが、 その結果は午後にでも報告しましょう。
***** 作業終了後 追記 *****
ショージ君は9時頃に山荘へ到着した。 お茶で一服しながら、伐採作業の手順についてあれこれ話し合いました。 作業着に着替えてから外に出て、伐採対象の確認、 家屋や電線への被害防止の為に張ったロープの状況確認などを行った結果、より安全を確保するために、車に積んであると言う、ロープを上部支点付近ににもう一本追加することにしました。
ところで張り渡したロープの状況を示す図は昨夜の内に描いて置いたものですが、 床についてからも、「上部支点はもっと高い位置に移動した方が望ましい」そんな考えが頭の中を渦巻いて、なかなか寝付けなかったものですから、 今朝は朝飯前の一仕事で、当初取り付け位置より2m近く高い位置(写真がそれです)に移動して置きました。
チェンソーを使って樹に切り込みを入れる作業はショージ君がやってくれました。 写真の中に見える赤い色のロープは下部支点に張ったロープです。
屋外に出て盛り塩して切り倒し作業の安全祈願をしたのが9時45分、そして樹全体を完全に横倒し状態にするまでおよそ1時間の作業となりました。 一番最初、根本に近い位置でV時形の切り込みを入れ行き、樹の上部が倒れこみ始めてからは、 張って置いたロープを徐々にゆるめたり、別のロープで倒したい方向に引っ張ったり、そんな作業も必要でした。 枝は何方にも伸びているために、 枝の一部が電線に接触しそうなので、まだロープに引っ張られたままの立ち姿を見せている樹の幹を根本に近い方から1mほどの長さで徐々に切り詰めていく方法(ショージ君が表現する”ダルマ落とし”手法)を3回ほど繰り返しました結果、 どうやら安全に横倒し出来る状態になり、 完全に横に寝かせる事ができたのです。
「いやー 200%の達成感です」 作業を終えて冷たいヤナバの水道水で乾杯しましたよ
2番めの伐採目標はもっと幹が太くて、 今回使ったロープでは強度的に心もとないので、日をあらためて、 家からロープを持って来て、 それから伐ることにしました。