屋根の上の布団干し

2013-08-17 09:31:03 | ヤナバ生活
 玄関ドアの上を覆っている屋根に1時間以上も陽の光が当たるようになったので、屋根の上に布団を2枚並べて置きました。

 この屋根の上、建物の南側に密生した樹林が大きくなりすぎて日当たりが悪くなっていたのですが、 今年の夏には建物に近い側の2本を伐採し、去年の夏にもとんでもない高木になっていた樹の上部の枝を切断してありましたので、陽が燦々と当たる様になりました。


 今でも東側の樹木が邪魔をして、9時を過ぎても陽の当たらない屋根ですが、 布団を干す前に、屋根の上に溜まっていた杉の落ち葉などを箒で掃き落とそうと作業開始したのは11時過ぎ、 既にトタン屋根の温度は「たこ焼きが出来るんじゃねーか?」と思える熱さになってました。  最初は「トタン屋根の上で滑ったら困る」 そう想ったから素足で屋根の上に乗って箒で掃除を始めたけれど熱すぎて、 慌てて厚手の靴下を履いたほどでしたから。

 そして、 布団を2枚並べ終わったのが11:30。 その後、 大町市内での買い物や昼食、温泉での入浴と休憩を済ませ山荘に戻ったのは15時過ぎでした。 干した布団の上には葉陰が出来ていて、何時までたっぷり太陽光線を浴びたのか判りませんでしたが、 取り込むために持ち上げた時の感覚では、重量が少し軽くなった様に感じたし、 布団の表面からはお日様の香りがしてましたから、 「ふとん乾燥の目的はとりあえず達成」 です。 これからも天気が良くて、時間があったら屋根の上に布団を並べましょうかね。

 ところで、山荘の周辺は敷地の傍らに小さな流水の沢があるし、 その沢の上空と山荘の建物周囲は茂った樹々のドームですっぽり覆われた状態になっているものだから 「涼しさこの上なし!」の空間となっている。 しかし、その涼しさは大歓迎だけれど、 湿度も異常に高くなっているのです。

 例えば、山荘の押入れの中の寝具類は梅雨時だけで無く、 夏の間でも意識して乾燥させないと、湿気を帯びて来ます。 押入れの中みたいな密閉空間だけで無く、 ストーブの廻りのオープン空間だって湿度の高さは同じです。 そこにはスキーの靴などを並べて乾燥させるために床の上に、 普通なら硬いダンボールを敷いてあるのだけれど、それに触れると”しっとり感”のある柔らかさを感じる程に湿気を帯びてしまうのです。 その柔らかさは冬にストーブをガンガン焚いて、 室内湿度が下がるまで、元に戻りませんからね。

 だから、今までは、1時間程度の日照のある屋外スペースにロープを張って布団を掛けてたって、 室内の畳の上に布団を広げて置いたって、布団は乾燥どころか、下手をすれば「布団しっとり吸湿作業」にしかなりませんでした。

 そんなこんながあって、近年は山荘の維持管理からほとんど手を引いているショージ君の奥さんからも「あそこは樹が茂りすぎ」、「じゃんじゃん伐らなくちゃダメ」、「小さい子供を連れて遊びに行っていた頃(20年以上前)は樹も小さくて、玄関上の屋根で布団干し出来たけど、今は陽が当たらない」そんなボヤキ言葉を聞いた事がありました。

 でもね3年前まで、南側に密生した樹林の中は道路からの引き込み電線が通過していたために、「電線に被害を与えずに南側の樹林の樹を伐採する」 それは素人には難しい状態でしたよ。  最近、その電線の引き込みルートが電力会社の手に依って、引き込み道路の上空へと変更・移設されましたから、 以前ほど南側の樹木を切り倒すときの支障にはならなくなりましたけどね。

 4年前に65歳を過ぎて仕事をリタイアしてから夏の暑い時期、1ヶ月近く長期の滞在をさせてもらうようになったショージ君のヤナバの山荘。 最初は衛星放送の電波の通路の確保のために邪魔な樹の枝を切りはじめ、 昨年からは 「日照を確保して、なんとか山荘で布団を乾燥させたい」とおもったが、 これからは「湿気を下げるための風の通うり道を確保する」そんな目的のためにも樹を伐りたいと想っているのだが・・・ 「ショージ君、どうしますかね?!」


今年2本目の伐採作業風景
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